2015年9月blog

◆9月27日《ブロムシュテット指揮A定期》
ブロムシュテット指揮でA定期、2番の交響曲はあまり演奏されないが、1番より格段に規模が大きくなりベートーヴェンの才能が爆発しているかのようなハチャメチャぶりが大好き。ブロムシュテットのアプローチも迷いがなく、ただならぬ緊張感の中、緩むことのないテンポで一気に突き進む。前半の交響曲でもうヘロヘロ。後半はティル・フェルナーの独奏で「皇帝」。前奏とは言えないオケだけの提示部のブロムシュテットが振るといい響きになるのねえ。交響曲のそれと変わらない。ソリストのティル・フェルナーもすんばらしい美音に構築のしっかりした演奏で、大満足。ほかの協奏曲もやってみたい。



◆9月25日《ブロムシュテットで練習中》
今週のA定期は、88歳のブロムシュテットでベートーヴェンの交響曲第2番とピアノ協奏曲第5番「皇帝」のプログラム。
みっちり3日間、練習しました。
家に帰るとグッタリで何もできません。明日は88歳とは思えない剛健なベートーヴェンが鳴り響くことでしょう。



◆9月19日《京都》
お仕事で地元、京都に来ました。
KIMG0192
年に何度か、京都でお仕事をさせて頂く機会がありますが、時間ができると御所を散歩するのが息抜きになり定番になっています。この日はリハーサルが午後からだったこともあり、午前中はひたすら歩く。御所で虫や鳥の声をただただ聴く。風の音を聴く、感じる…。いい息抜きになります。
子供の頃、住んでた当時はまったく味わわなかった(味わおうとしてなかった)この時間はとても大事です。

そして本番前は、コンサートホール近くの喫茶店でカレーを食べるのも、いつの間にか定番になりつつあります。
KIMG0200
験担ぎなのかな。
でも、これを食べると、「よし!」って気になります。




◆9月13日《アルベリ弦楽四重奏団公演》
久しぶりのアルベリQ演奏会は、鴻巣市にある花久の里サロンでした。
KIMG0180
木材をふんだんに使ったサロンは、天井も高く響きがとても心地よいです。
また隣のうどん屋さんは、荒川の川幅日本一を元ネタにした川幅うどんがおいしい。
SN3R1200
うどんを食べてから、本番に挑みます。

シューマン:弦楽四重奏曲第1番 イ短調 op.41-1
ブラームス:ピアノ五重奏曲 ヘ短調 op.34
Alberi String Quartet(戸澤哲夫, 林智之,Vn. 臼木麻弥,Va. 窪田亮,Vc.)
ピアノ,小川由希子




◆9月12日《広上淳一指揮C定期》
2015年の開幕コンサートは、今乗りに乗っている広上さんの指揮でラフマニノフのピアノ協奏曲第3番とドヴォルザークの交響曲第8番という名曲プログラムでした。
広上さんの練習は、けっしてプレイヤーにイヤなプレッシャーをかけないでいて、最大の効果を生み出す魔法のようなリハーサルです。いつもこっちが「イヤだな」と思うようなところを、思いもよらぬ方向からアドバイスをもらい気がついたらとても上手くいったというようなことが多々ありました。今回も独特の広上wordで彼の世界に引きずり込まれました。そしていつも思うことが、「こうすればもっと良くなります!」と、ポジティブな発言しかしないところが大好きです。
前半のラフマニノフの3番、難曲です。リハーサルの時に、高校生時分、アシュケナージのコンチェルト・リサイタルを聴きに行ったを思い出しました。今から25年程前のことです。オケは新日本フィルで、サントリーホール。昼間に大きな地震があった日でした。その時の指揮が広上さん。まだデビューしたてだったと思います。その時、相当勉強されたのでしょうね、ピアノパートを知り尽くしてるのだろうなと感じさせる棒に、安心して演奏しました。
広上さん、素晴らしい指揮者です。




◆9月7日《日光東照宮》
以前、ドイツ公演をした際にお世話になったご夫婦が数年ぶりに日本に遊びにいらしたので、この日は日光に観光にいってきた。
まず昼食から。湯葉の入ったセット、これにご飯、味噌汁がついて結構ボリュームあり。
P9070002

それからお目当ての東照宮。小雨混じりでいい天気とはいえなかったが、靄がかっていてかえって幻想的な雰囲気になっていた。
KIMG0174

眠り猫から階段を登った先にある家康公のお墓にも行ってきた。お墓の横にあるご神木、正面に立ったときに感じたエネルギーの強さは只者ではなかった。写真がないのが残念だ。
(傘を差してウララちゃんを抱っこしてたので、あまり写真が撮れなかった。)

久しぶりに東照宮へお参りしたが、なかなかのパワースポットだと感じた。

たっぷり3時間ほど参拝し、となりの輪王寺もお参りしてきた。こちらは仏像が凄い。友人もとても興味深そうに参拝していた。

結構遅い時間になってきたので、高速道路で帰路につく。
途中、鬼平犯科帳に出てくる街並みを模した羽生インターに立ちよる。こちらも堪らないね。
KIMG0176
江戸時代の文化を感じた一日だった。

夜は行きつけの山浦食堂へご案内する。
居酒屋が大好きなドイツの友人は大喜び。
今が旬のサンマもキレイに食べていた。