過去のBlog 2009年10月

◆10月27日《円通院》
一日オフを作って仙台へ遊びに行ってきました。メインは友人のピアニストである福原佳三くんと飲みに行くことだったんですが、彼が急に時間が空いたとかでご家族と一緒に松島へ遊びに行くことになりました。
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まだ紅葉にはちと早かったけど、ご覧のようにキレイな赤もチラホラ見られました。ここは円通院というお寺です。(1031日からは、ライトアップをして夜の庭園を見ることができるそうです。)
このお寺では、自分でお数珠を作ることができます。1000円のプラスチック製から4000円の天然石のものまで4種類、それぞれ20種類以上あるいろんな石から好きなものを選び、自分でレイアウトして糸に通すと、お寺の方が仕上げて渡してくれます。さらに天然石のお数珠には、選んだ石の持っている意味、パワーを最後に教えてくれます。そして選んだ本人は、その石のパワーを欲していて無意識に選んでしまうのだとか。
僕が選んだのは下の写真。
心と身体のバランスを整える石、落ち着いた心、魔除けなどの石を選んでいました。落ち着いて行動しろってことですね。当たってる。
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◆10月23日《朝の飲み物》
昨日はN響の練習の後レッスンと合わせがあり、グッタリ。気がついたら
12時前に寝てしまってました。お陰で今朝はスッキリ目覚めました。
仕事に行く朝は、「子守歌」というどこかのハーブ専門店のブレンドされたカモミールティに、紅茶をほんの少し混ぜたお茶を2杯飲んで出かけます。カモミールにはリラックス効果があるというので飲んでいるのですが、それだけだとちょっと飲みにくいので勝手にアレンジしています。
紅茶にはカフェインがコーヒーより沢山あるといいますが、ノンカフェインのハーブティと紅茶を混ぜる……無意味な飲み方ですが、気に入っています。

今日はNHKホールでC定期です。ショスタコーヴィチの5番他をプレヴィン指揮でやります。



◆10月20日《首が痛い》
今日から次の定期の練習が始まりました。金曜日、土曜日の定期はショスタコーヴィチの5番とプレヴィンの自作「
Owls」、モーツァルトのピアノ協奏曲A-Durです。
先週は前に大柄な男性ばかりが並んだため指揮がまったく見えなかったのですが、今日は比較的良く見え、安心して弾けます。協奏曲以外を一通り練習して、それでも少し早めに終了したので近所の整骨院にマッサージに行ってきました。今月上旬は腰がヤバかったのが、今は肩から首にかけて詰まった感じがします。マッサージを受けて少しは楽になりましたが、もうちょいスッキリしたいので、近々健康ランドでも行って温泉に浸かってこようかな。



◆10月19日《絶望のパスタ》
昨日は定期の後、ティアラこうとうで
112日にやるアルベリ弦楽四重奏団の合わせ、今回はオール・メンデルスゾーンでop.81,op.44-1を演奏します。
さらに練習の後、亀戸にある「民酒党」で松江から出ていらした喫茶店「クーランデール」のマスターと呑み会。2年前にたまたまお邪魔したクーランデールには大量のレコードが置いてあり(聞いたところ4000枚だそう)、立派なオーディオ装置とともに片っ端から気になるレコードをかけて頂いたのがご縁で、久しぶりの再会にも音楽中心の話で盛り上がりました。また行きたいなぁ、松江。静かな城下町には、美味しいモノが沢山あります。

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写真は「民酒党」の名物「絶望のスパゲティ」、見たとおり唐辛子たっぷりの激辛ペペロンチーノです。辛いけど病みつきになる味。



◆10月18日《究極の草書体》
1718日とNHKホールでN響の定期。指揮は今シーズンから首席客演指揮者になったマエストロ、アンドレ・プレヴィン。
R.
シュトラウスの「カプリッチョ」の終曲と家庭交響曲、そしてW.リームの「厳粛な歌」の渋いプログラムでした。
リームはヴィオラ以下の編成なので降り番、ステージ袖で聴いてた感想は現代のブラームスを聴いているような、温かい気持ちになりました。何でしょうねぇ、実際ブラームスのピアノ曲からインスピレーションを得て書いた作品なんで当然といえば当然ですが、不協和音の中からブラームスが顔をのぞかせるその美しさが「ニヤッ」とさせてくれました。結構好きです。
続いてのR.シュトラウス、カプリッチョは初めて、家庭交響曲は12年程前にウルフ・シルマーでやって以来です。家庭交響曲の調性は穏やかな夫のテーマ=F-Dur,口やかましい妻のテーマ=H-Dur,と調性的に相性の悪い増4度の関係、その二人を取り持つ息子のテーマ=d-mollとどちらからも3度の関係にある(プログラムノートから抜粋)、そして愛の場面はE-Durとワザと書くにしても素晴らしい選択、天才ですね。昔やった時はそんなこと、これっぽっちも考えられませんでした。フィナーレではドタバタ喜劇を見ているような、あっちで皿が割れこっちで茶わんが吹っ飛び奥さんが絶叫しそんななか画面がフェイドアウトして

○○映画 完

みたいにF-Durで締めくくるのが目に浮かぶようで面白かったです。
ただ、弾くのは大変でした。
本番舞い上がってしまうと
もう
身体がついていかなくて

落ち着いて弾ければなあ。



◆10月9日《和む一時》
昨夜の演奏会の余韻にひたりつつ、休日なのでのんびり過ごしました。

まず身体をほぐしに夕方、近所の温泉に行きました。埼玉県にはあちこちに自噴の温泉があります。今日は久喜にある「和みの湯」。
ここは柔らかいお湯が身体の芯から温めてくれます。
露天に入って

「う〜温まる〜

もう10月かぁ。昼間は暖かくても、夜は徐々に寒くなってきました。
小一時間漬かって、かなりヘロヘロになった足で行き付けのお店へ。
串揚げのお店なんですが、他にもいろいろあって居心地がいい。他愛のない話をしながら呑むのが本番の後の楽しみです(この日は本番じゃないけど)。

そういえば一つ不思議なことがありました。
閉店間際にマスターが、
○○さん、今日は来ないのかなぁ、来そうな予感がするんだけど」
○○さんとはいつも閉店間際に来る常連さんの1人で、博識、雑学王、昆虫のことなら右に出るものが居ない、我々は「昆虫王」と呼んでます。)

それから10分ほどして閉店ギリギリに「昆虫王」来店、予感的中!
まぁ、これは常連さんのパターンをある程度読めば当たりそうなので普通なんですが、昆虫王が来る10秒ほど前、写真の窓越しに人影を見たのです。僕はてっきり昆虫王が来たと思っていたら誰も入ってこず、見間違えかなぁと思った頃に同じような服装の昆虫王が窓の外を通って店に入ってきました。
「あれ?今来た?ちょっと前に来なかった?」
「えぇ、今だけどなんで?」
「いや、一瞬前に同じ服装の人見えたから

その会話を聞いていたウチの奥さん、
「私、5分ほど前に窓の外に人が歩いてるの見たよ、そん時てっきり昆虫王が来たと思ったのに誰も入ってこなかった

そのお店、入り口が2階にあり、階段を上がって窓の外の通路を通ってお店に入ります。
お店に用の無い人は通りません。それなのに

きっと昆虫王のお店に来たい気持ちが少し前に見えたんでしょうね。
それから楽しくみんなで呑みました。



◆10月8日《お寺で演奏会》
本庄にある大正院というお寺でフルート、ヴァイオリン、ヴィオラの演奏会でした。フルートは本庄出身の萩原貴子さん、ヴィオラはうちの奥さんの臼木麻弥で、この3人は藝高からの同級生。今年2月にも同じメンバーで演奏会をしましたが、同級生というのは時間が経っていても集まると自然と寄り添うもの。演奏も無理なく自然に
、ベートーヴェンのセレナーデをメインに演奏しました。
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写真はGPにバッハのシャコンヌを演奏しているところ。
この演奏会の企画が持ち上がった時に、久しぶりにシャコンヌを弾きたくなってプログラミングしたのですが、いや〜シンドイシンドイ。
練習では何でもないところが、本番になると身体はドンドン硬くなり、楽器が支えられなくなり、指がもつれだしと無伴奏の大変さを実感しました。
もう一度復習い直して、また挑戦したいです。



◆10月7日《N響アワーの収録》
今日はN響アワーの公開収録でした。実は公開収録はN響アワー始まって以来初めてだそうです。司会はテレビでおなじみ西村朗さんと岩槻アナウンサー、指揮は秋山さんで以下のようなプログラム。


【第1部】「大河ドラマ」テーマ音楽の特集
     「赤穂浪士」「独眼竜政宗」ほか
【第2部】川にまつわるオーケストラの名曲
     シューマン/交響曲第3番変ホ長調「ライン」
     ヨハン・シュトラウス/ワルツ「美しく青きドナウ」

第1部の大河ドラマのテーマ音楽は、全部で8曲演奏しました。「赤穂浪士」は芥川也寸志さんが昭和38年に作曲したそうで、大河ドラマ2作目にあたります。まだ僕は産まれていません。
音楽は、大河ドラマのテーマ(主人公や内容)によってそのドラマの特徴を表すわけで、当然違いがあるのですが、それ以上にそれらを作曲した作曲家達の個性が出ていて非常に面白かったです。
日本の音楽界をリードしてきた作曲家達が、3分ちょっとの音楽で勝負する。時代の流れとともに、先人達の足跡を見た気がしました。
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写真は「独眼竜政宗」で使用したオンド・マルトノ。なかなか近くで見る機会の無い電子楽器です。




◆10月5日《ゴマちゃんの夢2連発》
立て続けにごまちゃんの夢を見ました。
一つ目は通り掛りの占い師がごまちゃんの写真を見て、
「このワンちゃんは素晴らしいワンちゃんですね、首にお数珠を付けているのが見えます。このワンちゃんは全て理解しています
とかを言われる夢。それを見てからお数珠タイプの首輪を探しています。

そして今朝は、ごまちゃんが帯広の市民会館かどっかのホールに引き取られる夢。売店のおばさんにも可愛がられて、扉付きの立派な犬小屋まで用意されているんだけど、鎖に繋がれているし、冬になったら寒くて凍えてしまうんじゃないか、冬の北海道の厳しさと比べるとこんな扉なんてないに等しいんではないか、真ん丸に丸まって寝ているごまちゃんを見ていると居ても立ってもいられなくなり、
「やっぱり車で連れて帰ります!」
と、涙ながらに連れて帰るところで目が覚めました。

今日は一日雨だったので、家の中で一緒に昼寝をし、おもちゃを投げて遊んで過ごしました。今はぐっすり眠っています。
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◆10月3日《クラッセ川越》
川越駅前にあるクラッセ川越で彩弦楽四重奏団の演奏会、ここでの演奏は5回目かな。多目的ホールは板張りで吸音されることもなく、程よい音響です。とは言っても使用目的は多目的なホールだけに、演奏しづらい部分もあり、主催者の方と「
200人くらいの手頃で音響の良いホールってなかなか無いですねえ
逆に音響が良く規模も手頃、でも値段が高いところはいっぱいあるんですが、ホール代に20万も30万も払えません。気楽に借りて気軽に聴きにきて頂きたい、そして音響が良い、こんな都合の良いホールってなかなかないです。
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さてこの日は1日と同じプログラム。毎回、トークで曲目解説をしています。グリーグは中島ゆみ子さんが、モーツァルトは私、ベートーヴェンは田澤さんがやる予定でしたが、急遽ベートーヴェンも僕がやることになり、C-Durについて話をしました。内容は、とても恥ずかしくて書けません。



◆10月2日《彩カル第7回》
昨日は7回目の彩弦楽四重奏団の演奏会でした。曲目は

モーツァルト:ディヴェルティメント ヘ長調
グリーグ:弦楽四重奏曲 ト短調
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第9番 ハ長調
の3曲です。

本番当日の朝は緊張しているせいか、楽器から遠ざかろうとしてしまいます。昨日も同様、ゴミを出し、溜まっていた古紙の整理、買い物に行き、そろそろ復習おうとエアコンをつけたら匂いが気になってエアコンの掃除、洗濯機の掃除と関係ないことをつぎつぎと片づけているうちに、リハーサルの時間になったので会場へ。
GP
は響きにも慣れ、予定よりも早めに終了。二日前に会場でリハーサルをやった甲斐がありました。後はテンションを上げて勢いで

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終演後、某アマオケのコンマスから素敵なプレゼントを戴きました。クラシックを聴かせて寝かした日本酒〜「純米協奏曲」。機関車の形をした中にも日本酒が入ってました。機関車の型番は「3」、後ろにVIOLINと書いてあるので、他にもPIANOとかあるのでしょうか。VIOLAはないな、おそらく。
鉄道マニアのヴァイオリン奏者にとってたまらないプレゼントです。機関車の中にはレールが入っていて、乗せて写真を撮ろうとしたらごまちゃんが気に入ったらしく、持って行ってしまいました。



◆10月1日《偉大なる遺産》
本屋で気になった雑誌を買いました。

「国鉄型気動車最終章」

素晴らしいタイトルです。
気動車に限らず、国鉄時代の車両は魅力的でした。表紙にもなっているツートンカラーの色気もないデザインが、今となっては懐かしい。
個人的にはキハ82が好きでした。特急型車両でした。