過去のBlog 2007年2月

◆2月24日《腰痛その2》
今週火曜日どうにもこうにも我慢できなくなって、アマオケの練習をキャンセルして、ついに病院に行ってきました。本来なら午前中受付のところを、無理言って夕方救急で診てもらいました。といっても、レントゲンとって、MRIとって痛み止めの薬をもらっただけ。あとは来週もう1回病院に行って、そこでどういう状態かを教えてもらうので、今のところでは病名は判りません。でも、知人の整形外科医の話からするとどうやらヘルニアじゃないかってことです。
朝起きた時が一番痛くて、徐々に慣れ、痛み止めの薬も効いてくるので、夜はそこそこ普通に生活できるようになります。腰痛ベルトも巻いてみるとこれまた快適で、情けないけど「こんな歳になったのか」なんて感じです。また、昨日ファイテンとかいう首にぶら下げるチタン入りのチューブをつけたら、これもなんか効いてるみたい。歩くのもあまり違和感を感じなくなりました。
このチタン入りのチューブ、楽器の音が悪くなるのかと思いきや、柔らかくなったような気がします。体に合っているのかな?弾けないところが弾けるようになったりすると、もっとありがたいんですけど。


◆2月17日《腰痛》
N響定期練習初日から腰痛に悩まされてます。長時間のレコーディングが2日あり、神経もすり減り腰もますます厳しい状態。
特に昨日は楽器と衣装、かばんをぶら下げて電車でNHKホールに向かったらかばん類の重さに、一歩一歩腰にズキズキきます。参りました。
本番ではチェロの人から背当てを借りたので割と楽でしたが、ずーと座った状態から立ち上がる時、寝てて起き上がる時など、自分でも情けないくらいスローな動きしか出来ません。
昨日は街を歩いていたら、俺よりもずっとお歳を召したご夫人にサクサク追い越されました。
座って弾くのはじっとしてればいいけど、立って弾くのはちょっと厳しい。どうしよう、明日知人のパーティで弾く約束してしまった

こんな時に限って、オケの曲は「エニグマ」に「英雄の生涯」、もう1曲現代曲、そして演奏旅行なんとかしなきゃ。


◆2月8日《シンガポール》
福田町の演奏会を終えた翌日夕方の便で、シンガポールにきました。ここに来るのは2年ぶり、今回は貯まったマイルを無料航空券に替えてビジネスクラス利用。ANAのマイルバックキャンペーンで2割引き、48000マイルで往復です。
深夜1時前に空港についてそのままホテルへ。翌朝遅く起きてから、街の散歩から始めるのが海外旅行のお決まりのコース。去年のバンコクを思い出すと、シンガポールはきれいで静かで気持ちいい街です。いたるところにショッピングモールがあり、冷房は効いているし道に迷ってもどこかしら出るようになっているので安心。
写真はシンガポールのシンボル、マーライオン公園です。
このあと、シンガポール交響楽団の事務所まで行ってみたのですが、演奏会はやってないらしくそのまま退散。ひたすらブラブラ歩いて、夕方に名物のフットマッサージを受け、夜はマリーナエリアのシーフードレストランで、夜風に当たりながらビールをしこたま飲みました。
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この写真はシンガポールのコンサートホール、エスプラネードのスポンサーであるVISAカードの広告、ガラスの自動ドアに全面広告です。このエスプラネードはドリアン型のデザインで、マーライオンから川を挟んで反対側にあります。この広告以外にもドリアンの模様1つ1つがVISAカードになっているもの、ピアノの黒鍵がVISAプラチナカードになっているものなど、この建物だけの広告にこれだけいろんなデザイン、アイディアを出してくるところが面白くておもわず写真を撮りました。
午前中はアラブストリートに行ってうちの奥さんはドレス用の生地を買い、僕は適当に入った絨毯屋さんで「あなたは今日最初の客だから特別に安くしましょう」なんて言われてほいほい買ってしまいました。まただまされたかな?でも小さいカーペットだけどシルクで出来てるって言うし、きれいだったので満足してます。
去年のバンコクは街中で地図を開くとすかさず誰かしら寄ってきて話しかけてくるし、観光スポットはカモを捕まえるべく手ぐすね引いている状態だったのに比べると、シンガポールは本当に安心して歩ける街です。ちょっとしたマナー違反でも罰金が科せられるっていうし、経済が安定しているのも一つあるかも知れません。

午後はハーブガーデンでいろんな生のハーブを初めて見て来ました。レモングラスや黒コショウ、バニラとかも新鮮ですが、やっぱり赤唐辛子がなじみ深いだけに赤い実が鮮烈に映りました。
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そしてその足で国立博物館へ。
最近出来たばかりだそうで、翌日は外でレセプションをやっていました。
中身は英語力のある人は楽しめるかも知れません。僕には難しかったです。


今日は夕方までフリータイム。ホテルは6時まで使えるので、午前中はリトル・インディアに行ってきました。途中、カラフルに色分けされたアパートを発見。窓からは旗のように洗濯物が風になびいています。聞くところによると、ベランダがないアパートが多く、竿ごと洗濯物を干す方式の方が速く乾くし人気が高いとか。
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そこからしばらく歩くと10分ほどでリトル・インディア。アラブストリートもそうですが、歩いていると突然文化の違う色、景色、匂いが漂ってきて、聞いたことのない言葉が飛び交います。 アラブストリートはいろんなお店、人から声をかけられ物を買うように勧められますが、こちらは無関心というか我々異文化人が入ってきても放っておかれるので、気が楽かも。

お昼ご飯は友人のお勧めするチキンライスのお店へ。ちょうどお昼時でごった返した店内に入ると近くのテーブルで相席になりました。中華訛りの聞き取りにくい英語でなんとか蒸したチキンとローストチキンを一つづつ注文し、しばらく待って運ばれてきたものは2つとも同じようなもの。

チキンには変わりないのでまぁいいか
と食べ出したら、向かい側に座っていた客が何かしら店員と揉めてます。

もしかしたら相手の料理を先に食べてしまったかも、

とちょっと心配になったけど、ほどなくして少し豪華めのチキンが運ばれてきたので相手も満足そう。ここは噂には聞いていたけど本当に美味しかったです。タレが日本人の口にちょうど合うし、ライスとタレ、鶏の組み合わせも絶妙。これにお好みでチリやショウガを加えて食べるといろいろ変化も楽しめ、味が何重にも脹らみます。是非また行きたいですが、言葉が通じないので様子の解る人と一緒に行きたいです。
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◆2月4日《磐田でトーク付きコンサート》
磐田市福田(ふくで)町でN響メンバーによるクラシックコンサート。これはもともと福田町で10年続いていた企画だったのが、福田町が磐田市に吸収合併されてブランクがあったのち、今回リニューアルの演奏会でした。今回企画(というほどたいしたことはないけど)をすることになり、内容を考えているうちにただ演奏するだけじゃつまらないから話も入れて解説付きのコンサートにしました。
プログラム自体はそれほど難しくない弦楽合奏なのですが、当然僕がマイクを持って話すことになり、これが慣れるまで大変!
おおまかなあらすじと構成は考えてあったのに、いざしゃべり出すと舞い上がるし、弾いている最中も次の段取りを考えたりして集中できないし。
逆にメンバーへの一言インタビューでは、みなさん素晴らしいマトメ具合で、ほとんど共演者に助けられた演奏会でした。
終わった後はぐったり、帰り道で迷子になるくらい頭は呆けてしまいました。
車でつるんで帰った連中と都内に入って焼き肉打ち上げをして、肉食べまくり。美味かったです。



◆2月1日《4日の磐田》
今日は4日に磐田市福田町で行われるN響メンバーによる演奏会のリハーサル。今回は弦楽合奏の面白さをいつも以上に味わって頂こうと、お話付きの演奏会になります。曲目はモーツァルトのディヴェルティメントやチャイコフスキーのセレナーデなどだれでも一度は聴いたことのある名曲ですので、きっと楽しめると思います。というか、楽しめるようにいろいろ進行を思案中

明日は、N響が五木ひろしと共演!ボブ佐久間さんのアレンジは、難しい!音域高くて目がクラクラしてきます。こういった演奏会はそう味わえないので、思いっきり楽しみたい。