過去のBlog 2009年11月
◆11月31日《NHK音楽祭2009》
2003年からNHKが主催しているNHK音楽祭、毎年4回演奏会が行われています。そのうち3回が海外の一流オケ、1回はN響です。海外のオケが音楽監督や常任指揮者で来日するのが多いのに対しN響は客演指揮者での演奏になるのは、常任不在という理由もあるけど、一期一会の演奏を期待したいというのもあるかも。今年の指揮はゲルギエフ、N響とはこの音楽祭だけの共演です。
リハーサルはいつにない緊張感で、普段は聞こえない空調のファンの音がやけに大きく感じたり。それでもゲルギエフの小さなアクションに吸い寄せられるように、どんどん惹き込まれていきました。
そして本番。
良い指揮者って気持ちいいです。
他の人に「同じように弾け」と言われても二度と出来ないようなことが、出来たりします。
V.ゲルギエフ指揮 NHK交響楽団 A.トラーゼ独奏
芥川:弦楽のためのトリプティーク
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
◆11月26日《ベートーヴェン4番6番》
ネルロ・サンティ指揮で定期演奏会。サントリーホールでオール・ベートーヴェン・プログラム。「フィデリオ」序曲に交響曲第4番、第6番。
4番のファースト・ヴァイオリンを初めて弾きました。難しかった。
でも、これでベートーヴェンの交響曲の両方のヴァイオリン・パートを弾いたことになりました。やったー!
◆11月23日《スパゴ》
盛岡でたまに行くスパゲッティ屋さん、スパゴ。お気に入りのお店です。
マスターが東京にある「はしや」さんで修業されたとかで(はやしじゃないよ)味も当然似ています。(「はしや」も良く行きます。)
お薦めは、ベーコン、卵とキムチのスパゲティ。イタリアと韓国の融合が日本で行われています。
写真はミックスの辛いトマトソース大盛り。盛りが良すぎます。
そして辛い!食べごたえあって美味かったです。
◆11月22日《岩大オケと飲み会》
ラ・ラ・ガーデンコンサートを終えて、盛岡市内で岩手大学管弦楽団のヴァイオリン&ヴィオラ・パートとコンパ。
ピアニストの三宅さんも無理やり連れてっちゃいました。
学生が用意してくれた場所は飲み放題、食べ放題のお店。あるんですねぇ、こんなリーズナブルな飲み屋さん。ただし、食べ残しはナシ。
ちなみに左端のおじさんは学生ではありません。先生です。
◆11月21日《第90回ラ・ラ・ガーデンコンサート》
プログラム
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番 変ロ長調 K.424
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調
林智之,Vn. 臼木麻弥,Va. 三宅麻美,Pf.
留学から帰ってきてから毎年、ラ・ラ・ガーデンコンサートにお世話になっています。それがご縁で夏の音楽祭まで発展しました。僕が最初にお世話になったのは確か第55回でした。その時取り上げたバッハのシャコンヌ、うまくいった部分もあり、また勢いでは御しきれなくなった部分もあり、反省をしつつも演奏できて良かったです。
また、約10年ぶりに弾いた第1番、若々しくて、自分のやりたいように書いてて、勢いがあって……やっぱり素晴らしい曲でした。ベートーヴェンのソナタは今後、ライフワークとしてもう一度(二度と)、全曲にわたって取り組んでいきたい作品です。
(写真はGP風景)
◆11月21日《雫石への旅〜本番当日の朝》
岩手大学管弦楽団のリハーサルを終えてラ・ラ・ガーデンに戻ったときは星空が見えていたのですが、一夜明けて朝を迎えたらこんな状況になっていました。ざっと15センチは積もっていました。
今日は演奏会、この雪だとスノータイヤを履いていない車は演奏会にこれません。まずい状況になっていました。
GP中にスタッフ総増員で雪掻きをしていただき、駐車スペースを確保。後はここまでの道がどうなるか…。
幸い、10時ごろに雪は止み、午後には溶けてこの雪景色は半日ももたなかったので良かったのですが、雪を見慣れない僕としてはちょっと残念な気もしました。
◆11月20日《雫石への旅》
雫石に向かう途中、再び松島へ寄ってきました。紅葉はピークを迎え、「日本人で良かった〜」と思うほどの美しさ。鮮やかな赤も素敵ですが、淡い赤や薄い黄色がグラデーションのようです。写真は円通院のお庭です。
円通院では、今回はうちの奥さんがお数珠を作りたいというのと、ごまちゃん用のお数珠を作るのが目的。
「犬用のお数珠を作りたいのですが…」と言ったら、当然のことながら「そのようなものはあいにくお分けしておりませんが…」と怪訝な顔をされてしまいました。当たり前です。由緒あるお寺のお数珠をペット用にするなんて、普通ならバカ飼い主と思います。しかし、これは夢で見たんだから、どうしても作らなければいけないんだ、崇高な目的があってのことなんだと自分に言い聞かせて(ま、その時点でバカ飼い主なんですが)、お寺の方にも「夢で見たので、どうしても」と説得をして一番安いプラスチックのお数珠を作ってきました。
その後、車で花巻へ向かい、温泉に浸かってから花巻で音楽家の友人や、お世話になった方々と宴会です。 続く
松島から花巻までは、紅葉を堪能しながらのドライブ。連休前の平日はいつもの東北道、車の数も多くなく走りやすい。
夕方ホテルにチェックインし、すぐさま温泉へ。駅前の観光案内所でこの時間でも入れる日帰り入浴の温泉を2,3紹介して頂き、志度平温泉のホテル志度平に行ってきました。ここは夜20時まで日帰り入浴ができます。
中は2階建てのような作りで、脱衣場から続く大浴場を抜け、階段を下りるとヒノキ風呂と露天風呂、源泉かけ流し風呂、3種の温度が楽しめる壺湯にサウナと、それだけでも十分なんですが、窓越しに見る絶景がこれまた凄い。紅葉がライトアップされてて、夜でもキレイに見えます。
雪混じりの小雨が湯気に絡み合っていくのを、露天風呂からぼーっと眺める。幸せです。
温泉の後は、町に戻って友人と宴会。地元の人お勧めのお店に連れていって戴きました。写真はそのお店のお刺し身盛り合わせ。ほっき貝やズワイガニ、マグロ、真ん中はなんとフグ!友人の1人は「フグ初めて」と言って、バクバク食べてました。
2次会はその友人宅にお呼ばれして、1時過ぎまでしっかりと。この日解禁になったボジョレーも早速飲みました。今年のボジョレー、意外と大根の煮物と相性バッチリです。
花巻のホテルをチェックアウトし、ラ・ラ・ガーデンへと向かいました。この日は天気も良く、花巻から北上するとともに岩手山が真正面にずんずん大きくなっていきます。多少雲があるものの、見事な岩手富士が拝めました。
ホールで明日のリハーサル、最終チェックをしてから、夕方、盛岡に出て岩手大学管弦楽団のリハーサルです。
今年は新世界がメインのプログラムです。
◆11月17日《鍋の季節》
このところ一気に寒くなってきました。
今日は久しぶりに何にもない日。散歩しようと思ったらあいにくの雨、仕方ないのでもう一度寝て、9時過ぎにやっと起きました。
午前中タイヤを冬用に交換しに行って、午後は21日に行われるラ・ラ・ガーデンコンサートの練習。そして夕方ヨコタ眼鏡に行きました。
今回は、数カ月前にキープしておいたキリン柄の青い眼鏡。すでに同じ模様のピンクは持っていて、その色違いです。仕上がりが楽しみ。
そして夜は大宮で楽器製作者の方と宴会でした。ヨコタ眼鏡の社長も誘ってみたら、最初は「話が合わなさそうで…」と遠慮されてたのですが、無理やり誘って連れてっちゃいました。畑違いとは言え、どちらも技術者。話がどんどん展開してゆき、あっという間に時間が過ぎてゆきました。
写真はその時食べた、鍋。鶏ガラベースのスープに鳥だんご、イワシのつみれ、カキ。韮とキャベツが濃厚なスープを和らげてくれます。美味かった〜。
◆11月3日《メンデルスゾーン生誕200年記念アルベリ》
1日は栃木県の野木エニスホールで、2日は池袋のシャロンゴスペルチャーチでとアルベリ弦楽四重奏団の久しぶりの自主演奏会でした。
曲はオール・メンデルスゾーン・プログラムで、弦楽四重奏のための4つの楽章op.81、弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 op.44-1です。他にカルテット以外の曲でピアノ三重奏曲もやりました。
今までベートーヴェンを重点的に取り上げてきたこのアルベリ弦楽四重奏団ですが、今年はメンデルスゾーンの生誕200周年ということでこのようなプログラムになりました。
いやぁ緊張したなぁ、特に昨日は。一回演奏会やっているので落ち着いて弾けるはずが、前日上手くいかなかったところが逆に気になって一日ソワソワしてました。それでも演奏会自体は我々のカルテットのキャラがちゃんと出せたんではないかと、まずまず満足しています。
そして結成以来15年、チェロ以外はメンバーが替わらず細々とながら続けていますが、年月に勝るものはないなぁというのが実感です。
これから先の予定はまだ決っていませんが、来年も何かしら演奏できればと思います。
そうそう、僕は室内楽の演奏会では極力折り畳み式の譜面台を使います。ホールには大抵立派な金属の譜面台が備わってますが、それよりも折り畳み式のほうが音が良いのと、相手の音が良く聞こえる(ような気がする)からです。ただ折り畳み式のは使っているうちにガタ付いてくるのが難点。そんなわけで昨日のGP時に、アロンアルファ片手に譜面台の手入れをしていたら、知らぬ間に接着剤が左手の中指に垂れてました。慌ててふき取ったのですが既に第1関節辺りは乾いてしまっていて皮膚がパリパリに。こういう時はぬるま湯でゆっくり落とすのがベストと以前何かに書いてあったのでやってみましたが、剥がれません。幸い指がくっついてしまう事態は避けられたため、演奏に支障はなかったのですが、本番前のアロンアルファは危険です。以後気をつけます。
2003年からNHKが主催しているNHK音楽祭、毎年4回演奏会が行われています。そのうち3回が海外の一流オケ、1回はN響です。海外のオケが音楽監督や常任指揮者で来日するのが多いのに対しN響は客演指揮者での演奏になるのは、常任不在という理由もあるけど、一期一会の演奏を期待したいというのもあるかも。今年の指揮はゲルギエフ、N響とはこの音楽祭だけの共演です。
リハーサルはいつにない緊張感で、普段は聞こえない空調のファンの音がやけに大きく感じたり。それでもゲルギエフの小さなアクションに吸い寄せられるように、どんどん惹き込まれていきました。
そして本番。
良い指揮者って気持ちいいです。
他の人に「同じように弾け」と言われても二度と出来ないようなことが、出来たりします。
V.ゲルギエフ指揮 NHK交響楽団 A.トラーゼ独奏
芥川:弦楽のためのトリプティーク
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
◆11月26日《ベートーヴェン4番6番》
ネルロ・サンティ指揮で定期演奏会。サントリーホールでオール・ベートーヴェン・プログラム。「フィデリオ」序曲に交響曲第4番、第6番。
4番のファースト・ヴァイオリンを初めて弾きました。難しかった。
でも、これでベートーヴェンの交響曲の両方のヴァイオリン・パートを弾いたことになりました。やったー!
◆11月23日《スパゴ》
盛岡でたまに行くスパゲッティ屋さん、スパゴ。お気に入りのお店です。
マスターが東京にある「はしや」さんで修業されたとかで(はやしじゃないよ)味も当然似ています。(「はしや」も良く行きます。)
お薦めは、ベーコン、卵とキムチのスパゲティ。イタリアと韓国の融合が日本で行われています。
写真はミックスの辛いトマトソース大盛り。盛りが良すぎます。
そして辛い!食べごたえあって美味かったです。
◆11月22日《岩大オケと飲み会》
ラ・ラ・ガーデンコンサートを終えて、盛岡市内で岩手大学管弦楽団のヴァイオリン&ヴィオラ・パートとコンパ。
ピアニストの三宅さんも無理やり連れてっちゃいました。
学生が用意してくれた場所は飲み放題、食べ放題のお店。あるんですねぇ、こんなリーズナブルな飲み屋さん。ただし、食べ残しはナシ。
ちなみに左端のおじさんは学生ではありません。先生です。
◆11月21日《第90回ラ・ラ・ガーデンコンサート》
プログラム
モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番 変ロ長調 K.424
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番より「シャコンヌ」
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ニ長調
林智之,Vn. 臼木麻弥,Va. 三宅麻美,Pf.
留学から帰ってきてから毎年、ラ・ラ・ガーデンコンサートにお世話になっています。それがご縁で夏の音楽祭まで発展しました。僕が最初にお世話になったのは確か第55回でした。その時取り上げたバッハのシャコンヌ、うまくいった部分もあり、また勢いでは御しきれなくなった部分もあり、反省をしつつも演奏できて良かったです。
また、約10年ぶりに弾いた第1番、若々しくて、自分のやりたいように書いてて、勢いがあって……やっぱり素晴らしい曲でした。ベートーヴェンのソナタは今後、ライフワークとしてもう一度(二度と)、全曲にわたって取り組んでいきたい作品です。
(写真はGP風景)
◆11月21日《雫石への旅〜本番当日の朝》
岩手大学管弦楽団のリハーサルを終えてラ・ラ・ガーデンに戻ったときは星空が見えていたのですが、一夜明けて朝を迎えたらこんな状況になっていました。ざっと15センチは積もっていました。
今日は演奏会、この雪だとスノータイヤを履いていない車は演奏会にこれません。まずい状況になっていました。
GP中にスタッフ総増員で雪掻きをしていただき、駐車スペースを確保。後はここまでの道がどうなるか…。
幸い、10時ごろに雪は止み、午後には溶けてこの雪景色は半日ももたなかったので良かったのですが、雪を見慣れない僕としてはちょっと残念な気もしました。
◆11月20日《雫石への旅》
雫石に向かう途中、再び松島へ寄ってきました。紅葉はピークを迎え、「日本人で良かった〜」と思うほどの美しさ。鮮やかな赤も素敵ですが、淡い赤や薄い黄色がグラデーションのようです。写真は円通院のお庭です。
円通院では、今回はうちの奥さんがお数珠を作りたいというのと、ごまちゃん用のお数珠を作るのが目的。
「犬用のお数珠を作りたいのですが…」と言ったら、当然のことながら「そのようなものはあいにくお分けしておりませんが…」と怪訝な顔をされてしまいました。当たり前です。由緒あるお寺のお数珠をペット用にするなんて、普通ならバカ飼い主と思います。しかし、これは夢で見たんだから、どうしても作らなければいけないんだ、崇高な目的があってのことなんだと自分に言い聞かせて(ま、その時点でバカ飼い主なんですが)、お寺の方にも「夢で見たので、どうしても」と説得をして一番安いプラスチックのお数珠を作ってきました。
その後、車で花巻へ向かい、温泉に浸かってから花巻で音楽家の友人や、お世話になった方々と宴会です。 続く
松島から花巻までは、紅葉を堪能しながらのドライブ。連休前の平日はいつもの東北道、車の数も多くなく走りやすい。
夕方ホテルにチェックインし、すぐさま温泉へ。駅前の観光案内所でこの時間でも入れる日帰り入浴の温泉を2,3紹介して頂き、志度平温泉のホテル志度平に行ってきました。ここは夜20時まで日帰り入浴ができます。
中は2階建てのような作りで、脱衣場から続く大浴場を抜け、階段を下りるとヒノキ風呂と露天風呂、源泉かけ流し風呂、3種の温度が楽しめる壺湯にサウナと、それだけでも十分なんですが、窓越しに見る絶景がこれまた凄い。紅葉がライトアップされてて、夜でもキレイに見えます。
雪混じりの小雨が湯気に絡み合っていくのを、露天風呂からぼーっと眺める。幸せです。
温泉の後は、町に戻って友人と宴会。地元の人お勧めのお店に連れていって戴きました。写真はそのお店のお刺し身盛り合わせ。ほっき貝やズワイガニ、マグロ、真ん中はなんとフグ!友人の1人は「フグ初めて」と言って、バクバク食べてました。
2次会はその友人宅にお呼ばれして、1時過ぎまでしっかりと。この日解禁になったボジョレーも早速飲みました。今年のボジョレー、意外と大根の煮物と相性バッチリです。
花巻のホテルをチェックアウトし、ラ・ラ・ガーデンへと向かいました。この日は天気も良く、花巻から北上するとともに岩手山が真正面にずんずん大きくなっていきます。多少雲があるものの、見事な岩手富士が拝めました。
ホールで明日のリハーサル、最終チェックをしてから、夕方、盛岡に出て岩手大学管弦楽団のリハーサルです。
今年は新世界がメインのプログラムです。
◆11月17日《鍋の季節》
このところ一気に寒くなってきました。
今日は久しぶりに何にもない日。散歩しようと思ったらあいにくの雨、仕方ないのでもう一度寝て、9時過ぎにやっと起きました。
午前中タイヤを冬用に交換しに行って、午後は21日に行われるラ・ラ・ガーデンコンサートの練習。そして夕方ヨコタ眼鏡に行きました。
今回は、数カ月前にキープしておいたキリン柄の青い眼鏡。すでに同じ模様のピンクは持っていて、その色違いです。仕上がりが楽しみ。
そして夜は大宮で楽器製作者の方と宴会でした。ヨコタ眼鏡の社長も誘ってみたら、最初は「話が合わなさそうで…」と遠慮されてたのですが、無理やり誘って連れてっちゃいました。畑違いとは言え、どちらも技術者。話がどんどん展開してゆき、あっという間に時間が過ぎてゆきました。
写真はその時食べた、鍋。鶏ガラベースのスープに鳥だんご、イワシのつみれ、カキ。韮とキャベツが濃厚なスープを和らげてくれます。美味かった〜。
◆11月3日《メンデルスゾーン生誕200年記念アルベリ》
1日は栃木県の野木エニスホールで、2日は池袋のシャロンゴスペルチャーチでとアルベリ弦楽四重奏団の久しぶりの自主演奏会でした。
曲はオール・メンデルスゾーン・プログラムで、弦楽四重奏のための4つの楽章op.81、弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 op.44-1です。他にカルテット以外の曲でピアノ三重奏曲もやりました。
今までベートーヴェンを重点的に取り上げてきたこのアルベリ弦楽四重奏団ですが、今年はメンデルスゾーンの生誕200周年ということでこのようなプログラムになりました。
いやぁ緊張したなぁ、特に昨日は。一回演奏会やっているので落ち着いて弾けるはずが、前日上手くいかなかったところが逆に気になって一日ソワソワしてました。それでも演奏会自体は我々のカルテットのキャラがちゃんと出せたんではないかと、まずまず満足しています。
そして結成以来15年、チェロ以外はメンバーが替わらず細々とながら続けていますが、年月に勝るものはないなぁというのが実感です。
これから先の予定はまだ決っていませんが、来年も何かしら演奏できればと思います。
そうそう、僕は室内楽の演奏会では極力折り畳み式の譜面台を使います。ホールには大抵立派な金属の譜面台が備わってますが、それよりも折り畳み式のほうが音が良いのと、相手の音が良く聞こえる(ような気がする)からです。ただ折り畳み式のは使っているうちにガタ付いてくるのが難点。そんなわけで昨日のGP時に、アロンアルファ片手に譜面台の手入れをしていたら、知らぬ間に接着剤が左手の中指に垂れてました。慌ててふき取ったのですが既に第1関節辺りは乾いてしまっていて皮膚がパリパリに。こういう時はぬるま湯でゆっくり落とすのがベストと以前何かに書いてあったのでやってみましたが、剥がれません。幸い指がくっついてしまう事態は避けられたため、演奏に支障はなかったのですが、本番前のアロンアルファは危険です。以後気をつけます。