2013年6月blog

◆6月30日 《怒濤の6月終了》
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仕事で新潟に行ってきました。今月はこれにて終了。blogの更新も途絶えがちだった。よく働いた。
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新潟限定のサッポロビールでホテルの部屋で仕上げ。ヘロヘロ。


◆6月26日 《Musecide in Musicasa モーツァルトとメンデルスゾーン》
このところ毎年6月はムジカーザで演奏会をしています。今年は弦楽五重奏曲を2曲取り上げました。
モーツァルトのK.614は初めて演奏しました。最晩年で室内楽作品としてはモーツァルト最後のものになるそうです。600番台の作品は500番台とはやはり一線を画していました。シンプルでいて複雑…な感じ。最初に演奏した初期の弦楽四重奏曲には隙間がたくさんあって、少々いじっても何とかなりますが、K.614は一つ狂うと後に尾を引く感じがしました。
モーツァルトは写真のようにヴァイオリンを対向配置で演奏しました。これは当日の朝になってふと思いついたことですが、会場で試してみて大正解でした。
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メンデルスゾーンの弦楽五重奏曲第2番は5年前にしずくいし夏の音楽祭でも取り上げた、お気に入りの曲です。
その時もヴィオラは佐々木真史氏でした。5年ぶりのメンデルスゾーン、やはり興奮しました。ほんと、良い曲です。

Musecide in Musicasa モーツァルトとメンデルスゾーン「密かに名曲」
日時/2013年6月26日(水) 19:00開演
会場/ムジカーザ (代々木上原)
モーツァルト:弦楽四重奏曲第9番 イ長調 K.169
モーツァルト:弦楽五重奏曲第6番 変ホ長調 K.614
メンデルスゾーン:弦楽五重奏曲第2番 変ロ長調 op.87
林智之,鈴木まどか,Vn. 佐々木真史,臼木麻弥,Va. 西山健一,Vc.



◆6月23日 《中島ゆみ子と仲間たちvol.8@上野文化会館》
夜7時から上野文化会館小ホールで演奏会でした。この日も午前中はミュージックトゥモローのリハーサルに出て、いったん家に戻り、昼寝をしてから6時前に上野に到着。GPは6時から開場までの30分だけ。これが意外と良かった。本番は疲れもなくフレッシュな状態で、楽しく演奏できました。(ロッシーニはかなりの難曲でプレッシャーでしたが…)
ロッシーニ:弦楽のためのソナタ第5番 変ホ長調
ワイルダー エフィー組曲 ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 ト長調 op.77 他
中島ゆみ子, 林智之,Vn. 臼木麻弥,Va. エリック・ウィリアムズ,Vc. 小笠原茅乃,Cb. 望月寛隆,Tuba
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開場直前のリハーサル、着替え終わっています。曲はヘンデル=ハルヴォルセン:パッサカリア。

久しぶりにこの会場で弾きましたが、素晴らしいホールでした。伝統を感じます。
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◆6月22日 《勘違い》
ここのところ、連日リハーサルや本番が重なり疲れも溜まってきました。昨日はN響は休みでしたが、朝9時から夕方5時まで上野文化会館で室内楽のリハーサル。帰りの電車で今までにないくらい眠りこけてしまいました。
今日からN響は下野竜也さんの指揮でミュージック・トゥモローのリハーサルが始まりました。自分は編成の大きい2曲だけの出番、確か今日は小さい編成のものからのリハなので、それに合わせて出勤もいつもより遅めの電車に乗り、それでも定時の5分前に練習場についたところ、実は大編成の曲からのリハーサルでした。危ない危ない!1本電車を遅くしてたら…、乗り遅れたら…、途中でコンビニに寄っていたら…完全に遅刻でした。
N響は一コマ先に終わり、今度は夕方5時から9時まで室内楽のリハーサル。首、肩、腕と疲労がたまっているので、只今お灸をしてます。
明日も同様のリハーサルと、夜は上野文化会館で中島ゆみ子さん主催の演奏会に出演します。


◆6月20日 《今シーズン定期終了》
昨日今日とサントリーホールでチョン・ミュンフン指揮マーラー:交響曲第5番他のN響定期演奏会。
僕は前半が降り番でメインのマーラーだけ出番でした。毎回譜読みをする度に、「今回はキッチリ練習してちゃんと弾いてやろう!」と思うのですが、何しろ音が多い、高い、速いで、アタフタしながら弾ききれないところも多々あり…でどうにか終わりました。チョンさんのマーラーはこれまで1番、3番と演奏しましたが(9番は降り番でした)、いつも強烈ですね。マーラーですから、このくらいやらないと面白くないけど、消耗度も半端ではない。本番が終わるとグッタリ、今朝はまったく起きられませんでした。久しぶりに8時間以上寝ました。
これにて今シーズンの定期は終了となりました。

また、今回の定期で首席を務められてたチェロの木越さんが退団されるとのこと。
木越さん、長い間お疲れさまでした。


◆6月7日 《講演会》
昼間に人生初の講演会をやってきました。話す内容は「人生について」…
ではなく、音楽のことなら何でも良いというので、お引き受けしました。
で、話したことは「身近に感じる調性について」
クラシック音楽に限らず様々な音楽に出てくる調性それぞれが持っているキャラクターについて、自分なりの解釈でお話しました。写真のように、ホワイトボードに手書きして(汚い字だ)。
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話すことが商売ではないので、最初の30分はかなり緊張しましたが、それも徐々に慣れてゆき…
結局、話したいこと全ては言い切れず、時間切れとなってしまいましたが、良い経験でした。


◆6月3日 《N響オーチャード定期》
昨日はオーチャード定期。
指揮のポーガさん、大きい体から溢れる音楽。素晴らしかったです。
またソリストの南さんも堂々としたブルッフでした。そして紫色のドレスが素敵でした。

ブラームス:悲劇的序曲 作品81
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 ト短調 作品26
ヴァイオリン独奏*南 紫音 
チャイコフスキー:交響曲 第4番 ヘ短調 作品36
指揮:アンドリス・ポーガ N響