2014年1月blog

◆1月30日《人間ドック》
約1年ぶりの人間ドックに行ってきました。去年はバリウムを飲んでレントゲンを撮る検査をしましたが、その後具合が悪くて胃カメラを飲んだら胃潰瘍が見つかったので、今回は最初から胃カメラ。3度目になると飲み込みも早く…でも麻酔はなんともイヤな感じです。麻酔が切れるまで唾液を飲み込んでは行けないので、ダラダラ垂れ流し状態。さらに風邪気味で咳がでそうになるのに、飲み込めない。これはちょっとね。
でも、潰瘍の部分も治った後になっていたので一安心。後は酒の量を減らしなさいということでした。


◆1月29日《NTT東日本 オペラシティ》
29日はオペラシティでNTT東日本主催のコンサート、ガーシュウィンとドヴォルザークのアメリカに因んだ2曲でした。
小曽根さん、素晴らしかったです!演奏もさることながら、あのキャラクターでステージも客席も小曽根ワールドに引きこんでしまう。あとはやりたい放題(と言ったら失礼か)で、盛り上がる盛り上がる。先週のルイージといい、今日の小曽根さんといい、いい経験をさせて頂いてます。
ガーシュウィン:コンチェルト・イン・F(小曽根真,pf.独奏)
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
尾高忠明指揮N響


◆1月27日《ルイージ指揮A定期》
25,26日はNHKホールでN響定期公演、先週に引き続き、ファビオ・ルイージ指揮でオルフの作品を演奏、といっても前半のカトゥリ・カルミナは合唱とピアノ4台、打楽器のみという編成なので、出番は後半のカルミナ・ブラーナだけでした。
ルイージ、やはり素晴らしかったです。一つの絵巻物のように繋がって、最後に「あ〜、そういうことね」と納得させられる、そんな棒でした。

「何をやっているのか?」、クラシック音楽が敷居が高いとか難しいと言われるのは、曲に馴染みがない、マナーが難しそう、長い…とかいろいろありますが、結局のところ舞台上で何が行われているのかが解れば良いのではないかと思います。そのために曲目解説があり、時にはプレトークなどもありますが、ルイージはそんな言葉などを超えたところで、ダイレクトに訴えてくる。音楽の力って偉大です。そしてルイージも凄い。
この日は、普段なかなか味わえない拍手の音を聴きました。

1月25日、26日 NHKホール
オルフ:カトゥリ・カルミナ*
    カルミナ・ブラーナ**
ファビオ・ルイージ指揮 NHK交響楽団
ソプラノ:モイツァ・エルトマン
テノール*:ヘルベルト・リッパート テノール**:ティモシー・オリヴァー バリトン**:マルクス・マルクヴァルト 合唱:東京混声合唱団 合唱**:東京藝術大学合唱団 児童合唱**:東京少年少女合唱隊


◆1月23日《追悼マエストロ・アバド》
2014年1月20日、敬愛する指揮者クラウディオ・アバドが亡くなりました。
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初めて買ったアバドのCDは高校1年の時で、ウィーン・フィルとの「英雄」。丁度、学生オケでやってた曲で、たまたま買ったのがこれだった。それから、結構買い漁ったなぁ。奨学金がほとんどCD代に消えてた。
生の演奏を聴いたのは、ヨーロッパ室内管の初来日公演、メンデルスゾーンの「スコッチ」他だった。サントリーホールの下手ステージ脇から、ずっと眺めてた。
そ の後、ベルリン・フィルの来日公演のブラームス・チクルスで交響曲1番他のプロと、ピアノ協奏曲第2番(ブレンデル,Pf.)と交響曲第4番のプロの2公 演を、(大学生でS席2枚は痛かったけど)どうにかゲットして聴きに行った。同時期に録音された明るくて熱いブラームスは今でもiPodにいれて持ち歩い ている。でも、一番好きなのは1990年頃のベルリン芸術週間で演奏されたブラームスの1番。テレビでやってたんだよなぁ。前半がストラヴィンスキーの 「星の王」とドビュッシーの「選ばれた乙女」、後半がブラ1。テレビついでに民放で放送されてた、ウィーン・フィルとできたばっかりのオーチャードホール で演奏されたメンデルスゾーンの交響曲第2番「讃歌」、これもお気に入りです。
留学中ウィーンでは聴く機会が無かったが2003年、マーラー「復活」とブランデンブルク協奏曲全曲を聴きに、ルツェルンへ行った。病から文字通り「復活」したアバドのマーラーに、終わってからもしばらく動けなかったのを覚えている。
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そして去年5月のベルリン・フィル定期公演。メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」抜粋とベルリオーズの幻想交響曲。そこにあるのはただただ音楽だけだった。
亡くなってしまったのは残念だけど、最後にもう1度だけ聴けて良かった。


◆1月20日《ルイージ指揮1月B定期+名古屋、福岡》
15,16日とサントリーホールでB定期。モーツァルトとブルックナー、どちらもニ短調プログラム。モーツァルトは何度となく演奏していますが、その中でも一番スッキリ明快。フレーズ、構成感、細かいニュアンスなど手に取るようにわかります。特に1楽章の再現部は、次々に現れるパッセージが押し寄せてくるようで心地よい、というかとても興奮します。モーツアルトはワクワクしないとね。さすが全曲を弾き振りで録音しているブーフビンダーさん、モーツアルトを知り尽くしている。知り過ぎてか珍しいハプニングもありましたが、ひっくるめてすべてがライヴならではの面白さです。
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466(ルドルフ・ブーフビンダー,Pf.)
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
ファビオ・ルイージ指揮NHK交響楽団 
そして18日は名古屋の愛知県芸術劇場で演奏会でした。3回目の本番、さらに1日空いてリフレッシュできたのでかなりいい感じになってました。素晴らしい作品をルイージの元で演奏できて幸せです。
19日は最終日、アクロス福岡で演奏会。米原地区の大雪で新幹線は15分ほど遅れて博多に到着。
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こちらも素晴らしいホールです。
本番後は、博多の夜を満喫してきました。
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活いかの刺し身。定番。
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ブルックナーからのラーメン終止。



◆1月14日《ルイージ登場!》
1月B定期とA定期は久しぶりにファビオ・ルイージの登場です。明日からのB定期と愛知芸術劇場(1月18日)、アクロス福岡(1月19日)は、ブルックナーの9番がメイン。内容の濃いリハーサルをしました。今日は気が付いたら1時間が経っていたというくらい、充実したリハでした。そして、彼のイメージする音楽に近づくにはどうしたらいいか…自分の音楽的ボキャブラリーの少なさを思い知らされました。あ〜、でも素晴らしい音楽が目の前にあります。前半のモーツァルトの協奏曲第20番は、ブーフビンダーが独奏。これもまた凄い。どちらも本番が楽しみです。

◆1月10日《ヴェデルニコフ指揮1月C定期》
年明け最初の定期はヴェデルニコフ指揮でロシアン・プロ。一曲目のグラズノフは初めて弾きましたが、レハールを思い出させる箇所もあり、新年最初の曲に相応しい華やかさがありました。ヴァイオリン協奏曲は降り番だったので、舞台裏で音だけ聴いてました。なかなかアグレッシヴな演奏をされる方のようです。
後半のヴェデルニコフが選曲した抜粋版「眠りの森の美女」、ワルツは個人的に何度かあるけどその他は実は初めて演奏します。それにしてもロシア人は緊張というのを知らないのだろうか、と思うくらいリハでも本番でもヴェデルニコフ・ワールドでぐいぐい引っ張っていきます。友人のヴァイオリニスト、I君にそっくりのヴェデルニコフ、演奏中は表情豊かなかなりの変顔で笑わせてくれます。
1月10日、11日 NHKホール
グラズノフ:演奏会用ワルツ 第1番 作品47
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35(ジェニファー・コー,独奏)
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠りの森の美女」作品66(抜粋)


◆1月3日《特注あご当て》
楽器屋さんにお願いしてあご当てを小さく削ってもらいました。以前作ってもらった物より、よりスタイリッシュになってます。このくらいお皿があれば、充分。
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◆1月1日《新年》
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
今年の新年はどこにも行かず、近所で初詣を済ませ、ひたすら家で練習…するわけもなく、ご飯を作って飲んでました。
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