2006年10月〜12月の旧酔っ払いの戯言
2006年09月27日カテゴリ:旧酔っ払いの戯言
12.28
おいおい、もう残り4日かよ~、なんて言ってる間もなく年越しが迫っている。あまりテレビも見てないので年末特番に触れることもない。昔ほど年末感が無く なってきてない?スーパーも2日、下手したら元日から開いているところもあるぐらいだから、新年の準備で買い物をしておかなければいけないわけでもない し、コンビニはいつでも開いている。困るといえば、暇なのに行き付けの飲み屋が休んでいることぐらいか。
そんな年末、今年もベートーヴェン交響曲全曲演奏会にでます。一昨年去年は岩城さん一人で振り通しましたが、今年は追悼岩城宏之、9人で全曲振るマラソ ン。1番は下野竜也さん、ウィーン仕込みのベートーヴェンをオープニングでガツンとかまして欲しい。2番は岩村力さん、N響アシスタント・コンダクター、 明るい2番は合いそう。3番は大友さん、2番よりグッと深みの増した「英雄」は50分近い大作。ここで前半の峠を迎えます。4番は渋い曲だけどハチャメ チャぶりは好き、手堅く高関さん。5番は井上ミッチー、弦を切らないようにしなければ、燃えそう。6番は広響の爺や(失礼)秋山さん、5番とは連番で正反 対、でも最終楽章の神々しさは大好きです。7番は炎のコバケン、何も言うことありません、楽器壊さないようにしなければ、燃え尽きそう。8番ヴァーレー ズ、初めてやるので楽しみ。9番、岩城さんとの友情を締めくくるのはやはりこの方、外山さんしかいないでしょう。岩城さんに9曲捧げたいですね。 12.21 今年も残すところ10日、今日は東京文化会館で三輪郁さんのピアノリサイタルに、オケメンバーとして出演。モーツァルトの協奏曲2曲とロンドを演奏した。 N響の練習後急いで移動してからのGPなので、開場ギリギリまでのリハーサル。終わったらすぐ本番なので大変。でもリハも本番も弾いてて楽しいモーツァル ト、11月に名古屋でやったモーツァルトも楽しかったけどこちらも負けてはいない、日本人でもこんな素敵なモーツァルトが演奏できるなんて本当に素晴らし い演奏会だった。 今年はモーツァルトイヤーでいろいろ演奏したけど、やはり凄い作曲家だと改めで実感。今年だけでなく来年も更にいろいろ演奏したくなった。 12.16 16日は下関でまろさんの合奏団でクリスマス・キャロルの演奏会でした。この演奏会は毎年地元の合唱団とクリスマス・キャロルを演奏するほかに、N響メン バーによる合奏も前座でやります。しかし、その前座がソロあり芸ありで、今年はなんとかぶり物付きの「おもちゃのシンフォニー」でした。 リハーサル、左からティガ、ぷー、ダイキ、ガチャピン、ドラえもん ドラえもんはN響クラリネット奏者の山根さんでした。ピッタリ! 内輪では「N響コミックバンド」といってます。日に日に様になっていくのを後から見ていると、みんな持って生まれたサービス精神というか、役者だなぁと感心します。 で、メインのクリスマス・キャロルは合唱だけでなく、オーケストラにも地元の学生さんが混じって一緒に演奏。隣は中学生の朋代ちゃんでした。 12.13 10日はオペラシティ・リサイタルホールで三宅麻美さんのショスタコーヴィチシリーズ最終回にお手伝い、ピアノ五重奏曲を演奏した。妙な緊張感がず~と あって、しょっぱなから数え間違えてしまったのが尾を引いてしばらく数が数えられなかった。一生懸命指折って数えているのに、どこか信用できない気がして しまう。2楽章途中からだいぶ落ち着いてきたけど、練習中は何ともなくても本番になるといろいろ不安になるもんです。 またまたこの時期がやって来た、忠臣蔵のシーズンが。N響の練習場が泉岳寺にあるにも関わらず、忠臣 蔵のことを知ったのはほんの数年前。うちの奥さんが熱狂的な時代劇ファンで年末は忠臣蔵を見ているので、いったいどういう内容なのか訊いたところバカにさ れながらも説明してくれた。ちなみに練習場のソバには新鮮組というコンビニもあるが、新撰組と泉岳寺とは関係ないらしい。その程度の知識しかない、という か興味が無いのだけど、それでも最近は赤穂浪士云々のポスターを見たり、泉岳寺への参拝客が増えてきたりすると、討ち入りの日も近いなぁなんて感じるよう になった。 12.7 今週のN響定期はきつい!マーラーの交響曲10番のアダージョとバルトークのオケ・コン、それにベルクのヴァイオリン協奏曲、20世紀の名曲が揃ったわけ だが、譜読みが大変。幸いベルクは降り番になったが、マーラーの10番は和声がわかっていても音型が体に馴染まず、いつまでたっても音程がとれない。ただ でさえも音程悪いのに…。まぁ、それでもマーラーは好きだし、絶望的な曲調の中にも救われるような響きで頑張ろうって気になるのだがこの未完の10番、こ の後全部で5楽章からなる作品として完成されるはずだったそうだが、こんな感じで続くとなると考えるだけでもゾッとする。 只今キャベツが大豊作だそうで、価格の下落を防ぐために大量放棄されているとのニュースを見た。そう いえば、昨日スーパーでキャベツが一玉98円だったな。安いと思って一個買った。今日はそのキャベツを使って夕飯の準備、アサリ(身入りは悪かった)とキ ノコ、キャベツでパスタを作った。先日行ったパスタ屋さんでカウンター越しに作り方をジッと見て参考にしてやってみたからか、ソースが程よく乳化して今ま でにない出来栄え。仕事が立て込んでくると(現実逃避からか)自炊して気分転換してる。 11.22 ついこの間、11月のカレンダーをめくったと思ったらもう残すところ1週間で12月、あっという間だ。ノリントンの定期公演を2つ計6公演をやってすっか りノン・ヴィヴラート奏法が板についたころ、ノリントン帰国。サンティの定期はやっと降り番で、その間を利用して3つばかし演奏会をした。 1つは名古屋でウィーン・スペシャル室内オーケストラと銘打ったオケでモーツァルト・プロと、もう一 つJ.シュトラウスの混じったプロの2公演。弦楽器はウィーン・フィルのメンバー、管楽器はウィーン・フィルとウィーン交響楽団の混成チームに、ウィーン 留学経験のある日本人が数人混じったいわゆる寄せ集めで、ホルンにはウィーン響のゲオルク(昨年リベラ!特別演奏会で 共演した)も参加してて練習後食事に行ったりして久しぶりの再会を喜んだ。弦楽器はシュトイデ率いる若手バリバリのメンバーが盛り上げる盛り上げる!隣で 弾いてたホルガーは2メーター近い身長なのに器用にそして素晴らしい音色で弾くし、ヴィオラのエルマーも協奏交響曲で素晴らしいソロを披露した。本場の連 中がどういったモーツァルトやJ.シュトラウスを演奏するか興味津々の私にとってまたとない機会だった。(15日名古屋,16日岐阜) ステージ袖で待機中、ホルンはゲオルク。 2nd.Vn.のホルガーとお互いの眼鏡を交換して撮影。 もう一つはこの時期恒例となった雫石ラ・ラ・ガーデンでのサロン・コンサート。今までは室内楽だった けど、今回どうしてもやりたかったのがベートーヴェンのソナタだったので結果としてミニ・リサイタルのようになってしまった。今回の共演者は国府華子さ ん、高校からの同級生だ。室内楽でも何度も演奏しているので、気が楽というか何やっても許される安心感があってやりやすい。終演後はいつものお店@網玄で 夏の音楽祭スタッフのTさんも誘って三陸の魚を堪能。その後、岩手大管弦楽団のメンバーとコンパ、飲みすぎ。 11.2 すっかり更新が途絶えております。というのも、パソコンが新しくなりホームページ更新用のソフトが使えなくなってしまったのが1つ原因です。 さて10月はN響のアメリカ・ツアーがあり、ロス、サンフランシスコ、フィラデルフィア、ボストン、ニューヨークなど7カ所で演奏会。写真等は今後、ジワジワとアップします。 11月に入り、N響は定期演奏会にサー・ロジャー・ノリントンが初登場!いつものモーツァルトとはまるで違う、はち切れるような演奏になってます。僕としては、学生の頃からАノンクール、ノリントン、ガーディナー、コープマン…の演奏に慣れ親しんでいるので、こういう演奏は大歓迎!普段疑問に思っているカ所がスッキリします。 10.13~24 アメリカツアーより |