2005年5月〜8月の旧酔っ払いの戯言
2005年05月27日カテゴリ:旧酔っ払いの戯言
8.26
19日に夏休み明けのN響、まずリハーサルがあり20日から金沢、津、岐阜、富山、奈良と5回演奏旅行をしてやっと今日帰ってきた。
僕は練習場から近い羽田空港から金沢に前日入り。もちろん当日入っても良かったが、金沢には美味しいものがたくさんあると思うとじっとしていられない。ホ テルにチェック・インしてから約一年ぶりにあかめ寿司に早速足を運ぶ。ここは大衆的なお寿司屋さんで金沢に来ると必ず立ち寄る。入り口に掛かっている本日 のお勧め掲示板、店内の黒板にもより詳しいお勧めメニュー、どちらも以前には無かったものだ。しかも寿司だけでなく一品料理も格段に増えている。話を聞く と、去年息子さんが修業から帰ってきて、いろいろ彼なりの改革をした効果だそうだ。ホームページも息子さんが始めたそうで、それを見て県外や外国からもお 客さんが来るようになったという。どれも捨てがたい一品の中から、マツタケの土瓶蒸しとうざくを注文し、仕上げにお寿司を5カン、ビール2杯と日本酒2合 でおしまい。
翌20日は金沢公演、今回のツアーは指揮ワーレン・グリーンで「ペール・ギュント」第1組曲、フンメル:トランペット協奏曲、チャイコフスキー:「悲愴」 のプログラムで廻る。金沢公演後はホテルの大浴場で一風呂浴びてから飲みに出たので、新たに探しに行くのも面倒で再びあかめ寿司へ。店に入るなり、「30 分前までどうしようもないくらいてんてこ舞いの忙しさだった」と大将に言われる。風呂に入らずすぐ来ていたら、入れなかったそうだ。これはラッキー。この 日はのど黒の塩焼きを食べて同じように酒をのみ大人しくホテルに戻った。
津公演のあとは岐阜に移動して翌日の岐阜公演とあわせて2連泊、そして富山は1泊。演奏旅行に慣れているけど、毎日ホテルが替わるのは辛いので、なるべく 連泊ができるように調整している。岐阜公演の後は昼間リサーチしておいたお店に行き、飲みたりないのでイングリッシュ・パブの様なところで一人ビールを飲 んでいたら、あとからヴァイオリンの若手団員やエキストラ数名、スタッフが入ってきて一緒に飲むことに。立ちながら飲むビールは話も弾む。ついつい飲みす ぎてしまい翌朝はちょっと辛かった。
一日移動日があり25日は奈良で本番。奈良に来たときは必ず奈良公園を散歩して鹿を見て、うどん屋さんで天麩羅うどんを食べてから本番に挑むようになって いる。岐阜、富山、奈良とチケットが完売だったそうでとてもありがたい。フンメルのトランペットの独奏はアリソン・バルソムという美人女性トランペッター で、難所も鮮やかに決めていった。しかもドレスが会場ごとに違うのがいかにも女性らしくどれも素敵だった。この曲、同級生が卒業試験で演奏した際、僕が譜 めくりをしたので個人的に思い出深い作品。毎回とても楽しく演奏できた。
奈良の後は京都に行き、最近お勧めのだがしやさんに行った。この夏、実はまだ鱧を食べていない。店に入って真っ先に鱧の落としを注文、他にはよこわ(めじ 鮪)、野菜天麩羅(なんとマツタケ入り!)などを獺祭、十四代の生詰め吟醸酒、最後に白天宝山で〆る。これで今年の夏は十分堪能&満足。この店、日本酒も 焼酎もかなりの充実度、また行きたい。 |