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◆11月22日《11月の定期はイルジ・コウト》
今月N響定期はイルジ・コウト指揮で3つのプログラムを演奏しました。
そのうち、僕はAプロの「トリスタンとイゾルデ」第2幕と、Cプロのショスタコーヴィチの9番,ドヴォルザークの「真昼の魔女」,ヴァイオリン協奏曲が出番でした。
「トリスタン」はなかなか弾く機会がないので楽しみにしていたプログラムでした。前半に「前奏曲と愛の死」を演奏してから休憩後に第2幕という順番は、回想録のようです。僕としては「愛の死」で終わりたかったですね。繋ぐのはかなり無理がありそうですけど。
それにしても、ワーグナー歌いっていう人々は余裕で長大な物語を歌いきる。「演奏会形式なのでオケはそうとう落とさないといけないかも」と思ったのですが、そんな必要ないくらい声量に圧倒されました。

ドヴォルザークの交響詩「真昼の魔女」は 夏に演奏した「野鳩」同様 後期の作品、情景描写が上手い。日常の家庭の様子、子供がぐずる様子、魔女が出てきて、子供を連れ去り、踊りさすがドヴォルザーク!
続いてヴァイオリン協奏曲は弱冠19歳のドイツ人エーベルレが独奏、上手いねぇ。落ち着いた音色に確実な技術、この先楽しみな女性奏者でした。
続いてのショスタコーヴィチ、コウトはしっかりとした物語が出来上がっていて、それに向かってひたすら純粋に表現しようとします。それはどの曲にも当てはまります。派手なパフォーマンスもないし、受け狙いでもなく、音楽に向かって一生懸命突き進む姿に毎回感動します。素晴らしい音楽家だと思いました。また来て欲しい指揮者です。
HI3A0451


◆11月11日《モーツァルトのG-Durについて》
毎年この時期にN響の練習場の近くにある高輪学園で演奏会をしています。これは亡くなられたN響チェロ奏者、三谷さんから引き継いだものでご父兄の方々が対象でしたが、去年からは在校生も聴くことになり、弦楽四重奏で音楽教室のようなことをやりました。
今年も何をやろうかと頭を悩ませていたら、メンバーのひとりが「弦楽五重奏をやりたい」と言い出したので、難しいかも知れないけどマニアックにモーツァルトのg-mollとメンデルスゾーンの2番を選びました。
メンデルスゾーンは何度か弾いたことがありますが、モーツァルトは初めてです。
K.516
ですから後期の作品になりますね、g-mollというと交響曲第40K.550も同じ調性ですが、第1楽章が交響曲が2/2のMolto allegroという疾走するような感じに対して、弦楽五重奏は4/4Allegroなのでそこまで速くなく、答えを求めてさまよっているように感じます。しかもヴァイオリン2本とヴィオラ1本の上3声だけで開始されるので、より不安定です。第2楽章も同じくg-moll、苛立った気持ちを表すようなイレギュラーな不協和音と強弱のメヌエットと、静寂で穏やかなG-DurTrio 。第3楽章は弱音器をつけてのEs-Dur、部屋の中(僕のイメージでは病室)から遠くに見える楽しそうな人達をそっと見つめている、いつかは自分もここを抜け出して外に出たいそんなイメージが湧いています(今のところは)。で、重苦しいg-mollの序奏の付いた第4楽章は、主部で一転してG-Durに変わり楽しく各楽器が踊り廻っている。ハッピーエンドで良いのですが、どうもこのG-Durが曲者で、すごく寂しく聴こえてしまうんです。特に終わりは、「楽しい一時をありがとう、みなさん、さようなら」と言っているように感じます。
同じ感覚はピアノトリオG-DurK.564の終楽章で、より濃くなっている。
でもアイネクではそんな感じがしないので、一概にG-Durだからと括ってしまうのはいけませんが、モーツァルトのG-Durってそんな感じ、しませんか?



◆11月8日《古楽の秋》
11月8日、横浜みなとみらいホール(小ホール)で、「古楽の秋」と題する演奏会に参加しました。
1日でバッハ、モーツァルト、ベートーヴェンの3つのプログラムをやってしまうなんとも贅沢な、やる方にとっては過酷な演奏会でした。

午後12時開演 バッハの華と雅
バッハ:管弦楽組曲第3番 ニ長調 BWV.1068
2つのチェンバロのための協奏曲 ハ長調 BWV.1061(渡邊順生、崎川晶子,Cem.)
カンタータ「私は満ち足りている」BWV.82(小笠原美敬,バリトン)
2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043( 竹嶋優子, 渡邊慶子、Vn)

午後3時開演 モーツァルトの愛!
モーツァルト:フルート四重奏曲 ニ長調 K.285( 朝倉未来良、フラウト・トラベルソ 荒木優子,vn.深沢美奈,va.西沢央子,vc.)
ピアノと弦楽器のための四重奏曲 ト短調 K.478(渡邊順生,Pf. 林智之,Vn. 花崎淳生,Va. 花崎薫,Vc)
ピアノと管楽器のための五重奏曲 変ホ長調 K.452
(渡邊順生,Pf. 本間正史,オーボエ 岡本正之,ファゴット 坂本徹,クラリネット 塚田聡,ホルン)

午後7時開演 ベートーヴェン、崇高なる饗宴
ベートーヴェン:ピアノと弦楽器のための四重奏曲 変ホ長調 op.16(渡邊順生,Pf. 林智之,Vn. 花崎淳生,Va.  花崎薫,Vc)
チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 op.69(花崎薫,チェロ)
ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58

渡邊順生,指揮、チェンバロ、フォルテピアノ   朝岡聡,お話
ザ・バロックバンド 


それぞれに朝岡さんの軽妙なおしゃべり(解説)がバロックという難しそうな垣根を取っぱらって、とても親しみやすい構成になっていました。

約1週間、楽器もピッチも古楽仕様に替えて、それこそ朝から晩までのリハーサルは大変でしたが、 渡邊先生の演奏を聴き「こんなアプローチもあるのか」と目からウロコの連続、 また仲間たちのフレキシブルな感性と演奏に普段味わえない喜び、楽しみがあり、僕にとって幸せな時間でした。

夜9時20分ごろに全ての演奏会を終え、横浜から埼玉まで寝て帰ろうと思っていたのにハイテンションで、一睡もできず帰宅。ビールを飲んで早く寝たら、夢でベートーヴェンがずーっと流れてて夜中に何度も起こされ、気がついたら朝を迎えてました。
音楽の力って凄いなと改めて感じました。




◆11月1日《ラ・ラ・ガーデンコンサート2008》
忙しかった10月もどうにか気力で乗り切り、11月1日は恒例の雫石ラ・ラ・ガーデンコンサート。今年は「最後のソナタ」。ピアニストに三宅麻美さんを迎えて、ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第10番とショスタコーヴィチのヴィオラ・ソナタに、ミヒャエル・ハイドンのヴァイオリンとヴィオラのためのソナタ第1番というマニアックなプログラムにも関わらず多数のお客さんに来て頂き感謝です。
ミヒャエル・ハイドンの二重奏曲は、モーツァルトの二重奏曲を生み出すきっかけにもなった作品です。本来ザルツブルクの宮廷から6曲の作品を依頼されていながら、ハイドンが4曲まで仕上げたところで病気になってしまい、たまたまウィーンからザルツブルクに来ていたモーツァルトに残りの2曲を替わりに書いてもらって、事無きを得たというエピソードがあります。モーツァルトの二重奏曲は言うまでもなく傑作ですが、ハイドンの方はと言うと、その当時にはピッタリだったんだろうけど、時代が移るにつれて我々の生活がどんどんかけ離れていったために取り残されてしまった感があります。
第2楽章はホントにゆったりとした時間がいつまでも続くような感じだし、両端楽章も劇的な変化には乏しい。その分、リラックス効果は高いとは思いますが、もうちょっと刺激が欲しいです。

ベートーヴェンの10番は最近、特に好きな作品です。9番までとガラッと雰囲気が変わり、大人の余裕、落ち着きのようなものを感じます。そしてそれまでも素晴らしかった緩徐楽章がよりシンプルに、凝縮されています。この曲を選んだきっかけはピアニストの三宅さんがやりたい!の一言で決ったのですが、彼女(実は大学時代の同級生)と一緒に演奏できて、とても楽しかった。是非他の作品もやってみたいです。
ベートーヴェン全部とか、ブラームスとか。
また新しい企画を考えないと…。
HI3A0425
写真はラ・ラ・ガーデンから見た岩手山、山頂付近は雪に積もり出しました。

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◆10月17日《エンデリオンQ》
EndellionStringQuartetBeethoven
イギリスの弦楽四重奏団、エンデリオンQのベートーヴェン全集です。
エンデリオンQを生で聴いて、一度で気に入ってしまい、それからいろいろCDを探しては集めています。今までバルトークやドヴォルザーク、ハイドンなどが出ていましたが、数年前からベートーヴェンの録音を開始しました。1枚1枚出るたびに買っていたのに、4枚を集めたところで、10枚組の全集が一度に発売されてしまいました。しかもセットの方が全然安い!4枚無駄になってしまいましたが、買ってしまいました。
なかなか興味深い録音です。
1枚目に1番の現行版と第1稿の2種入っているところからして、かなりマニアック。 他にもHess番号の付いたほとんど世の中に出回っていない小品や弦楽五重奏も入っていて、これもマニアック。
さらにベーレンライター版による世界初の録音だとかで、やっとヘンレ版が出揃ったかと思ったら、世の中もう先の研究、そして出版とどれが正しいのやらわかりませんが、参考にはなります。
イギリスのカルテットは良い団体が沢山ありますね。
中でもリンジーQ、ヴァンブルーQ、エンデリオンQが僕のお気に入りです。




◆10月7日《大河ドラマ 天地人》
今日は来年の大河ドラマのテーマ録音でした。
来年は「天地人」、テーマ作曲は大島ミチルさんでした。どんな曲かは来年の大河ドラマまでのお楽しみとします。


CMや映画音楽などのスタジオ録音は、当日行った時に初めて渡される場合がほとんどです。今回は事前に譜面がありましたが、全体がどんな感じか想像はつきません。
とりあえず全体で音を出して様子をつかみ、何度かテストやリハをした後に、初めて録音をして確認し、そして何度か録って良いテイクを探す
毎年思うのですが、一番最初に録音をした時の演奏はミスはあるもののいつもワクワクします。お客さんはいませんが、正真正銘世界初演なわけですから。2度目の録音はミスはなくなるけど、慣れもあるのかワクワク感は減りますね。皆さんどうか知りませんが、やっぱり1回目はテンション高いし、2度目以降とは違う何かがあるんじゃないかな。でも録音はミスがあってはいけないので、そのテイクは使われない。なんか勿体ない気がします。

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◆9月19日《2009シーズン開幕》
北海道ツアーから戻り、気がついたら9月も半ば過ぎ。蝉も鳴かなくなり、稲刈りも始まりました。秋ですね。
C定期は作曲家エトヴェシュが自作のヴァイオリン協奏曲の他、バッハ=ウェーベルンのリチェルカータとバルトークのオケ・コンを振りました。ヴァイオリン協奏曲はオケのヴァイオリンは6人だけなので降り番でした。エトヴェシュさん、バッハにすごく思い入れがあるのか難曲のバルトークはあっさりに対して、かなりの時間を割いてリハーサル。でも、振っている表情から音楽を心から味わっているんだろうなぁと感じました。本番はペースが狂って個人的に反省。 新シーズンの開幕 、これから12月まで芸術の秋でいろいろ演奏会が続きます。
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写真はごまちゃんがトイレットペーパーをまき散らして気が済んだところです。仕事から帰ってごまちゃんを見ると癒されます。



◆9月6日《帯広 豚丼》
帯広名物「豚丼」。
炭火で焼いた 肉は柔らかくて香ばしい。嬉しくなるような厚みもたまりません。
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十勝豚丼 いっぴん本店
北海道帯広市西21条南3丁目5番地



◆9月6日《幾寅駅》
今日は旭川から帯広への移動と演奏会、レンタカーで美瑛、富良野を通過し狩勝峠を越えるルートです。富良野までは富良野線が寄り添うように走り、そこから先は根室本線と並走です。
途中、根室本線の幾寅駅に寄り道しました。幾寅駅と言われてもわからないけど、幌舞駅なら解る人も多いと思います。映画「鉄道員」に出てくる架空の駅が幌舞駅で、幾寅駅とその周辺を実際に使ってロケをしたそうです。ロケが終わっても駅の周りにはセットがそのまま残されており、駅名もそのまま。本当の駅名がわからないくらい、幌舞が全面に出てるところが面白いというか、おおらかというか・・・。

無人駅ですが、映画「鉄道員」の音楽が絶えず流れて駅舎の中には使われた衣装やセット、役者さん達のサインなどが飾られています。
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◆9月4日《倶知安の美味しいお店》
N響北海道演奏旅行で今月はスタート、札幌、函館、旭川、帯広、釧路と5ヶ所で演奏会です。指揮はH.ドレヴァンツ、ピシッとした姿勢は 今年79歳とは思えない。
さて今日は函館から旭川へ鉄道で移動。普通なら札幌で特急を2本乗継いで旭川へ入るのが定石ですが、ちょっと乗り鉄の血が騒ぎました。函館本線を乗ってみたくなり、長万部までスーパー北斗、長万部から小樽までは各駅停車、小樽から快速で札幌、札幌から特急で旭川というルートを選択。
函館駅11時発の特急で長万部で乗り換えた函館本線小樽行き1両のワンマンカーは、予想に反して満員、ニセコ、倶知安とドッと降りるのではという予想も見事に外れ、倶知安到着ではさらに乗客が増える結果に。息苦しさを感じ、乗務員交替の停車時間に倶知安駅でホームに降りてみました。ホームの時刻表を確認するとこの列車は約20分停車、この後約1時間後に別の小樽行きがある事がわかり、躊躇せず荷物を持って途中下車しました。時刻は2時。遅めの昼食をとるには丁度いい。
駅から歩くこと2分、こ洒落たカフェのランチメニューに引っ掛かり入ってみたところ大当たり!写真はメインのチキンステーキガーリックソースです。この前にサラダとオニオンスープ、そして赤米入りご飯とお新香、食後のドリンクもついて1000円、安い。細かい手間をかけたサラダ、じっくり煮込んだオニオンスープ、チキンステーキは焦がしたニンニクが香ばしく、付け合わせのパプリカ、ニンジン、ベビーコーンなど野菜の味がしっかりしてるし、仕上げのコーヒーはその都度豆から挽いてくれる手間のかけよう。ウチの近所にあったら毎日通ってしまいそうな、気持ちのいいお店でした。旬彩って名前だったかな。本当に美味しかったです。
ゆったり昼食を楽しんで駅に戻り、1時間後に発車する小樽から折り返しの2両編成はガラガラ。ゆったり車窓を楽しみながら小樽で乗り換え、網走行き特急で旭川に着いたのは1905分、流石に疲れました。
けど、時間に追われずに好きなように過ごせたこの日はとても楽しいものでした。
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◆8月29日《山奥》
とあるアマオケの合宿のトレーナーとして志賀高原に行ってきました。
志賀高原、とっても有名な場所ですね。でも、よく考えたら初めて訪れるところでした。
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本番までまだ2ヶ月もあるのに、大曲を止まらずある程度までまとめてしまうのにびっくりしました。アマチュアの技術もずいぶん上がっているのですね。
もう一つビックリしたのが、毎晩開かれる宴会。パワー全開。
山奥ですもんね、夜は呑む以外にすることないし。
こんなこともあろうかとウコン持参は大正解。
連中は日に日にやつれていってましたが、僕は比較的楽に朝を迎えてました。



◆8月10日《雫石3日目演奏会》
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今年の音楽祭も最終日を迎えました。今日は午後1時から生徒さんのプレコンサート、2時からメインの演奏会なので、朝9時からスケジュールが詰まってます。
僕は朝から具合が悪く、悪寒がとれませんでした。最初は二日酔いかとも思ったのですが、普通ならとっくに抜けそうなその日夜まで症状が変わらなかったので違ったようです。どうも前夜のコンサート中、クーラーの風がずーっと首筋に当たり続けていたのが原因のようでした。それでもなんとかGPを終え、身体の温まる具だくさんのお味噌汁をいただき、本番を迎えました。
この日は、ハイドンの弦楽四重奏曲第6番と、メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第5番、それにモーツァルトのピアノ協奏曲第12番(室内楽版)です。ハイドンは、今年芸大1年生の岡田紗弓さんが第1ヴァイオリンを担当。この講習会に1回目から参加していて、こうして一緒に演奏できるようになると本当に嬉しいです。
メインは、例年同様ピアノ五重奏で締めくくりました。

今年も沢山の方においでいただき、ありがとうございました。
また、我々の食事や、始まる前の準備など、沢山のボランティアの方々がお手伝い下さいました。この場を借りて、お礼申し上げます。
どうもありがとうございました。

また来年、プログラム、ゲストも考えてちょっとづつ動き出しています。
第5回のしずくいし夏の音楽祭を楽しみにしていて下さい。
第4回音楽祭の様子を写真でアップしてあります。
音楽祭のページからPhotosに入って下さい。



◆8月9日《ゲスト・佐々木真史出演 雫石2日目演奏会》
夏の音楽祭2日目演奏会、この日はゲストの登場です。今年は仙台フィルのヴィオラ首席奏者、佐々木真史くんが来てくれました。彼とは芸大時代の同級生で、一緒にオケや室内楽を沢山やった仲です。彼と一緒に演奏するのは4年ぶり?今回はメンデルスゾーンの弦楽五重奏曲第2番とバッハのシャコンヌ(ヴィオラ四重奏版)を演奏しました。もう一曲は理恵さんの独奏でハイドンのピアノ・ソナタです。
ラ・ラ・ガーデンホールで弦楽五重奏は初めての試み、会場の広さから考えると音量的にもスペース的にもこれが限界でしょう。弾く場所とお客様の距離は30センチちょっとでしょうか。かなりの近距離ですが、この近さもこの音楽祭の面白さの一つです。
メンデルスゾーンは2日目ということもあって、会場の響きにも慣れ、体力もあり、学生時代に戻ったような楽しい演奏になりました。楽章が進むにつれてテンションが上がってゆき、メンデルスゾーンの第4楽章ではいろんなところから「攻め」の音楽が聴こえてくるので、こちらも負けてられないと「攻め」てみたところ、最後の最後で僕だけ大崩壊 あまりの悔しさに、アンコールでもう一度4楽章を弾かせてもらいました。どんなに盛り上がっても、どこかに冷静さを残しておかなければ行けません。反省。
それでもお客さんから盛大な拍手をいただき、最後には手拍子になりました!感動です。フィンランドのクフモ音楽祭を思い出しました。嬉しかったです。

バッハのシャコンヌはヴァイオリン弾き2人がヴィオラに持ち替えての演奏、こういう実験的プログラムも入れてます。ヴィオラは昔はちょくちょく弾いてましたが、久しぶりに持ちました。ヴィオラを持った途端性格が変わるようで、あまり細かいことを気にせず楽しく演奏しました。
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写真はリハーサルの様子です。




◆8月8日《雫石初日演奏会》
とうとう演奏会が始まります。
初日はモーツァルトの3番とハイドンの「ひばり」弦楽四重奏曲2曲と、シューベルトのピアノ・トリオ第1番。
この演奏会はプレイヤーがまずやりたい、または勉強したい曲を挙げてからプログラミングするので、組んでから「どうやって進行しようか?」とみんなで相談。この日はソナタ形式についてお話することにしました。
シューベルトでは理恵さんが「今回トリオを改めて弾いてみて、シューベルトはやっぱり異常だ」というお話がありましたが、同感。あのまま50歳、60歳まで生きてたらどんな曲が生まれてのでしょう?想像するのが恐ろしい。
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◆8月7日《雫石3日目》
雫石での演奏会が始まる前に、宣伝をかねて岩手県民会館のロビーコンサートに出演です。無料のコンサートですが、毎年たくさんの人が聞きにいらしてくれます。
たった30分ほどですが我々にとっては、今年の調子を計る大事な本番。ここで良い汗も悪い汗もかいて、翌日からの演奏会に体調を整えていきます。
このロビーコンサートの後、地元のラジオ番組に西山君と二人で出演、打ち合わせも何もなくチラシだけ見て、要点をぽんぽんとまとめていくアナウンサーのお二人、流石です。とにかく何か声を出していればいいというアドバイス通り、放送事故もなく無事終了。
それから盛岡名物じゃじゃ麺を食べに白龍で遅めの昼食を取りました。
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◆8月6日《雫石2日目》
朝9時から生徒さん達のレッスン、または合わせが始まります。この日の午後には盛岡からピアニストの鈴木理恵さんが合流、8日の演奏会で取り上げるシューベルトのトリオのリハーサル模様です。個人のお宅のサロンが会場なので、サンダル、スリッパ履きで本番もやります。もちろんTシャツ&Gパンというラフな格好です。
普通なら夜もリハが入るところですが この日のリハは5時半に終了、目的は温泉。急いで網張まで行って、一っ風呂浴びてきました。濃度の濃そうな硫黄泉は、身体の芯から温めてくれました。P8060023
そして夜は生徒達と茶話会をしながら、初見大会。弾けても弾けなくても最後まで続けるのが大事!
慣れてくると、結構面白がってやっていました。



◆8月5日《雫石初日》
4日のN響川崎公演を終えた足で、我々はひと足早く雫石入り、夜中2時近くの到着を満天の星空が迎えてくれました。
そして 今日から雫石で合宿&音楽祭が始まります。
今年はいつもより若干涼しく、猛暑の関東に比べると天国のようです。
生徒さん達が新幹線で雫石駅に到着するのを、迎えに出るついでにいつも駅前のラーメン屋さんで昼食をとります。今年は坦々麺、辛み3倍にしました。
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◆1月27日《0系&100系新幹線@岡山駅》
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N響岡山公演、名誉指揮者ブロムシュテット指揮でシューベルトのGrossesymphonieと、素晴らしい声のゲルハーヘルの独唱でマーラーの「さすらう若人の歌」の演奏会を終えて、岡山駅へ。ちょうど前後して下りと上りそれぞれにこだまが発着する時間帯、ここは勝負どころと 入場券を買って新幹線ホームへ向かう。まず博多方面のこだまを待っていると、狙い通り0系新幹線が6両でやってきた。いわゆる昔からある新幹線はもう東海道ではお目にかかれず、山陽新幹線のこだまのみ、塗装を塗り替えられているがその雄姿を見ることが出来る。しかし、それも今年中にリタイアするということでもう一度写真に収めておきたかったのだ。一発目で写真が撮れたのでこれはラッキー、あわよくば新大阪行きのこだまも0系だったらいいな、と思いながら上りホームに向かったが残念ながらこちらは100系だった。100系は多少目つきが鋭くなったとは言え、先代0系の面影を十分残している。もちろんこちらもパチリ。昔はグランドひかりとかいって、2階建て食堂車や個室グリーン車なんてあったなあ。 この100系もだんだん数が少なくなってリタイア間近。
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最近の新幹線は 東海、西日本と それぞれ作るもんだから次々と新しいメンバーが増えて、よく解らない。もう少し勉強したほうがいいかな?



◆1月24日《20年ぶりのモツレク》
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今日はさいたま芸術劇場で合唱団コダーイと浦和合唱団のジョイント・コンサートで、後半のプログラムがモーツァルト:レクイエム、そのオケのお手伝いをしました。実は生涯で初めてのお仕事がこの合唱団コダーイとのモーツァルト:レクイエムで、今から20年ほど前、まだ高校生のときでした。当初やるはずだったヴァイオリンのメンバーが都合が悪くなり、一週間前に急に頼まれたのがきっかけでした。なにしろモツレクを聴くのも初めて、オケを弾くのも初めてで、一週間必死にさらって本番を迎えたのを覚えています。今回弾きながら、

「昔、ここは音程全然とれなかったなぁ」
「譜読み、大変だったとこだ」
なんて、いろんなことを思い出しました。
もちろん、合唱団のメンバーにも見覚えのある方が数名いらっしゃって、20年の歳月というんでしょうかσ(^_^Winking、お互いその年月分の風格が増していました。
写真は打ち上げの様子、合唱団の打ち上げは即席でアカペラが出来てしまうのが良いですね。楽器を出さずにさっと歌える、すぐハモる。賑やかで楽しい打ち上げでした。
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◆1月14日《リベラ!新春コンサート》
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今日は約1年半ぶりのアリイガーデンホールでLibera! Chamber Music Seriesの演奏会でした。今回は初の和楽器「お琴」です。 在学中はまったく交流がなかったのですが お琴の中小路奈都子さんは芸大時代の同級生だそうで、こうして一緒に演奏するのもなにかのご縁でしょう。彼女には八橋検校の「みだれ」を独奏してもらい、ヴァイオリンとは宮城道雄の「春の海」、この演奏会のために町田育弥先生に作って頂いたヴァイオリン、ヴィオラとお琴のための「Zui-Zui」を一緒に演奏しました。
中小路さんにはお琴のほかにも、「みだれ」を作曲した八橋検校はバッハが生まれた時に亡くなった、とか、邦楽は緞帳があるのが普通なのでサロンやクラシックの演奏会のようにステージが丸見えだとタイミングがわからないなど、どれも興味深い話をしてくれました。
「みだれ」を聴いていると初めて聴く曲なのに心の奥からふつふつと小さなものが沸いてくるような気がして、やはり日本人なんだなと改めて実感しました。また、お客様も今までのクラシックだけの演奏会と違ってストレートな反応だったのも、これまた心に響きやすかったのだと思いました。
これからもこのような楽しんで演奏できて、楽しんで聴いて頂ける演奏会を続けていきたいと思います。




◆1月2日《明けましておめでとうございます》
新年明けましておめでとうございます。

旧年中は本サイトをご覧下さりありがとうございます。なかなか更新が途絶えがちですが、細々と続けて参りますので今年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末は大晦日にベートーヴェン交響曲全曲演奏で年越しを迎え、かなりの興奮状態で午前2時頃帰宅しました。コバケン、最後までフルスロットでした。あの歳で若い若い!参りました。
そして今年の元日は軽井沢の温泉に家族親類で行ってきました。去年は箱根でしたが、軽井沢は近く帰りも渋滞に巻き込まれることなく楽です。写真は白糸の滝に向かう小道です。向こうはすっかり銀世界。こんな綺麗な雪景色を見るのも久しぶりでした。

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