旧酔っ払いの戯言

2007年1月の旧酔っ払いの戯言










ここまでが旧酔っ払いの戯言でした。
1.16 昨日久しぶりに団楽器を弾いてみたら、普段使っている自分の楽器との違いに戸惑い、結局馴染めないまま一日練習が終わってしまった。
「何が違うんだろう、今までそれほど気にせず団楽器も使っていたのに・・・」
で、気がついたこと。張っている弦の違い。団楽器にはナイロン弦、自分の楽器にはガット弦。特に最 近、ガット弦の感触を確かめるように注意しているせいか、弾いたタッチが違いすぎる。ナイロン弦は温度、湿度に強くピッチが狂いにくいし、延びるのも早い (すぐ馴染む)。また値段もお安い。それに対してガット弦は値段は高いし、温度湿度に弱い。切れやすい。それでもガット弦に根強い人気があるのは、音が良 いからでしょう。圧倒的に倍音が多い気がする。それ以外にも、弦の当たり具合(右手も左手も)が心地良いし、振動がダイレクトに伝わってくる感じがする。 これらは全て弾き手の主観なので、他の人は違うというかもしれませんが、僕はやっぱりガット派(最近は)。 なので、団楽器を持ち帰って家にあるOリーブを張ってみました。サイズもこの楽器に最適とは言えない弦だけど、E線以外をガットに張り替えただけで、いつ もの感触が蘇り気持ち良かったです。やっぱりこれ!簡単に音が鳴る分、ある部分ではナイロン弦の方が弾きやすかったりするんだけど、この感触は代えがた い。でも、弾きにくくなってしまったり。たった弦1本でこんだけの差。奥が深いです。
新しいMac環境になってから更新が途絶えがちだと以前も書きましたが、未だにそのままなのでそろそろまじめにサイトを移転しようかと考えています。昨日遊び(お試し期間)で.Macを使ってみました。使い方が未だ解っていないので、移行できそうだったらお知らせします。
1.5 箱根のあと1日おいて3日の夜に京都へ。昨年と同様だがしやさんで新年会、そして4日は大阪でヴィルトゥオーゾ・オケの演奏会。年末の第9演奏会で張った E線がそろそろ限界なので、どうにかこの日1日持ってくれればと気にしつつ炸裂モードでチャイコの5番を弾き終えた途端、派手な音をたててついに切れて しまった。予備の弦を張ろうとしたけどもたついたのでアンコールはE線なしでそのまま弾く。セカンド・ヴァイオリンだったから出来たけど、ファーストだっ たら駄目だったな。そんなこんなで演奏会やって飛行機で戻ってきた。あ、そうそう昨年頑張って飛行機乗りまくったお陰で、晴れてプラチナ会員になりまし た。なので事前搭乗も出来て、ラウンジも使える。マイルもいつもより沢山溜まってるようだ。 あっという間に正月も終わり今日5日からはN響の練習、名誉音楽監督デュトワの登場。さっそくみっちりしごかれてます。どんどんデュトワサウンドになっていきます。これこれ!といろいろ思い出した。
1.2 新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年に引き続きベートーヴェン交響曲全曲演奏会で年越しでした。9人の指揮者で9曲を振り分け、これ がまぁ面白かった!特に印象深かったのが1番を振った下野さん、いろんな表情が見えて本当に素晴らしかったです。あと5番の井上ミッチーも重量感たっぷり に一期一会的な集中力が加わってスリリング!最高に楽しめました。7番のコバケンもさすがです。普段やらないような奏法であっても、彼なら許せる。伝える ために何をすべきか、いつでも全力投球。頭が下がります、素晴らしかった。こっちも毎年のことながら1番から全力投球、9人の指揮者といろんな音楽をやれ て楽しかった。1,2番でちょっと力が入り過ぎていたのを反省して、バランスを考えながら弾くようにしたら、そのあと調子が良くなり最後まで十分持ちまし た。指先はさすがに9番の途中で痛くなりましたが。
1日朝、多少だるい体で初詣でに出かけ、その足で箱根の温泉に1泊旅行。小田急にするつもりが、丁度 来た湘南新宿ラインで小田原までぐっすり寝てしまい、そこから箱根登山鉄道に乗り換えて夕方箱根に到着。早速風呂、そしてマッサージ、そして食事と酒 、たった1泊だったけどリフレッシュできました。温泉は良いねぇ、また行きたい。










2006年10月〜12月の旧酔っ払いの戯言









12.28 おいおい、もう残り4日かよ~、なんて言ってる間もなく年越しが迫っている。あまりテレビも見てないので年末特番に触れることもない。昔ほど年末感が無く なってきてない?スーパーも2日、下手したら元日から開いているところもあるぐらいだから、新年の準備で買い物をしておかなければいけないわけでもない し、コンビニはいつでも開いている。困るといえば、暇なのに行き付けの飲み屋が休んでいることぐらいか。 そんな年末、今年もベートーヴェン交響曲全曲演奏会にでます。一昨年去年は岩城さん一人で振り通しましたが、今年は追悼岩城宏之、9人で全曲振るマラソ ン。1番は下野竜也さん、ウィーン仕込みのベートーヴェンをオープニングでガツンとかまして欲しい。2番は岩村力さん、N響アシスタント・コンダクター、 明るい2番は合いそう。3番は大友さん、2番よりグッと深みの増した「英雄」は50分近い大作。ここで前半の峠を迎えます。4番は渋い曲だけどハチャメ チャぶりは好き、手堅く高関さん。5番は井上ミッチー、弦を切らないようにしなければ、燃えそう。6番は広響の爺や(失礼)秋山さん、5番とは連番で正反 対、でも最終楽章の神々しさは大好きです。7番は炎のコバケン、何も言うことありません、楽器壊さないようにしなければ、燃え尽きそう。8番ヴァーレー ズ、初めてやるので楽しみ。9番、岩城さんとの友情を締めくくるのはやはりこの方、外山さんしかいないでしょう。岩城さんに9曲捧げたいですね。

12.21 今年も残すところ10日、今日は東京文化会館で三輪郁さんのピアノリサイタルに、オケメンバーとして出演。モーツァルトの協奏曲2曲とロンドを演奏した。 N響の練習後急いで移動してからのGPなので、開場ギリギリまでのリハーサル。終わったらすぐ本番なので大変。でもリハも本番も弾いてて楽しいモーツァル ト、11月に名古屋でやったモーツァルトも楽しかったけどこちらも負けてはいない、日本人でもこんな素敵なモーツァルトが演奏できるなんて本当に素晴らし い演奏会だった。 今年はモーツァルトイヤーでいろいろ演奏したけど、やはり凄い作曲家だと改めで実感。今年だけでなく来年も更にいろいろ演奏したくなった。

12.16 16日は下関でまろさんの合奏団でクリスマス・キャロルの演奏会でした。この演奏会は毎年地元の合唱団とクリスマス・キャロルを演奏するほかに、N響メン バーによる合奏も前座でやります。しかし、その前座がソロあり芸ありで、今年はなんとかぶり物付きの「おもちゃのシンフォニー」でした。
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リハーサル、左からティガ、ぷー、ダイキ、ガチャピン、ドラえもん
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ドラえもんはN響クラリネット奏者の山根さんでした。ピッタリ! 内輪では「N響コミックバンド」といってます。日に日に様になっていくのを後から見ていると、みんな持って生まれたサービス精神というか、役者だなぁと感心します。 で、メインのクリスマス・キャロルは合唱だけでなく、オーケストラにも地元の学生さんが混じって一緒に演奏。隣は中学生の朋代ちゃんでした。
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12.13 10日はオペラシティ・リサイタルホールで三宅麻美さんのショスタコーヴィチシリーズ最終回にお手伝い、ピアノ五重奏曲を演奏した。妙な緊張感がず~と あって、しょっぱなから数え間違えてしまったのが尾を引いてしばらく数が数えられなかった。一生懸命指折って数えているのに、どこか信用できない気がして しまう。2楽章途中からだいぶ落ち着いてきたけど、練習中は何ともなくても本番になるといろいろ不安になるもんです。
またまたこの時期がやって来た、忠臣蔵のシーズンが。N響の練習場が泉岳寺にあるにも関わらず、忠臣 蔵のことを知ったのはほんの数年前。うちの奥さんが熱狂的な時代劇ファンで年末は忠臣蔵を見ているので、いったいどういう内容なのか訊いたところバカにさ れながらも説明してくれた。ちなみに練習場のソバには新鮮組というコンビニもあるが、新撰組と泉岳寺とは関係ないらしい。その程度の知識しかない、という か興味が無いのだけど、それでも最近は赤穂浪士云々のポスターを見たり、泉岳寺への参拝客が増えてきたりすると、討ち入りの日も近いなぁなんて感じるよう になった。

12.7 今週のN響定期はきつい!マーラーの交響曲10番のアダージョとバルトークのオケ・コン、それにベルクのヴァイオリン協奏曲、20世紀の名曲が揃ったわけ だが、譜読みが大変。幸いベルクは降り番になったが、マーラーの10番は和声がわかっていても音型が体に馴染まず、いつまでたっても音程がとれない。ただ でさえも音程悪いのに。まぁ、それでもマーラーは好きだし、絶望的な曲調の中にも救われるような響きで頑張ろうって気になるのだがこの未完の10番、こ の後全部で5楽章からなる作品として完成されるはずだったそうだが、こんな感じで続くとなると考えるだけでもゾッとする。
只今キャベツが大豊作だそうで、価格の下落を防ぐために大量放棄されているとのニュースを見た。そう いえば、昨日スーパーでキャベツが一玉98円だったな。安いと思って一個買った。今日はそのキャベツを使って夕飯の準備、アサリ(身入りは悪かった)とキ ノコ、キャベツでパスタを作った。先日行ったパスタ屋さんでカウンター越しに作り方をジッと見て参考にしてやってみたからか、ソースが程よく乳化して今ま でにない出来栄え。仕事が立て込んでくると(現実逃避からか)自炊して気分転換してる。

11.22 ついこの間、11月のカレンダーをめくったと思ったらもう残すところ1週間で12月、あっという間だ。ノリントンの定期公演を2つ計6公演をやってすっか りノン・ヴィヴラート奏法が板についたころ、ノリントン帰国。サンティの定期はやっと降り番で、その間を利用して3つばかし演奏会をした。
1つは名古屋でウィーン・スペシャル室内オーケストラと銘打ったオケでモーツァルト・プロと、もう一 つJ.シュトラウスの混じったプロの2公演。弦楽器はウィーン・フィルのメンバー、管楽器はウィーン・フィルとウィーン交響楽団の混成チームに、ウィーン 留学経験のある日本人が数人混じったいわゆる寄せ集めで、ホルンにはウィーン響のゲオルク(昨年リベラ!特別演奏会 共演した)も参加してて練習後食事に行ったりして久しぶりの再会を喜んだ。弦楽器はシュトイデ率いる若手バリバリのメンバーが盛り上げる盛り上げる!隣で 弾いてたホルガーは2メーター近い身長なのに器用にそして素晴らしい音色で弾くし、ヴィオラのエルマーも協奏交響曲で素晴らしいソロを披露した。本場の連 中がどういったモーツァルトやJ.シュトラウスを演奏するか興味津々の私にとってまたとない機会だった。(15日名古屋,16日岐阜) wp01.JPG
ステージ袖で待機中、ホルンはゲオルク。
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nd.Vn.のホルガーとお互いの眼鏡を交換して撮影。

もう一つはこの時期恒例となった雫石ラ・ラ・ガーデンでのサロン・コンサート。今までは室内楽だった けど、今回どうしてもやりたかったのがベートーヴェンのソナタだったので結果としてミニ・リサイタルのようになってしまった。今回の共演者は国府華子さ ん、高校からの同級生だ。室内楽でも何度も演奏しているので、気が楽というか何やっても許される安心感があってやりやすい。終演後はいつものお店@網玄で 夏の音楽祭スタッフのTさんも誘って三陸の魚を堪能。その後、岩手大管弦楽団のメンバーとコンパ、飲みすぎ。

11.2 すっかり更新が途絶えております。というのも、パソコンが新しくなりホームページ更新用のソフトが使えなくなってしまったのが1つ原因です。 さて10月はN響のアメリカ・ツアーがあり、ロス、サンフランシスコ、フィラデルフィア、ボストン、ニューヨークなど7カ所で演奏会。写真等は今後、ジワジワとアップします。 11月に入り、N響は定期演奏会にサー・ロジャー・ノリントンが初登場!いつものモーツァルトとはまるで違う、はち切れるような演奏になってます。僕としては、学生の頃からАノンクール、ノリントン、ガーディナー、コープマンの演奏に慣れ親しんでいるので、こういう演奏は大歓迎!普段疑問に思っているカ所がスッキリします。

10.1324 アメリカツアーより
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アメリカ到着した翌日、ツアーでグランドキャニオンに観光してきました。全長約450キロ、標高差1600メートル、下に流れるコロラド川は北海道から沖縄までの距離より長いそうです。
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たまに自殺しに来る人がいるとか。バカなことはやめましょう。
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最初の公演地、ロスのW.ディズニーホール。帆船をイメージしたデザインだとか。でも反射光で熱かった。
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N響の公演を知らせるホール前のポスター。
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ディズニーホール内部。N響公演後、夜は本拠地ロス・フィルを聴きました。サロネン指揮で「展覧会」他。サロネン、かっこいい!
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3公演目はフィラデルフィア。お昼ご飯に、アメリカといえばハンバーガー。焼き加減を指定できるし、本場はやはり美味かった。
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フィラデルフィアのホール。新しいホールで、弦楽器の形をデザインした瓢箪型のホール。
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1階のセンターの座席にはサヴァリッシュのプレートが。他にもオーマンディやムーティのものも。
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ニューブランスヴィックでのリハーサル。楽譜はバルトークのピアノ協奏曲第3番。
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ボストンの市街地で。この後、ボストン響を聴きに行きました。レヴァイン指揮でシューマンの2番他。
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ボストンの公園にて。紅葉が綺麗。雰囲気がヨーロッパに似ていて、すごく気持ちいい!
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同じくボストン。ハロウィン直前で準備に大忙し。小さく見えますが、どれも頭以上の大きさのあるカボチャです。
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ボストンといえばシーフード。この日はバタバタの誕生日だったので、豪勢にロブスター、サーモン等を頂きました。
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ニューヨークのホテルから、明け方。結局最後まで時差ボケがとれず、明け方4時頃目が覚めて、夕方猛烈に眠い毎日。

カーネギーホールは撮影禁止だったので写真無し。

10.8
今日は今月オープンしたばかりの「上尾子供の城」で開館記念のイベントの1つと して彩カルテットのサロンコンサート。名前の通り子供中心の建物で、遊具や芝の庭、遊び場があり、子供達が駆けずり回っているなか演奏しても聞いて貰える のか心配だったが、予想以上に静加に聞いて貰えて嬉しかった。子供相手に話し掛けるのは苦手なので、どんな話をしようか迷ったが、結局一緒に聴きに来てい る親御さん達が解るような話しか出来なかった。だけど大人が静かに聞いていると子供もまねをして静かになるから不思議だ。今回は30分のステージを3回 やった。
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2006年5月〜9月の旧酔っ払いの戯言









9.25 24日は地元さいたまで年2回の演奏会を目標にしている彩弦楽四重奏団の第1回目の演奏会。曲はモーツァルト:「狩り」、ベートーヴェンとシューマンの1 番の3曲。レストランの空き時間にセッティングから演奏までしなければならないので朝9時半からGPを開始、カルテットだけの演奏会は久しぶりなので不安 も多くリハを軽く流すことが出来ず気がついたらあっという間に2時間が経過してランチタイムになってしまった。昼食をとってから本番まではコンディション 作りの時間。いつも本番前は横になって寝るようにしている。ぐっすり熟睡はあまりしないが、ウツラウツラ夢を見る程度でもスッキリするしリラックスも出来 る。 1曲目にモーツァルトやハイドン、それから徐々にロマン派やベートーヴェンの作品というのはよくあるプログラミングだが、モーツァルトをサラッとなんて ウソ。神経は使うし、音楽の密度も濃い。今回はそれに続けてベートーヴェンの1番を演奏したので、これまた違った濃密度で最後はバテバテになってしまっ た。前半を終えた時点で75分も経ってしまい、後半のシューマンは体がいうことを聞かない状態。ただ本番が一番楽しく演奏できたのがなによりも嬉しい。カ ルテットはテーブルや椅子の脚と同じで、どこか1本がちょっと短かったり長かったりするだけでガタガタぐらついてしまう。トリオだと多少バラバラでも形に なったりするのが面白い。次回は来年4月ごろを計画中。
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9.23 古いMacを使い続けているうちに日進月歩のコンピュータ世界から完全に取り残され、浦島太郎状態。そんななか自宅のインターネット環境を改善しようと数 日前からネット・ショップやらで目ぼしい機種を選定し、ビックカメラで安売りしてたブロードバンド・ルータを買ってきた。「本当にこの機種で繋げるのだろ うか?」と心配したが設定も簡単に出来たし、使ってみて複数台のMacで同時にインターネットに繋ぐことが出来る、しかも高速!なんて快適。今までは ちょっと重めの写真画像があると数分かけて受信していた、なんて無駄だったのだろう。用もないのにすぐインターネットに接続して遊んでいる。
ここ最近、ぐっと秋らしい天気になった。今夜も彩弦楽四重奏団のリハーサルをした帰り、車の温度計は 外気温13℃と表示していた。この表示が必ずしも正確とは言えないが、車のエアコンが暖房運転に切り替わっていたのは徐々に冬に近づいている証だろう。 ヨーロッパは秋が短く、ぐっと寒くなっているんだろうなあ。ウィーンに向けて出発したのは4年前の昨日。部屋から見た落ち葉の山が今でも目に残っている。

9.21 24日の彩弦楽四重奏団第1回公演に向けて連日リハーサルを行っている。今日は主にシューマンの1番を練習し、残りの時間でベートーヴェンの1番をやっ た。夜に合わせをすることが多いので、終わってから夕食をとることになる。この前の合わせ後は閉店間際の山浦食堂に駆け込んで食べさせてもらったが、今日 はその山浦食堂が定休日なので昼間にスーパーに買い物に行った。刺し身が食べたかったので、ちょっと遠出をして買いだし。ここのスーパーは品質と品ぞろえ が良くて、刺し身類は魚屋のそれに劣らない。今日はマグロの特売日だとかで、赤身と中トロの盛り合わせがお手ごろ価格で売っていた。店のおばさんがしきり に勧めるので「何マグロ?」って聞いたら、「う~ん・・・冷凍マグロ!」・・・なんじゃそりゃ。でも買ったマグロは、勧めるだけあってとても美味しかっ た。もしかしたら本マグロかな。濃厚な味だった。 食事をしながらシュタイン指揮ウィーン・フィルのワーグナー序曲集を聴いたら、これまたビックリの演奏。「これ以外にありえない」と思うくらいすべてがピッタリとはまっている。シュタインが演奏活動から遠ざかって久しいが、もう一度指揮台に立って欲しい。

9.13 今日は一日レンタカーを借りて、いろいろ足を伸ばしてみた。午前中は南部方面へ。まず旧海軍の司令部壕、3ヶ月にわたる沖縄戦の司令部として約400メー トルにも渡る地下壕が掘られ、最後は司令官や幹部がその中で自決したところで、戦争の生々しさを現在に伝えている。その中の空気は今でも重く、易々と近づ けない場所もあった。 車で小1時間、有名なひめゆりの塔は修学旅行生で賑わっていた。中では地元のおばさん(ひめゆり同窓生だろうか)が、展示物にいろいろ説明を加えて案内し ていた。続いて平和祈念公園、ひめゆりの塔も祈念公園も、手入れが行き届いていてとてもきれいに整備されていた。 kaigun.JPG旧海軍指令壕の慰霊碑
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平和祈念公園とそこからの海の眺め。こんな空は見たことない。
高速に乗り、今度は沖縄中部方面へ。海洋博公園の中にある、美ら海(ちゅらうみ)水族館に向かった。 海洋博公園はとても広く、ビーチから植物園、水族館、イルカのショーやウミガメの飼育場、マナティ1日いても相当楽しめる。水族館はまず巨大な水槽をい ろんな角度から眺められるようになっていて、ジンベイサメやイトマキエイが悠然と泳いでいる横で、小魚が群れをなして泳いでたり、はじっこの影では寝てる 魚がいたりとこれを見るだけでも十分価値がある。他にもサメのコーナー、沖縄近海の危険な魚、深海に住むものなど判りやすく展示されていた。
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沖縄に戻って夜は沖縄料理屋さんへ。お目当てのお店が休みだったけど、近くの別のお店が当たりで満足。近海物の刺し身とグルクン唐揚げ(定番)、ゴーヤ、これにオリオンビールが良く合う。

9.12 10日に松本でHoff Piano Trioの演奏会を終えやっと休みになったので、沖縄に遊びに行ってきた。沖縄は今年既に2回いっているが、どれも日帰りのマイル修業の旅。今回はちゃんと泊まってきた。 初日はゆいレール(モノレール)を使って那覇市内の観光スポットへ。玉陵、首里城と廻ってから、近くにある沖縄県立芸術大学を見学に行ってみた。守衛所で 不審者扱いされるかと思ったが、何もなく構内に入れた。学生課のようなところで模擬店やら出演者の募集のチラシ類、ポスターをみると、どうやらまもなく芸 術祭が行われるらしい。東京芸大も9月に芸祭があった。そんななか同門で大学の後輩の岡田光樹君が第1ヴァイオリンを務める弦楽四重奏演奏会のチラシを発 見。彼は数年前に講師で沖縄県芸に赴任していたのを思い出し久しぶりに会いたいと思ったが、あいにく連絡先が判らない。大学事務所でそう簡単に連絡先を教 えて貰えるとも思えず、諦めて近くの琉球料理のお店で昼食をとる。それでも諦めきれず、友人に連絡先を聞いて自宅に電話をしてみると、「今日は学校に行っ ている」とのこと。すぐさま大学に引き返し、教えてもらった部屋に行ったらレッスンの真っ最中。20分ほど待って、レッスンの合間に久しぶりの再会。夜飲 みに行く約束をして大学を後にした。 沖縄には県外旅行者用の免税ショッピング(DFS)があり、ゆいレールおもろまち駅前にある。ワンフロアがショッピング、その上にレストラン街になってい て、他にも旅行者のツアーカウンターやレンタカー窓口もあり、沖縄に着いたらここでほとんどの手続きを済ませることが出来るようだ。ブランド物のバッグや 化粧品、時計などあまり興味の無いものばかりで、ざっと眺めるだけで出てきてしまった。一旦ホテルに戻ってマッサージを頼み、夜待ち合わせまで時間がある ので、今度はあしびなーアウトレットに行ってみる。ホテルからタクシーで約20分、かなり走って2000円、沖縄はタクシー料金が安い。閉店間際のあしび なーアウトレットは人もまばらで、お店はどれも暇そう。そんな中ドイツの鞄makerBREEのアウトレットを発見。BREEは安売りをあまりしないし、 アウトレット店は日本で沖縄のみだそうで、3~5割引の札を見るとついつい欲しくなる。海外旅行の際、ずっと使って古くなったリュックサックの代わりに BREEのリュックを購入。パソコンも入るし、間仕切りやポケットが多くて使いやすそうだ。これで満足して、岡田君と待ち合わせの場所ゆいレール赤嶺駅へ 戻る。この赤嶺駅、日本最南端の駅だそうで、改札口上にその表示があった。
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日本最南端の駅、赤嶺駅
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9.6 今朝はどのニュース番組も秋篠宮紀子様のご出産のニュースでもちきり、午前8時半頃無事男の子をご出産されたとの携帯ニュースを練習場に向かう電車の中で知った。 9月になり、N響は2,3日は外山雄三さんの指揮でマーラーの5番と尾高尚忠の交響曲第1番(新発見された第2楽章の世界初演を含む)を演奏し新シーズン が開幕した。昨日からは若杉弘さん指揮でマーラーの9番他を練習。この曲を弾くのは2回目、前回は1st.Vn.だったので2nd.Vn.は今回初めて。 いや~、難しい!特に第2楽章は前打音付きの和音1つ弾くのも手に馴染まない上に、転調やらPizzicatoやら目が追いつくまもなく押し寄せてくるの で、初日の練習はハニワ状態。今日は多少平気な顔して嘘がつける程度に昇格したが。他にも第1楽章の中間部、第3楽章も終わりに近づくに連れて複雑になる ので気が抜けない。とどめは第4楽章。聞いている分には美しいのだが弾くとなると別問題。それでも、前回弾いたときより良い曲だなあと心から思える瞬間が 増えたので、本番までにもっと増やして最後まで弾ききりたい。今月は正指揮者定期そろい踏みで、来週は岩城宏之さん指揮で『春の祭典』他のプログラムの予定だったが、ご存知の通り岩城さんが6月にお亡くなりになったので来週のプログラムは若杉さんと外山さんが半分ずつ指揮をする。
個人的には今月は図らずもウィーン音楽月間になっている。マーラーの5番,9番、ウェーベルン:パッ サカリア、ベートーヴェンの交響曲2,3番がN響のプログラム、他にAlberi String Quartetベートーヴェン・シリーズでのソナタ10,弦楽五重奏曲第3番,フーガ他、来週松本でのシューベルトのピアノ三重奏曲、彩弦楽四重奏団第 1回演奏会でモーツァルト:「狩り」、ベートーヴェン1番と楽しい(きつくもあるが)1月になりそうだ。

8.27 朝は最終リハと受講生の最終レッスン。今日も開演30分前のプレ・コンサートがあり昨日出なかった生徒さんが最終チェックしている。こちらも最終チェッ ク。今回は去年より過ごしやすく朝晩は気持ちのいい風が吹いてたけど、それでも演奏会の最中は30近い気温で汗びっしょり。手を伸ばしたら触れるような 距離にお客さんがいて、楽譜も見えてしまう。その距離感が慣れるとたまらない緊張感になり、相乗効果を生みだしてくれる。今年はヴァイオリンに富沢由美さ んが加わったことによって弦楽四重奏が組めるようになり、モーツァルト2曲、シューマン1曲が演奏できたし、ピアノ五重奏曲もできた。初めての曲、何度で もやりたい曲スペース的にこれ以上の編成は望めないが、出来る範囲でこれからも企画を続けていきたい。それと去年も今年も、ボランティアの方々に大変お 世話になったのをここに感謝の気持ちを込めてお礼申し上げます。
第4回演奏会:パッヘルベル:カノン(受講生3人による)、モーツァルト:弦楽四重奏曲「狩り」、シューマン:ピアノ五重奏曲。「第2回しずくいし夏の音楽祭」が無事終わった。

8.26 今日は一番ハードな1日。2回演奏会をする。当初の予定では短めのプログラムで2回したら・・・なんて気楽にスケジュールを組んでから、あれもやりたい、 この曲もと考えているうちに結局普通のプログラムを2回組むことになってしまった。実際やってみると昼の部はまだ良いとしても、夜は気持ちとからだがバ ラバラの状態。大好きなディヴェルティメントが最後まで空回りしていてショック。これは反省材料。夜の部では開演30分前より受講生の発表会をプレ・コン サート形式でやってみた。お互い意見を交換したりしながら小学生や中学生の子供達なりに練習し、音楽漬けの毎日を送った。演奏を聴いてて涙ぐむお客さんも いたりして予想以上に成果を挙げていた。
第2回演奏会、モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラの二重奏曲第2番、ジーグル:庭園音楽、シューマン:弦楽四重奏曲第1番。 第3回演奏会、モーツァルト:ピアノ三重奏曲ホ長調K.542、ディヴェルティメントK.563

8.25 連日演奏会をする、レッスンもする、当然時間の無駄を極力省くようにしなければならない。スケジュールを組むのは答えのないジグソーパズルを完成させるか のようだった。本番がある日でも、朝から翌日のディヴェルティメントの合わせ。ここラ・ラ・ガーデンホールはこじんまりとしているけど、木質系のいい響き がするので弾いててとても気持ちがいい。いつもこんなところで練習出来たらさぞかし・・・なんて考えてしまう。
夜は第1回演奏会、モーツァルト:弦楽四重奏曲第1番とシューマン:森の情景、モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番の3曲プログラム。

8.24 今日は受講生とお昼ご飯を食べに行く。予定していた洋食レストランが定休日だったので、小岩井牧場内にあるバイキング・レストランへ。折角牧場内に入った ので牧場内をみんなで散歩。羊の統制を犬がする『シープ・ドッグ・ショー』や、牛の乳搾り体験コーナーに小、中学生は大喜び、こういう企画を僕は思いつか なかったが、必要なんだなあとつくづく感じた。その後戻ってから、夜まで合わせ。明日25日から演奏会が始まる。

8.23 今日は岩手県民会館のロビーでお昼休みの方々を対象とした「ロビーコンサート」に出演。朝9時から軽くリハーサルをして、現地に向かう。11時過ぎに到 着。岩手県を代表するホールのロビーだけあってかなり立派な空間。セッティングは音響のことやらを考えて、石造りの階段に向かって演奏することに決定。 我々出演者は夏の音楽祭Tシャツを着てモーツァルトの1番、『狩り』、シューマンの1番から抜粋して演奏した。このロビーコンサートは今年始めてこれで4 回目だそうだが、ざっと数えて300人は超える方々がお越し下さった。宣伝用に用意していたチラシ150枚はあっという間に無くなり、もっと持ってくれば よかったなんて思ったが、今までこんなに入ったことはなかったそうでちょっとビックリ。終演後は近く有名店「白龍」でジャジャ麺とチータン湯を食べた。 これは美味い!また喰ひたい。 雫石に戻ってレッスンと合わせ。学生達は意外とまじめに練習しているようだ。

8.22 今日からしずくいし夏の音楽祭2006が開幕。といっても今年初めてミュージック・キャンプをやることになったので、その受講生がお昼過ぎに集まりだす。 リハーサルも会場で本格化し、その合間にレッスンを片っ端からやっていくので休む暇はない。まだ元気だ。

8.11 10年ちかく使ってきたMacもそろそろシステム自体を新しくしなければと思い、新しく出たIntel搭載MacBookを買って徐々に移行を始めている。だけど、まだ十分にソフトが対応していないので、今まで使っていたOS.9PowerMac もそのまま使っている。ホームページの更新もそう。最近パソコンの周りがどんどん周辺機器やらケーブル、書類、雑誌等で雑然としてきたので、この休みを利 用して少し整理整頓。それでもやっぱりケーブル類は絡まった状態になってしまう。それでもちょっとはスッキリ。この次は溜まったCDの整理・・・といきた いところだが、しずくいし夏の音楽祭2006の準備も大変。今回はプログラムも増えたし、何といってもミュージック・キャンプなるものをやることになってしまった。スケジュールを組んだり、案内を書いたり、宿泊先との連絡やらと、とにかくやることが多い。まぁ、好きでやっていることなのであまり苦にはならないけど。

8.8 N響の夏休み前最後の本番が6日NHKホールであり、終わったその足で松本へ出掛けた。翌7日は朝からリハーサル、来月10日にハーモニーホール(小ホー ル)でやる予定のHoff Piano Trioの演奏会のためのもので、メインはシューベルトだけど前半が面白い。お箏との二重奏で邦人作品を演奏する。お箏とヴァイオリンと言えば「春の海」 が有名だけど、今回は別の曲。三木稔の本来なら尺八とお箏の曲をヴァイオリンにアレンジしたものだ。今回は初めてのリハーサルだったので様子見って感じ だった。和楽器独特の間の取り方にまず慣れないと、どこで入っていいのか解らない。お箏の先生はもちろん曲が頭に入っているので、こちらの頼りない演奏に も合わせてくれるのが申し訳ない気持ちになる。次回はちゃんとお箏のガイド譜を書き込んで、準備だけでも万全にしておきたい。その後続けてシューベルトの 合わせ。長い曲なのでざっと全体に触れた程度で時間となってしまった。シューベルトはタダでさえ弾きにくい上に変則的で長いフレーズ、シンプルなメロディ と、人の弱いところを確実に突いてくる。侮りがたし。練習後は車で帰宅。松本から三才山トンネルを通る山越えルートを使い、東部湯の丸ICから上信越道に 乗るのがいつものルートだが、夏休みモードでのんびり帰りたくなったので高速道を使わずにチンタラ一般道で帰ってみた。片側一車線でどの車もひたすら50 キロ前後の安全運転、休み無しで約5時間。意外と近く感じた。

8.3 7月22日に「N響夏 大阪公演」のあと、大阪に居残り24日はフェニックスで妹とシュポアとロッシーニのDuo、そしてバッハの「シャコンヌ」を演奏 し、翌25日には札幌へ移動。札幌ではPMFにN響が参加してオール・モーツァルト・プロと芸術の森野外ステージでヨハン・シュトラウス一家のピクニッ ク・コンサートの2プログラム。31日に東京に一旦戻った足で、そのまま松山へ家族旅行。松山でドイツから一時帰国中の妹達と合流。道後温泉は僕も初めて の体験。このくそ熱いのに温泉なんて・・・なんて考えない。ほとんど茹だりそうになりながら温泉を楽しんだ。風呂上がりはご当地「道後ビール」をグイッと いきたいところだったが、レンタカーをしているのでぐっとこらえ、ラムネで我慢する。でもホテルに車を置いてから瀬戸内の魚を堪能しに魚屋さんが開く居酒 屋に行って日本酒まで堪能した。写真も撮ったけど、これ以降は後日。

7.10 昨日はAlberi String Quartetのベートーヴェン・シリーズ第16回。今回は中期カルテットから「ハープ」と「セリオーソ」の2曲を取り上げた。どちらも初めて弾く曲、し かもハープは初めて耳にしたという初心者同然の状態。練習でも周りは何度も弾いたことがあるのに、こちらは右も左も解らない状態でさぞかし迷惑をかけたん だろうなあ。本番は何とか間に合った感があるが、それでも十分曲の素晴らしさを味わいながら演奏できたのは良かった。「ハープ」が特に気に入った。1楽章 なんかちょっとメンデルスゾーンっぽいところもあるし(メンデルスゾーンが真似た?)、和声感が心地よい。「セリオーソ」は3楽章のテンポがいまいち上手 く消化できず、次回の課題に。こんな曲が弾けるようになったのかと、終演後一人感慨にふけった。
オカヤドカリは順調に成長している。6匹全部生きてます。砂を掃除したら、1週間ほど見かけなかった ヤドカリが脱皮した直後だった。最初はカラカラに干からびたのかと思ったが、抜け殻だとわかり一安心。だけど、オカヤドカリの専門サイトによると「脱皮は 命がけの行為、多くは脱皮の際に死亡」と、さらに「脱皮の時は砂を替えないように」「脱皮した皮は貴重なカルシウム源なので捨てないように」とまで書いて あるのを知らずにすべてやってから気づいたけど後の祭り。煮干しやジャコなどカルシウムの多そうなエサを与えたけどあまり食べないし、色は見るからに真っ 白で足腰の動きも弱々しい。「こりゃ、死ぬな」と諦めていたら、どうやら持ち直したらしく最近は活発に動くようになってきた。たまに沖縄銘菓の「ちんすこ う」をあげて、本国の香りを思い出させている。

6.27 今日から3日間、アシュケナージ指揮でショスタコーヴィチの交響曲第14番のrecording。「ショスタコーヴィチ」「交響曲」「14番」、これら キーワードから想像するとさぞかし大編成でドンチャカやるのかと思いきや、弦楽合奏に打楽器奏者3人、チェレスタ1人、ソプラノとバスの独唱のみ。ヴァイ オリンは5人、5人、ヴィオラ4人、チェロ3人、コントラバス2人とこれまた随分刈り込んだ弦楽合奏だ。それに輪をかけてタイトルが凄い、「死者の歌」! 家でさらっていたらうちの奥さんが、「聴いてるだけで痛い」と言うぐらい気の滅入りそうな曲だ。亡くなったN響チェロ奏者の三谷さんが昔、「ショスタコの 14番っていう世にも恐ろしい曲がある」って話をされてたのを思い出した。途中「自殺」なんてタイトルもあるどれも3~4分程度の曲が、11曲集まって1 つの作品となっている。初日の今日は主にバスとの絡みの曲を中心に6曲録り終えた。中でも変拍子の入った複雑な3曲目が仕上がったのはありがたい。ショス タコーヴィチに対するアシュケナージは感覚的にあうんだろうなぁ、変拍子もあまり苦にならないように感じる。残り二日間、上半期の一大イヴェント(僕に とって)が終わって行き付けのお寿司屋さんで祝杯を揚げるのが今から楽しみ。

6.23 N響は韓国ツアーに行っていたが、僕は降り番(というかくじ引きでたった一人の降り番に当たってしまった)なのでその間雑用とちょっと某オケにお手伝い も。休みになると気が緩むのか途端に具合が悪くなる。今回は久しぶりに風邪をひいてしまい鼻詰まり状態に、それでも無理して飛行機なんか乗ってしまったか ら、気圧の変化についてゆけずしばらく耳が聞こえなくなってしまった。今ではだいぶ元に戻ってきたがまだ若干鼻詰まり。ちょっとした体調の変化で、途端に 不自由な思いをする。つくづく健康はありがたいと実感した。 そんななか、しずくいし夏の音楽祭のチラシがついに出来上がってきた。印刷屋さんにデータを持ち込んで色々相談しているうちに、「ここに色をこう入れた ら?」とか「グラデーションをかけて」とかアドヴァイスをもらい、随分マシなチラシになった。さすがプロだなぁと感心する。曲目も決まり、詳細はこちらにアップしました。今年は出演者が一人増えてその分選曲もヴァリエーションが多くなりました。お近くの方は是非聞きにいらして下さい。

6.14 11日東大宮でのLibera! Chamber Music Seriesでバッハの無伴奏ソナタ第1番を弾いた。この曲を弾くのは高校生以来、人前で全曲を通して弾いたのは初めて。一体何年かかってんだって感じ だが、30歳を過ぎでやっとバッハが少し身近に感じられるようになってきたので、それ以前はとても近づける存在ではなかったのだ。今回E線を生ガットで、 と考えていたのだが、梅雨に入りこの高湿度、1週間も持たずに切れてしまった。演奏会当日も雨模様だったので生は諦め、なるべくそれに近い弦を幾つか探 し、一番テンションの弱そうなオイドクサのアルミ巻き線で代用。他にももっと良い弦はあるのだろうけど、現時点ではまずまずの結果だったと思う。また、 バッハを勉強するにあたっていくつかCDを聞き直してみた。高校生の時はシェリング、グリュミオー、クレーメル、ミルシテイン、ミンツ辺りを良く聞いてい たが、今回それらは一度も聞かず。テツラフ、クイケン(古いほう)、ツェートマイヤー、J.シュレーダーなどを参考に聞いていた。個人的に好きなのはテツ ラフ。テンポ感が素晴らしい。クイケンとシュレーダーはバロック・ヴァイオリンでの演奏で、テツラフよりもテンポ感が遅めになるのは楽器の特性上そのくら いのテンポに落ち着くのだろう。問題作のツェートマイヤーは昔バッハ生誕○○年とかでレコードで持っていたやつがCDになって再発されている。これが本当 に素晴らしい!細かいフレーズをデフォルメしているだけのように聞こえて、全曲を貫く構築力と緊張感がたまらない。これも実は高校生の時に数度聞いた事が あるけど、よたりまくった感じが何が何だか解らなくて理解できなかった。今では「シャコンヌ」を聞き終わったあとに、「バッハって凄い!」と一人感動して いる自分がいる。来月大阪で無伴奏を弾く予定だったので、あえて「シャコンヌ」を弾くことにした。こんな凄い曲を再び弾くことが出来ると思うと今からワク ワクする。バッハが凄いのはもちろんだが、それをダイレクトに伝えてくれたツェートマイヤーも凄い。

6.2 来週バッハの無伴奏を弾くので、楽器のE線を生ガットに替えた。普段はスティールのE線を使っているが、どうも響きが馴染まず色々苦労していた。梅雨時の 湿度が増えるこの時期に生ガットは危険だけど、無伴奏だしちょうど新しい弦を購入したばかりだったので思い切って替えてみたら大正解!まず他3本のガット 弦(Aオイドクサ(いつもはゴールド)D&Gオリーヴ)とのバランスが良いこと、そして音程がハモりやすくなったことでとても弾きやすくなった。E線がス ティールの場合、裏返るのを恐れて、もしくは他の弦とのタッチが違うので開放弦を思い切って弾けないけど、生ガットだとすべて同じ感触で弓とコンタクトが 取れるし、しっかりと発音しないと鳴ってくれない。開放弦は一番確実で響きの多い状態、それを基準に他のポジションでも同じような響きを作れればいいなぁ と常々考えている。こうなると弓もバロック・ボウで弾きたくなってくる。モダンの弓と比べて短く、毛の量も少なめ、その分引っ掛かりが良い。弓元でのコン トロールが難しいけど、これはこれで楽しめる。来週はこの組み合わせでやってみようともくろんでいる。
最近気になったこと昼飯をとりにハンバーガー店へ行った。注文をしようとしたら「お召し上がりです か?」ときかれた。当たり前じゃないか、食べたいから来たのに、と思いながら、あ~この人は「こちらで」を省略したのだなと気づいた。毎回毎回新しい客が 来る度におんなじ事を繰り返してると省略したくなる気持ちも解るが、そこは省かれると意味がわからなくなるのでやめて欲しい。そんなとき、なんて答えたら 良いのだろう。 1,「はい、もちろん。」と答えてから相手の様子を窺う。 2,店内用のトレーに載せてもらったら、それごともって外へ出る。 3,渋々店内で食べる。 どれもいまいち。こっちが変人扱いされて終わりである。

6.1 沖縄で先日買ってきたオカヤドカリは着々と成長している。ネットで、住み替え用の貝殻、木登り用のカジュマルの木、温度湿度計を買ってセッティングしたそ の日に、3匹が大きいサイズの貝殻に住み替えた。温度湿度も今のところ丁度良さそう。カジュマルの木は本当にお気に入りのようで、多いときは3匹鈴なり状 に木にへばりついている。へばりつくだけでなく、ついでに木の皮から幹を食べてしまってたった数日で見るも無残なカジュマルの木。これはちょっと誤算。 よっぽど美味いのかな。それとヤドカリにもそれぞれ性格があるのが徐々に判ってきた。大きいサイズの2匹は、1匹がちょこちょこ動き回るのに対して、もう 一つはほとんど一日中木の上でジッとしている。昼間は砂に潜ってほとんど出てこない奴もいるし、やたらビクビクして死んだフリのもいる名前を付けようかと も考えたが、貝殻をしょっちゅう替えて区別がつきにくいのでやめた。ちゃんと飼えばかなり長生きするそうなので、大事に育てたい。
5.26 関西地方の演奏旅行で、奈良、和歌山、大阪、琵琶湖と廻ってきた。指揮は外山さんでブラームスの1番他のプロ。演奏旅行といえば、その土地土地での飲み屋 が楽しみだが、今まで関西は実家が京都ということもあり、奈良や和歌山で泊まったことが無い。でも今回はそれぞれの土地で初めてのんびり過ごした。和歌山 線も初めて乗ったし。 琵琶湖ホールでの演奏会後は、お勧めのお店でも紹介している「だがしやさん」でメンバー数名と打ち上げ。隣で飲んでたお客さんのエビスビールが当たり瓶で盛り上がる。
ebisu.JPG neko.JPG ヱビスビールの当たり瓶、久しぶりに見た。  これは別の店で、たまたま足下に来たネコを撮影。

大阪から東京に一旦戻り、沖縄へ日帰り旅行してきた。別に何も用事はない。強いて言えば、ジュースを買いに行ったくらいか。沖縄空港で2時間ちょっと、折角なのでソーキソバを食べて、ちんすこうを買い、ついでにオカヤドカリを買ってしまった。また水槽が増えてしまった。 okinawa01.JPG
沖縄空港のロビーにあるシーサー okinawa02.JPG
オカヤドカリ、6匹入ってました。

5.19 BSアナログ・チューナー内蔵のVHSヴィデオデッキがついに壊れてしまったので新しいのを買いに電器店へ行った。VHSはもう1台デッキがあるし今更 テープに録画することもないので、欲しいのはBSのチューナー付きの○○。ここで問題になるのがデジタルチューナー内蔵にするかアナログBSで我慢する か。一度じゃ決められず、3軒電気屋を廻って最終的に地上波デジタルチューナー内蔵のDVDデッキにした。今までデジタル放送を見たことが無かったのでま ず番組の多さに驚き、画質の良さに驚く。クラシック番組がいっぱいやっていて、何で今まで見なかったのか後悔した。うちは集合住宅のせいかアナログ放送の 受信感度が悪く、特にNHKの画質は悪い。そのイライラが解消されたので、これからエアチェックに忙しくなりそうだ。ただ、機能が多すぎて使いこなすのも 一苦労。リモコンから目標のボタンを探すだけでも大変だ。

5.15 昨日14日は川越での演奏会で、弦楽三重奏の本番だった。プログラムはドホナーニ:「セレナーデ」とモーツァルトのディヴェルティメントの2曲だが、体力 的にも精神的にもきついプロだった。ドホナーニも素敵な曲だが、モーツァルトは別格に素晴らしい。この演奏会はトークを交えながら進行することになってい たのだが、いつものごとく事前に話す内容を考えていなかったので、ゲネプロで「何話そうかなぁ」なんて弾きながら考えていた。結局このことは話さなかっ たのだが、モーツァルトが弦楽三重奏の作品を書くときにどんなことを感じながら書いたんだろう。あれだけの数の弦楽四重奏を書き、そのあと弦楽五重奏でも 6曲の傑作を残しているのに、弦楽三重奏は未完のものとこのディヴェルティメントのみ。どちらも晩年の作品だ。我々凡人から見たら超人的な才能で苦もなく すらすら書いているようだけど、これ以上削ることもできない最小限の音譜の中で最大の表現力、自分の才能に挑戦し続ける姿勢を感じる。まるで「最小公倍 数」のようなこのディヴェルティメント、楽しいはずのロンド楽章が、今回演奏していて寂しさを感じた。











2006年1月〜4月の旧酔っ払いの戯言










4.1623までヨーロッパに行ってきました。
22日 今日は土曜日でお店が早く閉まってしまうので、必要なものはそろそろ買っておかなければいけない。何しろ明日は帰国日 の日曜日。楽譜や音楽資料は午前のうちに買わなければいけないので、ドブリンガーへ。モーツァルトの弦楽三重奏曲(未完の作品をF.バイエルが補完したも の)とレーガーのトリオ、それに怪しげなタネイエフのトリオ他を購入。 お昼ご飯は雫石で演奏会を一緒にやる鈴木理恵さんと地元の人ならではのお店で食事。今年も8月2527日に「第2回しずくいし夏の音楽祭」をやるので、 その打ち合わせ。3時間ほど話し込んだ。その後、夜のウィーン響演奏会まで少々時間があったので、中央墓地へベートーヴェンのお墓参りに行く。 夜はウィーン響のムジークフェラインでの演奏会、本来ならサヴァリッシュが振るはずだったプロ(ハイドンのG-Dur、ブリテン:ヴァイオリン協奏曲(B.シュミット独奏)、モーツァルト:Es-Dur) そのまま代役のM.ホーネックが引き継いだ。手に入れた席はOrchesterと呼ばれるオーケストラのすぐ後ろの席で、ヴィオラの楽譜が読めるくらい奏 者と近い席。こんなに近くても音的に何も問題がない、というかとても素晴らしい音色に圧倒される。ムジークフェラインの完成度なのか、ウィーン響の実力な のか。独奏のシュミットはブリリアントな音色がこの協奏曲ととてもマッチしていて、最後まで一気に聴かせてくれた。テクニックも相当なもので難しいパッ セージも見事に決めていた。協奏曲におけるオケは伴奏に廻りきらずソロと対等に協奏、しっかり盛り上げてた。
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ムジークフェラインのポスター、上は来月のウィーン響定期、下はアバドとマーラー・ユーゲント・オケの演奏会。
終演後、ウィーンでの師匠クリスティアン先生のご自宅を訪問。先生はこの日デトモルトから6時間かけて夜10時頃に帰ってきたばっかりだったのだが、お疲 れの中わざわざ時間を作ってくれた。小一時間ほどお邪魔してから、失礼する。今回のウィーン旅行も、これでひとつ区切りがついた。帰り道、日本料理や「朝 日」で最後の晩餐。ここのお母さんはとても親切で気持ちいい。閉店時刻を過ぎてもゆっくり食事を楽しんだ。

21 朝起きてからシェーンブルン宮殿で散歩。そのままU4でケッテンブリュッケ ン・ガッセで降りて、ナッシュマルクトをぶらつく。果物、野菜の色の鮮やかなこと。春の訪れを感じさせてくれた。シュパーゲルも並んでて思わず買いそうに なるが、日本にもって帰るのは難しいので諦める。ナッシュマルクトからセセッシオンへ、クリムトのベートーヴェン・フリーズを見学。100年も前にこんな 建物、そして絵画が描かれていたと思うとその斬新さは驚異だ。お昼ご飯はりり子ちゃん、 Georgのお勧めのお店でKokoro。美味! 今夜もOperで「トリスタン」を見に行く。今回の指揮はドイツ物ならなんでもござれのP.シュナイダーで、2003年に新演出になった(その時はティー レマン指揮、CDにもなってます)舞台の通算21回目。トリスタンがスミス、イゾルデがポラスキ、マルケ王はサルミネン(凄かった!)等の配役。3幕のは じめ40分は死ぬ寸前のトリスタンを散々歌わせたわりには、イゾルデが来てからはあっという間に終わってしまうのはバランスが悪いなあなんて思いながら も、最後はやっぱり感動するね。キュッヒルとシュトイデのコンマス筆頭に弾きまくってた。シュナイダー指揮だと昨日とはまた違って、いつもの落ち着いた響きに戻っていた。

20 朝は王宮を散歩してから、シュターツオーパーの博物館に行ってみる。留学中に は無かったここは昔、劇場のチケット売り場だった。よくここまでチケットを買いに来たなぁ、と思いながら入ってみたらいつの間にかMuseumになってい た。Operが戦後1955年に再建されてから50年間の歴史を、だだっ広い円形の広間の壁一面に写真付きのパネルで振り返っている。入り口で貰える日本 語の説明書(たんなるコピーだが)は歴代の総監督の歴史が説明されていて、それを見ながら廻ると本当によく判る。クラリネットの譜面に書かれたアバドの酷 い風刺画は一見の価値あり。中心部あたりの壁には、ある一週間のオーケストラの出番表が書かれていた。 そうこうしているうちに、N響のティンパニ奏者久保さんがウィーンに到着。お昼ご飯をご一緒する。行った先は昨年N響ツアーの際に連れていった僕のお勧め の中華料理やさんで、みんなが「こんな美味いラーメンがウィーンで食えるなんて!」と言うほどそこのラーメンが絶品なのだ。注文してから職人さんが手で麺 を延ばす麺に揚げた鳥肉が乗っかり、スープはこれまた日本人好みの和風アッサリ出汁。ここは鳥肉ラーメンが一番美味い。シーフードラーメンはココナツ風味 のカレーベースになっているので好みが分かれる。 syokumen.JPG
パーコー麺の鳥肉版
夜はムーティの「フィガロ」。序曲からして溌剌として、お~っと感動。オケがムーティの音にどんどん変わっていって、濃厚な響きに充実感満点。歌はケルビーノを歌ったエリーナ・ガランチャが特に素晴らしかった。コンマスはヒンク、再度がザイフェルトかな? 終演後、ウィーンに留学中のT.ちゃん(今回のチケットを取ってくれた、ありがとう!)、久保さんと夕食を食べに行ったのだが、閉店間際でパンとスープ類 しか出して貰えず欲求不満。もう1軒ビールを飲み直して程よく酔っ払い気分も直る。このビヤホール1516にはアルコール検知器が置いてあり、備え付けの ストローで検査穴に息を吹きかけどのくらい酔っぱらっているか数値が出るという代物。1回1オイロ。ちなみに二人とも酔っ払いの赤ランプが点灯、久保さん 1.12?、僕が0.94?くらいの数値でした。
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これがアルコール検査器。真ん中の黒い丸の中にストローで息を吹き込みます。判定は上のデジタル数値と、下のランプが点灯した色で判断。
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酔った勢いでやってみました。ちゃんと酔ってました。

19日 ウィーンに来たらいつもお決まりなのだが、ベルヴェデーレの庭を通り抜けてまずはム ジークフェラインからOper、そしてケルントナー通りを通ってシュテファンス教会をかすめグラーベンへ。ぶらぶらリンク内を歩きながらどこに行くか考え る。やはり僕にとって聖地であるハイリゲンシュタットにまず最初に行くべきだと思い、Strassenbahnに乗る。ベートーヴェンの有名な遺書を書い た部屋には観覧時間ギリギリに間に合い、しばしベートーヴェンに思いを巡らす。受け付けのおじいさんがとても親切で、ウィーンの Museumガイドをく れた。それからBeethoven Gangと呼ばれる小川が流れる小道を散歩。去年来たときは猛烈に寒かったけど、今回は小春日和で最高の天気。将来ここに住むにはどうしたら良いのだろ う、でも飲みに出ると帰るのが面倒だななど非現実的な妄想をしながらGrinzingまで歩いて、再びStrassenbahnで中心部へ戻る。燕尾服 用の白い蝶ネクタイと旅行用かばんを買って、Mariahilfer通りを歩き、一日歩きっぱなしの約24000歩。ワインを買って夜知人宅へ持っていっ た。
18夕方チューリヒ発のスイス航空でウィーンに入る。約半年ぶりのウィー ン、しかも今回は楽器無し!僕にとってこの街に旅行するのは、自分を確認しに行くようなもの。演奏会に行って音を思い出し、街を歩いていろんなことを感じ 考える貴重な時間でもある。早速原点のムジークフェラインと青島(中華料理)に行った。 musikverein.JPG
工事も終わり綺麗になったムジークフェライン
朝から小雨模様のなか、ホテルをチェック・アウトし念願のワーグナー博物館へ。バスで10分、更に歩 いて10分で小高い丘の上にある博物館にたどり着く。ここで「マイスタージンガー」を作曲したそうで、自筆譜や手紙など数々の資料が展示してあった。あれ だけの大作を書いていながら、自筆譜がとても綺麗だったのが興味深い。モーツァルト同様ある程度頭の中で出来上がっていたのだろうか。帰り際、来館者ノー トに「しーはや」シールを貼ってきた。 luz_05.JPG
小高い丘の上の博物館。ルツェルン湖の辺に建つ。

17はイースター休みだそうで、普通だったら開いているお店もかなりの数が閉まって いる。しかも月曜日とあって今回目当てのワーグナー博物館も休み。それでも朝から約4年ぶりのルツェルンの街を散策する。小さな街なので名所や観光スポッ トを廻るのも歩くのに丁度いい。氷河博物館やライオンの記念碑(正確な名前は忘れた)は開いていて観光客が集まってきていた。湖畔沿いをブラブラ歩いてい ると40分ほどで交通博物館に着く。しかしあまりにも湖畔べりが気持ちいいので散歩を続行、そのまま中心部へ歩いて戻る。夜は初代Alberi String Quartetチェロメンバーの入澤百合子の家へ夕飯をご馳走になりに行く。スイス料理のラクレット、チーズを溶かしてジャガイモやソーセージ等と一緒に 食べるシンプルなものだが、チーズが美味くワインとピッタリ。12時過ぎまで昔話に花がさいた。
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ルツェルン湖からアルプスの山を望む

16
からウィーンに行ってきた。メインはもちろん演奏会でStaatsoperでのムーティ指揮「フィガロ」とシュナイダー指揮「トリスタン」、そしてウィーン交響楽団の演奏会3つを聴いてきた。 ウィーンに入る前、ちょっと足を伸ばしてルツェルンに2日滞在。ここには高校時代からの友人が住んでいるのと、前回行った際に行きそびれたワーグナー博物 館にどうしても行ってみたかったから。オーストリア航空でウィーン乗り換え、チューリヒまで飛びそこからスイス国鉄で約1時間、夜8時半にルツェルンに到 着。一週間前の話では雪が降ったとか言ってたわりには予想以上に暖かく、日本とさほど変わりない気温。長旅でむくんだ足を引き摺りながらルツェルンの町へ と繰り出す。着いた土地では儀式のようにまずビール!以前N響のツアーで行った美味しいレストランを見つけて入る。ちょうどホワイト・アスパラ (spargel )の時期なのでスープと鴨肉のオレンジソース掛けのハーフ・ポーションで軽めの夕食。やはりここは美味い!5年前の味を思い出し嬉しくなるが、長旅の疲れ がジワジワと出だし早めに切り上げてホテルに戻る。外は急に降りだした雨が冷たかった。
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オーストリア航空のウィーン・フィル号後ろはANAのポケモン・ジェット

4.12 ホタルイカの美味しい季節になってきた。春の訪れを感じさせてくれる初鰹やタケノコがスーパーに並びだすと食べずにはいられない。今日近所の魚屋さんに鰹 目当てで立ち寄ったら既に品切れ、代わりに目に付いたのがホタルイカだった。身がブリブリで中にはハチ切れているのもあり、見るからに美味そうなので迷わ ず注文、富山湾内のホタルイカだそうだ。他にも黄肌鮪の赤身も購入。 魚屋恐るべし!スーパーで買っていたのとは月とスッポンほどの差がある。先日デパートの地下食料品売り場で買ったホタルイカも美味しかったけど、今日のは 別格に美味かった。スーパー<デパート<<魚屋。それでいて値段は高くない。スーパーは便利だけど、専門店は便利さだけではないこだわりがあって侮れな い。

4.10 8,9日はデュトワ登場でベルリオーズの「ファウストの劫罰」。さすがデュトワである、2時間を超える作品を完全に体の一部のように振るのは、見ていて感 心するし気持ち良さすら感じる。彼にとってベルリオーズは無くてはならない作曲家なんだろうなあ、あんなにぴったりハマッている指揮者も珍しい、改めて デュトワの能力を思い知った演奏会だった。そしてベルリオーズもベートーヴェンとさほど変わらない時代にあれだけの大作を書いたことも凄い。ワーグナーを 思い出させるような音系や和声があったりするのも興味深かった。
今日はギターとの室内楽作品を2曲レコーディングした。ボッケリーニとヴィヴァルディの作品で、個人 的な録音だという話だったのに行ってみたらちゃんとホールでのセッションだった。1日で録るのであまり時間はなく、とにかく可能な限り音を録っておいてあ とは編集にお任せするしかないが、楽しく演奏できたのでその部分では良かった。仕上がりが楽しみだ。
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4.2 N響の神戸、大分、福岡公演を終えて、昨日帰宅。このツアー中は実家のある京都に帰って今後の打ち合わせやら、昔からの行き付け「やよい」、大分ではフグを食べたりとなにかと充実していた。 yayoi_01.JPGやよいのマスターyayoi_02

それと指揮者のピヒラー!アルバン・ベルク弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンとして有名な彼だが、棒はともかくちょっとした瞬間の表情やしぐさが根っからの音楽家を感じさせてくれて、「これは、かなわないな」と痛感させられた。 帰宅した足で昨日はうちの生徒さん達とアンサンブル勉強会と称した合奏を親しむための小さな発表会。小学校に入る前の小さな子供でも、一緒に弾いていると 周りを彼らなりに聴いていて、ちょっとずれても微調整して合わせているのが面白い。みんな解ってないようでしっかり感じ取っているのが良く解る。 
只今、NHK教育放送でウィーンの国立歌劇場再開50周年ガラ・コンサートをやっている。普段ピットに入っているオケがステージに上がっているのになんとなく違和感があるが、懐かしさが込み上げてきた。

3.17 全日空のバースデー割引を利用して稚内へ一泊旅行してきた。仕事で北海道に行くことはあっても、稚内へは一度も行ったことがない。この時期どんな感じなの か体験してみたいのと、宗谷岬に行きたい理由で行ってみた。一日1往復の全日空羽田ー稚内線で稚内へ、気温は-3、雪で真っ白だった。だが、心づもりが できてたせいか思ったほど寒く感じない。とりあえずバスで市内へ向かう。遅めの昼食をとってからレンタカーで宗谷岬に向かった。40分ほどで日本最北端の 宗谷岬へ到着。駐車場に車は止まっているものの、人は見当たらない。とりあえず記念撮影でもとカメラを片手に車を降りて歩き出したのだが、強風が吹きつ け思った以上に寒く、あまりの寒さに1分も我慢できない。みんな車の中から眺めている気持ちが良くわかった。セルフタイマーで写真をとるのも、風でカメラ が吹っ飛ばされるので無理。仕方なく数枚写真を撮って車に駆け込んだ。 wakka03.JPGwakka04.JPG 日本最北端のモニュメント(左)   間宮林蔵像が最北端を望む(右)
日没までもう少し時間があったので、ゴマフアザラシを見に行った。稚内に一旦戻って抜海町へ。稚内市内から空港、宗谷岬へ向かう道路は綺麗に除雪されてい ているが、一本裏に入ると踏み固められた雪がツルツルに凍って良く滑る。ABSが利いてもなかなか止まらない状況はかなり冷や冷やしたが、無事アザラシの 観察ポイントへ。変形のテトラポットに見えるがよく見るとアザラシがごろごろ転がっていた。人に慣れているのか、こちらが見ているとちょっとづつ近づいて きた。
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食事前に稚内温泉へ行って日頃のストレスをとる。ちょっと滑り気のあるお湯はタクシーの運転手の話によると皮膚炎やアトピーはもちろん、胃腸にも効き目が あるそうで、昔は地元の人中心の温泉だったとか。それを観光客にも広く利用してもらおうと、建物を新しくして観光スポットの一つとしてアピールをしている とのことだった。1時間ほど入った後は動けないほどにトロトロになってしまい、仮眠室?でごろ寝。ホテルに戻ってからタクシーの運転手に教わった飲み屋で 熱燗を片手に肴をつまみ、飲みたりないのでホテルのバーラウンジを梯子。久しぶりにたくさん飲んだ。

2.28 単行本には糸で撚ったしおりが付いているものとそうでないものがある。本屋さんで紙のしおりを挟んでくれるところもあるけど、僕は糸の付いたやつが好き だ。初めて開いたときに真ん中当たりに楕円形に丸めて挟まれているしおりは、無造作のようで折り目正しく美しく感じる。それが毎日違う場所に挟まれるうち にヨレヨレになってしまう。ちょっと悲しい。 今読んでいる本は志村けんのエッセイ「変なおじさん」完全版というやつ。ドリフのコントから、自身のネタ作り、構成などテレビで見ているシムケンとは違っ た一面が見えて面白い。また人前で演ずるという点で我々音楽家と共通する部分も多く、非常に参考になったりする。彼がドリフに加わった当初は、お客を笑わ せるどころかシーンとなっていたそうである。その時は『ただ無我夢中で、何でも一生懸命やろうとして力が入り過ぎていた。やっている方に余裕がなくて一 生懸命さが伝わってしまううちは、頑張ってる気持ちがわかる分だけ、見ていても笑えない。(志村けん著【変なおじさん】より)』耳の痛い言葉だ。笑いと音 楽、今年はこれを目標にしてみようかな。
バンコクでだまされて買ったと思っていた燕尾服は無事送られてきた。生地は手触りが良く軽いのでだま されたわけではなさそうだが、どうも形が変。一応燕尾の形にはなっているけど締まりのないダラッとした感じのデザインでこれじゃぁ、人前では着られない。 手直しでどの程度直せるか・・・。

2.22 昨日書いた単行本の名前は「博士の愛した数式」でした。韓国映画のタイトルとごちゃごちゃになってしまいました。

2.21 最近読書にはまってる。今年に入って麻生幾の「ZERO」を読み出し、やっと上中下全三巻を読み終えた。この麻生幾という人は、以前「極秘捜査」というオ ウム事件を基にした警察物を読んだことがあり、ディテールの細かい描写は全部想像しながら読むと頭がパンクしてしまいそうだが、その緻密さは舌を巻く。今 回も警視庁から自衛隊、中国の人民軍と凄まじい数の登場人物で覚えるだけでも大変だったが、ある程度読み進んだら止まらなくなり、あっという間に読み終 えてしまった。普段は週刊誌程度しか読まない僕としては、この読書熱は自分でもビックリしている。昨日から読み出したのは、最近映画化されたらしい「博士 の頭の中の数式」?だっけ、未だ半分ほどしか読んでないが、静かな佇まいの中に柔らかな寂しさが滲んでくるような感じがする。本によっても、いろんな雰囲 気がでてくるのかとちょっと感動した。

2.16 すみません、更新途絶えてます。

2.9 バンコク最終日、街の喧騒にも慣れたのやら麻痺したのやら。ここでヴァイオリンをやるというのは無理だろうなあ、なんて考えながら街をぷらぷらする。買い 物とも考えたがどれを見てもあまり欲しいものがなく、結局何も買わず終わる。仕上げにタイ式マッサージのお店でフットマッサージを1時間やってもらう。連 日歩き続けた足は心地よい刺激で、あっという間に寝てしまった。お陰でスッキリ。帰国の飛行機は満席で食事もとらず熟睡だった。

2.8 昨日のショックが大きくあまり動く気がしないが、奮い立たせて行動開始。Thailandといえばジム・トンプソン!15年前も連れていってもらったシル クのお店だ。タイシルクのシャツやネクタイ、ドレスのオーダーメードから小物までいろいろ取りそろえてあるここは高級店だけあって、従業員のたち振る舞い はさすがである。ただ、最近物欲がないのか、これが欲しいというものがなく、何も買わずに出てきた。 ジムトンプソンの本店前で地図を広げると、すかさず話し掛けてくる輩がいる。「とりあえず声でもかけとくか、」ってなノリだ。相手にせず、歩いてルンピ ニー公園に行った。ここは街中の喧騒がうそのように、広々として落ち着いた空間だ。バンコクにもこんな良いとこがあるのかと感動、ベンチに座って一休みす る。ガイドブックには「ルンピニー公園は昼間はいいが、夜は物騒で危険だ」と書いてあった。次に向かったのが毒ヘビ・ファーム、公園の裏当たりにある病院 の敷地内にある。病院の入り口で守衛さんに呼び止められ、「ヘビを見たい」と言ったら、若い兄ちゃんが「キング・コブラ~!」とか言いながら連れてってく れた。その兄ちゃん、怪しげな木の実を食べてて、僕にも勧めてくれたが、唐辛子が山のように振ってあって真っ赤。「マンクッ、マンクッ」と名前を教えてく れたが酸っぱいし辛いしであまり美味しくなかった。その兄ちゃんは一人で美味そうに食ってたが。で、毒蛇博物館はちょうどショータイムの真っ最中、牙をガ ラスプレートに押し付けてコブラの毒を搾り出して見せたり、延ばして観客の近くで見せたり、次から次へいろんなヘビを出してきてはなんか説明してた。極め 付けは巨大なニシキヘビを体に巻き付けての記念撮影付き、こういう時、欧米人の若い女性は嬉々としてヘビを巻き付けポーズも決めてにっこり笑う。どういう 神経をしているのか。 今回バンコクに来ようと決めたのは、15年前の思い出から。そのとき、バンコクのチュラロンコン大学の講堂で演奏会をしたのを思い出し、毒ヘビ・ファーム からも近いので行ってみた。本当は中に入ってみたかったが、学生はみんな制服を着ていて観光客がフラフラと入れる雰囲気ではないので断念、近くをうろつ く。そのままショッピング・ギャラリーまで歩いてウィンドウ・ショッピング。夜は疲れたのでホテルで中華、日本円で3000円程度でフカヒレやらエビやら 出てきて狂喜する。フカヒレはやっぱりこっちの方が断然美味い。

2.7 バンコクに行ってきた。今年も500円玉貯金で貯まったお金を元にして、タイ国際航空で約7時間、意 外とかかる。離陸が遅れたせいもあるが。深夜ホテルに入り、翌朝から行動開始。バンコクに来るのは約15年ぶりで、その時は国際交流基金の派遣でいたれり つくせりの旅行だったが、今回は自力。いつも初めての土地は歩いて行動することから始めているので、地図を片手に王宮をめざすがこれが甘かった!いくら歩 いても着かず、おまけに車やバイクの騒音と排気ガスが凄まじい。BTSのナショナルスタジアムから2時間近くかかってやっと王宮にたどり着く。一応敬虔な 仏教徒の僕としては、タイの仏像や建物は神聖なもの。気持を清めてワットパラケオ、ワットポーを参拝した。王宮を出たところで『入場券を見せろ』と話しか けられる。検札かな?と思っていると、『このチケットで、他の寺も見られる、この寺も行ったほうがいいよ。あと今日はスーツ・ファクトリーのセール最終日 だから一応そこも教えてあげる。』と声をかけられ、トゥクトゥク(現地の簡易タクシー)の値段交渉までしてくれ、行った先のお寺では日本企業(みずほ銀 行)に出張で行ったことのあるという人に偶然出会い、最後に『先日カシミヤのスーツを5着作った』等の話を聞いて、トゥクトゥクにそこに連れてかれて、 なんとなく燕尾を作ってしまった。 ホテルに戻ってガイドブックを読んでたら、『王宮周辺にはうそ八百を並べて宝石商やテーラーに連れ込む連中がいるので相手にしないように』と書かれてた。やっぱりだまされたか・・・。 夕飯は気を取り直して、ガイドブックに載っているフカヒレ・レストランに向かう。一人659バーツ(約2000円)という低価格のお店。道に迷い、近くの ホテルで訊いたら反対の方向に来ていたらしい。タクシーを呼んでもらってレストランに連れていってもらうが、タクシーメーターを倒さない!倒すように言っ たらすぐスイッチを入れたが、どうもこれもわざとらしい。さて、本題のフカヒレは、いきなりスープ、豚骨スープにフカヒレが入っているような濃厚なスープ でビックリ。味は悪くないけど、フカヒレよりもラーメンを入れたくなった。他にもフカヒレともやしの炒め物、エビと卵のカレー炒めやアワビご飯(アワビは 缶詰めか)などこの値段だから仕方ないかという感じ。全体にフカヒレはちょっと臭いが気になった。夜のパッポン通りを冷やかしながらホテルに戻る。凄いと こだな、ここは。
初日の教訓、バンコクは歩いてはいけない、かといってバスはわからん、タクシーは隙在らばぼったくろうとする、とんでもない街だ。

2.1 八十八鍋
今日も寒い、練習場でパラパラっと雑誌をめくっていたら鯛のアラからとった洋風スープの作り方がのっ ているのを見て、『八十八鍋を作ろう』と思いつき鯛のアラと蕪を買って家に帰る。八十八鍋(やそはちなべ)は、とあるお寿司屋さんで教わった簡単で美味し い鍋。材料は鯛のアラ、蕪、米だけで、調味料も料理酒と鰹出汁のみといたってシンプル。
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鯛を熱湯にさっとくぐらせてから冷水にとり、手で丁寧に鱗や汚れを落とす。土鍋に米(洗わ ず)4分1カップほどを敷き、その上に鯛を並べて軽くかぶる程度の料理酒をドボドボと入れる。火にかけて約15~20分程ゆっくりと炊く。その間に蕪の皮 をむき、5ミリ幅程度の輪切りにしておく。
(火にかける前)
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鯛の上に蕪を並べ、先ほどの日本酒と同量の鰹出汁(ちゃんと鰹節からとる)を加え、更に15分ほど弱火で炊く。最後に蕪の葉っぱを加えて火が通ったら出来上がり!味が薄いときは塩、もしくは薄口醤油微量。でも、ほとんどいりません。
(仕上がり図)

これがなんとも美味しいんです!洗わない米はとろみを出す為ですが、多めに入れてお粥風にして食べるのも良し、米を少なめにして仕上げにうどんを入れるのも美味しいです。

1.27 テツラフが来た!ブラームスの協奏曲を今日オケ合わせして、明日明後日とN響定期公演。上手い人が弾くと全てが簡単そうに見えてしまう。今回は対向配置で secondからは正面に彼の弾く姿が見えるので、楽譜はそっちのけで見入ってしまった。これは名演の予感。今から明日が楽しみ。
今日何となくラーメンモードだったので、昼ご飯を『本場中国上海四川の巨匠××(実際は名前)が作 』と書いてあったお店に入ってみた。お勧めが坦々麺らしいのでそれを注文。坦々麺はたまに無性に食べたくなるが、なかなか美味いのに当たらない。今ま でで感動した坦々麺は京都宝ヶ池にあるPホテルのと、我孫子市内の住宅街にぽつんとあるお店の2軒。で、今日はというとやっぱり外れ、っていうか僕はカウ ンターに座ったのだがカウンター越しに『業務用坦々スープの素』ペットボトルが見えたのにはかなり興ざめ。『本場中国』なんだから~、と心の中でぼやき ながら、全部食べたけど。《華椒の(麻)と辣油の(辣)のコンビネーションが絶妙の》そのスープは、確かにラベルに書いてある通りだった。

1.21 今日はN響団友オーケストラのお手伝いでオペラシティで演奏会、団友オケとはN響を退団された方で結成されているオケで、当然のことながら大先輩ばかりで ある。小さいときにテレビで見ていた方々が目の前を横切って行くのは、なんとも不思議な感じだ。指揮は岩城さん。岩城さんのお話を挟みながら演奏会は進ん だ。なんと岩城さんが団友オケを振るのはこれが初めてとか。岩城さんはN響の指揮研究員時代からかれこれ半世紀もN響に関わっているし、以前から団友にな りたくてお願いしたそうだが、『退職してないために団友にはなれない』のだそうだ、なるほど。その岩城さん、年末からかなりの頻度でご一緒しているが、疲 れ知らずでますますお元気になられている印象。どこからあのパワーが出てくるのだろう。 今日は朝から雪がちらつき、夕方には都内で9センチの積雪。8年ぶりの大雪だそうだ。スタットレスタイヤにしてあったお陰で、車の移動は問題なし。たった一度だけでもその威力が発揮できると、替えといて良かったと嬉しくなるもんである。

1.19 先日の演奏旅行は8日間の、国内にしては長めの旅行だった。旅先での楽しみといえばもちろん食事なのだが、連日ともなると肝臓を休めなければいけない 思いつつも、本番が終わるとついついふらふらっと暖簾をくぐってしまう。最終公演地の松山でもまさにそれで、今日こそは軽めにと言っていたにも関わらずた またま入ったお店が大当たり!!女将サンを中心に、僕と同じ亥年の二人(一人は二周り上?)と女性だけで切り盛りしているそのお店は、ほうれん草のおひた しや煮物、おでんなど家庭的な味が沢山。中でも天然太刀魚の塩焼きとイノシシの塩焼きは絶品だった。女将サンの話によると、このお店は地元の常連さんがほ とんどで一見さんはまず入ってこないらしいので、我々のグループはとても珍しいとか。いろんな話を聞かせてもらって、美味しい料理とお酒で十分楽しませて いただいた。また松山に行ったら是非行きたいお店だ。

1.16 N響の演奏旅行に出ている。インターネット環境の悪いホテルに宿泊していたのでアップロードはおろか、メールの送受信にも苦労した。やっとLAN接続できる環境のホテルに泊まり、こうして書き込みしている。 今回は徳山に始まり、広島、鳥取、松江、松山と、どこも肴の旨い場所ばかり。そして移動距離も長い。松江から松山は特急2本乗り継いで5時間ちょっと、身 体が痛くなる。それに加えて演奏会場のイスも会場ごとに高さ、角度が微妙に違い、しかも演奏用のものはほとんどなく、大抵座り心地の良い後ろに若干凹んで いるイス、これが具合が悪い。弾くときにこの凹みが腰に負担をあたえる。今回の旅行中にサティで見つけた骨盤矯正座布団は優れ物で、若干前に傾斜している のが心地よい。これなら後ろに下がったイスでも調節が可能なので、持ち運んで使いだした。寝るときも腰の下にいれて寝ると良く眠れる。 携帯電話でとった写真をアップしました。デジカメ写真館からどうぞ。

1.4 年末は去年に続いて岩城さん指揮によるベートーヴェン交響曲全曲演奏会に出演、31日は午後1時から第9の合唱合わせと交響曲第1番をリハーサルしてGP の代わりとし、3時半から本番、1,2番を続けて、後は順番に1曲づつ数を重ね、午前12時に第9番の開演、終演は午前1時過ぎと12時間以上も楽器& ホールに関わっていたわけだ。ベートーヴェンを1曲弾くだけでも相当な消耗度で体力的には疲れるが、不思議なことに精神的な疲れはあまり感じない。1番か ら順番に演奏していくと、ベートーヴェンの『進化の過程』が手に取れて非常に面白い。希望と若さの中にも風格をすでに感じさせる1番、狂気じみた強弱の差 でいやでも興奮してしまう2番、それが「英雄」になるとぐっと雰囲気が深く重くなる。これだけですでにゾクゾクしっぱなし。4番、8番のハチャメチャぶり も、より8番の方がイってしまった感じがするし、5~7番は言うに及ばず、それらが終わった後にくる「第9」はまるで別世界の崇高さを感じさせてくれる。 第3楽章をベートーヴェンの気持ちを考えながら弾いていると、凡人にはわからないけど凄さだけは伝わってきた。それにしても新年一発目の本番が「第9」は なんか居心地が悪い。やはり年末に弾くイメージが強いせいかな。 翌1日は朝初詣でに行った足で、箱根へ温泉旅行。御殿場のアウトレットで買い物をし、夕方旅館に到着。正月に旅館で過ごすなんて生まれて初めてだが、なん とものんびりできて気持ちいい。前日の疲れも温泉でかなりとれたようだし、病みつきになりそうなんて思っていたら帰りの渋滞が酷すぎる。噂には聞いてい たがここまで酷いとは!これさえなければ来年も行きたいんだけど 3日は京都の実家に行って、「だがしやさん」で新年会。ついに飲みました、十四代「龍泉」! 010300010825000401030002 香りも味も豊かにしっかりとあるのに、飲み終わった後のサラッと消える口当たり、これならいくら飲んでも酔わないかもと思わせる不思議なお酒でした。 そして今日は大阪のザ・シンフォニーホールでジャパン・ヴィルトゥオーゾ・オケの演奏会、ここでも岩城さんでチャイコフスキーの4番他のプログラム、ソリ ストには川久保賜紀さんがショーソン「詩曲」とサラサーテ「ツィゴイネルワイゼン」を見事に演奏、精神力の強さに感心しっぱなし、素晴らしかったです。そ して先ほど飛行機で帰宅しました。明日からN響のリハーサルが始まります。正月はいつの間にか終わってました。

1.1 2006年、明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。










2005年9月〜12月の旧酔っ払いの戯言









12.26 昨日で今年最後のN響定期公演が終わった。広上淳一さんの指揮でハイドンの「天地創造」は、とても楽しんで演奏できたので嬉しい。広上さんはオケに変なプ レッシャーを与えることもなく気持ち良く演奏させてくれるし、何よりも楽しんでいる様子が伝わってくるのでこちらもついつい乗せられてしまう。客席から見 ても伝わるらしく、聴きに来た友人が「後ろ姿を見ているだけでもどういう音楽がしたいかよく解る」と言っていた。「天地創造」は読んで字のごとく、神が天 と地を分けるところから始まり、陸地が出来て植物、動物が生まれ、人間、そして夫婦・・・と、基本中の基本のようなことが歌われている。暇なときに字幕を 読みながら、「ヨーロッパでは音楽を通して世の中の基本を自然と学んでいるんだなあ」なんてことをボーっと考えていた。子供のためのコンサートとかで、 漫画などの映像と合わせてストーリーを解りやすくしながら演奏する、ってのも面白そう。たった2時間だが、年末の慌ただしい時期にホッと一息付けたような 気がした。 終演後は山浦食堂で埼玉忘年会、ベロベロになって帰宅。帰ってからはほとんど覚えていない。

12.23 高校1年で買った山水のアンプがとうとう壊れたので、新しいアンプをインターネットで購入。山水はもうなくなっていたので、DENONのちょっと古いもの を安く入手した。普段それほどステレオを聴くわけではないのでそこそこの音が出ればいいかなと思っていたが、新しいシステムで音を出してみると今までと違 いがはっきりとしていて興味深い。用もないのに今まで聴かなかったCDやDATを引っ張り出して愉しんだ。 N響はこのChristmasも定期演奏会である。今日も練習をし、夕方弟子を教えてから、軽く飲みに「みのる」へ出掛けたら、連休初日で忘年会シーズン の今日はほぼ満席。マスター一人で切り盛りする店なので注文するタイミングも難しい。いつもならロト6の話題で盛り上がるのに、今日はそんな暇もなさそ う。ビールを2杯飲んで早々に退散、外は寒い。ラーメンが食べたくなる。自転車でふらふら探してたら駅前にラーメン「北国」の屋台が出てたので、そこで1 杯すする。美味い!濃いめの醤油スープに厚切りチャーシューと細目のメンマ、ワカメが細麺とよく合う。今日は天麩羅をトッピング、〆て550円。寒い夜に 熱々のラーメン、食べながら大将と世間話をして気持ち良く帰宅した。

12.20 まろさんのバンドで16日下関、17日宇部へと行ってきた。強烈な寒波が日本列島を覆っていたため、下関でも小雪がちらつく天気。ホントに寒い。宇部では 夕方から降り出した雪が夜には積もっていて、一体どこに来たのか解らない。道路は踏み固められた雪が凍り始めて足下もおぼつかない。凍えるような寒さから 逃れるように近くのラーメンやさんに入る。松田君の話だと宇部のラーメンは九州系だとか、その話通り豚骨スープの美味しいラーメンだった。あっという間に 大盛りを平らげた。翌朝は一面真っ白で飛行機が飛ぶかどうか心配。全日空は機材をやりくりして無事飛んだが、日本航空は欠航になっていた。 羽田に無事着いたので、急いで大宮のヨコタ眼鏡に行って注文していた眼鏡を受け取る。約2年ぶりに作った新しい眼鏡は、前回と同じドイツ製フレー ,Neostyleのもので、これまで何度も買おうかどうか迷った揚げ句買わなかったやつ。ヨコタのおやじも「これをかけてる人は多分いないでしょう」 と言うくらい、かなり独創的なデザイン。それが実際にかけてみると顔に違和感なくフィットするから不思議だ。デザインが素晴らしいのか顔がそれ以上に独創 的なのかよく解らないが、また楽しい眼鏡のコレクションか増えた。

12.14 先日のオペラ公演のリハーサル中から、楽器の弦コンディションを変えた。といってもE線を生ガットにしただけなのだが、これ一つだけでずいぶん印象が違 う。僕はガット弦が好きなので、普段は基本的にピラストロ製のオリーヴをA~G線に使っている。A線だけはオイドクサだったりゴールドを張ったりもした が、結局オリーヴが一番相性がいいようだ。どれもガットにアルミを巻いたものである。これらに対してE線だけは市販されているほとんどがスティール弦だ。 インフェルドの赤、青、ゴールド・ブラカット、ゴールデン・スパイラルなど使い慣れている弦もいくつかあるが、他のガット弦とはやはり異質な感じがするの は仕方がない。日本では開放弦を多用するのを嫌う傾向があるし、E線の開放弦を使って金属的に響いたときは弾いてる本人もドキッとするのでなかなか使いに くいのだが、生ガットのE線にしてみたらそういった『異質感』はなくなった。それ以上に古の響きというか、なんとも柔らかい響きが気持ちいい。ただ、今ま でのスティール弦は触るだけで音が出てくれるのに、ガット弦はちゃんと発音しないとそれはそれでなんとも情けない音になってしまうのが難点だ。この季節は 乾燥していてガット弦を使いやすい気候。しばらくこのまま試してみようと思う。

12.9 今週は東京オペラグループの「コシ・ファン・トゥッテ」のピットに入っている。全曲を通すだけで3時間以上かかるので、短い期間でオケ・リハ、2組のキャ ストとの歌合わせをこなすのは体力的にキツイ。昨日は2組分のGPがあったので、丸々2回通したことになる。さすがにばてたが、全体的な流れを掴めたので 結果OK 練習は長くて大変だが、本番が始まってしまえば楽しさの方がぐっと増す。僕は舞台が良く見える場所に座っているため、舞台が見えてとても楽しい。結構細か い芝居してたりする。このオペラは2幕で出来てて、1幕はテンポの速い曲が多くあっという間に終わるが、2幕になるとテンポの遅めで心情の変化を訴える曲 が多く、気が抜けない。大抵その頃には集中力も落ちてくるので要注意。今日はフィオルデリージ、ドラベッラ、デスピーナ女性3人の歌に感動。フィオルデ リージ&ドラベッラの二重唱は本当に素晴らしかった。今でも頭から離れない。明日もう一回やったら終わりのこのお仕事、オペラは楽しくなったころに終わっ てしまうのが残念。

11.29 今日も練習、コウトはやっぱりいい。不器用さがまたたまらない。なんのこっちゃ。「70近いじいさんがハァハァ言いながらマルティヌーの交響曲の良さを伝 えようとしている」、普通じゃ考えられない。午後はピアニスト付きでブラームスの協奏曲第2番の合わせ、ソリストはヘルムヘェンというパッと見た感じ F.W.メストとシューベルトを足したような若い兄ちゃんで、速めのテンポでどんどん進んでゆく。さすがに指揮者と呼吸の合わない部分が多く、置いてかれ るヶ所がいくつかあったが、お互い話し合って歩み寄っていく。コウトは年上ぶる事もなく、この若いソリストになんとか上手く寄ろうとする様子が見ていてほ ほ笑ましい。明日もう一回合わせて、明後日から本番。

11.28 先週は怒濤の一週間だった。N響定期公演+大阪公演で3回、それに名古屋と東大宮でそれぞれ室内楽と5連続本番。しかも東大宮は短いプロながら2回演奏し たのでヘトヘト。いろいろ反省点もある、シューベルトの弦楽三重奏はなんか妙に弾きにくく、一回弾いた後は身体があちこち痛くなってしまう。きっと無理な 力があちこちに入っているんだろう。リハーサルではリラックスできるのに、演奏会になると思い通りにならないのが本番の難しさだ。逆に名古屋で演奏したブ ラームスはもう一度どこかで弾きたくなった位、だいぶ気に入ってきた。音程が取りきれないところもあったし、空回りしてたとこもあったけど、次回はもっと 上手くいくようにしたい。 今日からN響は同じくイルジ・コウト指揮でマルティヌーの交響的幻想曲の練習が始まった。身体の中から表現したい欲求を抑えきれないコウトから、馴染みのないマルティヌーの良さが伝わってくる。

11.21 12日に雫石で恒例のラ・ラ・ガーデン・コンサートに出演したあと、更新が途絶えてしまった。というのも16日から極度の頭痛に悩まされ、食事もまともに とれない状態にだった。それでも仕事は休めない。先週の定期(バーメルト指揮でブルックナーの6番)では、オーボエ和久井のロビー・デビューに一緒にボッ ケリーニの五重奏を演奏することになっていたから。それさえなければいっそ休みたかったが、折角の和久井デビューにフルートの神田と同級生3人が演奏でき るのはそうないこと。何が何でも演奏したいので、薬で抑えて乗り切った。土曜日の夕方に医者に行ったら肩凝りから来る頭痛だそうだ。お陰でこの1週間以上 酒も飲んでいない。 今日はJ.コウト登場でブラームスの4番他の練習。この人、練習の要領は良くないけど楽譜をよく知り尽くしているというか、真っ正面から楽譜に向き合って根っからの音楽家という感じでとても良い。熱くさせてくれる指揮者だ。本番が楽しみ。

11.6 炎のコバケン、N響に登場!明日のオペラシティで演奏会のリハが、今日あった。『エグモント』、『新世界』などのポピュラー・プログラムだが、しっかりコ バケン節が入っていて面白い。ハンガリーやチェコをはじめ世界で活躍しているだけあって、さすが!と思わせる部分が沢山あった。指揮者に集中させる術は、 ある意味小澤さんと似ているような気もした。これは明日も楽しみだ。 天気が悪いからか、やたら眠い。

11.3 今日もサントリーホールでギルバート指揮の定期演奏会。「イタリア」は昨日より良かったかな。僕は対向配置が好きだが、サントリーホールのようにステージ の後ろにも客席があるとその分壁が遠くなるので、上手側に座っているsecond violinは相当弾かないと音が聞こえないんじゃないか。チューリヒ のトーンハレや、ウィーンのムジークフェラインのように、シューボックス型の大きすぎないホールが対向配置に適していると思う。もっとも、ベルリン・フィ ルのように、演奏者が客席の方ばかり見て弾くアピール度満点のオケなら話は別だが。 本番前にアークヒルズ内の本屋で買い物をしたら、キャンペーンで整髪料を配っているとのこと。冗談で「髪の毛は増えないんですか?」と訊いたら、「あ~そ れは、申し訳ありません」ととてもすまなさそうに謝られてしまった。軽く笑い飛ばして欲しかったのに。かえってこっちがショックだ。

11.2 本来ならサヴァリッシュが振る予定の定期、彼自身も来るつもりであったであろう演奏会を、代役のアラン・ギルバートが同じプログラム「イタリア」「田園」 で見事にこなした。その場で弾いていた僕が「見事に」と書くことに違和感を感じる部分もあるが、ギルバートの音楽は本当に素晴らしかった。ヴァイオリン対 向配置で慣れない部分もあり緊張したけど、とても楽しい本番。ベートーヴェンを真っ正面から向き合った「田園」、今回の練習で彼から学ぶことが非常に多 かった。なんだろうなあ、結局楽譜に書いてあることを彼は普通に要求していて、それが至極真当で、見ててもファンタジーが溢れてて、それ以上でもそれ以下 でもない、とても幸せな瞬間だった。明日も同じ演奏会だけれども、また明日は違う良さが出そうな予感がする、ホントに幸せな一時だった。 終演後、行き付けのお寿司屋さんで飲んで帰る。こちらも幸せな一時。

10.30 日曜日にリハや本番が無いのは、最近珍しくなってきている。N響の定期も土日に本番が絡むプロが2つあるし、B定期のリハは日曜日から始まることが多いか らだ。来週にあるB定期のリハも本来なら今日からだが、1日へって今日はoffで、日曜日らしい日曜日を送った。日高にあるサイボクハムの工場までベーコ ンを買いがてらドライブし、帰ってきてからそのベーコンを使って初めてカルボナーラを作ってみた。テレビでレシピをやっていたそのままを再現したつもり が、味は今一。これからカルボナーラは外で食べることにしよう。

10.28 今週月曜日から昨日までちょっとアルバイトで、都内某オケのエキストラ出演。朝からリハだったので、これで時差ボケが解消されるかと思ったが、練習が終 わって家に帰ってくると眠くてしょうがないのでついつい寝てしまい、気がついたら夜。結局夜は眠れず、明け方までビデオを見たりして未だに時差ボケが残っ ている。昨日も本番後、いつも行く近所の居酒屋でひとしきり飲んで「これで帰ったらぐっすり眠れる!」と思っていたのに、眠れず。本番の後でテンションが 高かったのかも。ゲームしたり「どっちの料理ショー」をみたりして寝たのが4時半。何とかしなければ。 今日はoff~。前夜寝たのが4時半なので、起きたのは12時前。マズイ。掃除機かけたり、家事雑用をしてちょっと練習して、夜は山浦食堂へ。本当は昨日 飲みに行きたかったけど、昨日は定休日。待ちに待った山浦食堂には、戻りカツオの刺し身や牡蛎フライなど、僕の好きなものばかり。美味しかった。

10.23 未だ時差ボケが完全には抜けていない。昼過ぎに強烈に眠くなるので、今日も昼寝。未だウィーンにいる夢を見る。場所はどこだかわからないが、昔行ったことのあるレストランで食事をしようとしている場面だった。そろそろ現実に戻らないと。 飼っている金魚の一匹、琉金というのだろうか、ひらひらの付いたやつ「銀次」が人工の水草の隙間でうずくまっているなと思っていたら、実は前にも後ろにも 進めず動けなくなっていた。慌てて救出した時にはすでに遅く、ひれはボロボロ、体表も傷だらけでまともに泳げなくなっていた。別の容器に移して薬浴させて みたが回復することなく、ついに亡くなってしまった。銀次以外は和金で泳ぎも早く、最初は追い掛け回されていたがそのうち上手く競泳するようになり、最近 ではブクブクと大きくなって貫録も出てきていたのに。1年以上生活を共にしていただけに、ショックが大きい。

10.17 16日リスボン公演を午後11時に終え、軽く食事をしてホテルに戻る。17日は飛行機でスペインの首都マドリッドへ移動、そして演奏会。マドリッドの開演 時刻は午後7時半、今日は再びレーピンがベートーヴェンの協奏曲を前半に演奏し、後半はドビュッシーとラヴェルのAB混合プロ。レーピンはここでも喝さい を浴びていた。 この頃になると、さっさと仕事を終えて日本に帰りたくなってくる。「仕事で海外、いいですねえ」なんてよく言われるが、できれば仕事無しでの海外がいい。 それでも楽しみといえば、各都市での食事だ。マドリッドも魚介類かと思っていたらもともとは肉の方が有名だったそうで(確かに内陸部にある)、ヴィオラの 小野富士さん、小畠とともにスペイン風焼き肉を食べに行くことに。スペイン語のメニューのみでさっぱり解らん。ここで小畠が本領発揮!イタリア語を駆使 し、そのレストランの名物焼き肉とサラダ、ワイン等を無事注文。その料理とはスライスされた生肉(表面はかるく炙ってある)には、岩塩が大胆に振ってあ り、それを目の前に出された熱く熱されている陶板のようなもので自分で焼いて食べるもの。これは美味かった!3人で肉1キロをあっという間に食べてしま い、もう500グラム追加。ワインも2本、仕上げにお店のサービスでグラッパを引っかけ、ヨーロッパ・ツアーを打ち上げた。
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左が肉、右手前の熱いお皿で焼いて食べる

10.15 昨日はバスでブダペストへ移動、そして演奏会。今回のツアーは二つのプログラムで廻っている。ベルリンとウィーン初日がショスタコーヴィチの8番のプロ、 ウィーン二日目(昨日)からはダフニスやドビュッシーのプログラムなので、一通り演奏して気分も落ち着いた。バスでは和食弁当が用意されるとのことを予め 聞いていたので、ちょっと期待。ウィーンで『和食弁当』というとツアーでよく出されるのが『天満屋』の弁当だ。果たして期待通りの『天満屋弁当』で、日本 の弁当に馴染みのある人には別にどうってこと無い弁当なのだろうが、ウィーン留学中は前は通れど立ち寄ったことの無い高級レストラン『天満屋』と聞くだけ で嬉しいのだ。ハンガリーはEUに加盟したとはいえ、国境では一人ひとりのパスポートを念入りにチェックするし、オイロは未だに流通していない。国境を越 えバスの揺れも若干大きくなって約2時間、ブダペストに到着。今回のホールは新しくできたところで、町の外れに突然真新しい建物が現れる。 n_eu09.JPG
終演後、食事に繰り出そうとタクシーを探したが見つからず、近くを歩いていた日本人留学生に聞いたら、ハンガリーではタクシーは電話で呼ぶのが普通らし い。流しもあるのだが、値段の設定がまちまちなのでぼったくられることもあるとか。お願いしてタクシーを呼んでもらった。とても助かりました、どうもあり がとう。 今日は演奏会の無い、リスボンに移動するだけの日。ハンガリーから飛行機で約4時間、時差1時間でリスボンに到着。ここは海に近いので、新鮮な魚介類が楽 しめる。それとファド(Fados)、小さなレストランで食事をしながら、もしくはお酒を飲みながら、そこのお抱えの歌手の歌を聴くのもちょっと楽しみに していた。今日は土曜日で店が混むからツアーデスクでファドの予約をしてもらい、それまで魚介類を食べに行く。エビの山盛り、イカのフライ、タラのグリ 日本人で良かった、リスボンに来てよかった。 n_eu10.JPG
エビの山盛り! n_eu11.JPG
ファド

10.13 今日もムジークフェラインで演奏会、プログラムが替わり、ドビュッシー『遊戯』、ラヴェル:『ダフニス』第2組曲などのプログラム。テレビ収録もあり、天 井から沢山のマイクがぶら下がっている。昨晩の終演後からたった数時間でテレビ用照明のやぐらが組まれていて、手際の良さに感心する。ニューイヤーコン サートなどで普段からやり慣れているからだろう。カメラクルーも現地の人だったので、NHKのカメラワークとは違った画像が楽しめるのではないか。 n_eu07.JPG
照明用やぐら
終演後は地元のビールGoesserを飲みに行った。雫石でお世話になった鈴木理恵さんやRicoも一緒で、日本語、英語、ドイツ語が入り交じった飲み 会。Ricoのパワーは凄い。頭の回転が早いというか、あっちこっちとどんどん話が展開していくので、酔った頭はだんだん付いていけなくなってしまった。 n_eu08.JPG
午前中のリハーサルのあと、クリスティアン先生の御自宅を訪ねる。先生にお会いするのは約2年ぶり。とても暖かく迎えて下さり、お茶を飲みながら今回のツ アーのことや帰国してからのことなどいろいろお話しをした。僕にとって、ウィーンでの1年間は何ごとにも替えがたい経験だった。特にクリスティアン先生の ベートーヴェンやブラームスの演奏を間近で体験したのは、僕の演奏感をまるっきり変えるほど強烈だった。『血が騒ぐ』、それほど熱かった。日本で忘れない ようにと思っていても、いつの間にかである。今日、先生のお宅にお邪魔してパワーをいただいた気がした。

10.12 飛行機でウィーンに移動、そして昨日に引き続いて演奏会。ウィーンは僕にとって、忘れられない場所だ。ベルリンもドイツ語圏だが、ウィーンに着くと何故か 落ち着く。本当に嬉しかった。ホテルについてすぐ、街に繰り出す。昼ご飯を食べてなかったので、僕がお奨めの中華料理屋さん『食林閣』にオーボエのWや ティンパニのKさんたちをお誘いした。ランチ・タイムを過ぎていたので、お店がやっているかどうかとても心配だったが無事食事にありつけ、しかもみんなが とても美味しいと絶賛してくれたのでホッと胸をなで下ろす。 この日はついに、ムジークフェラインでの演奏会。N響がここで演奏するのは約30年ぶりだそうだ。アシュケナージはリハーサルから「ムジークフェラインは よく響くので、音量を注意しなければ」と、とても神経をつかってコントロールしようとしていた。このホールは本当に弾きやすい。ベルリン以上だ。確かに よく響くけれども、それほど神経質にならなくても助けてくれそうな感じがした。留学中1年間聴き続けたホールの響きがとても懐かしく、当時の数々の演奏会 を思い出させてくれた。このホールで演奏できたのは、とても幸せな体験だった。
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この黄金の輝き!
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リハーサルを待つアシュケナージ

10.11 昨日一日リハーサルがあり日本公演でのおさらいをする。リハの会場はUniversitat der Kunsteというかつてベルリン・フィルとカラヤンも演奏していたという所だと、アシュケナージが言っていた。リハのあとは、スペイン料理を食べに友人 に連れていってもらう。素晴らしく美味い。閉店を過ぎても飲み続け、とてもいい気分でホテルに戻った。 今日はついにベルリン・フィルハーモニーでの演奏会、我々のリハーサルの合間にはベルリン・フィルがD.ジンマンとのリハーサルをやっていた。僕はこの ホールで弾くのは初めて。弾いた感じではとても弾きやすい。まんべんなく丁度よいバランスで聞こえてくる。やっぱりホールで練習、本番と続けてできること は、オーケストラの音を作っていくうえで必要不可欠なことだと実感した。今日のプログラムはレーピン独奏のベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲とショスタ コーヴィチ:交響曲第8番。レーピンは、東京の演奏よりさらに内に強く訴えかけてくる演奏だった。
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ステージの上で
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右がベルリン・フィルの、左がN響の指揮台
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大学の同級生、左から和久井ob.池上trb.天野ob.

10.9 今日は一日OFF、時差調整の日である。ベルリンは留学中に一度来たことがあり、その時廻った場所をもう一度訪ねてみる。やはりベルリンの壁があった箇所 は、今でも生々しさを感じるし、それがたった15年前まであったということに改めて恐ろしさを感じた。この日の夜はアーノンクール指揮ベルリン・フィルの 演奏会を聴きに行く。シューベルトの珍しいオペラのしかも演奏会形式で内容は良くわからなかったが、アーノンクールの音楽感とベルリン・フィルの響きに感 動。早くもヨーロッパの空気に楽しみを感じている。

10.8 N響ヨーロッパ・ツアー中。8日朝成田を出て、フランクフルトで乗り換えてベルリンに着いたのが現地時間の午後6時半。約14時間の移動は疲れる。なんで ベルリンの上空をかすめて、遠いフランクフルトに行ってから戻らなければいけないのか、直接ベルリンに飛ぶ飛行機があれば11時間で着くだろうになんて 機内で考えていたが、降りてみればその辛さもすぐ忘れてしまう。早速夕食を食べにホテルを出る。近くの大衆レストランのようなところでビールとグリルテ ラー1皿でお腹いっぱい。美味しくて値段も安かった。これは幸先良さそう。

10.2 急にアマチュア合奏団のソリストを頼まれ、さいたま新都心で本番。当初予定していたソリストが急病になってしまい人伝てに連絡が来た。頼まれたのが演奏会 3日前、しかもこの日本当は室内楽の合わせがあって受けられないかと思ったが、予定の変更ができるかどうか確認してから決めよう、もし予定が変更できたら これはやらなければいけない仕事なんだ、と考えメンバーに連絡をしたら、「是非やって来い」と温かい言葉をかけられ、決めた。曲はヴィヴァルディの「秋」 で、本番前日に集まれるメンバーと合わせ。合わせの前はアシュケナージ指揮のN響定期公演、ショスタコーヴィチの8番があり、意識朦朧とした状態だったけ ど、合奏団のメンバーは非常に一生懸命にやってくれて居心地が良かった。演奏会当日、初めてのメンバーとの最終合わせも問題なく終わった。本番は多少緊張 したけど、まずまず。去年弾いたときに比べればだいぶマシかな。

9.25 上陸することもなく房総沖をかすめただけの台風17号だが、遠くても台風、朝から北風が強く一気に寒くなった。昨日今日とアシュケナージ指揮のN響定期、 ドビュッシー『遊戯』とラヴェル『ダフニス』第2組曲をメインに、R.シュトラウスの大好きな『四つの最後の歌』他のプログラム。この10月のヨーロッパ 公演の曲目でもある。ドビュッシーとラヴェルはデュトワの得意曲だし、かつてみっちり鍛えられたこともある。今回も弾いていて、個人的にそういうヶ所を思 い出してはデュトワの影響力を改めて実感した。シュトラウスは本当に素晴らしい曲。練習中から曲の素晴らしさに鳥肌もんだった。シュトラウスはミュンヘン の人だが、この曲を聴いているとウィーンのムジークフェラインを思い出す。ホールの窓から夕日が差し込んでホールがほんのり黄金色に光る感じが、この曲に ピッタリなのだ。嬉しいことにそのムジークフェラインでこの曲を演奏することになっているので、今からとてもワクワクしている。演奏会が終わっても、まだ シュトラウスが頭から離れない。
今年の秋味は美味い。

9.22 18日演奏会前の午前中、雑用に追われ急いでいたせいもあり、車を道から飛び出ていた突起物に思いっ切りぶつけてしまった。発車させる時だったので衝撃も なければケガもなかったのだが、車のドア部がベッコリと凹んでしまった。僕は車は基本的には安全に走れればいいと思っているので、少々の傷など気にしな い。その時もショックだったけど、しばらくしたらどうでも良くなったので、そのまま走っていた。ところが夕方、車の中から窓を開けて挨拶をし颯爽と会場を 後にするハズが、変な音が凹んだドアから聞こえてきてそのまま窓が閉まらなくなってしまった。こうなるとさすがに直さないとマズイ。すぐさま保険会社に電 話して自損事故の手続きをしてから、まだ営業時間内の近所のディーラーへ入庫。 後日、保険の代理店から電話を貰う。事務的な話を済ませたら、代理店の方は「これからだいたい3ヶ月は慎重に運転して下さい。」と言うのでどういうことか 訊いたら、その方の経験上、事故や違反で捕まるときは運気が下がっているときで、そういうときは事故が続きやすいので気をつけろということらしい。僕は車 にいつも交通安全のお守りをぶら下げているが、最近守られたんじゃないかと思うことが多々ある。先日も前方の信号が青だったので急いで直進しようか迷った が、別に急ぐわけでもないのでゆっくり走ったら、その交差点を信号無視して車が突っ切っていった。もし急いでいたらと思うと、ゾッとした。また、一週間 ほど前も、信号機の無い交差点を左折しようとしたら逆走してくる車がいてぶつかりそうになったし。ちょっとした違いなのだが、結果大きな違いになるかなら ないか、運は大切にしよう。

9.21 18日はLibera! Chamber Music Seriesの特別演奏会、19日は同じメンバーで川越での演奏会(ラ・ラ・アーツ主催)と、この1週間はその準備で忙しい毎日だった。今回の演奏会は ウィーンで大変お世話になったGeorg Sonnleitner&中嶋リリ子さんご夫妻の来日(帰国)に合わせて企画した。埼玉の演奏家4人とウィーンの2人で、ベートーヴェンの六重奏 曲とモーツァルトのディヴェルティメントK.334。ただなかなか予定が合わないのと手頃な会場が無いのとで一時は諦めかけていたのだが、3ヶ月を切って いたにも関わらず日程と会場が上手く調整できて、どうにか演奏会を開くことができた。 彼らは時差ボケのとれないコンディションなのに、リハーサルと演奏会に広い東京をあちこち連れ回してしまい大変だったろうと思う。お陰様で、予定していた 席数をオーバーする程のお客様と共に、我々も多いに楽しんで演奏できた。ベートーヴェンは弦楽四重奏と2本のホルンだが、モーツァルトはできればコントラ バスを入れて演奏したい。ただ予算の関係で今回はチェロ1本でお願いしたが、田澤さんは本番で何ヶ所か1オクターブを下げて演奏してました、さすが田澤さ ん! 18日はいつもの山浦食堂で打ち上げ、19日は川越のステーキハウスでドイツのビールとともに美味しい一時を過ごした。帰り道、閉店時間を過ぎた山浦食堂にもう一度行って、クールダウン。我が家で飲むような気楽さがいい。
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終演後のスナップ domkoerschonaka.JPG
食後のお腹

9.6 台風シーズンではあるが、今回の14号はかなり強烈な台風だ。アメリカではハリケーン「カトリーナ」で大打撃を受けたそうだが、それとほぼ同じサイズの台風14号は遠い奄美諸島にいるにも関わらず、関東地方に大雨を降らしている。 そんな中、4日はオーチャード、5日は浜松で前回と同じP.スタインバーグの指揮で、「新世界」他を演奏してきた。いくら自然の所為とは言え、演奏会場に は何が何でも行かなければいけないし、行こうとしてしまう。今回も楽屋で、昔N響の大先輩が、鉄道が止まったので自転車で松山から高知に行ったら演奏会が 中止だったとか、信じられない昔話をいろいろ聞かせてもらった。最近では、去年の松山公演に飛行機で入ろうとしたメンバーが、着陸できずに羽田に戻ってし まい、新幹線で広島に行き、そこからタクシーで松山に入った、のが大変だっただろうけど笑える。

9.2 2006年のシーズン開幕!831,91日とサントリーホールで2005-6年シーズンの定期演奏会が開幕。今年はいつもより早め。そんなことはた いしたことではない。個人的なことだが、楽しんで演奏できたのが何より嬉しい。正月休み明けやシーズン開幕など節目になる時期に上手く波に乗れるかどう か、ちょっとした事だが気になってしまう。去年はいまいち波に乗りきれなかったしなあ。今年は良いシーズン開幕だった。指揮はP.スタインバーグでモー ツァルト・プログラム。8年ぶりのN響登場、前回は確かマーラーの「巨人」やR.シュトラウスの「英雄の生涯」をやったような気がする。今回はオール・ モーツァルト、前半に「ドン・ジョバンニ」,「魔笛」,「イドメネオ」の序曲とH.リッパート独唱のアリアが3曲、後半は「ジュピター」。スタインバーグ のモーツァルトは今流行のではなく、古きよき時代のものか。楽譜もブライトコプフ版だったし。興味深かったのが、何ヶ所か弓の位置から腕の高さまで細かく 指示したこと。普通、音色のイメージを伝える際に、手首の角度まで指示されることはそうあることではない。さすが元ヴァイオリン弾きならではの的確な指示 だった。










2005年5月〜8月の旧酔っ払いの戯言









8.26 19日に夏休み明けのN響、まずリハーサルがあり20日から金沢、津、岐阜、富山、奈良と5回演奏旅行をしてやっと今日帰ってきた。 僕は練習場から近い羽田空港から金沢に前日入り。もちろん当日入っても良かったが、金沢には美味しいものがたくさんあると思うとじっとしていられない。ホ テルにチェック・インしてから約一年ぶりにあかめ寿司に早速足を運ぶ。ここは大衆的なお寿司屋さんで金沢に来ると必ず立ち寄る。入り口に掛かっている本日 のお勧め掲示板、店内の黒板にもより詳しいお勧めメニュー、どちらも以前には無かったものだ。しかも寿司だけでなく一品料理も格段に増えている。話を聞く と、去年息子さんが修業から帰ってきて、いろいろ彼なりの改革をした効果だそうだ。ホームページも息子さんが始めたそうで、それを見て県外や外国からもお 客さんが来るようになったという。どれも捨てがたい一品の中から、マツタケの土瓶蒸しとうざくを注文し、仕上げにお寿司を5カン、ビール2杯と日本酒2合 でおしまい。 20日は金沢公演、今回のツアーは指揮ワーレン・グリーンで「ペール・ギュント」第1組曲、フンメル:トランペット協奏曲、チャイコフスキー:「悲愴」 のプログラムで廻る。金沢公演後はホテルの大浴場で一風呂浴びてから飲みに出たので、新たに探しに行くのも面倒で再びあかめ寿司へ。店に入るなり、「30 分前までどうしようもないくらいてんてこ舞いの忙しさだった」と大将に言われる。風呂に入らずすぐ来ていたら、入れなかったそうだ。これはラッキー。この 日はのど黒の塩焼きを食べて同じように酒をのみ大人しくホテルに戻った。 津公演のあとは岐阜に移動して翌日の岐阜公演とあわせて2連泊、そして富山は1泊。演奏旅行に慣れているけど、毎日ホテルが替わるのは辛いので、なるべく 連泊ができるように調整している。岐阜公演の後は昼間リサーチしておいたお店に行き、飲みたりないのでイングリッシュ・パブの様なところで一人ビールを飲 んでいたら、あとからヴァイオリンの若手団員やエキストラ数名、スタッフが入ってきて一緒に飲むことに。立ちながら飲むビールは話も弾む。ついつい飲みす ぎてしまい翌朝はちょっと辛かった。 一日移動日があり25日は奈良で本番。奈良に来たときは必ず奈良公園を散歩して鹿を見て、うどん屋さんで天麩羅うどんを食べてから本番に挑むようになって いる。岐阜、富山、奈良とチケットが完売だったそうでとてもありがたい。フンメルのトランペットの独奏はアリソン・バルソムという美人女性トランペッター で、難所も鮮やかに決めていった。しかもドレスが会場ごとに違うのがいかにも女性らしくどれも素敵だった。この曲、同級生が卒業試験で演奏した際、僕が譜 めくりをしたので個人的に思い出深い作品。毎回とても楽しく演奏できた。 奈良の後は京都に行き、最近お勧めのだがしやさんに行った。この夏、実はまだ鱧を食べていない。店に入って真っ先に鱧の落としを注文、他にはよこわ(めじ 鮪)、野菜天麩羅(なんとマツタケ入り!)などを獺祭、十四代の生詰め吟醸酒、最後に白天宝山で〆る。これで今年の夏は十分堪能&満足。この店、日本酒も 焼酎もかなりの充実度、また行きたい。
050825_2229マツタケの天麩羅050825_2328銘酒十四代
8.18 今年の夏は雫石で音楽祭があり音楽面で充実していた。その後、取り立ててどこに行くわけでもなく、近場の温泉に行ったり小旅行したりして過ごしていた。こ の夏はしっかり休もうと心に決めていたので、なるべく楽器を持たない、音楽のことを忘れるようにしてみたが、生徒さんを教えたりちょっと仕事をするとすぐ 思い出してしまう。それでも、ずいぶんリフレッシュできたと思う。去年は夏休みにしっかり練習をしたら、秋の音楽シーズンが開幕してそうそうにバテてしま い復帰するのにずいぶん時間がかかった。我々にはキャンプ等ないのでいきなり実戦になる部分が違うけど、ある意味、野球選手のオフの過ごし方と似ている。 夏休みも今日で終わり。今日は車で出かけたついでに岩槻城址公園を散歩してきた。気温は相変わらず30℃を超えているが、多少秋の気配がしてきている。ツ クツクホウシやヒグラシが鳴いていると、夏も終わりの雰囲気が出てくる。京都にいたころはアブラゼミやクマゼミの鳴き声が凄まじく、ミンミンゼミは聞いた ことがなかった。東京に出てきて初めてミンミンゼミの声を聞いたときは感動的だった。30分ほど廻って、公園内に最後に静態保存されている東武日光線の特 急「きぬ」先頭車両を見学。間近で見る車両は想像以上にデカイ。普段はホーム上から見ているけど、実際はその倍の大きさがあるのと同じだ。車中はクーラー が効いていて気持ち良かった。
8.13 10日から13日まで休みが4日間あるので、この期間は楽器を持たないと決めて日頃できないことをしようと思う。雫石の疲れがどっと出たのか10日は一日 中寝ていた。11日は多少雑用をこなしたけれど取り立てて何かしたわけでない。夜ビヤホールに呑みに出たくらいだ。昨日は朝起きてふと思いついた、「烏山 に行こう」。出勤するときに上りホームから反対側のガラガラに空いた下り電車を見て、「あぁ、このままどこかに行きたい」と何度思ったことか。それを実 践してみようと簡単な身支度だけして、すぐ駅に向かった。駅で週刊プロレスと時刻表を買い、グリーン車付きの宇都宮行きに乗った。なぜ烏山かというと、ま だ烏山線に乗ったことがない、関東近郊で日帰りが可能という理由だけ。その前に実は黒磯にも惹かれたのだが、烏山の方が未知の世界感が漂ったので決定。宇 都宮、宝積寺と2回乗り換えて念願の烏山線初乗車。ディーゼルの響きが懐かしい。じきに緑の多い景色に代わり、35分で終点烏山に到着。来た列車は約20 分後に折り返すが、それも味気ないので歩いて町を廻ってみる。和紙の体験館や東武士の酒蔵など見学する場所もあるけど、川を目指してひたすら歩く。どうや ら烏山には鮎のつかみ取りができる「やな」がいくつもあるらしい。腹も減ったし鮎が食えるならと脇目も振らずひたすら進むが、計算が甘かった。途中道に迷 50分ほど歩いたけどまだ2キロほどあるらしい。汗が頭から吹き出してくる。やはり車で行くべきだったか。鮎を諦め、引き返すことにした。20分ほど歩 いてやっと釜飯屋を発見。遅めの昼食。久し振りに食べた釜飯は美味かった。食後はブラブラしながら駅に戻り折り返し列車に乗って宝積寺へ。このまま帰るに はまだ早いので、小山に戻り両毛線に乗り換える。小山から高崎まで2時間ほどで結んでいる路線でこれも未だ乗ったことがない。こちらは115系の電車で、 夕方の時間帯でもありいつもの車内と変わらない。そんな中、ひとり遊び気分で乗れるこの贅沢さ。途中から徐々に雨が激しくなり、前橋の手前では強烈な雷雨 になった。高崎で高崎線に乗り換え宮原へ向かう。最終目的地は山浦食堂。飲みだしてしばらくしたら雷雨になった。
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8.9 ついに念願の『第1回しずくいし夏の音楽祭 がラ・ラ・ガーデンで開催された。出演者はウィーン在住のピアニスト鈴木理恵さんとN響の西山健一くん(チェロ)とその奥さんの由美さん(ヴァイオリ ン)、それに臼木麻弥(ヴィオラ)と僕の4人で、ベートーヴェンの弦楽三重奏曲op.9全3曲、ピアノ四重奏曲、ピアノ・ソナタ『月光』、モーツァルトの ピアノ四重奏曲第1番、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲第1番などを演奏した。8月3日に雫石に入り、4日は一日リハーサル、5日から7日まで計4回の 演奏会を持った。今年の雫石は例年にない猛暑だそうで、30を越す気温と湿度は80パーセント。それにお客さん達の熱気も加わって、毎回滝の様な汗をか きながらの演奏会になった。特に初日は、「空調の音が気になる」との声が上がり敢えてクーラーを切って演奏したら、弦は下がるし、汗が目に入って滲みるわ ですさまじい事になった。お客さんはクラシック音楽に馴染みがない方が多いのではないかと思っていたのだが、実際は本当に熱心に聴いて、また盛り上げてく れてとてもパワーを貰った。そしてラ・ラ・ガーデンのオーナーである岩崎さんご夫妻を始め、毎回の食事を作って下さった方々、会場の受付や掃除、駐車場の 整理などをお手伝いして下さった方々がいなかったら、実現できなかったと思う。本当にありがとうございました。 また「是非来年も!」と言われたので、これは是非実現しなければ。「とにかくやってみないと始まらない」と軽い気持ちで始めてみたら地元紙やらラジオ局でも取り上げてもらい、もう続けなければいけない状況になってしまった。大変だけど一つ楽しみが増えた。

8.2 かなり更新が途絶えていた。その間何をしていたかというと、PMF関連の演奏会で26日から札幌に行っていた。丁度台風7号が関東に接近、上陸と重なり、 予定していた飛行機を変更して無事札幌入り。たとえ台風だろうと遅刻するのは避けたいのは人情。台風での移動は去年の8月松山に行く時に直撃だったのを思 い出す。演奏会はメルクル指揮で幻想交響曲他。彼は頭もいいので、練習の要領もわかりやすい。それに加えて本番では練習以上のパッションがあるので、今回 は良い演奏会になったと思う。弾いていてとても楽しかった。ついつい暴れてしまった・・・。
さて明後日からは、雫石で「しずくいし夏の音楽祭」が始まる。地元の新聞等ではいろいろ好意的に取り 上げていただいて、その情報が入るたびに、まだ現場に入っていないのに気持ちが盛り上がってきている。音楽祭と言っても、大々的にするわけではなくできる 範囲で、自分たちも楽しみなから演奏できれば本望だ。もしお近くの方は、是非様子を見に来て下さい。

7.19 いやぁ~、凄かったです。昨日のNOAH東京ドーム大会。ドームに行ってみたわけではない(かつて会場に直接見に行ったことはない)が、昨夜X- FILESを見終わって寝ようとヴィデオを止めたらちょうどNOAHのテレビ中継(録画)が始まるところだった。なんといっても今回は三沢vs川田の5年 ぶりの対戦、小橋vs佐々木健介の初対決、小川vs天龍の元師弟対決など、DHCヘビー級&ジュニア・ヘビー級選手権試合以外にも見どころ満載。個人的に は三沢vs川田に一番思い入れがある。なんたって15年程前にプロレスにはまったきっかけを与えてくれたのは、この二人だからだ。トータルでは三沢の方が 勝率は良いけど、全日本プロレスの東京ドーム大会では川田に負けているし、ここのところ三沢の圧倒的な強さをあまり見てない気がするので是が非でも三沢に 勝って欲しいと思いながらテレビを見た。プロレスというと、大げさなアクションや凶器を使って血まみれにしたりと『本当に真剣にやっているのか?できレー スじゃないのか?』とよく言う人がいるが、そんな人にこそ是非見て欲しい。俺が試合をしたわけではないが。27分間テレビの前にくぎ付け状態。これぞプロ レス。鳥肌が立つのを通り越して、涙が出るくらい感動した。今回打撃技の音がとてもリアルに収録されていた。特に三沢のエルボーは、バチッでもゴンッでも ない、重みの効いたなんとも鈍い音がして改めてその凄さを感じた。一応DVDで録画しておいたが、後日発売されるであろう市販のDVDを買って大切にとっ ておきたい、それほど感動した試合だった。

7.13 昨日はオーチャード定期、初登場のルイゾッティ指揮でベートーヴェンの7番、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲(独奏=ファン・モンラ)他のプログラ ム。この指揮者、声はデカイ、歌うとその辺の歌手バリの美声、やたら明るいイタリア人の典型の様な人。感覚的に音楽をとらえているようで、表情とか見て いるとついつい笑ってしまうくらいいろいろな顔の表情をする。その分、あまり細かいことは気にしないのかテンポとかは毎回違うけど。協奏曲でもソリストを 置いといて自分の音楽を貫こうとするので、モンラは弾きにくかったんじゃないかなあ。それでも、本番ではソリストも自分のテンポに持っていこうとしていた ので、指揮者とソリストの駆け引きが間近で見られて面白かった。
今日はオフなので、金魚の水替えとメダカの水槽掃除など一日掃除。天気が良ければいいのだけど、あいにくの曇り空。梅雨時は仕方ない。

7.9 数日前、英語のe-mailが来た。恐る恐る開けてみるとそれはウィーンのRicoさんからで、今日本に来ているとのこと。折角日本にいるのならと、食事 に誘って昨夜最近よく行く都内のお寿司屋さんに行った。電話で話をしたときはとても早口な英語で会話が成り立つかどうか凄く心配してたのに、会った途端 「こんにちは、ちょっと奥さんと電話してたので遅くなりました~」とベラベラと日本語をしゃべったのでこちらの方がビックリ。その後も、英語、日本語、ド イツ語の入り交じった会話に何も心配することなく本当に楽しい一時を過ごした。最後の方は、寿司屋の大将も世界共通の話題()で参加して大盛り上が り!10月にウィーンに行くので、再会を楽しみにしている。そういえば、この日ヱビスビールの当り瓶が2本あった。初めてお目にかかったその瓶は、数千本 に1本の割合で入っているとか。珍しいので携帯で撮影してきた。 ebisu_specialmitricosushi01

6.29 昨晩(午前3時頃)腹痛で目が覚める。胃がキリキリ痛むので、痛み止めを飲んで寝たけど1時間も寝てられず、ほとんど寝ずに朝を迎えた。動けないほどの痛 みではなかったので仕事に行こうといつもの電車に乗ったら、踏み切り事故で途中で止まってしまった。いつも練習開始の30分前には着くようにしているので 始めは慌てなかったけど、停車時間が次第に長くなるにしたがって焦りが出てきた。しかしそれも間に合うか間に合わないかの瀬戸際までで、遅刻が確定してし まってからはかえって開き直ってしまう。それでも車内に缶詰め状態は変わらないわけで、今後どうやって職場までたどり着こうかいろいろ思いを巡らしてい た。約1時間後に最寄りの駅に到着した電車を降りて歩いて私鉄の駅まで向かい、その後もJRを乗り継いで約40分の遅刻。会社に入って初めての遅刻だ。 ま、今回は交通トラブルなのでしかたがないのだが、それでも練習中に弾いている人たちの間を縫ってコソコソッと自分の席に行くのは、あまりいい気がしな い。お陰で、午前中はいまいち調子に乗れないまま終わってしまった。

6.27 酔っぱらって夜テレビをつけたら「さるじえ」なる番組をやっていた。これって、ついつい見てしまう。今回は富田靖子が出ていたので尚更だ。どうでも良いこ となのだが、富田靖子を見ると心が和むというか、簡単に言うと大ファンだ。大ファン、だけど恥ずかしいくらい何も知らない。ただ、たまたまテレビで見ると ついつい見てしまい「素晴らしい!」と、一人感動しているだけだ。このホームページの自分のプロフィールに「島崎和歌子と飲み会をする」のが夢だと書いた が、そろそろ替えようかな。夢は大きいほうが良い。そうしよう。近々更新予定。今日はまさしく酔っ払いのたわ言。

6.25 先日たまたまランチを食べに行ったレストランの雰囲気が良かったので、駄目元で「演奏会をしたいのですが、貸していただけますか?」と尋ねたところ、非常 に親切なスタッフの方がすぐに支配人に連絡をとってくれて、今日その方と打ち合わせをしてきた。レストラン側もとても好意的に受け入れてくれて、トントン と話はまとまりやっとここに発表できる事になった。9月18日 Libera! Chamber Music Series 「特別演奏会 N響メンバーとウィーンの仲間達」開催決定! 午後2時開演(予定)、出演者は中嶋りり子(RSO-Wien2nd.Vn.首席奏者)、林 智之(N響フォア・シュピーラー)、臼木麻弥、田澤俊一(N 響)、Georg Sonnleitner(ウィーン響ホルン奏者)、飯島さゆりで、モーツァルト:ディヴェルティメントK.334他を演奏します。東大宮はいつもアリイ・ ガーデンホールでLibera! Chamber Music Seriesを開催しているが、今回は出演者が6名でステージに乗らないのでずーと場所を探していた。もう半分諦めかけていたのだが、3ヶ月を切った段階 でこうして演奏会が決まったのはとても嬉しい。翌19日は川越でも同じメンバーで演奏会がある。どちらもそう簡単には聴けません、是非聴きに来て下さい。

6.20 夏に雫石で演奏会することが決まった。ここ数日は、チラシを作ったり色々雑用に追われて慌ただしい毎日だった。チラシも完成し、発送も済ませた。あとは、 自分の演奏を磨くだけ。今回実験的にやることになったが、出来れば毎年続けたいと思っている。今回メンバーでもあるピアニストの鈴木理恵さんと留学中に 「岩手で夏に音楽祭とか出来たら良いねえ」なんて、漠然と話をしていたのが早くも実現してしまった。主催(発起人)のラ・ラ・ガーデン岩崎さんも「とにか く一度やってみないと」と言っていたが、まさにそのとおりで赤字覚悟の企画である。コンセプトは「気軽にクラシックを聴きに来て欲しい」なので、雫石中 学校を借りて無料のコンサートもプログラミングしてみた。期間は8月5~7日まで。詳しくはこちらへ。
最近たまに行く散髪屋がある。値段の割りには丁寧にやってくれるので悪くはないのだが、毎回行くのを ためらってしまう。というのも、そこの親父はやたら話しかけてくるのだ。席に着くなり「今日はお休みですか?」と必ず訊かれる。それも非常に物腰の柔らか い口調で。確かに平日の昼間に散髪をしに行く僕も悪いのだが、いつも「ええ、まあ」としか答えられない。それとも「いや、仕事中です」と答えてみようか。 相手はどう出るかな、「仕事は放っておいて大丈夫ですか?」とか訊いてくるのだろうか。会話のきっかけを掴むたわいのない会話のつもりなのだろうが、毎回 決まって訊かれるその一言が憂うつでしかたない。

6.8 今日は、二宮で清水さん(元N響フォア・シュピーラー)主催の室内楽演奏会で二宮に向かう。今回は昨年茅ケ崎で共演したヘスス・ドミンゴ・ガルシア(クラ リネット奏者)と再びクラリネット五重奏を演奏した。僕の出番はモーツァルトのEs-Durのカルテットと同じくモーツァルトのクラリネット五重奏曲の2 曲で、清水さんのヴァイオリン、小畠のヴィオラ、田澤さんのチェロだった。朝から少々緊張気味だったけど、ホールの響きが気持ち良くてだんだん調子に乗っ てきて、本番では気持ち良く演奏できたのが嬉しい。ヘススも去年とは別人かというぐらい、急激に上手くなっていてビックリした。聞くところによると、スペ インのオケに所属したらしい。まだ26歳だそうで、今どんどん上手くなっている最中なのだろう。今年10月にN響がスペインに行ったときは、是非飲みに行 こうと再会を誓った。

6.7 5日はN響は休みだったけど、室内楽のリハーサルで練習場に行った足で、広島に飛行機で飛んだ。広島では広響のメンバーと焼き肉を食べ、翌6日は岡山で 3&4日と同じプログラムの演奏会。ホールも変わると微妙にタイミングも変わってきて新鮮だ。自分の弾いてる場所から聴いた感じだと、NHKホールに比べ て岡山シンフォニーホールは響きも良く、会場の跳ね返りも心地よい。だが、2回NHKホールで演奏しているためか、岡山のホール・トーンを活かしきれない まんま終わってしまったような気がした。 終演後、ホール近くにある友達の紹介のお店に行ってみた。カウンターと小さなお座敷しかないお店なので、我々が入る時も入れ替わりでやっと座れた。その後 もひっきりなしにお客さんが来るほどの大繁盛。ただ、カウンターのある一角だけがずーと空いたまま、次から次とやって来る常連さんを断っているお店の様子 にちょっと気になっていたら、9時50分ごろなんとP.ヤルヴィが知人に連れられて入ってきた!我々が座っていたカウンター席の丁度対角線向かいに座った ヤルヴィは、我々の存在にすぐ気がついてお酒を一杯ご馳走してくれた。ヤルヴィご一行は12時ごろに帰っていった(様な気がする)際、チョコッと挨拶をし て話をした。今回のチェロ協奏曲、そして次の定期で交響曲第3番「ライン」とシューマンが意識的にプログラミングされているのを尋ねたら、「I love Schumann!」と語っていた。「前回1番「春」も取り上げているので、是非全曲やりましょう」と話したら、彼もそのように考えていると言っていた (気がする)。 11時閉店のはずが、居心地の良さ、料理と酒のうまさ、常連さんの気さくさにすっかり酔ってしまい、1時半頃までいた。後半はほとんど覚えていない。なの で、先程から(気がする)としか書けないほど、記憶が曖昧。お勘定でいくら払ったか、何を話したかも忘れている。ちゃんと楽器をもってホテルに帰り、モー ニング・コールのセットをして寝たのは自分としてもかなり評価できるが、翌朝は相当辛かった。かばんの中にはいつ貰ったかわからないそのお店のチラシと、 携帯に撮った記憶の内写真が入っていた。それには店の親方がぼやけて写っていた。

6.3 今日はP.ヤルヴィ指揮の定期演奏会、シューマンのチェロ協奏曲(モルク独奏)とラフマニノフの交響曲第2番の2曲構成。3日間みっちり練習したのでラフ マニノフはGPで少々疲れ気味だったが、本番ではやっぱり盛り上がってしまいました。約1時間かかるこの曲は、パッと聴いた感じだと管楽器の音響に助けら れてなんか弾けそうな気がしてしまうけど実際楽譜を見たら耳に入ってくる数倍の音が書いてあり、しかも1st.violinはさらに1オクターブ上を弾い ていると考えるとかなり難しい。終楽章になると、集中力もトギレトギレになってくるし、音数はさらに増し譜面も黒くなって目はショボショボで、勢いに任せ てなんとか終わりにたどり着いた時にはグッタリだった。ヤルヴィは無駄がなくて、音楽も熱いし、小さな振りでもよく判る。本番で弛れずに1時間があっとい う間に過ぎたのは、彼の世界にしっかりと引き込まれていた証拠。とても楽しい本番だった。明日もこのテンションで乗り切ろう。 今日はGPと本番の間、自分でテールピースを替えてみた。楽器の調子が今一つなので、最近凄く気になっているテールピースのある部分をどうしても試してみ たくなったのだ。普通このような作業はちゃんと楽器屋さんに頼むのがベストである。なぜならテールピースを替えるのは、弦を全て緩めて駒をはずさないとで きない。駒の位置は0コンマ数ミリのずれでかなり音色が変わってしまうし、弦を緩めただけで魂柱が倒れる危険性もある。それでも、どうしてもやってみたく なり、元の場所を目と印でしっかり覚え、魂柱が倒れないことを祈りつつ静かに駒を外し、テールピースを交換してみた。結果、思った通りの結果が得られて大 満足。適当に替えただけでこれだけ効果があったのだから、ちゃんと楽器屋さんで寸法を測ってやり直したらもっとまともな音になるんじゃないかな。今度ちゃ んと楽器屋に持っていって、見てもらう予定。

5.27 今週の定期を一つ降りている間に雑用の嵐、次から用事が沸いてきた。それでもゆっくり練習もできたし、雑用もある程度消化できたので有意義な休みだった。 明日から約一月間怒濤の毎日だ、ま、僕にとってだが・・・。明日はパーヴォ・ヤルヴィのオーチャード定期練習でシベリウスの2番他のプログラム。久しぶり だなあ、この曲をN響で弾くのは。デュトワ以来か。
今日フジテレビで放送されたドラマ「空中ブランコ」、実はこの原作を留学中にたしか「オール読物」で 読んだことがある。その当時日本語の活字に飢えていた僕にとっては、普段は決して読まない「オール読物」も貴重な書物で端から順番に読んでいったのだが、 中でもこの「空中ブランコ」は最後までハラハラしながら面白く、何度も読みかえしたのをよく覚えている。その思い出深い小説がドラマ化されるなんて思って もみなかったが、直木賞受賞作品と聞いて納得。リアル・タイムでテレビを見られなかったので録画したビデオを後でゆっくり鑑賞したい。

5.24 今年8月に小さな演奏会を雫石でやることになった。場所は毎年秋に演奏させてもらっている小岩井農場近くのラ・ラ・ガーデンホールで、今日は朝からチラシ のデザインに、電話での打ち合わせなどあっという間に時間が過ぎていった。詳細はもう少ししたら発表します。
メダカの子供が続々と孵化、12匹ほど産まれた。でもすぐ死んでしまうものや奇形もあり、なかなか上 手くは育たない。それでも目を凝らすとチラチラと小さな魚が泳いでいる様は見ていて嬉しくなる。金魚の病気はどうやら峠を越したようだ。見違えるように元 気に泳ぎ廻って、エサをしきりにねだりにくる。新しく仲間になった金魚は「銀次」「まりりん」と命名、もう一匹はまだ決まっていない。

5.19 11日から15日まで宮崎国際音楽祭でN響が2回演奏会。指揮はデュトワで、「第九」プロとお得意のレパートリー「春の祭典」とチョン・キョンファ独奏の ブラームス:ヴァイオリン協奏曲の2プログラム。今回は何と言っても、学生の頃あこがれの存在だったチョン・キョンファがソリスト、これだけで満足。独特 の歌い回しも彼女が弾くから様になるのであって、まねできるものではない。テンションの高いその演奏から勝手に想像していた人柄は、まるで違ってとてもフ レンドリーな人というのもますます嬉しくなる。リハーサル中のちょっとしたオーケストラとの演奏上のやりとりでも、とても素敵な笑顔で応えてくれたり、頷 いたり・・・。本番は一瞬たりとも音楽を逃さない、また聴衆(オケを含めて)を惹きつける演奏は、以前のまま。とても素晴らしい演奏だったし、心から感動 した。会場の拍手があれほど大きかったのも頷ける。アンコールにはバッハの無伴奏からアダージオを演奏した。終演後の打ち上げでも、彼女の演奏について語 り合った。「聴衆の心、鷲掴み!」誰かが言ったキャッチ・フレーズだが、まさにその通り。また来て欲しい。
久しぶりに帰京したら、金魚が白点病にかかっており、その治療にてんやわんや。インターネットで色々 調べたらやはり薬が効くようなので、薬浴にした。小さいのが一匹死んだのが残念だが、お陰で他の金魚は持ち直し色も普通に戻った。一安心。メダカは今年第 1号の子メダカが誕生、次々と産まれ、現在4匹が孵化した。今後も孵化ラッシュが続きそうだ。

5.6 姪っ子が遊びに来て近所で金魚すくいをしてきた。4回チャレンジして一匹も取れなかったそうだが、毎回おまけで2匹づつもらってきたので一気に8匹もも らってきた。さすがに全部は飼えないので、半分の4匹だけもらい先日大きくなったばっかりの水槽に移した。次郎は相変わらずひらひらのついた金魚をひたす ら追い続け、見ていて気ぜわしい。まだ2センチ足らずの普通の金魚は、そんな次郎を軽べつするかのようにジッとおとなしく泳いでいるので、どちらが大人か 判らなくなる。そんな訳で急に仲間が増えた次郎だが、時間が経つに連れて次第に動きがおとなしくなってきた。今日には5匹まとまって同じ方向を向いてじっ とする、なんて今までじゃ考えられない態度まで。もしかしたら今まではメダカ数匹との共存だったので、自分がメダカだと思い込んでいたのではないだろう か。それが、メダカが別の水槽に移され、金魚だけになってやっと本来の自分のあるべき姿を見いだしたのではないかと勝手に推測している。 メダカは卵を産み、その卵は細胞分裂を繰り返している。中には目玉らしき2つの点々ケ見えるようになったのもある。これも無事孵化してくれることを楽しみにしている。

5.3 昨年秋に産まれた子メダカも8匹ほどすくすく育ち、無事大きくなったので金魚と親メダカの水槽に一緒にしてみた。一緒にした翌日には早速メダカの産卵が始 まった。もしかしたらもう少し前から産卵してたのかもしれないが、確認できたのは一昨日が初めて。合計10個ほど取り上げた。ところが、金魚と一緒にした 子メダカがいつの間にか減っている。どうやら金魚が食べているらしい。それしか考えられない。このままだとメダカは単に金魚のエサ、卵も食ってたのかも。 しかたないので、今日金魚専用の水槽を買ってきた。いままでより一回り大きいサイズの水槽には金魚とヤマトヌマエビをいれ、今まで使っていた水槽はメダカ 専用にした。金魚が1匹だと可哀想なので、ついでに黒い出目金と琉金の小さいやつを増やしてみたら、琉金を次郎(今まで育ててきた金魚)が追い掛け回し続 けるので、仕方なく琉金はメダカ水槽に一時避難。この金魚は動きが鈍いので、すばしこいメダカを追い回すこともなく、仲良く共存できそうだ。問題は、次 郎。出目金はそれほど追いかけないけど、一度突きだすとトコトン追いかけ回すので、見ていて金魚のストレスを我が身のように感じてしまう。幸いなことに出 目金はまだすばしっこいので、何とかいまのところは無事生きている。











2005年1月〜4月の旧酔っ払いの戯言









4.27 未だに時差ボケは抜けず。今朝(午前3時頃)も寝つけずウトウトしていたら、変な夢を見た。その夢とは【街を歩いていると次々と懐かしい飲み屋、居酒屋が 現れ、「そういえば以前よく通ったなあ・・・」と久しぶりにその飲み屋に入るとお店の親方、女将サンも懐かしそうに話をしてくれる・・】というたわいのな い夢なのだが、そこに出てくるお店、人物は非常に懐かしく感じられるにも関わらず、実際僕が行ったことがない店ばかり。あまりにもリアルなので、寝つけな いついでにノートに書き記しておいた。後々どういう結果になるか知りたいのである。あの、美味そうなおでん屋さんはいったいどこに有るのだろう・・・。 さて、最近【第3のビール】と言われるアルコール飲料が新たに発売されている。興味があったので今日初めて買って呑んでみた。値段は500ミリリットル缶 135円、ビールの6割程度の値段か。「発泡酒=ビールの出来損ない」に対して「第3のビール=別のアルコール飲料」と諦めがつくのか発泡酒より美味し く呑めた。ビールが値上がりしてきたので、家計の負担を軽減してくれるこの飲み物はちょっと魅力的である。

4.22 ボロディン・カルテットはオール・ベートーヴェンで4、11、14番すべてmollの曲。 これも今回楽しみにしていた演奏会だったが、意外と期待外れ。メンバーが変わったせいかそれとも別の理由かわからないが、熱くもなく、かといって以前のよ うに徹底した冷たさもなくよく解らないまま終った。それでも生で3曲立て続けに聴く機会はそうないので、それだけでも十分満足できた。 終演後、同じクリスティアン門下の友人と最後の晩餐。チェコビールのお店で、お店の人が薦める子牛のシュニッツェルに白アスパラとハム、チーズがドッサリ のったオーストリア料理を食べた。かなり油が濃かった。明日はとうとう帰国だ。十分堪能した。リフレッシュもできた。帰って仕事をしたときどんな感触なの か、ちょっと楽しみである。

4.21 風は相変わらず強いけど、今日は朝から晴天。ちょっと早めに出掛けてハイリゲンシュタットを目指す。途中、シューベルトの生家に寄り道。ここは始めてき た。彼が使っていた眼鏡がそのまま展示してあった。死んだ家より雰囲気も明るい。市電に乗り換え、次はベートーヴェンの遺書を書いた部屋だ。何度も来たけ ど、ここはいつも空気が重い。特に奥の部屋に入った途端その感じは増す。それでも来たくなるのは、ベートーヴェンの空気に直接触れることができるような気 がするからだろう。手前の部屋に置いてあるオーディオ装置で16番の緩徐楽章を聴いてから、部屋を出て「ベートーヴェンの小道」を散歩する。ここを歩くの も凄く好き。小鳥のさえずりが心地よい。第7交響曲や第9の2楽章に出てくる付点のリズムをそのままに鳴く鳥がいるのもここ。寒いけど、温かい気持ちにな れた。 再び市電に乗って、途中で以前住んでいたアパートの前を通るバスに乗り換え今度はシェーンブルンに行った。強烈に寒い。未だ花も咲いていない広大な庭を ヒーツィングまで歩く。寒すぎる。広すぎる庭も困りもんだ。地下鉄に乗って中心部に戻りやっと昼食。やっと暖まった。 さてこの日の夜は、今回のツアーで最大の目的であるサヴァリッシュ指揮ウィーン響の演奏会に行く。曲はブラームスの2番とヒンデミット:ヴァイオリン協奏 曲(ツィンマーマン独奏)他。情報によると元気にリハーサルをしていたらしいので、楽しみが増す。ツィンマーマンは凄い上手さ。楽器の鳴り方からして別格 の存在。一体どんな練習をしているのだろう。サヴァリッシュは昨年のN響定期同様、座っての指揮だったけど振りだしたらかなり力強く元気そうだった。 ウィーン響もそうとう張り切っていた様に感じられた。少々暴走ぎみの箇所もあったくらい。途中ちょっとだけど、イスから立ち上がって棒を振り下ろした姿は かっこよかった!

4.20 19日はまず中央墓地に音楽家達のお墓参りに出掛けた。前回ここを訪れたときはベートーヴェンの墓の前で土砂降りの雨に遭い酷い目に遭った。その時はきっ とベートーヴェンの怒りに触れてしまったのだと反省したが、今回は再度チャレンジのつもりで行った。幸い朝からとても良い天気で無事にお墓参りを済ませ、 帰りにはSt.Marx墓地のモーツァルトのお墓も行った。中央墓地と違って、全体的にこじんまりと質素な感じの墓地で、その中にポツンとモーツァルトの お墓があった。中央墓地にはベートーヴェン、シューベルト、ブラームスをはじめJ.Strauss一家と、名誉区と呼ばれるその一体に音楽家達が集まって いるのに対し、モーツァルトのそれは静かに、死んでもなお孤高の天才であると感じた。 20日は朝からあいにくの雨。ウィーンは4月に入って一度春になったそうだが、今週は冬に逆戻りでこの日の予想最低気温が2。寒いはずだ。それでも街へ 繰り出し、楽譜屋をあさる。最近ベートーヴェンの弦楽四重奏曲後期がヘンレ版で出ているので、うちにないものをまとめ買い。そのまま歩いて王宮を抜けてマ リアヒルファー通りをウィンドウ・ショッピングしながら西駅まで歩く。レッスンに行った帰りに初めて食べた「カラマリbox」を買ったのもこの通りだっ た。市内の交通機関がストの時も、ちょっとブラブラ出掛けるのもこの通りを歩いて帰ったのを思い出す。そのまま西駅を抜け、こちらも良く通った中華料理 「青島」で遅めの昼ご飯。相変わらず美味い。 この日は早めにホテルに戻ってから、夜ブラームスザールでのヴィーナー・ヴィルトゥオーゼンの演奏会に行った。メンバーがそれぞれソロを順番に受け持ち、 妙技を披露していく。時に印象深いのが、コントラバス入りボッテシーニ:弦楽五重奏曲と、シュトイデが弾いたR.シュトラウスの「薔薇の騎士」(プシボダ 編=コヴァチ室内オケ版に更に編曲)。この日の演奏会は事前に何をやるのかも知らず「折角いるなら聴こうか、」程度の気持ちだったけど、ソロは聴けたし、 クライスラーに、R.シュトラウス、そして最後はJ.シュトラウスとウィーン物もふんだんに聴けて思わぬ収穫。音はまさにミニ・ウィーン・フィルだった。

4.18 17日朝、成田発のオーストリア航空でウィーンに来た。留学から帰って約1年半、それ以来のウィーンだ。昨年秋ごろより休みを調整してやっと実現した今回 の海外逃亡は、とにかくリフレッシュすること。リセットでもいい。昨年1年間は時間に追われ、息つく間もなく全力疾走してきた気がする。ここ半年ほどその 皺寄せが来ているのか、いろいろ考えることがありウィーンに来た。今日は雨混じりの曇天で、とても風が強く寒い。それでも早速街を散歩する。フンデルト・ ヴァッサーの美術館に行ってから、アウガルテン、クライスラーの生家を外から眺めてから、シュテファンス・ドームへ行った。お昼ご飯はとりあえずシュニッ ツェルをピアニストの鈴木理恵さんと一緒に食べた。彼女とは今年夏に再び雫石で共演するので、その打ち合わせも兼ねていろいろ話が盛り上がった。 ウィーンの初日は街を歩きながら、懐かしいことや忘れていること、思い出したことなどいろいろ考える。あいにくの天気だったけど十分丸一日楽しんだ。夜は ブラームスザールでキュッヒル・カルテットの演奏会を聴く。曲はヴォルフ:イタリアン・セレナーデ、ハイドンとシューマンのカルテット。ハイドンはかなり 技巧的に難しそうだったけど鮮やかだったし、おふざけ感もあり楽しい曲。終った後に会場から漏れた笑い声がそれを表していた。シューマンは熱い感情が音と ともに伝わってくる。また息が長いのにはビックリした。 ところで前半に何故そこにいるのかわからない観光客(おそらく○○○)数名のノイズにイライラした。演奏中なのにデジカメのシャッター音、撮ったものを確 認するキー操作音、ヴィデオカメラでの撮影等、とても演奏を楽しみに来ているとは思えない行為。きっと本人達は記念にその会場で聴いたくらいにしか考え てないのだろうが、あまりにも無神経すぎる行為でガッカリした。皆さんはその様なことをしないよう気をつけましょうね。(普通はしないけど)

4.14 明日、明後日の定期演奏会(メルクル指揮ミサ・ソレムニス)の練習が早く終って時間が余ったので、以前よく通っていた指圧マッサージに久しぶりに行ってみ た。そこは近頃街でよく見かけるクイック・マッサージと違い、ある程度身体がほぐれるまで全身マッサージをしてくれるので時間も1時間は軽くかかってしま うが、まさにツボを心得ているそれはいつも深い眠りに誘われる。で、気がついたら布団の上でぐっすり。今回もあまりの心地よさに撃沈していた。 指圧の先生が「全身そうとう疲れが溜まってますね、特に内臓が今日はすごかった」と言われるほど確かに疲れていたが、帰り道、足取りがとても軽いのにビッ クリする。腰痛も気にならなくなっている。何か久しぶりに思いっきり空気を吸ったような感じ。身体は正直だ。すがすがしい気分で家に帰った。やっぱりちゃ んとしたマッサージは効くねえ。

4.11 ここのところ、ひどい腰痛に困っている。8日に演奏会を終えてその翌日、起き上がるのも辛い状態になった。緊張していた身体が一気に緩んだためか、それと も無理な姿勢で弾いていたからか。左足まで痛い。近所の接骨院に行ってもあまり良くならず。ちょっとまずい。
昨日夜なにげなくつけたラジオからメンデルスゾーンの「エリア」が流れてきた。ウィーン・フィルの定 期演奏会の生中継だった。指揮はメスト。メンデルスゾーンは好きな作曲家だし、特に「エリア」はサヴァリッシュでやった感動的な演奏もあり大好きな曲だ。 序奏からスピーカーの前に座ってジッと聴いた。あっという間に1時間ちょっとの第1部が終わってしまった。ゆっくり音楽を聴くのは何ヶ月ぶりだろう。留学 中を思い出す。留学中はテレビもないし、楽しみといえば演奏会に行くかラジオから流れてくるいろんな演奏会のライヴ放送を聴くことだった。今ウィーンにい たらきっと朝からチケットを求めてホールの前に立っていただろう。第2部は用事がありテープに録音だけして未だ聴いていないが、またじっくり聴く時間を見 つけて楽しみたい。

4.5 やっと休みになった。最近疲れがたまっているのでリフレッシュしないといけない。昨日は久しぶりに一人で近所に飲みに行った。ただぼんやりと焼酎を飲みな がら、店の大将と世間話をするだけ。店内のテレビをボーと眺めながら、2時間ほど呑んで終わり。家で呑むとあっという間におなかいっぱいになるけど、飲み 屋ではどんどん飲みたくなってしまうので気をつけないといけない。後ろ髪を引かれる思いで、店を後にした。 今日はちょっとだけ近所を散歩。小さな虫がフヨフヨしだしたし、スズメが群れをなしてエサを探す。さくらの花もちらほら咲きだして春だなあと実感してくる。来週には満開になるかな。

3.25 2日間の休みの間に、雑用を済まそうと走り回った。本当に1日で終わらせたかったのに銀行周りだけで1日が終わったのが誤算。最近は支店の統廃合で窓口業 務を取り扱う店舗がぐっと減り、その窓口もかなり長時間待たされる。実際昨日は1時間半も同じ銀行で待っていた。昨日出来なかった散髪と免許の更新は今日 に。今回の更新はやっと違反が消えて、晴れてゴールド免許になった。30分程度の講習では、飲酒運転の罰則が厳しくなったことや、携帯電話の使用も減点、 如何に安全運転を行うか、そのための注意事項等を教わった。今までも何度となく危うく事故になりそうな場面があったが、間一髪セーフで事故らずに済んでい る。ほんの一瞬気がつくのが遅かったら・・・と思うとぞっとする。今日、改めて安全運転を心がけようと思い直した。

3.22 13日にD君からもらった白フレームの眼鏡にレンズを入れた。以前彼がかけていた眼鏡を気に入って「それ、いいねぇ」と言ったのを覚えていてくれてて、 譲ってくれたのだ。最近結婚した彼は、奥さんにその眼鏡が不評でかけられないとのこと。それなら、と喜んでもらった。
Whiteglassどうでしょうか?

最近、ホタルイカが出回りだした。大好きなホタルイカなので、毎日食べても飽きない。今日もスーパー で1パック買ってきて一人で全部食べた。チョコッとだけ、足を金魚におすそ分けした。何でも食う金魚は、あっという間に足を飲み込んだ。ホタルイカを食べ る金魚はそういないのではないか。ぜいたくなやつだ。

3.20 誕生日。友人から何通もお祝いメールをもらう。どうもありがとう。夜は近所の沖縄料理やさんに初めて行ってみる。グルクン唐揚げ、ゴーヤ・チャンプルー、ゴーヤ・チップス、ソウキそば等をオリオンビールと共に食す。なかなかリーズナブルだった。

3.18 14日から4日間みっちり練習してこの日本番を迎えたArcus第1回公演。フィリアホール(青葉台)でモーツァルト:交響曲第23番、「プルチネルラ」 組曲、メンデルスゾーン「イタリア」他のプログラムは、練習中からみんなが納得できるまで練習をし続けた成果が出て、充実度の高い演奏だった。みんなこん なに練習好きだったっけ?ちょっとだけ歳が上の僕は、周りの若いパワーに押され、乗せられ弾かされた感じ。たったちょっとしか違わないのに、「なんか若 いって良いなあ」と親父のような感想を持ってしまった。良い経験をさせてもらった。

3.13 今日は今年1回目のLibera! Chamber Music Series、おなじみ東大宮でのコンサートだった。東大宮でのサロン・コンサートはクラシック音楽を気軽に聴きに来てもらうだけでなく自分の勉強のため でもあり、人前で演奏するありがたさを感じながら自分のやりたい曲を主に取り上げてきた。しかし、アンケート等で「たまにはもうちょっと親しみのある曲 」との声に応える意味で、今回はハープと一緒に「タイスの瞑想曲」、「愛の挨拶」、「白鳥」、「ロンドン・デリー・エア」など演奏した。前半はホフマ イスターの二重奏曲とバッハの無伴奏パルティータ第3番、このあたりはやりたい曲にしたけど。名曲、そして日頃馴染みのないハープが出演ということもあ り、今回は2回公演とも満員だった。とても嬉しい。毎回何か実験的なことを思いつきでやっているのだが、今回はバッハの時にバロックボウで演奏し、しかも 途中バッハの当時のチューニングで弾いてみたりもした。家でも練習したことがなかったので、ピッチ&音程にすごく不安だったけど、ピッチを下げることに よって弦の張力が弱まるので僕としては非常に弾きやすかった。これが意外にもお客さんにウケて、終演後「あれは、面白かった。」とわざわざ言いに来て下さ る方がいたのは凄く嬉しかった。 終演後の打ち上げは、最近贔屓の「山浦食堂」。焼酎でベロベロになり、帰宅後の意識がない。

3.8 7日は延岡公演、会場は駅からタクシーで10分ちょっとのところ。ただホール周辺には食事する場所がないとのことなので駅周辺を歩いて探す。それが午後3 時過ぎという中途半端な時間帯もあってどこも見つける事が出来ず、気がついたらタクシーを捕まえるのも困難な状況に陥ってしまっていた。仕方ないので歩い て会場に向かう。地図の感じだと40分くらい歩けば着きそうだ。始めての土地をブラブラするのも結構楽しい。途中、酒屋に寄り芋焼酎を仕入れ自宅に送っ た。「伊佐美」、「黒伊佐錦」、「鉄幹」、「七夕」の4本。そしたら「名月 黒麹仕込み」をサービスで一本くれた。これでしばらくは楽しい毎日が送れる。 終演後、宮崎に各駅停車で向かう。ヴィオラのOさんがあらかじめ仕入れておいたアナゴ寿司をつまみにビールで打ち上げ。途中乗ってくる乗客は、いつもと違う車内の空気に皆ギョっとしていたようだ。 8日は宮崎公演、これでこの九州ツアーも終わりだ。といっても、この後所用でハウステンボスに行ってから帰るので帰宅はもうしばらく後だが。九州はどこに いっても食べ物が美味しいし、今回は焼酎中心だったせいか二日酔いにもならなかった。たまたま入ったお店も良かったのは、それだけレベルが高いのかもしれ ない。

3.6 5日は大分に移動のみ、3時過ぎに佐賀を発ち博多乗り換えの特急で大分に向かう。九州に入って流行のインフルエンザにかかったのか体調が悪い。車内で寝て 休もうと思っていたのに気分が悪く、寒けがして寝ることすら出来ない。それでも1時間ほど寝て大分に7時前に着いた。今日はホテルでゆっくりしてようかと も思ったが、何となく習性で我慢しきれず9時過ぎに一人大分の町をぶらつく。寿司、ラーメン、天麩羅等いろいろ思案した揚げ句、近くのイワシ料理屋さんに 入る。ここは先日広島交響楽団のメンバーから教えてもらったお店だ。一人前のコースを焼酎で楽しんだ。そこで帰ればいいのに、ついつい習性で一人2次会に 繰り出そうと街を徘徊していたら、ファゴットのOさんと道でばったり出会う。そのまま2次会へ突入。家庭料理のお総菜をつまみに焼酎を3杯ほど。結局しっ かりと飲んでしまった。 6日は昼間の公演。ホテルで毛布を借りてゆっくり寝たっせいか体調は徐々に戻りつつある。今日も本番を楽しんで終演後早速街に繰り出す。この日は大分のフグと、関鯵、関鯖。もう何も言うことはない。 sekiaji

3.4 3日はN響佐賀公演、プログラムは小泉和裕指揮で「魔弾の射手」序曲、モーツァルト:ピアノ協奏曲ハ長調とブラームスの2番。僕 は小泉さんのアプローチがとても共感ができ、弾いていてとても楽しかった。特にブラームスは彼のイメージとピッタリ合ったような気がする。弾いていてとて も幸せな気分になった。この日の本番後、飲み屋を探しにタクシーで佐賀市内の繁華街に繰り出し、たまたま止まったタクシーのすぐ側に入ったお店がとても居 心地が良く前日に続きO君、K君と共に酒を堪能した。特に美味しかったのはゴマ鯵!仕上げに、帰り道ラーメンを食べて帰る。
4日はN響佐世保公演、前日に続き同じプログラムでまわる。ここ佐世保はこけら落しの時も演奏に来て いる。昨日より慣れてきた印象があった。今回のソリストは児玉桃さんで、とても上品なモーツァルトを演奏してくれた。この日も終演後佐賀に戻り、昨日と同 じお店に通う。昨日絶品だった胡麻鯵、今日は胡麻鯖に変身。昨日より脂の乗った鯖はさらに絶品で最高だった。

3.2 3月1日、九州ツアーの開始。 1日N響練習後に福岡に飛び、地下鉄から筑紫線直通の西唐津行きに乗り、途中唐津で乗り換えて伊万里に入る。伊万里で学生時代からお世話になっているKさ んと再会し飲みに行く。繁華街から一本裏に入ったお店で、早速佐賀の魚を堪能。お通しからちょっとこだわりがあって美味しいし、雰囲気も良い。一旅行者 じゃ、こんなお店にフラッと入るのは難しい。仕上げは軽く〆た鯖で握り、品のよい脂が丁度良かった。 2日は佐賀に移動、この日は佐賀大管弦楽団のOBOGと学生時代によく連れてってもらった「一文字」で飲み会。15年前とほとんど値段が変わっていな い。安い物は60/一串からで、10本食べても600円、安い!この日は佐賀にゆかりのあるN響ヴィオラのKさんも加わりいろんな話をしてもらった。K さんも学生の頃佐賀大オケにエキストラで出演したことがあるというのも新鮮だった。夜10時過ぎには最終便で佐賀入りしたN響メンバー・ヴィオラのO君、 ファゴットOさん、フルートK君も、我々の居場所を嗅ぎつけて合流。突然の来客に、木管楽器OBは喜ぶやら固まるやら。それも時間が経てば次第に和み、気 がついたら1時過ぎ。それからもう1件行って2時半過ぎにお開き。みんな明日会社があるというのに、最後までお付き合い下さりありがとうございました。
2005saga
2次会最後の方、疲れが見えます。

2.24 先週、そして今週のN響定期演奏会は、初登場ノセダでかなりテンションの高い演奏会だった。未だ40歳そこそこということだけど、とても才能のある指揮者 だと思う。自分のやりたい音楽がはっきりしているし、その音楽も共感を覚える部分が多く、一緒に演奏していて勉強になる部分が多かった。練習中からそうと う高いテンションでグイグイ引っ張られるし、本番はまたさらに上がるのでこっちの心づもりができてないとおいてけぼりを食らってしまう。昨日も今日もチャ イコフスキー(交響曲第2番)は、速くてついて行くのに必死。楽器が鳴る前に次ぎに行っているような気がするのは、ご愛嬌か。それにしても面白いキャラク ターだ。また来て欲しい。 昨日関東地方で春一番が吹いたと思ったら、今日は一転して寒い。おまけに夜には雪になっている。うちの近所はすっかり真っ白になってしまった。明日は offなので(といっても夕方合わせがあるが)、ちょっとホッとしている。この雪の中、朝出かけて行くと思うと大変だろうなと思う。

2.20 今日はAlberi String Quartetベートーヴェン・シリーズ第12回。このシリーズ4年目でやっと中期作品に入った。まず二つのヴァイオリンとチェロで「6つの田舎風レント ラー」で始まり、続けてヴァイオリン・ソナタ第6番、交響曲第2番のピアノ・トリオ版を演奏した。これで前半、すでに1時間20分もかかってしまった。休 憩後は弦楽四重奏曲第7番「ラズモフスキー」のみ。これも40分近い曲なので時間も然ることながら、中期に入って途端に内容が濃くなってきているので精神 力、体力ともにキツイ本番だった。今回も僕はソナタも担当した。この6番、最初はとっつきにくくどう表現してよいのか判らなかったが、弾いているうちにそ の曲の良さがじんわりと染み込んできた。それまでの作品よりぐっとフレーズが長くなっており、ピアノとの絡み具合もより複雑。だけど、なんだかジンワリと 暖かさが伝わってくる曲だ。年末に交響曲をまとめて演奏した経験も役立ってる気がする。時代を追って作品の変化が他の作品とシンクロするようになった。ま すます面白い作曲家だと思う。

2.12 数年間貯めた500円玉貯金が満杯になったので、今週の降り番を利用して3日間シンガポールに遊びに行っていた。たった3日間だったけどかなりリフレッ シュできた。都会で生活をしていると息苦しく感じることがあり、それを我慢していると新鮮さを感じなくなる時がある。演奏旅行で地方に行ったときは、なる べく街をゆっくり歩いて自然を楽しもうとするのだが、どうしてもその日の演奏会のことが気になって思う存分楽しむことができないので、たまにはこういった ことも必要だ。

2.11 3日間のシンガポールも今日が最終日。旧正月休みも明けて店が開くので、深夜便で帰るまでの一日を買い物をして過ごす。シンガポールは日本に比べて安いと 聞いていたが(もちろん中には本当に安い物もあるけど)、ブランド物はそれほど安いと感じない。ブランド物なら何でもいいのであれば安いものを買い漁るこ ともできるけど、欲しかったものが見つからなかったのでほとんど買わずじまい。ちょっと不機嫌。空港で欲しかったキャリーバッグをやっと見つけやっと満足 する。

10はちょっと足を伸ばしてセントーサ島に渡った。正月二日目は街にも人が増えだ し、島に渡るバス乗り場は長蛇の列。20分ほど並んでバスに乗ったら、今度は橋が渋滞。みんな考えることは一緒らしい。島の中はアトラクションこそないも ののきれいに整備されていて、緑溢れるアミューズメント・パークのようだ。ちょっと行くと水族館やビーチ、公園などがあり十分楽しめる。天気も良くて、 ビーチで泳いでいる人を見るとうらやましく思う。なんたって気温30。汗が吹き出してくる暑さだ。昨日一日歩いただけで首筋や腕はヒリヒリ焼けているの で、ビーチの日差しはかなりきつい。自転車で島を廻っていたが、さすがに疲れてきたので早めに島を引き上げた。地下鉄の冷房がとても心地よかった。 夜はシーフードを食べに海沿いに出る。夜景を見ながら、夜風に当たりながらのビールは最高に美味しかった。

8日の夜成田を出て、約7時間のフライトを経て夜中にシンガポールに到着。ホテルに2時頃入ってすぐ寝る。翌朝9日 すっきり9時に目覚めた。時差は1時間なので時差ボケもなし。早速街に繰り出した。ところが、9,10日とシンガポールは旧正月にぶち当たっており中華系 のお店からショッピングセンターはほとんど休み。街もほとんど人が出てなく、歩いているのは観光客のみなので、のんびり観光スポットをぶらぶら歩く。ひた すら歩く。この日は地下鉄にもバスにも乗らず、一通り歩いて街を廻った。帰り道、アラブストリートに立ち寄る。ここは旧正月は関係なく、お店も開いてい る。冷やかし半分で、シルクのカーペットが並んでいるお店に入ってみたら、店の親父がしきりに売りつけてくるので冗談で「言値の半額なら買う」と言いつづ けてたら、ほんとに半額で売ってくれた。5000円ならまあお得かな、と納得できる買い物だった。店を出たらモスクからコーランの放送が流れてきた。その 夜はナイト・サファリに行った。

2.4 あっという間に2月になった。連日厳しい寒さが続いている。つい23日前も飲みに出かけようと自転車で外に出たが、あまりの寒さに断念しかけた。まあ、 5分程走ったところで気を取り直し、最終的には飲みに行ったが。外に出かけるのも気合いが必要な程の寒さなので、最近は家で自炊が増えている。鰹節から出 汁をとった味噌汁があればあとは簡単なものだけ。家で漬けた浅漬け、納豆、ダシ巻き玉子などで十分。外食するとついつい色々食べ過ぎてしまうので、家では このくらいが丁度いいのかもしれない。

1.27 今日は久しぶりに演奏会を聴きに行った。「グルダを楽しく思い出す演奏会」とかいう題名の演奏会で、メインはアルゲリッチの弾くモーツァルトの20番、ア ルミンク指揮新日本フィルがバックだった。当初連れあいが一緒に行くはずが急用で来れなくなったので、チケットが一枚余ってしまった。「まぁ、ウィーンで も来れなくなった人からチケットを買ったし、今日も売ればいいや」と軽い気持ちでホール前にチケットをもって立っていたのだが、これが悲しいくらい相手に されない。何人かこちらから声をかけてもみたけど、汚いものを見るような目で通り過ぎてゆく。おまけに「警告 ダフ屋行為は厳罰に」等書かれた張り紙ま であり、丸々無駄にしてしまった。 最初にモーツァルトの3台のピアノの為の協奏曲をリコ&パウル・グルダ兄弟とアルゲリッチが、2曲目にルノー・カプソンがモーツァルトの小品2曲を弾き、 前半のトリはグルダのチェロ協奏曲!実は僕の目当てはこれだった。曲が始まるなり、ロックバンドのようなドラムとベースのリズムに乗って、チェロがハイポ ジションでヴィヴラートをガンガンかけて弾きまくる様は、まるでエレキ・ギターそのもの。ノリノリでノー天気な曲かと思えば、第3楽章のカデンツァは一転 して静けさが支配しているし、最終楽章はまたもや安っぽいマーチ風の明るい曲。滅多に演奏されることのないこの難曲を見事に演奏したゴーティエ・カプソン は未だ20代前半のバリバリのチェリスト。いや~、ほんと凄かったです。聞き終わった後は、楽しいんだけどしっかりクラシック音楽を聴いた充実感に満たさ れていた。なんか変な感じ。 休憩後は一曲挟んでメインの20番。やはりアルゲリッチは強力!でもちゃんとモーツァルトになってる。これも不思議・・。オケもバロック・ティンパニを 使ったり、内声のきざみがパリパリ聞こえてきたり、メリハリがはっきりしてて聴いててとても楽しかった。そういえばヴァイオリンとチェロ、ヴィオラのトッ プ・サイドにカプソン兄弟とアルゲリッチの娘さんが参加していた。アンコールはそのカプソン兄弟が再びソロでベートーヴェンのトリプル・コンチェルトから 第3楽章をアルゲリッチトともに演奏。全て終わったのは午後10時、なんと3時間のコンサート。でも時間だけでなく内容も十分満腹になった、楽しい演奏会 だった。

1.24 昨日は福田町でNew Year Concert。昼間の本番なので、前日のリハーサル後、磐田に移動して1泊する。ホテルからタクシーに乗って飲み屋街に連れていってもらう途中、運転手 さんに福田町までの所要時間を尋ねたら、「明日のN響の演奏会ですか!」ときかれた。その運転手さん、大のクラシックファンだそうで仕事がなければ是非行 きたいと言ってくれた。話ついでに運転手さんにこの辺で美味しいお店を教えて欲しいと言ってみたら、リーズナブルで美味しいお寿司屋さんに連れていってく れた。前夜祭はアナゴの刺し身、赤ムツの炙り刺し、マグロ中トロ、赤いか、生の白魚、アナゴ白焼き、牡蛎の天麩羅と非常に美味しく堪能した。 23日はフルートの神田が途中お話を交えながらの演奏会、海沿いにしてはとても寒く会場もなかなか暖房が効かなかったけど、それに反して演奏は熱かったと 思う。神田のお話はどこでそんな話術を磨いたのかと思うくらい判りやすく、また飄々としていて面白かった。あ、それとGP後に注文していた地元福田町のウ ナ重、これも絶品! 帰り道、東名自動車道の御殿場辺りで小雨から雪に変わった。路肩はうっすらと白くなっている、どうりで寒いはずだ。

1.21 今日は23日に福田町で行われるN響メンバーとその仲間たちによる「New Year Concert」のリハーサルがあった。福田町(ふくでちょう)は静岡県の太平洋の海沿いにあり、新幹線掛川駅より340分のところにある。かれこれこ の演奏会は15回目だとか。ただ今年福田町は磐田市と合併が決まっており、福田町主催の演奏会では今回が最後になる。もちろん、来年も磐田市主催で続けて いくと思われるが、15回目という節目でもあり今回は町もかなり気合いを入れて我々を迎えてくれているそうだ。プログラムはモーツァルトの「アイネ・クラ イネ・ナハトムジーク」やSym.40番、それに福田町友好町民の堀江さん(元N響首席奏者)の独奏によるベートーヴェン:ロマンス、バッハの管弦楽組曲 第2番よりフルートの神田氏のソロ等、盛りだくさんの演奏会になりそうだ。堀江コンマスのリードにより和気あいあいとした雰囲気で、全曲リハーサルをし た。明日も同じようにリハをするので、今日よりもっと音が馴染んでくるだろう。 帰りがけに大型スーパーのペットショップに寄る。子犬が何匹かゲージで展示されていた。柴犬が2匹、重なり合うように寝ていた。なんちゅう、可愛さ!旅行 さえなければペットを飼いたいと思うけど、散歩もつれていけない状況だと可哀想なのでぐっと我慢する。続いて家の近所のアクアショップに行く。セール期間 中だとかで、かなりの安売り。金魚とメダカの水槽のコケ取りに石垣貝と、子犬のかわりにヤマトヌマエビを買った。早速エビを水槽に放したら、落ちたエサを 沢山の足でかき集めて物陰でセッセと食っていた。必殺ごみ掃除人も、見ているとかなり楽しい。

1.15 昨日今日と、NHKホールで今年最初の定期演奏会、音楽監督アシュケナージ指揮で「ツァラトゥストラ」をメインに、珍しい小林研一郎の「パッサカリア」と 武満の「ウォーター・ドリーミング」(solo Fl.==P バイノンの3曲。アシュケナージのR.シュトラウスは昨年の「アルプス交響曲」に続いて2曲目。CDでもクリーヴランド管弦楽団といくつも録音を入れてい るので、彼自身好きな作曲家の一人なんだろう。実際客席で聴いたことが無いのだが、彼が振るととてもきれいな音がする気がする。それが特に武満あたりでは バランスよく響くのではないか。シュトラウスも音が濁らないので、色んな声部が聞こえてきてくる。バレンボイムの指揮を聴いたときもそう思ったが、ピアニ ストが指揮をしても基本的にはピアノと同じような響きでオーケストラが鳴っていくのが面白い。 今月は開演前にロビー室内楽に出演している。出し物はヒンデミット作曲の「さまよえるオランダ人」序曲で、弦楽四重奏のために書かれた作品だ。タイトルの とおり、ワーグナーの「さまよえるオランダ人」序曲をカルテットに編曲、それも『2流の温泉街のオーケストラが朝7時に初見で演奏したら』の副題付きで、 不協和音やアンサンブルのずれをワザと演奏してその可笑しさを楽しむ曲なのだが、スコアの解説には『これはパロディではない』とヒンデミットのコメントが 書いてある。この意味がよく判らなかったのだが、今日リハーサルを聴いていたIさんが「きっとこれはワー グナーの作曲法に対する皮肉なんじゃないか」と言っていた。言われてみれば納得する部分も多々あり、あれだけの大編成の曲をたった4人で事を済ませてしま うあたり、おそるべしヒンデミット!弾いている時はとにかく間違った音を間違えないように?するだけで、とてもヒンデミットの凄さを味わう暇もないが、ど うもそういうことらしい。

1.9 昨日の新潟中越地震チャリティ・コンサートを終えて今日は一日off。昼間はメダカの水槽を掃除したり、布団を干したりして過ごし、夜は今年初めて山浦食 堂(宮原)に飲みに行く。相変わらず美味しい料理を堪能し、帰宅。テレビでノアのGHCヘビー級選手権の放送を見る。絶対王者小橋対鈴木みのるの一戦は 「素晴らしい!」の一言。見るからに身体の大きさは違うのに、動きの素早さやとっさの関節技で小橋を追い込んでゆく鈴木の攻めは、小橋贔屓(ノア贔屓)の 僕から見ても素晴らしかった。小橋のその強力な腕力を瞬間的な判断で関節技に切り返す鈴木、それに対して、それ以上の腕力筋力で押し返す小橋、どちらもそ れぞれの持ち味を最大限に発揮した試合だったと思う。鈴木のあのニヤニヤした笑いはいけ好かないが、最後に小橋に向かっていった張り手の連打はすごく気持 ちがこもっていて感動した。それにしても小橋、防衛おめでとう。この防衛を阻止するのは、三沢であって欲しいと個人的に強く思っている。

1.7 今年一回目の演奏会はオーチャード定期、サン=サーンスの「オルガン付き」と「こうもり」序曲、そしてパガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第2番(独奏=佐藤 俊介)だった。パガニーニは1番は未だ演奏されることがあるけど、この2番はほとんど演奏されていないのではないか。1番と比べてもかなり難しそうだ。そ れを見事に弾ききった佐藤俊介は凄い。後ろからしか弾いているところを見られないのでどんなふうに動いているのかわからないが、どうやったらあんなふうに 弾けるのかすごく気になる。聴いていて、感心を通り越してあまりの凄さに本番中も笑ってしまうほど。ただ一言「スゲー!」と思いながら楽しく伴奏させても らった。まだ20歳だそうで、この先本当に楽しみなヴァイオリニストだと思う。 後半のサン=サーンスはパイプ・オルガンのないオーチャードホールでやるにはちょっと無理があるのかな。というのも、パイプ・オルガンはたいていステージ よりはるか上に設置されていてるが、電子オルガンのスピーカはオケと同じステージ上にある。どちらのオルガンがもし同じ音量で演奏してても、上から降って くるパイプオルガンの音は、オケと上手い具合に分離して聞こえるし、オケが消されることも無いのだが、スピーカを通した音だと音量の操作だけではどうして も限界があるように思う。一昔前、東京文化会館でも「オルガン付き」を聴いたことがあるけど、最近は新しいホールに素晴らしいパイプオルガンが備わってい ることが多く、そうでないホールでは電子オルガンを使ってまでこの曲を演奏することが少なくなっているのも事実。恵まれた環境になって、贅沢を言うように なってしまったのかも。それよりも、第2楽章2部のテーマを聴くと、ついつい映画「ベイブ」の子ぶたを思い出してしまう。つい先日衛星放送で放送されて たのを見たばかりだし、そこを弾くたびに子ぶたがちょこちょこ走るシーンが頭をよぎってしまうのだ。今日の本番でも一瞬ベイブが現れた。

1.1 明けましておめでとうございます。
大晦日のベートーヴェン交響曲全曲演奏会は、突然の雪で客足も心配されたがチケット完売の中、無事最 後まで弾き終えることができた。ベートーヴェンは一曲弾くだけでも、神経体力共に相当消耗するので、始まる前はいったいどうなることかと心配になったけ ど、始まってしまうとついつい弾いてしまう。なので、12番、4&5番、6&7番と3回あった2曲続けての演奏はかなりきつかった。普段だったら3日分 のプログラムだ。それでも最後までテンションが落ちなかったのは、やはりベートーヴェンの力が大きいと思う。1番から順番に演奏すると、時代ごとにどんど ん進化していく様が手に取るように判るし、こんな機会じゃないと1日で聴くことも弾くこともできなかっただろう。また終わった後のホールの一体感は凄かっ た。どこかの外国のホールに来たんじゃないかと思うくらいの、スタンディング・オヴェイションとブラボーの嵐。弾いたほうも、全曲通して聴いた方も凄い。 とても貴重な経験ができて、素敵な年明けを迎えることができた。 一夜空けて身体がバリバリかと思ったけど、多少左手が痛いくらいで意外と平気。朝9時に起きて、初詣でに行ってきた。年末は買い出しにも行けず冷蔵庫が 空っぽなので、午後は近所にショッピング・モールに買い出しに。最近は元日から開いているスーパーがあり便利、というか味気ないというか。初売りセールも あるので、かなりの人で賑わっていた。










2004年9月〜12月の旧酔っ払いの戯言









12.30 あっという間に晦日だ。今年は大晦日にベートーヴェン交響曲全曲演奏会に参加しているので昨日からそのリハが始まり、全くといっていいほど年越しの気持ち が沸いてこない。それよりも明日無事に全曲弾き通せるのだろうか・・・。マラソンと一緒で最初から飛ばすと後で持たないし、かといって未知の世界。しかも ほっておいても、どの曲も自然と体が盛り上がってしまう。なるようにしかならない。目標は最後まで楽しく演奏すること。さてどんな演奏会になるか、楽しみ 半分怖さ半分だ。

12.23 尾ぐされ病だったメダカは、昨夜遅くついに体半分が切れてしまう事態に。水底にはカビにまみれたしっぽ部分が沈み、胸ビレのみではもう泳ぐことも体勢を建 て直すこともできない。それなのにまだ生きている様は恐ろしい。胴体が半分になってから約1日生き続けたが、夜にとうとう息絶えた。魚は痛点が無いと聞く けど、本当かなあ。きっと辛かったと思う。明日は休みなので、メダカの水槽を掃除したり日光浴させたりするつもりだ。 夜はウィーンから友人が日本に来ているので、東大のそばの寿司屋で宴会。写真も撮ったのでそのうちアップします。

12.22 家で飼っているメダカが相次いで病気になっている。先週約1週間家を空けて帰ってみたら、頭しか残っていないのが一匹(これはきっと金魚に食われたんだろ う)、そして体半分にカビが生えてしまったメダカ、これはインターネットで調べたら尾ぐされ病という細菌性の病気に冒されて治療が難しいとのこと。今日は それとは別に明らかに動きがおかしいのが一匹いた。それぞれ別の容器に移して薄い塩水で様子を見ているが、尾ぐされ病のメダカは尻びれは無くなり、白いカ ビに覆われたおなか辺りから後ろは辛うじて骨でつながっている状態で見るのも辛い。それでも一生懸命生きているのを見ると安楽死させることができない。夏 場は活発に卵を産んでいたけど、秋になってからは寒いためなのか卵も産まない。体力が落ちてきているのかもしれない。しかし、そのかわりその卵から孵った 小メダカ達は着々と大きくなってきている。現在11匹の子メダカが別の水槽で無事育っている。これも世代交代の1つかと、果無い現実を見ている。

12.11 サントリーホールでの2回の定期演奏会を終え、デュトワとの『ペトルーシュカ』プロは今 日、足利で演奏会を行った。サントリーでもそうだが、今日も『これぞデュトワ!』と言える素晴らしいストラヴィンスキーを振っていた。なんであんなに全て がシックリピッタリとはまるのか不思議なくらい、弾いてて気持ちいい。今日の足利でのリハーサルでもデュトワが、「サントリーでの演奏はとても良かった。 僕はあの演奏が好きだ」と言ってくれた。足利市民会館はかなりデッドなacousticだけど、それでも十分デュトワ・サウンドは届いていたのではない かと思う。
今朝夜明け前(といっても6時過ぎだが)に起きたらちょうど東の空がうっすらと明るくなりかけたころ、明けの明星がとてもきれいに見えたので、デジカメで撮ってみた。
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早起きしたついでというわけではないが、車で足利に移動する途中、佐野にあるプレミアム・アウトレットに立ち寄った。お目当ては数カ月前から気になってい BOSEのスピーカーを見るため。今家で使っているスピーカがあまり好きでないので、別の小型スピーカを探しているのだ。いくつもあるブランド店には目 もくれず、まっすぐBOSEのブースへ直行。狙っていたスピーカが予想以上に安かったので、思い切って購入した。マンション暮らしだとあまり大きい音で鳴 らすことができないので、そこそこの音量でバランスよく鳴ってくれるのが理想だが、これはその希望をかなえてくれそうだ。

12.7 佐賀から帰ってきた翌日、デュトワの練習。今回は『マ・メール・ロア』組曲と『ペトルーシュカ』というデュトワならではのプログラム。先週から具合が悪い そうでかなり辛そうにしているのに、練習が始まると途端にパワフルに変身。それにしても、その練習の鮮やかなこと。あの複雑な『ペトルーシュカ』が完璧に 頭に入っているのだ。彼の頭の中で鳴っているイメージ通りに行かないとビシビシ注文が飛んでくる。無駄な時間は全く無い。凄い。そうそう、今回ペトルー シュカでは横山幸雄がエキストラで参加している。

12.5 師走。4日のN響定期公演を終えた足で羽田空港から福岡に飛び、さらにバスで佐賀に入った。翌日の5日は佐賀大学管弦楽団の定 期演奏会で、Quintetto Alberiのメンバーでもある国府華子ちゃんがソリストを務めてシューマンのピアノ協奏曲を、メインのシベリウスの2番を華ちゃんのお父さんの国府慶作 氏が指揮をした。慶作さんは今年度をもって同大学を退官されるそうで、これが佐大オケ最後の演奏会になるということなので、僕としても是非とも演奏したく 志願で参加させてもらった。(本来ならLibera! Chamber Music Series東大宮の演奏会を企画していたのだが、このような理由により変更しました。)佐大オケには高校3年生の時に初めて参加して以来、大学生の時は 毎年のようにエキストラとして出演し、今から10年程前の第35回定期演奏会にはソリストとしてもチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を共演させても らった、僕にとって無くてはならないオケでもある。今回ホント久しぶりに参加し、懐かしい思いがいっぱい。昔もそうだったけど、今も弦楽器はメンバー不足 をエキストラでまかなっている状態。しかし、かつてのOB,OGが卒業しても忙しい合間を縫って練習してくれて、エキストラとして参加してくれる、ある種 同窓会のような雰囲気もある。今回もその当時一緒に演奏してたOB,OGに再会し短い間だったけど近況を語り合った。頭に白いものが目立つようになってた り、子供を連れてきてたりと多少の変化はあるが、変わらない様子に嬉しくなった。 演奏は、長年の伝統というか普段教えている岩手大学管弦楽団とはまた違った趣があった。技術的にも難しい曲を、よくこなしていたと思う。もうこのオーケストラに参加することはもう二度と無いかも知れないと思うと、ちょっと寂しい気持ちになった。 さて別件、来年3月にN響佐賀公演がある。その際『一文字』で飲みたいのだが、誰か一緒に行く人メール下さい。

11.28 昨日はN響福岡公演のため飛行機で往復、早めに出て博多でラーメンを食べた。その後中洲ぜんざいをデザートで食べる。軽く散歩してホールに戻り、個人練 習、リハーサル。リハが終わって本番までの1時間に家庭用の明太子を買いに行く。着替えて本番、24日と同じプログラムで今回が3回目。やっと落ち着い て弾けるようになった。会場のアクロス福岡は、ステージが広く後ろの反響板までかなりの距離があるせいか、音がまとまりにくい。響き自体はいいと思うんだ が、音が拡散してしまって弾いても弾いても手ごたえの無い感じがした。それでも大盛り上がりしてチャイコフスキーの最後の作品を弾ききり、その足で福岡空 港に向かう。地下鉄の車内で打楽器の植松さんに「この調子だと1本前の羽田行きに間に合うんじゃない?」との声に唆され、空港カウンターにダッシュしたら 間一髪間に合い予定より1時間ほど早く家に帰ることができた。
そして今日は朝の東北新幹線で盛岡へ。11月7日以来の岩手大学管弦楽団のヴァイオリン分奏をみる。 前回より見違えるくらい良くなったところもあり少し嬉しい。本番まで約1ヶ月、技術精度を焦らずじっくり高めることはもちろんだが、本番一発に全力が出せ るように気持ちも高めていって欲しい。県民会館は響きにくいのでしっかり音を出すように!

11.24 祝・松平健紅白出場!マツケン・サンバが紅白で聞けるなんて!紅白に余り興味の無い僕にとってもマツケン・サンバは是非観てみたい。今年、マツケン・サンバほどあらゆる世代に知れ渡った曲は無いのではないかなどと考えている。とにかく喜ばしいことだ。 さて、今日はサントリーホールでの定期演奏会、先週に引き続きファビオ・ルイージ指揮で、ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(ゲルナー独奏)とチャイコフ スキー:『悲愴』の2曲だった。ルイージはやはり素晴らしい。少し振り回し過ぎのところもあるけどそれ以上に音楽が伝わってくるし、なにしろその音楽が熱 い!最初から最後まで引きつけられっぱなしの演奏会だった。終わった後はグッタリ。放心状態で家路につき、その足で飲みに行った。とてもビールの美味い本 番だった。

11.20 昨日と今日のルイージ指揮定期演奏会、ソリストのツェートマイヤー共々感激の2日間だった。ツェートマイヤーはブラームスの協奏曲を弾いた。僕は彼のブ ラームスが大好き。CDになっているものはマイクが近すぎるのか、響きが少なくツェートマイヤーの良さが出ていないと思うが、FM等のライヴ放送を聴くと これほど「ファンタジー溢れる」演奏はそうそう聴けるもんじゃないと思う。それに加えて、限界を超えた表現力!ギリギリを絶えず追及するそのチャレンジ精 神には頭が下がる。我々、表現してなんぼのもの。「彼ほどの世界的演奏家がそうなのだから、僕もいろんなことに負けずにチャレンジして、できることを表現 しなきゃ」と、本当に勉強させられた。それと、2日とも彼の音楽にどっぷりと漬かることができて、本当に幸せだった。 前半ですでに満腹状態だったが、後半のルイージはこれまた素晴らしかった。先週のサヴァリッシュで感動してしばらくは胸いっぱいだったのが、ルイージで別 の感動をもらった。彼は本当に素晴らしい!!!頭は明晰だしパッションも溢れている。とても緊張し個人的には課題が残る演奏会だったけど、彼の棒のもとで この緊張感を味わえたのが嬉しい。逆説的だが。是非とも続けて、一緒に演奏していきたいと思った。

11.16 今日からファビオ・ルイージの練習が始まった。今日はレスピーギ:ローマの噴水、とドビュッシーの『海』を練習した。どちらも前音楽監督デュトワの得意と する曲でレスピーギは記憶に無いが、『海』は到るところでデュトワの練習を思い出した。ところでルイージ、いつものように最低限の挨拶だけで振りだした。 彼の頭の中にはしっかりとイメージができ上がっているらしく、非常に判りやすく伝えてくれる。出来るまでは何度も繰り返すが、伝わったことが確認できたら それ以上はつつかない。無駄が無く密度の濃い練習でとても楽しかった。でも非常に疲れた。デュトワの『海』はリズムや強弱など楽譜に忠実に演奏するが、ル イージは楽譜に無い細かいニュアンスをたくさん求めていた。音のイメージというか、音色の作り方がとっても素晴らしく、「そうだった、そうだった」と改め て確認させられた。練習はなかなか厳しいけど、素晴らしい演奏会になりそうだ。

11.15 14日東大宮でのLibera! Chamber Music Series2004も無事終了。曲はモーツァルトのみ、ディヴェルティメントK.563がメインだが、その前に未完で終わった弦楽三重奏も弾いた。第1 楽章の展開部に入ってすぐに絶筆されたK.562e、中途半端なところで演奏をやめた瞬間の客席の反応が 面白かった。普通の演奏会ではこのような曲はなかなか取り上げられない。こういったことが出来るのも、小さなサロン・コンサートの良さである。メインの K.563は先週雫石で演奏したときより、全体的に余裕が出来いろいろ周りが見えるようになってきた。ただ、楽章間でいろいろ話を交えながら演奏するの は、演奏に移ってしばらくは調子が出ない。続けて演奏したほうが、前後の構成間も出しやすくテンションも維持しやすいので難しいものだ。それにしても、 ず~と弾きたかったこの曲をまとめて3回も演奏できたのはとても嬉しく、またいろんな収穫があった。 終演後は例によって打ち上げへ。山浦食堂で初の貸し切り打ち上げだ。マスター、気合いを入れていろんな料理を出してくれた。芋焼酎とともに、料理と会話を楽しんだ。

11.10 今週は比較的暇で、連日洗濯したり布団を干したり、銀行周りをしたりして雑用をこなしている。先日行った盛岡でスタットレスタイヤを購入、帰京してから交 換してもらった。余ったタイヤをベランダに置き、それ専用のラックも組み立てた。雑用をやりはじめるとあっという間に時間が経ってしまう。そうそう、三谷 幸喜の大河ドラマ「新選組!」を全部DVDにダビングしているのだが、全部ちゃんととれているかどうか確認して、サムネイルを登録し直し、ファイナライズ する、こんな作業も時間があるとたまらなく楽しい。そんなわけで、久しぶり(約1年3ヶ月ぶり)にデジカメ写真館も更新した。先日の雫石演奏会の打ち上げ 写真と9月にN響北海道ツアーで移動中に回ったスナップ。人は全く写っていない。食べ物と景色ばかりだ。

11.8 雫石ラ・ラ・ガーデンコンサート「Libera! Chamber Music Series in 雫石」が6日無事盛況で終えることができホッと一息。昨晩遅く車で帰ってきた。雫石での演奏会は去年11月に続いて今年で2回目。今回はモーツァルトの傑 作、ディヴェルティメントK.563を初めて弾いた。いつか弾きたいと思い続けてたこの曲を弾けただけでも嬉しいのに、満員のお客さんに囲まれてとても気 持ちよく演奏できてさらに満足。終演後は、会場のお客さん達と地元でとれたハーブ・ティーを飲みながらお話をした。夜盛岡市内に入り、『網玄』で打ち上 げ。マツカワカレイの刺し身が美味かった。 翌日は岩手大学管弦楽団のヴァイオリン・パートを教える。かれこれこのオケとの関わりも13年になる。初めて行った時は大学3年で同級生も多かったのに、 今では一回り以上違う生徒の方が多くなってしまった。今年は『運命』をメインに『リエンチ』序曲とラフマニノフのP.Con.#.2だ。勢いのある場所で はかなり成果はあったけど、ゆっくりしたヶ所では気が緩むのかeasy missが多くなる。緩徐楽章ほど集中力がいるのに、白玉を見ると易しく思えてしまうのだろう。せっかくいい感じで出来てきてるだけに残念だ。次回までに 頑張ってくれ~。

11.2 サヴァリッシュが2年ぶりにN響に登場、昨日今日と2日間練習をした。僕の2年前はウィーン留学中だったので、彼の棒で弾くのは3年ぶりとなる。1年半前 にはサヴァリッシュ指揮ウィーン響演奏会を2つ聴いたしそれほど経ったように感じないのだが、ずいぶん雰囲気が違う。以前の彼なら有無を言わせぬバトン捌 きでグイグイ引っ張っていたのに、今回はオケに任せる割合が格段に増えたようだ。ブラームスの第2楽章では、「もっと自由に」とまで言っていた。今回の プロはシューマン:「序曲、スケルツォとフィナーレ」、イベール:フルート協奏曲(パユ独奏、すごい!)、そしてブラームスの1番。ブラームスは楽譜に書 いてあることのみを太い筆で一筆書きのように演奏していく。息が長い!そしてシューマンは、さ、さすが。「はっきりと、そして格調高く!」と言ってその通 り振れる指揮者はそういないと思う。明日と明後日の演奏会は、今から緊張しているが楽しみだ。
今日の夜はサントリーホールでウィーン響の演奏会を聴きに行った。こちらもメインはブラームスの1 番、指揮のクライツベルクはウィーン響の首席客演指揮者だそうだ。久しぶりに聴くウィーン響は、暖かみのある音色で懐かしかった。メインのブラームスの1 番は管楽器が倍管の16型、ヴァイオリンは対抗配置で、ステージ後ろにコントラバスが1列で並ぶウィーン・スタイル。対抗配置なのに中音域 (2nd.vn.va.セクション)の響きがよく聞こえるし、木管・金管もタイム・ラグなしに弦楽器の響きに溶け込んでくる。ベルリン・フィルのような 派手さはないけど、オケとしてのまとまりは1級品。一団となってじわじわ進んでいく様は、何かを思い出させてくれた。やっぱり音楽が1番だ。 明日、同じホールで同じ曲を演奏する。自分の音楽をやるだけだ・・・。

10.26 23日に起こった新潟県中越地方の大地震には本当に驚かされた。その日はoffで、夕方来月のリベラ!の宣伝チラシを届けようと準備していたその時、埼玉 の自宅でも結構揺れたので慌ててテレビをつけたら震源地の新潟圏で震度6強、この辺りでも震度4はあった。その後、車に乗っていても揺れを感じたし、立て 続けに大きい地震が来るので不安が増す。今年は五黄土星の年、天変地異が多いと聞いていたが、台風の上陸記録を更新し各地で記録的豪雨が降っただけでな く、これほどの大地震が来たとなると、ずーと言われ続けている関東大震災もそう遠いことではないのではないかとちょっと覚悟した。 今日はアシュケナージ弾き振りでモーツァルト:ピアノ協奏曲の録音、27番を録り終えた。見た目はまだまだ若々しいアシュケナージ、万年青年のイメージが 強いけど、実はもう60歳を過ぎていたりする。その年齢に違わない一音一音を語り尽くすようなモーツァルトを演奏していた。さすがとしか言い様がない。

10.22 今日は第11回Alberi String Quartetのベートーヴェン・シリーズ、初期作品群の最後の回だった。曲目はバッハの平均律の編曲ものの五重奏曲(チェロ2本)とセレナーデ、弦楽三 重奏曲第4番、ホルン・ソナタのチェロ版、弦楽五重奏曲op.29の5曲。僕はホルン・ソナタ以外出番。セレナーデでテンションが盛り上がってしまい、そ の後続けて演奏した弦楽三重奏曲はバテ気味。GPで思いの外上手くいってしまっただけに、ちょっと残念。この雪辱は来月頭の雫石で果たす。最後に演奏した 弦楽五重奏曲にはゲストに仙台フィル首席の佐々木真史が参加、このふざけた曲は練習ではその面白さが全てでないが、本番の乗りが曲の面白さをどんどん引き だしていく。一番うまくいったと思う。終演後はいつものところで打ち上げ。1曲目に参加したチェロの大友裕子さん共々、短時間でサッと盛り上がって11時 過ぎにお開き。来年は2月20日、遂にラズモフスキーの登場だ。 今月も後一週間、これを乗りきれば少しホッとできる。もう少し、後一週間だ・・・。

10.19 先週の定期(アシュケナージ指揮でアルペン・シンフォニー他)、久しぶりにアルペンを弾いたが改めて難しい曲だと実感。技術的にも大変だが、今回は大曲が あっという間に終ってしまった感じ。時間的には50分弱かかっているけど、もうちょっとじっくり登りたい感じがした。練習中しっくりこなかったところを、 家に帰ってから彼のCDを聴いて確認してみたらそれも同じアプローチだったので、彼としては完成されているのだろう。前半のシューマン:ピアノ協奏曲はグ リモーの独奏が派手ではないけどしっとりとした演奏で良かった。シューマンはいつ弾いても熱くなれる。
15日の定期演奏会のGPと本番の空き時間、日本橋高島屋の『石原裕次郎の世界』展を見に行った。別 に裕ちゃんファンというわけではない。西部警察のファンである。その西部警察が今月末スペシャルで放送されるということ、そしてなんとこの日は石原軍団に よる『炊きだし』が行われるというので、それが目当てで渋谷から銀座線で向かった。入場無料の『裕次郎展』では入り口で宝酒造オリジナルの裕次郎ボトル キャップを配っていた。中に入ると、今度放送されるドラマ「弟」の撮影風景やら、セットのレプリカ、裕次郎ゆかりのグッズ、衣装、果てはハワイの別荘のモ デルルームまで展示されている。そして最後の方にやっと西部警察のコーナーが・・・。その昔、銀座のど真ん中で戦車を走らしていたのは今から何年前になる のだろうか。日産自動車を毎回何台も爆破してたなんて、今から考えるととてつもなくスケールのでかいことをやっていたもんだ。今回新しく放送される『西部 警察』には渡、神田、館らいつもの軍団の他に大杉蓮など新顔が加わり女性刑事役に戸田奈穂も登場、なかなか渋いメンツだ。ますます月末の放送が楽しみに なった。 屋上に上がるとそこは石原軍団炊きだし会場、さすがに渡哲也自らカレーを振る舞うって事は(僕の行った時間では)なかったが、そのスケールの大きさにビッ クリする。100円の入場料を払い食事券2枚、飲み物券1枚を受け取る。食事は、赤飯、おでん、焼きそば、カレー、天丼等の中から2品、飲み物は缶のお茶 やペットボトルのお水と交換してくれる。お茶をもらうだけでも元を取れる入場料なのだが、これは全てチャリティで寄付されるそうだ。僕はカレーと天丼に交 換、カレーは人が立ったままゆうに入れそうな大釜で煮込み、牛肉がトロトロに溶けるまで煮込んであった。またその肉が大量!一体何キロの肉を仕込んだんだ ろう。ちょっと見てみたい、肉の塊。石原軍団、今も昔もスケールのでかさは超1級である。

10.9 今日は台風22号直撃の中サントリーホールで音楽監督アシュケナージのお披露目演奏会だった。プログラムはオール・ベートーヴェンで『レオノーレ』序曲第 3番、交響曲第4番、第5番。台風がもろ直撃ということで本当にお客さんが来るのだろうかと心配だったが、パッと見たところ7割方の入り。有難い、こんな 悪天候でも来てくださり感謝いたします。今日は弾いていてとても楽しかった。何がどうのこうの、ってあるわけじゃないが、自分ができる最大限のことを一生 懸命できてそれだけで幸せ。明日もその勢いで頑張ります。終演後は最近行き付けになりつつある『山浦食堂』で一人打ち上げ。気持ちのいい演奏をしたあとの 酒はことさら美味い!今日も美味しいおつまみをいただきました。 yamaura-01
僕のサングラスをかけたマスター。愛想は悪いですけど、味は確かです。山浦食堂!

10.4 10年前に一緒に室内楽を演奏して以来交流が続いているチェリスト、ヤン・ソンウォンがドヴォルザークのチェロ協奏曲のソロをするというので、昨日はオ ペラシティでソウル・フィルハーモニックの演奏会を聴きに行った。ステージの上だけでなく客席でも演奏したことがあるくせに、実はオペラシティの客席で演 奏会を聴くのは初めてだ。なので、結構ドキドキしながら座席を探しているとき、ふとウィーンでの演奏会三昧を思い出した。 1曲目は小編成のオケにマイクを通して民族調の歌が入る韓国の作品。日本と同じ5音音階なのに、ゆったりとしたテンポと明るい和声感がどこか解放感を感じ させる作品だった。続いて2曲目ソンウォンが登場、指揮者がスコアを取りに帰ったのは御愛嬌(普通はスタッフが置いておくものなのだが、忘れたのかな)。 彼の演奏をマジマジと聴くのも良く考えれば初めて。たえず周りに気を配り、オケや指揮者とコンタクトを取りながら一緒に盛り上げていく。聴いていて10 前のことを思い出した。12型のオケ編成だったけどオペラシティは響きすぎる傾向があるので、ソロがオケにたまにかぶってしまうのが残念だった。アンコー ルにバッハの無伴奏チェロ組曲から1番、これは豊潤な響きで絶品だった。 終演後はソンウォンとコンサートマスターと3人で軽くビールを飲みながら、色々話をした。何を話したかここで全部は書けないが、来年3月にも室内楽で来日 する、そのころにバッハの無伴奏チェロ組曲がEMIからCDとLPの両方で発売されるとのこと。次回の来日時には是非食事に行こうと約束をし、またこちら が韓国に行った時は焼き肉を食べに連れてってくれるそうだ。今から楽しみ。

10.2 今日は毎年恒例の霧ケ峰沢渡ヒュッテ・ジャヴェルでのHoff Piano Trio 演奏会、今年はベートーヴェン:ピアノ三重奏曲(七重奏曲の編曲版)とアレンスキーのピアノ三重奏曲の2曲を演奏した。この2曲、普段じゃなかなか演奏さ れない作品であり、これだけで演奏会をするとなるとなかなかお客さんが集まりにくいプログラムでもある。でも、年に1回のペースで続けて演奏していると、 有難いことに「この場所で我々の演奏を楽しみに来てくれる」お客さんに助けられ、また甘えもあり、やりたい曲をやりたいように演奏させてもらえる。今回は 個人的にいろいろ迷いがありこの演奏会が少々不安だったけど、暖かいお客さんの雰囲気に助けられ緊張しながらもかなりハジけて演奏できた。ここでの演奏会 は客席がとても近く客席の反応がダイレクトに伝わってくるので、弾き終った後の爽快感は格別だ。本当は弾きながらも、「どう?」なんて話ながら弾いてみた いくらいフレンドリーな空間ができあがっている。こんな場所はそうできるものではない。

9.30 今日の定期演奏会で2nd.ヴァイオリン・フォアシュピーラーの清水さんが退団された。清水さんとの出会いはまだ大学4年生の頃、田中千香士先生のアンサ ンブルで御一緒したのが最初だった。楽屋で隣に座っている清水さんは無駄話もせず、淡々とした佇まいでいかにも職人という感じだった。その時はまさか自分 がN響に入るとは思ってもみなかったが、その後同じ職場になり、今日は光栄にも隣で弾くことができた。ステージに上がって指揮者が出てくる直前、「今日は 少々動揺してますがよろしく」と静かに話かけられた、確かそんなことを言っていた気がする。というのも俺自身も動揺していたのだ。バックステージでも ある女性が「清水さんが最後だと思うと涙が出てきちゃって」と言っていた。そんな清水さん、動揺していると言いつつもいつもと変わらず、いやそれ以上の 高いテンションでN響最後のステージをこなしてゆく。最後の曲「セミラーミデ」序曲が終った後、「どうも有難うございました」と言いながら握手した時の優 しく暖かい表情は忘れられない。俺は涙をこらえるためにいろんなことを考えて気を紛らわしていたが、右手は本番直後なのに冷たく緊張したままだった。 2nd.ヴァイオリンから代表して山口さんから花束を渡して頂き、指揮者サンティからもねぎらいの握手、袖に下るときには楽員がそれぞれ清水さんと握 、素敵な演奏会だった。実は清水さんとは誕生日が一緒だったこともあり、今年の誕生日には僕が日本酒をプレゼントしたら、翌日わざわざ信楽のぐい飲み をくださった。もちろん愛用している。清水さんの新たな人生の御成功をお祈りします。 それにもう一つ、昨日マエストロ・ワルベルクがドイツ・エッセンで死去された。今日の1曲目「スコットランド」は、N響は彼に捧げるつもりで演奏した。いろんな見えないドラマがあるなか、演奏会は進行していく。

9.29 サントリーでの定期初日、GP後にお気に入りの赤坂のパスタ屋さんに行ったら打楽器の久保さん、竹島君と合流、食後もお茶を飲みながらいろいろオケの話し などをして盛り上がった。それでも本番までの時間かなり余るので、久保さんを誘ってクイックマッサージに行ってみる。このところ体がガチガチなので、多少 ほぐしてもらうだけでもかなり効く。終った後は、足取りが軽くまるっきり違っていた。 楽屋で少々仮眠を取り、本番前のコンディション作り。いろんなことを考えながら寝ると、起きたときに考えていたことが整えられるような気がするので、この 仮眠も欠かせない。今日の本番は前回の反省点を克服するのが目標、GPでも本番でも心地良い緊張感の中テンションも高めに弾くことができて一安心。テン ション高すぎてコントロールができてなかったのは新たな反省点だけど、明日昼間にもう一度基礎を見直して再度チャレンジしてみる。
終演後は最近お気に入りの「山浦食堂」に行くべく店に何度も電話を入れたのだが、やっとマスターがで たと思ったら「今日は悪天候で休みにした」とのこと。これは「今日は飲みに行くな」ということだと思い、近所の健康ランドに行った。台風が近づいているせ いか、館内はガラガラ。サウナ、水風呂、ジェット・バス、そして天然温泉と一通り入って体をほぐした。終演後飲み屋に直行するより、こっちの方が体には圧 倒的に良さそうだ。体がボーッとして気持ちいい。ぐっすり眠れそうだ。

9.25 今週の休みはとても有難かった。気分的にも体的にもかなりリフレッシュできた。疲れが溜まってくると、色々面倒になってきて食事もついつい外食が多くなっ てしまう。今週は同級生との飲み会もあり外食続きだったが、今日は久しぶりに家で料理。スーパーで刺身用のイカを買い、刺身と塩辛を作る。他にもナスの煮 物と浅漬けを準備、これで夜の酒のあては完璧だ。翌日の心配をせずにゆっくり飲めるのは、休みの日ならではの楽しみ。
メダカの子供は着々と育って初代は体長1センチほどになった。その後も産まれてくる稚魚と一緒にする と、初代にいじめられてしまうのでまた新たな水槽が登場、ウチの食卓の上には子供用と稚魚用の小さな水槽が二つ乗っている。日に当たると小さい点々がチロ チロ動くので見ていて飽きない。また金魚はますます巨大化してきている。これだとメダカの稚魚は丸のみだ。

9.21 18,19日のN響定期演奏会は今シーズン開幕コンサートであったにもかかわらず、GPでテンションが上がらず不安で一杯だった。こんなことは初めてだっ た。演奏会では空回りもせずどうにか演奏できたので、ホッとして終演後のカーテンコール時に客席を見渡したら、空間がとても暖かく感じた。やっぱり人前で 演奏できるってことは有難い。 2年前の明日は留学に出発した日で、去年の6日に帰国。帰国して1年、あっという間で全力 疾走してきた様な気がする。ここの所、寝つきも悪く疲れがたまっているので、久しぶりに健康ランドに行った。サウナに入り、ハーブの湯やジェットバスに入 り、マッサージも受けた。いつもなら30分も入れば飽きてしまうのに、この日は1時間あっという間に経ってしまい、マッサージの予約を入れていたために仕 方なく風呂をでた。おかげでゆっくり寝ることが出来た。ただ、朝気持ち悪くて目が覚める。どうやら寝る直前に食べたステーキが良くなかったらしい。

9.14 13日代々木上原のムジカーザでモーツァルト:ディヴェルティメント2曲の演奏会だった。メンバーは学生時代からの友人が多く、練習中から普段とは違う雰 囲気。練習時間の半分以上は冗談しか言っていなかった位、楽しく進んでいった。そして演奏会、今回のコンセプトは個人的に「ピチピチしたモーツァルト」 だったので、とても活きのいい演奏になったと思う。客席はとても暖かく、演奏者とお客さんが一つになっているのが実感できてとても嬉しかった。ずーと前か らやりたかったK.334のディヴェルティメントはさすがに大変!特に最終楽章のロンドは、散々難しいパッセージを弾かされた最後に最難関が待っている。 それも2度も!宴会の最後でもう限界なのに無理やり一気呑みをさせられて、ホッとする間もなくもう1杯・・・、そんなことを考えながら弾ききった。体力が 残っていればアンコールにもう1度ロンド楽章を演奏したかったが、とてもその元気がなくお客さんのリクエストによってメヌエットを演奏した。本当に気持ち いい演奏会が出来てとても満足している。 終演後はメンバー一同打ち上げへ。車だった僕はウーロン茶をずーと飲んでいたけど、それでも皆で多いに盛り上がった。
自宅に着くなり、物陰から警察官が現れビックリした。パトカーが止まっていたので気にはなっていたのだが、話を聞くとバイク泥棒(未遂)の通報があり被害者と現物のバイクを見に来たところだった。このところ、車泥棒も多発している。物騒な世の中になってきた。

9.10 今日、久しぶりに弦を張り替えた。留学中は半年に1度ほどしか替えなかったけど、日本は湿度も高いのでそうもいかない。以前はE線以外全部ガット弦にして いたけど、最近はD,G線がオリーヴでガット弦、А線をシノクサ(ナイロン弦)にしている。ナイロン弦を使うのは久しぶりで、取り替えるタイミングが難し い。つい先日替えたと思ったら、もう響きがなくなっていたりであっという間に消耗してしまうので、ストックは多めにしておかないといけない。ナイロン弦と ガット弦を比べると31の割合で替えているかも。
先月から飼いだしたメダカ、卵を金魚に食べられないように別容器に移してから順調に孵化している。子 メダカ用の水槽には(死んでいなければ)現在15匹の子メダカがフヨフヨ泳いでいる。これだけ多くなると、数を数えるのも不可能。だいたいジッとしている メダカはいない。親メダカも毎日数個ずつ卵を産んでいるので、このままだと大変なことになりそうだ。一匹だけ生き残っている金魚も着々と太ってきている。 飼いだしたときより倍くらいに成長した。金魚とメダカの共存も、今後難しくなりそうだ。

9.8 今月頭から約一週間北海道ツアーだった。今回は札幌、函館、釧路、帯広、旭川の5箇所で演奏会、指揮はJ.ノット、「英雄」がメインで、前半はA.バック スという若手ピアニストでチャイコフスキーの1番という大曲2曲のみの重いプログラム。猛威を振るった台風16号と18号のちょうど合間を縫うように天気 にも恵まれ、雨にも降られず快調に過ごせた。 今回の指揮者ノットは、僕はとても共感できる。人はとても良いし、毎回の演奏でテンションが落ちない。5回も「英雄」を弾くと、首、肩、背中がバリバリに なってくるが、それでもついつい盛り上がって弾いてしまうのは彼の仕業でもある。それに最終日の旭川では、個人的に初めて「英雄」が体に馴染んだ気がして とても嬉しかった。7月から演奏旅行続きでいろんな指揮者が来てくれたが、その中で一番好きな指揮者だ。 北海道、毎回新鮮な魚を堪能した。特に函館は以前も行った「よかろう」、ここは終演後すぐに呑みだせる非常に便利なところにある。お店が移転して新しく なっていて、メニューもお任せコースが3000円からとお得感満点。釧路ではふらっと入った炉端のお店が当たりだった。結局二日続けて行ってしまっ た・・・。










2004年5月〜8月の旧酔っ払いの戯言









8.31 台風16号は凄かった。先月も台風が直撃した演奏旅行先の宇野、高松、松山が、テレビで見ていると凄いことになっている。楽器をもって歩いていたはずの場 所が水に浸かり、海と陸地の境目が判らない状態だった。意思があるのではないかと勘ぐってしまうほど、今回の台風は大潮で、さらに満潮時を狙ったかのよう に移動していった。今年の夏は、猛暑、台風、そして高速道路での重大事故など、予想を超えた出来事が沢山あった。
うちのメダカ達は、その後卵から孵化した子メダカ7匹が順調に育っている。このほかにも、10個ほど卵が孵化を待っている状態だ。金魚はこの1月で二回りは大きくなったし、その他の親メダカも落ち着いた佇まいで泳いでいる。

8.26 演奏旅行から無事帰ってきた。今回は全て車での移動、途中同乗者は多少入れ替わったが全て一人で運転した。というのも、自分の車がマニュアル車なので替わ りに運転する人がいなかったのだ。途中23日の移動日には一人で盛岡に泊まり、行き付けの「網玄」そしてチャーリーの姉妹店「酒Gura」をはしごする。 この日は気候も心地良くいつも以上に呑んでしまい、最後の方はあまり良く覚えていない。翌朝も二日酔いだったが、この日は秋田に移動しなければいけないの で、頑張ってホテルを出た。秋田での本番後は、かなり控えめの食事にして早めに寝た。 今回指揮者のクレーは、本番を追うごとに練習とは随分違うアプローチになっていった。普通、連日同じ曲で演奏していくと徐々にオケ・ペースになっていくこ とが多い。これは練習からの指揮者の要求に慣れていくなかでそれぞれが居心地のいい場所を見つけて動いていくわけで、演奏が安定(こなれて)しているの だ。今回は全くその傾向にならず、毎回指揮者ペースの新しいアプローチになってた。僕としては、もっと前向きにガンガン行きたかったかな。そろそろいける かな~って頃になると、ブレーキをかけられる感じがした。
家に帰ったらメダカの卵から子メダカが2匹孵っていた。体長約3ミリ。こんなの、金魚から見たら踊り食いだな、と思っていたら案の定行方不明に。その後新たな1匹が孵り、それは隔離してある。今日、小さめの水槽を新たに買ってきた。

8.19 昨日から仕事開始。ベルンハルト・クレー指揮で東北旅行の練習だ。休み明けはいつも調子悪い。しばらく緊張しているし、どう弾けばいいのか忘れてしまう。午後には少し戻り、今日はだいぶ戻ってきた。指揮のクレーも練習をしっかりするのでその点は有難い。
ホントに暑い夏休みだった。この休み中は何処にも行かず、金魚とメダカの世話を楽しんでいた。2代目 金魚の太郎と次郎は、残念ながら太郎が数日前に死んだ。今は次郎のみ。それも昨日夜に動きが鈍かったので塩水に一晩浸けて様子を見たら、今朝にはいつもの ように活発に泳いでいたので一安心。メダカは盛んに産卵をしている。最初は水槽の中にそのままにしていたら、親に卵を食べられたり、カビが生えて死んでし まったりとなかなかうまくいかない。現在は別の容器に4つ、移して様子を見ている。今日は目らしき黒い点々が見えるようになっていた。演奏旅行から帰って きたころには稚魚が生まれていると良いけど

8.11 昨日久しぶりに銀座に出た。楽譜を買いにヤマ○に行くためだ。ところがなんと夏休み中。おいおい、なんのためにわざわざここまで来たんだと憮然とした が、そこは銀座、ヤ○ノ楽器が近くにあるのでそっちに方向転換。目当ての楽譜はなかったけど、興味深い書籍とCD,DVDを購入。CDは去年ルツェルン・ フェスティヴァルで行われたアバドのライヴ録音と、クライバー追悼コーナーにあったルチア・ポップのaria集、DVDは同じくクライバーの「バラの騎 士」でウィーン国立歌劇場でのライヴのもの。これは一時期出たときに買いそびれたものだ。去年ウィーンで 聴いた「バラの騎士」は、ウィーンならではの艶っぽさが未だに心から離れない。それにクライバーが振っていると思うだけで、何とも、居てもたってもいられ ない感じだ。まだ最初の方しか見てないけど、期待を充分満たしてくれる。この休み中に全部見終えたい。
先月末に我が家にやって来た金魚2匹は、小さいやつ(たまちゃん)が早々に死に、写真にも写っている 大きいほう(ふくちゃん)も8日の夜に死んでしまった。特にふくちゃんは愛着も湧いていたので残念だった。せっかく水槽も一式揃えてあるので2匹(太郎と 次郎)が2代目金魚として家に来た。他にもメダカ10数匹も一緒で水槽内はとても賑やかだ。今度の金魚は食欲おう盛で、餌をやるたんびに全てを食い尽くさ んばかりの勢いで集ってくる。メダカもそのおこぼれにありつこうと、果敢に金魚に挑んでくるので見ていてほほ笑ましい。あいかわらず暇さえあれば、水槽の 前で餌をやったりごみを掃除したりしている。

8.3 台風が通りすぎた1日、松山公演を終えたN響は夏休みに入った。終演後、その足で松山駅に向かい特急「しおかぜ」に乗って京都に向かった。台風が通りすぎ たといってもまだ雨雲が残っており、香川県に入るころにはかなり強い雨が降っていたが、この日は無事瀬戸大橋を渡り岡山から新幹線に乗り換える。京都では 実家のそばにある居酒屋に直行。ここでも烏賊、ハモ、京風出汁巻き卵などを銘酒「十四代」と共に楽しんだ。 昨日は、レンタカーを借りて市内観光。住んでいたころ行ったことのない鞍馬山に行ってみた。市内中心部から約30分、北の外れにある鞍馬山は、「千手観 音」「毘沙門天」「護法魔王尊」の三身を一体として祀ってあるところで、入り口である仁王門に一歩足を踏み入れると、まっすぐ伸びた杉がいくつもあり、な かには直径一メートルを越えるものもある。その荘厳な雰囲気に心が洗われる気がする。途中までケーブルカーもあるが、折角なので九十九折り参道を歩いて上 ることにした。途中にも由岐神社や中門などいろいろ周り、30分ほどで本殿金堂にたどり着いた。ここはかなりきれいだ。先日の日光東照宮と比べると、空気 の浄化のされ具合がまるで違う。疲れたときなど、是非行くことをお奨めする。帰路は疲れたのでケーブルカーで下りる。たった2分、あっという間に下界だ。 京都には個人的に行きたいお店がいくつもあり短い日程ではとても廻りきれないが、レンタカーを駆使してまずはわら天神側の「ラーメン藤」ヘ行く。むかし懐かしの醤油ラーメン、小さい頃よく通った店でまさか残っているとは思わなかったが、美味いラーメン屋は残っているものだ。値段もほとんど一緒、味も変わらない。モヤシの盛り具合が若干軽めになったけど、注文時に「モヤシ多めで」といえば完璧だ。 ラーメンでお腹が一杯になったらデザートを求め、下鴨神社側のみたらしだんごへ。今宮神社の炙り餅とかなり迷ったけど、やはりここのみたらしだんごにはか なわない。関東のそれとは、まるで違うだんごと甘タレは無性に食べたくなるときがある。これも日持ちがしないし、団子がすぐ硬くなるのでそこに行って食べ るのがベスト。是非ここもお奨めしたい。 お腹も満足したので、再びレンタカーで高雄、嵐山と抜け京都駅の伊勢丹で買い物。たった半日で有意義な京都観光を楽しんだ。 ちなみに今日も昔からある洋食屋さんでビフカツを食べ、鍵善で葛切りを食べて、京都駅で駅弁と黒豆の枝豆を買ってから新幹線で東京に戻ってきた。

8.1 週末の演奏旅行は数年に一度のハプニング、台風直撃に見舞われた。掛川、三河安城、1日移動日を挟んで松山で演奏という行程は、変則的な動きの台風10 とほぼ同じように移動しなければいけなかった。特に心配された名古屋から松山への移動は、案の定早々に瀬戸大橋が通行できなくなり、岡山から特急に乗り換 える予定は宇野行の臨時列車と宇高連絡フェリーに代替輸送された。四国を結ぶルートはここしかないのか、フェリー内は満席で立っている人も大勢いる。指揮 者、ソリスト、コンマスも同じフェリー。まあ、フェリーが動くのならと少々安心していたら、約1時間の航行も次第に揺れが強くなりだんだん不安になってく る。高松では強風と叩きつける雨で台風により近づいたことを実感した。高松港からJR高松駅までは距離にして500メートルくらいだろうか。「タクシーに 乗るほどの距離でもないから」と歩き出してすぐにその考えが如何に甘かったかを悟る。ズボンは徐々に重くなり、折りたたみの傘は裏返ったあげく、最後の一 煽りで楽器、キャリーバックまでもが飛ばされた。手を放さなかったから良かったものの、もし考えただけでも恐ろしい。 高松からは予讃線の特急いしづちが8両で接続。本来なら岡山からの特急と併結する5両がすでに高松から連結されているわけだ。ガラガラの車内は雨から逃れ てホッとしたのと移動の疲れで静まり返っているので、窓ガラスを叩きつける雨音が余計凄さを感じさせる。予讃線は四国の北側を東西に走る。東西に伸びる山 脈が北上する台風をちょうどブロックしているので、まだ特急は順調に走れたのだろう。10数分遅れただけで、午後6時半頃無事松山に着いた。それでも普通 に移動するより約3時間余計にかかった。その時松山の天気は台風が真上にいるはずなのに、拍子抜けのショボショボ雨。風も大したことなかった。 着いてしまえば後は明日演奏するために活力補給。地物の魚を食べに紹介をしてもらったお店に向かう。大好きなハモをはじめ、ボラ&カツオのタタキ、剣先烏賊、イサキ、カンパチ、鰯の蒲焼き、天ぷら鱈腹食べた。

7.27 縁日でもらった金魚は大きめのボウルに入れて飼っていたけど、すぐ水が汚れるのと狭そうで可哀想なので、近所のホームセンターで金魚飼育セットを買ってき た。空気ポンプもついて1500円程度の代物だが手ごろだし、今までビクビクしていた金魚も落ち着いて心なしか嬉しそうだ。ちょっとした癒し、気がついた らついつい近くに行って眺めている。
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7.25 ウィーンでいろいろお世話になったCIAさんが一時帰国し約1年ぶりに再会、みんなで日光に旅行に行った。実は僕自身日光に行ったことがなかったので、 ちょうど良い機会。お目当ては日光といえば徳川家の建てた東照宮、江戸時代によくもまあ、あんな山の中に絢爛豪華な建物を創ったものだ。境内に足を踏み入 れると、厳粛な空気に身が引き締まる感じがする。休日だったわりには観光客は少なめだったかな。今日は出発が遅かったため東照宮を一通り見るだけで終って しまったが、海外ツアー、レコーディングと精神的に疲れてたし日常を離れるには充分のものだった。 帰りは若干渋滞に巻き込まれたけど、急ぐ旅でもないのでさほど気にならなかった。帰り道、たまたま通りがかった街で夏祭りがあったので、寄り道。神輿や縁 日を見るのは何年ぶりだろうか。金魚すくいを20年ぶりにやってみたら、1匹もとれずに撃沈。お土産に2匹もらってきた。

7.23 今日はAlberi String Quartet初のレコーディングのお仕事。クラリネット奏者の古賀久美子さんのCD制作のお手伝いとして、1日スタジオにいた。古賀さんは九州の方で主 に演奏活動をされており、ラジオのパーソナリティも務める多才な方。今日はモーツァルトののクラリネット五重奏曲を主に3曲録音した。なにせ慣れない録音 なので、いろいろ大変なことが多い。演奏会の場合は何が起こってもとにかく先に向かうし1回弾いてしまえばそれでおしまいだが、今回はそうはいかない。そ の分、テンションも高く、お客さんの雰囲気も手伝ってその場でしか作り上げることのできないモノが生み出される。それに比べて録音は録り直しができるけ ど、みんなのテンション、コンディションが一人でも欠けてくると、下り坂を転げ落ちるようにバラバラになってくる。いわゆる『ドツボにはまる』状態だ。今 日はそれほどヒドイ状態にはならず、比較的いい感じでとれたんじゃないかな。ミスは気になりだしたらキリがないし、細部にこだわりだすと全体がおかしく なってくる。何処で妥協するか、結局普段の実力以上はでないということで諦める。それにしても最近の録音技術は凄い!仕上がりは聴いていないが、このレ コーディング、ほとんどスタッフに助けられたようなもんだ。
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7.21 インターネットのニュースで知ったのだが、カルロス・クライバーが亡くなったそうだ。しかも今月13日にスロヴェニアのリュブリャナで、74歳だった。こ こ数年はほとんど指揮活動をしていなかったけど、あの熱狂的な演奏がもう2度と聴けないのはとても残念。最近発売された「田園」のように、保存されている 彼の録音が徐々に世に出ることを期待するしかない。ところで彼の亡くなる前日、我々N響は同地で演奏会。もしかしたらすぐそばに彼がいたのでは。心から御冥福をお祈りします。

7.18 雷雨によるアクシデントが二重三重に重なり、約三時間遅れで出発。到着も約2時間遅れだったが、無事日本に着いた。車での帰宅もいつもは混まないようなと ころが大渋滞で一苦労したが、どうにか帰宅。移動は疲れる。ビールを飲んで、久しぶりの日本食を楽しんだ。

7.17 帰国便はアムステルダムを夜出発のJAL便なので、夕方までフリーだ。午前中はゆっくり起きて荷造りをし、午後チェックアウトと同時に散歩を開始。いつも のごとく、当てもなくフラフラと歩きながら街を楽しむ。何となくコンセルトヘボウの前に来たらゴッホ美術館が目に留まり、折角なので立ち寄ってみた。土曜 日ということもあって、入り口にチケット待ちの列ができている。ムンクを見たときは面白いと思ったんだけど、元来絵に興味が無いので、ザッと一通り見た程 度で出てきてしまった。まあ、一応ゴッホの解説だけは入手しておいた。それを読むと興味が湧くかも知れない。 今日のアムステルダムは良い天気で汗ばむほどの気温。それでもさらに散歩を続けていたら、思いがけず楽譜屋を発見。このツアーでは、各都市で楽譜を探したが店に辿り着けなかったのでこれ幸いと中に飛び込む。今年9月と11月にやる3曲のディヴェルティメント(Mozart)のスコアが欲しかったので、おじさんに頼むととても親切に探してくれた。ついでにVn.Va.Duoもあるかと訊いてみたら、楽譜の束を出してくれた。お陰でかなりレアなものを数曲手に入れることが出来た。そのうちLibera! Chamber Music Seriesで採り上げるかも知れない。
そうこうしているうちにスキポール空港に到着。簡単にお土産を買い搭乗時刻まで時間つぶし。気がついたら外は雷雨だ。空をねずみ色の雲が覆い尽くしている。無事飛ぶだろうか。

7.16 昨夜キールで公演を終え、今朝再びバスでハンブルク空港へ戻り、チャーター便でアムステルダムに着いた。ここに3年前に来たときも天気は良くなかったが、 今回も小雨模様。そしてまたもやハプニング発生!預けたスーツケースがなかなか出てこず嫌な雰囲気が漂ってきたころ、見るも無残なスーツケースが流れてき た。「なかなか出てきませんねえ」なんて話しをしていたSさんは「あれ、俺のじゃねえの!」と駆け出していた。 hakai_ams.JPG スーツケースがこんな壊れ方をするなんて、思いもよらぬことだが実際あることなので皆さん注意しましょう。 さて最終日のアムステルダム公演は、集中力もあり一番まとまっていたように思う。満員のお客さんが総立ちで拍手をしてくれる様は、ステージから見ると本当 に嬉しい。コンセルトヘボウの響きにも助けられたのだろうが、普段こちらのオケを聞き慣れているお客さんからこれだけの拍手を頂けたのは、勇気づく。これ でこのツアーも終わり、後は無事日本に帰るのみである。

7.15 今回のヨーロッパ・ツアーに数冊の単行本を持ってきた。その中に宮脇俊三の『乗る旅、読む旅』がある。この人、出版社の編集者から作家に転身された方で、 国鉄全線完乗の顛末を綴った『時刻表2万キロ』他著作がある。僕も鉄道での旅行が好きなので、全国廻るのが難しい分、彼の作品を読んで行った気になった り、次回の楽しみのために参考にしたりしていた。今回この本を読んで、彼も歳をとったんだなあと少々寂しい気持ちになった。というのも、それまでは日本は もとより世界の鉄道を乗りに出掛けては名所旧跡を歴史的背景を雑えながら飛び回っていたのに、この作品では「前回は歩いたが今回はタクシーに乗る」だとか 「こちらの方が快適」、挙げ句の果てには「級友が亡くなった」だのとある。一体今年でいくつになったんだろうと、プロフィールを覗いたら何と昨年3月に亡 くなられていてさらにショックを受けた。本屋に立ち寄るたび、まずは「み」のコーナーから彼の新刊を探すことを楽しみにしていたのに。人間必ず終わりはあ るが、僕は心のどこかで「彼ならずーと書き続けてくれるのでは」という期待があったのは確か。それがこんなに早く、しかも僕が留学中に亡くなられていた なんて。心から御冥福をお祈りします。彼のポリシーは「読んで得したと思わせる文章を書く」であり、畑は違うけど「聴いて得した」と思わせる演奏を心掛け たいと今ツアーで強く心に刻んだ。

7.14 スロヴェニア公演の翌朝、気持ちが悪くて目が覚めた。昨夜のビールが残っているのかと思ったが、全身の筋肉、関節が痛い。どうも様子がおかしいので、朝食 をパスして眠ることにする。集合時刻に重い荷物を引きずって1階に降りると、具合の悪い人が大勢いた。何がどうなったか原因はわからないが、みな一様にお 腹を壊している。よりにもよってこの日はバスで1時間半かけてのフィラッハ移動、ここで2時間のリハーサルと本番を終えてからバスで40分乗らなければホ テルに入れない。このツアーで一番ハードな一日に当たってしまったのだ。とにかくバスで寝て体力回復を待つ、つもりが身体が痛くて全く眠れず。フィラッハ の会場であるCCV(コングレス・センター・フィラッハ)は楽屋も狭く、具合の悪い面々は休める場所を確保するのが大変だ。医師からもらった薬を飲み、暖 かい場所を探して外に出る。日に当たると身体が温まり気持ちいい。心なしか日光で殺菌消毒された気もして体力回復。薬も効いてきたようだ。リハーサルでは 譜めくりするのも辛かったけど、本番は多少動けるまでに回復。折角のオーストリアにもかかわらず、ホテルに着くなり布団に包まって寝てしまう。本当はビー ルを飲んで、オーストリア料理が食べたかったのに・・・。
でも、そのお陰で翌朝にはほぼ正常に戻り、クラーゲンフルト空港からハンブルク、さらにバスでキールへの長旅も問題なくこなせた。

7.12 昨日、ブルージュ・オステンド空港より飛行機でスロヴェニアの首都、リュブリャナに到着。南に来たのに気温9の表示、寒い。ここは緑が多く、山が近くに 見えるので、なんとなく懐かしい感じがする。昨日は日曜日だったので、レストラン以外はほとんど休み。駅前のキオスクがかろうじて開いてた程度の閑散とし た雰囲気の中、軽く散歩してみた。表通りはそこそこヴァラエティにとんでいるが、一つ裏道に入ると旧東欧らしい、どれも似たような形のアパートが並んでい る。のっぺりした壁には落書きがあったりと、観光地ブルージュと比べると暗い感じがするのは仕方ないか。夕食はホテルでお奨めの地元料理屋さんに行き、イ カのフライ・タルタルソースやサラダを食べた。肉肉した食事からちょっと開放されてホッとする。
2回目の演奏会も終った。今日は午後9時開演、終演が11時半、身体がボーッとしてアクビがやたらと出るのをグッと押さえ、演奏した。時差が未だ残っているらしい。終演後はどこにも出かけず、部屋でビールを飲んで終わりにする。サッサと寝よーっと。

7.10 ブルージュでの演奏会が終った。開場して10分も経つのに客席はガラガラ、せめてオケの人数よりは入って欲しい等と願っていたが、実際はほぼフルハウス の嬉しい入り状況。一曲目の武満作品はどうも理解されなかったようで、あっさりとした反応。2曲目の協奏曲に期待する。今回はチャイコフスキーのヴァイオ リン協奏曲、ソリストにユリアン・ラハリンが登場、まだ30前の若さにもかかわらず彼独自の世界を築いている。10年ほど前にムーティ指揮ウィーン・フィ ルのソリストでモーツァルトを聴いて以来、結構好きなヴァイオリニストだったので今回の共演はとても楽しみにしていた。本番では、リハーサルよりも高いテ ンションと彼ならではの歌い回しに思わずニヤついてしまう箇所もあり、とても楽しく演奏できた。このソリスト、凄い!アンコールにお得意のイザイ:バラー ド、さらに聴衆の気持ちをつかむ、熱い演奏で前半を締めた。 メインのショスタコーヴィチは全く事故が無かったわけではないが、お客さんの暖かい拍手とスタンディング・オヴェイションでとりあえず一安心。アシュケ ナージのショスタコーヴィチ、彼自身はとてもフレンドリーだし楽しそうに棒を振る。けれども本当はソヴィエト時代のいろんな思い出も沢山詰まっているのだ ろう。表には出さないけど、彼の棒から辛かった気持ちが伝わってきたような気がして、痛々しく感じた。実は、前半にあれだけ沸いてしまうと、正直個人的に は「ラハリンの上を行く演奏というのはどうしたら良いのか」迷いがあった。迷った挙げ句最終的には、とりあえず自分が出来る範囲で頑張る、ことしかするこ とはない。それも終ってみれば嬉しい、暖かい反応で、カーテンコールの時には本当にありがたい気持ちで客席を眺めた。暖かい拍手、これは何ごとにも替えが たいものである。
只今ヨーロッパ・ツアー中でベルギーのブルージュという街にいる。6日の夜11時頃、約22時間の長旅を経てここに着いた。翌日は余り大きくないこの街を徒歩で散歩&観光。去年まで留学していた時のことを思い出す。 今回は、この時期いたるところで行われる音楽祭のゲストとして出演するためのツアーであり、次期音楽監督アシュケナージとの新たな一歩でもある。8、9日 と二日間のリハーサルがあり、2つ分のプログラムを仕上げなければいけないのでちょっとハード。まだ1回も本番をやってないのにもうすでに疲れてしまっ た。今日はここブルージュで第1回目の公演。今朝の8時なので、3時間後にはGPが始まる。1回演奏会が終ると、後は次の公演地に移動しては演奏会、また 移動と、あっという間にツアーは終る。今回も残り一週間で、スロヴェニア、オーストリア、ドイツ、オランダを廻る予定になっている。オーストリアはフィ ラッハという街に行く。去年まで使っていたオーストリアのプリペイド携帯が使えたので、また新たにカードを買ってチャージしなければ。オーストリア料理も 食べたいし、街も歩きたい。楽しみはいくつもある。

7.2 今年も半年が過ぎた。あっという間だ。今月6日には約2週間のヨーロッパ・ツアーに出掛ける。約1年ぶりのヨーロッパ、仕事ではあるが楽しみだ。今回もメ インはショスタコーヴィチの第5交響曲、一昨年のヨーロッパ・ツアーでも同じ曲がメインだった。前回は旅先でもひたすら練習して何処も観光できなかったの で、今回は少しは街並みを楽しんだり空気を吸ったりしてリフレッシュしたい。演奏も大事だが、折角のきれいな街を楽しまずに音楽は楽しめまい。特に日本は 時間に追われる毎日なので、ヨーロッパのゆったりした時間を体一杯に吸収して、新鮮な気持ちで毎回演奏に取り組む、これが今回の目標?だ。出発まであと4 日。その間に、現代曲の演奏会が一つ。今回のプログラムには、先輩の望月京さんの作品もあり気合が入っている。それを乗りきって、ヨーロッパ!楽しみな7 月だ。

6.29 今日は岡山での本番を終え、飛行機で帰京する日。朝ご飯は基本的に食べないので、岡山空港に着いた時から何となく食べたい気分。でも時間がないので我慢し て羽田へ向かった。機内にいるうちにカレーが食べたくなったので、羽田でカレーを食べようかと思い始める。お目当ては、到着ゲートを出たところで美味しそ うなカレーの匂いを漂わせているスタンド式カレー屋。いつも気になりつつも素通りするお店だ。今日こそはっと入り口の前まで行ったところで、やっぱり素通 り。何故だ。冷静に考えたところ、どうもあれこれトッピングをするカレーは嫌いだということに行き着いた。要するに「基本のカレーソースにチキンやらハン バーグ、シーフード、野菜などを別に温めて最後に合わせる」スタイルが気に入らない。チキンならチキンをじっくり煮込んで、皮なんかもトロトロに溶けか かって繊維がボロボロになるくらいのやつが好き。昔お茶の水にあった「インデラ」というカレー屋さんはそんなチキンを出していた。仕方ないので、次のお目 当てに向かう。こういうときでも困らないように、一応予防線として第2,第3のお店を考えておくのがベター。京急で泉岳寺に着いて、すぐ出たところの喫茶 店のチキンカレーを目指す。が、運悪く時刻は1215分。ランチタイムが始まったばかりのお店に、ゴロゴロとキャリーバッグを引き摺って、しかもネクタ イ姿のサラリーマンと相席までして食べるのは相当気が引けるので、ここも素通り。俺は一体いつ昼飯にありつけるのだろう、等と考えながら車で家路に着 く。そういえば最近新たなショッピング・モールが出来たなと思い出して、行き先変更。ここならカレーもあるだろう。巨大なショッピング・モールは二つの大 きな建物と駐車場があり、初めて行った者には何処にいるのかさっぱり判らない。レストラン街にたどり着くまでに階段を行ったり来たりして、だんだん不機嫌 に。「もっと判りやすく作れよ」とブツブツ心の中で言いながら、やっとのことでステーキとカレーが同時に食べられるF亭に入る。この頃になるとお腹が減り すぎてもう何でも良い状態。お腹が満たされれば気分も良くなり、不機嫌も直った。 どうでもいいけど、単にカレーが食いたかっただけ

6.25 23日の室内楽演奏会は、とても心地よいものだった。一曲目のモーツァルトK.387は「サラッと軽く」決めようと思ってステージに出たのに、実際はやっ ぱり体が硬かった。GPで上手くいかなかった第3楽章のパッセージは本番でも微妙な演奏。終ってからあれこれ指使いを考え直してみた。第4楽章は少々慌て た部分が惜しいが、テンションも高かったし概ね満足の出来。2曲目の「ケーゲルシュタット」はCl.のヘススとVa.の佐々木亮君の熱い応酬が聴いてて面 白い。終った後「リハーサルと全然違う!」と興奮気味に戻ってきた亮君の言葉が全てを物語っている。そっちがその気ならこっちも!と後半のブラームスに全 力投球、「冷静に熱く」をモットーにやってみた。顔中汗まみれのヘススを正面に見ながら、音と視線でキャッチボールをするのはとても楽しい。言葉が通じな い分、より親密なコミュニケーションがとれる気がする。N響ベテラン2人と若手2人のバランスもとても良かったと自画自賛。終演後客席に向かって清水さん が「若手二人と気持ちだけでも若い二人」とおっしゃっていたが、なかなかの若さと熱さで触発された。ところどころキズもあるが、全体としてとても気持ち 良い演奏会だった。 24,25日は今シーズン最後のN響定期公演。来シーズン開幕は9月なのでしばらく渋谷にも来ない。HMVに顔を出し、注文していたテツラフ&フォークト のブラームス:ソナタ集を受け取る。他にもクラリネット・ソナタやチェロ・ソナタも入った3枚組で2600円程度(ただいまセール中で安くなっているの で、興味のある人はHMVへ急げ!)。オーチャードホール裏にある回転寿司に行って寿司を鱈腹食い、楽屋で昼寝、来週のMusic Tomorrowで弾く曲を譜読みして本番に挑む。今公演でヴァイオリンの公門さんが定期最後となるので終演後に花束贈呈がステージ上で行われた。長年お 疲れさまでした。

6.22 ここ数日休みなく仕事と練習。明日は茅ケ崎でN響清水さん主催の演奏会だ。メインがブラームスのクラリネット五重奏曲で、クラリネットはスペインの若手ク ラリネット奏者、ヘスス・D.ガルシアである。彼の英語は片言、我々スペイン語はまるっきり駄目、だが彼はウィーンに留学してたということで練習はドイツ 語でやっている。音楽用語程度なら何とか意思の疎通が図れるし、お互い通じない言葉でコミュニケーションをとろうとすると、かえって友好的に練習が進むも んである。それでもブラームス晩年の作品であるこの曲をこの歳で弾くのは、かなり冒険だ。枯れた雰囲気とそこに隠された情熱がいまいち上手くつかめない。 おっと、本番前にそんなことを書くのはあれだが、練習を始めるまでは不安のほうが多かったけど、今はだいぶ消化できてきたので明日が楽しみになっている。 彼もまだ26歳だそうで、お互い熱い演奏が出来れば良いなあと思っている。

6.16 タルミ指揮の定期演奏会、今日はサン=サーンスの『オルガンつき』をサントリーで演奏した。高校生の時に友人からデュトワ指揮のCDを借りて以来、大好き な曲の一つになっている。それこそ、目覚ましタイマーで目覚め、寝るときもかけながら睡眠・・・一日中聴いていた時期もあった。いろんな演奏、放送、録音 を聴いたなかでもやはりデュトワ指揮のモントリオール響のCDはいまだに僕の中ではベスト1。デュトワと是非弾いてみたい曲でもある。前回デュトワがN響 とこの曲を演奏したときは、不幸にも降り番だった(Quintetto Alberiの演奏会と重なっていたので泣く泣く降りた)ので、その夢は果たせずにいる。そうそう、デュトワが初めてN響の定期に登場したときにもNHK ホールで『オルガンつき』がプログラムに入っていた。その演奏を聴きに行った友人が、翌日学校で「いつものN響と全然違う音がした!」と興奮して話してい たのを思い出した。この曲、第1楽章1部の16分音符のパッセージが聴いた感じと実際の譜面とで16分音符一つ分ずれている。これを厳密に合わせることも 不可能ではないが、合わせることに終始してしまうと流れがなくなってしまい非常につまらない演奏になるのだ。あそこは音のざわめきの様な感じで、 「ザーッ」と行ったほうが良いんじゃないかと僕は思う。デュトワはその辺をさっさと振ってくれるので、流れの中で結果として合わせやすいのではないか。今 日は大好きな曲でもあるので、炸裂モードで弾いた。ついつい盛り上がってしまう・・・。 前半はアンドレ・ワッツ独奏のブラームス:ピアノ協奏曲第2番。ワッツは近くでみるとそれほど背は高くないけど、巨体(というかグローブのような手)から 非常に繊細な音を出す。もちろん大きい音も出るんだけど、けっして力づくで弾かないところが素晴らしい、いくらでも余裕があるように感じた。特に3楽章は 素晴らしかった。 それと協奏曲が始まって早々、隣の横山さんの弦が切れてスペア楽器をリレーで受け取る。自分の楽器でもないのにドキッとするねえ、演奏しながら「いったい この状態で俺は何をするのがベストなんだろう、弾き続けるべきか否か」など数秒間に考えなきゃいけないし。だいたい演奏中に後ろを振り向いて、「スペ ア、スペア!」と相手が気付いてくれるまで口をパクパクしなきゃいけないなんて、非日常のこと。地下鉄車内で布団を敷いて寝るようなものだ。

6.14 昨日は、古河文学館サロンでAlberi String Quartetのスペシャル・コンサートだった。古河での演奏会は普段ベートーヴェンしかやっていないので、たまには違う曲もやってみたいという気持ちか ら、ハイドン:『皇帝』、ヤナーチェク:『クロイツェル・ソナタ』、そしてドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲の3曲を演奏した。ベートーヴェンではソナタや 弦楽トリオ、ピアノ・トリオもあるので、1つのプログラム全部を弾くことはあまりないのだが、今回はカルテット2曲にさらにピアノ五重奏、相当消耗した。 ハイドンはカルテットの基本でもあるので神経を使うし、ヤナーチェクは表現の幅もグッと広くなりハイドンとは違う意味で神経を使う。前半の2曲でグッタリ だ。後半のドヴォルザークは、音域が広いこともあってバランスよく響かせようと考えて練習してても、本番になるとついつい体力勝負になってしまう。狭いサ ロンの空間ではかなりキツイ音量だったんだろうなあとちょっと反省。演奏会自体はお客さんも沢山来て頂いたし、普段と違った雰囲気に概ね満足している。 終演後は上にあるレストランで打ち上げ、おっとその前に一人レッスンをしたんだっけ。ビールを飲みたいのをグッと我慢し、家に帰ってサン=サーンス:『オルガン付き』の練習をする。昔弾いたことをすっかり忘れている。こんなに難しい曲だったっけ。

6.10 長旅の疲れもやっととれた。今週は降り番なので、昨日昼間に今話題の酵素風呂に行ってみた。まず受付で入浴料を払うと酵素をグラスに一杯飲んでから帽子と パンツを渡され、それに着替える。浴槽はおが屑のようなものが敷き詰められたもので、係のおじさんが人が寝て入れる程の穴を掘ってくれる。その中に入る と、上からおが屑を掛けられ、首から先だけを出した状態で1520分、それから半身を出した状態で10分が初心者の一般的コースだそうだ。おが屑に埋ま るとかなり暑く、しばらくすると額からダラダラと汗が吹き出してくる。このおが屑の熱は酵素の自然発熱によるものだそうで、先程飲んだ酵素とおが屑からの ものとで、体内と体外の両方から酵素パワーを全身に行き渡らせて体を活性化するのが狙いだそうだ。それにしても顔中痒いけど手は埋まった状態なので、拷問 に近い。風呂やサウナだと自分の意思で出たり入ったりできるけど、これは一度出たら終わりだから効果が現れるまでじっと我慢。予定の時間を何とかこなし、 おが屑をブラシで落としてからシャワーを浴びて、風呂に入る。もう汗びっしょりなのでサッと入る程度で出てきた。風呂上がりの水がとても美味い。これはサ ウナ以上の効果があるかも・・・、おかげで肩凝りは嘘のようにスッキリした。皆さん是非一度お試し下さい。かなり効果あります。

6.7 昨日ツアー先の久慈から車で戻ってきた。朝9時過ぎに出発、途中2回ほど休憩を入れて家に4時過ぎに到着。さすがにドッと疲れが出て、今朝まで溶けるように寝た。 今回のツアーは原ノ町と1日開いて久慈だったが、どちらもとても気持ちの良いホールとお客さんたちで嬉しくなった。N響の場合、開演後の客電(客席の照 明)が比較的明るいので聴衆の表情がステージからでもよく見える。今回の両会場とも「楽しみにしてくれてたんだな」と伝わってくるお客さんの表情が、こち らの気持ちを高ぶらせてくれた。地方公演は数年に1回から、ともすると10年近くご無沙汰の場所もあり、1回1回が大切な本番になる。特に最近はチケット 代が高くなってきていて、気楽に聴きに来てもらえなくなっているのが現状だ。今回マズイ演奏をしてしまうと、「高い入場料を払ったのに・・・、次はもうや めておこう」と思われてはおしまいだ。オケ業界もなかなか厳しい状況になってきているだけに、いかにファンを減らさず増やしていくか、ついつい考えてしま う。

6.1 今日はオーチャード定期、クリヴィヌ指揮でフランクの交響曲、A.ヘフリガー独奏のシューマン:ピアノ協奏曲他のプログラムであった。シューマンの協奏曲 はかなり独創的、テンポの動きも目まぐるしく感じる。「閃き」の部分では面白いんだけど、もうちょっと歩み寄りたいなあなんて感じた。こっちは極力合わ せるように近づいてるつもりなんだが、たまに放ったらかしにされて行かれてしまう。それでもシューマンの底力なのか、弾いているとドンドン引き込まれてし まうのはさすがというかなんというか。 続いてフランクは、クリヴィヌらしい演奏だと思う。この指揮者、じっとしてないというか絶えず何かしたい人のようだ。落ち着きがないといってしまえば其 迄、しかしその仕草、ちょっとした一言などが結構笑えるし、見てて飽きない。フランス人の彼はフランクについて「本当のフランス音楽ではない、ドイツもの に似ている・・・」と練習中言っていた。その理由として「フランクはパリに住んでいるときに鶏を飼っていた。しかもパリの中心地に!」そんなようなことを 言っていたと思う。本当のフランス人はそんな野暮なことはしないと言いたかったのだろう。(俺の英語理解能力から適当に想像してみた) 終演後は久しぶりに居酒屋へ。日本酒のんで酔っ払い、家に帰って気がついたら明け方、サッカーの試合(イングランド戦)がテレビから流れていた。

5.30 もうかれこれ10年以上の付き合いとなる岩手大学管弦楽団のトレーナーとして、昨日今日と盛岡に行ってきた。7月に行われるサマーコンサートではチャイコ フスキーの『ロミオとジュリエット』をやるので、みっちりその難曲に時間を割いて練習した。アマオケの場合、木管楽器や金管楽器までまんべんなく出番を廻 すにはどうしても大曲中心、金管中心の選曲になってしまう。楽器をもってたった1~2年でこのような曲を弾かなければいけないのはある意味酷だが、みんな で決めた以上はやるしかない。音符が細い(楽譜の黒い)箇所になると、どうしても左手に意識が行き過ぎて右手のことがどこかに行ってしまうようだ。だけど 実際音を出すのは右手だし、右手の捌き具合によっては左手をカバーしてくれるので右手も練習して欲しいと強くお願いしてきた。今日の盛岡は気温26の異 常な暑さ。湿度も高く蒸し暑い。しかし東京に戻ってきたらさらに蒸し暑く疲れがドッと出た。何だこの暑さは!

5.28 今日はサラステ指揮で東京オペラシティにてリンドベルイの作品をまとめて3曲(チェロ協奏曲、クラリネット協奏曲、そしてオーケストラのための協奏曲) 奏した。練習中は複雑なリズムと響きに戸惑ってばっかりで良く解らなかったが、本番で通して弾いて見るとなるほど、それぞれに良さがあるし飽きることはな かった。現代曲を飽きさせずに聴かせる(弾かせる)ことはかなり大変だと思う。でもさすが世界に名をとどろかせているリンドベルイだけのことはある。特に 面白かったのはクラリネット協奏曲だ。超絶技巧のクラリネット・パートを吹ききったクリーックも凄い。ウチに彼のCDが1枚だけあり、それは超古典の作品 であるクルーセルのクラリネット四重奏曲(ちなみにヴァイオリンは指揮者のサカリ・オラモ)。かたや今日は現代作品とその懐の深さを思い知らされた。現代 曲も中にはいい曲もあると再認識した1日だった。

5.23 21日京都でのリサイタルも無事終わり、昨日帰ってきた。いろいろ反省点はあるものの、無事終ったことにホッとしている。体力は持たなかったが集中力は最 後まで持ったし、ミヨーが前回よりマシに弾けたことが何より嬉しい。それと13年ぶりに弾いたヤナーチェクも、楽しんで弾くことが出来た。となると、前半 のベートーヴェン、ブラームスがやはり難しい内容になってくるが、今後の楽しみが増えたということで良しとしよう。多数のご来場有難うございました。 昨日の夜新幹線で東京に戻り、停めておいた車に乗り換えて自宅に戻ったのだが、またもやガソリンがないことに気がつく。実は先日9日に自宅まで後一歩のと ころでガス欠になり、JAFを呼んだばかり。今回はそれを是非とも避けたいので、あまりエンジンを噴かさずにソロソロと走りながらスタンドを探す。最近、 深夜に開いているスタンドは一時期よりグッと減っているので、とにかく真っ先に開いているところで給油することを心に決め、上野辺りでやっと見つけること が出来た。最低限走るだけの量を入れれば良かったのに、つい癖で『ハイオク、満タン!』と言ってしまい、あとでがく然とする。 なんと1literあたり144円!1liter120円でも高いくらいなのに、いくら都内だから、深夜だからと言ってこの値段はないだろう。それとも この値段、都内じゃ当たり前なのだろうか?あまりのショックに、深夜のラーメン屋にフラフラと立ち寄ってしまった。

5.17 なんて蒸し暑い日だ。朝は靄がかって薄ら寒かったのに、昼にはまとわりつくような湿度と暑さになってしまった。そんな中サラステ指揮の定期の練習があっ た。曲はチャイコの4番とストラヴィンスキー:カプリッチョ他。一週間ぶりのN響は新鮮だ。休みの間も結構練習できたので体調も良い。いくらオケが好きで も、連日のように弾いているとマンネリとなってくる。月に1つ降り番があるだけで、休み明けに新たな気持ちでまた演奏に取り組むことができるのだ。 そのサラステのチャイコフスキーは、クールな中にも熱い音楽を持っている彼にとってとてもマッチしているように思う。ポーカーフェイスで振っているけど、 ところどころ気持ちが勝っているようだ。アプローチは普段聞きなれない部分もあるけど、それはそれで興味深いしなるほど!と納得させられる部分もある。い つもの癖で弾いてしまう箇所を直されたりして、出来てない部分を再認識させられた。明日もう1日練習で明後日からサントリーで定期演奏会。今回も楽しみで ある。

5.13 今週はN響が降り番、来週京都でリサイタルがあるので今のうちに練習しておかないといけないので、ほとんど外にも出ずに家で過ごしている。ウチの奥さんは 広島に出張中なので、マイペースで生活。夜9時頃まで練習してから近所のスーパーに買い物に行くのが日課になっている。閉店間際のスーパーはいろいろお得 なものが多い。夕方買うのも閉店間際に買うのも、どうせ食べるのは練習後なので、いろいろ物色しながら本日の肴を決めるのも楽しみの一つだ。今日もいつも のようにつまみを買いだしたあと、ウチでビール片手にテレビを見る。今日木曜日は午後9時から「どっちの料理ショー」と「とんねるずの食わず嫌い王選手 権」の二つが重なる。腹が減っているときに、この二つの番組を見るのは拷問に近い。個人的には「どっち」を見ていたいけど、「食わず嫌い」も結果は知 りたいのでいつもチャンネルを変えつつ、あるときは最終結果を見そびれて悔しい思いをするのだが、今日は野球中継が伸びたおかげで「どっち」をじっくり 見ることが出来て嬉しい。俺の判定は串揚げだったんだがなぁ。番組が終る頃にはお腹一杯、酒も一人だと廻りが早い。明日はピアノ合わせだ。先日のサロン・ コンサートで出た反省点をいろいろ試してみるつもり。そして練習後は居酒屋に行くつもり。

5.9 今日は東大宮のアリイ・ガーデンホールでLibera! Chamber Music Series2004のサロン・コンサートだった。今年1月に同所で同じ演奏会を行った際は大盛況満員だったため、今回は2回に分けてステージを組んでみ た。この雨模様のなか、各回とも大入り!チケットの売れ行きから、今回はガラガラかな・・・と心配してただけに非常に嬉しかった。多数のご来場、誠にあり がとうございました。 弾いている側の感想・・・、やはりモーツァルトは難しい!特に今回演奏したDuo第2番は、左手の負担が多く実際人前で演奏するとその重さがひしひしと伝 わってくる。ベートーヴェンもブラームスも同様左手はきついけど、モーツァルトのこの作品は格別だった。それに加えて、ヴァイオリンとヴィオラだけのシン プルな作りがさらに緊張感を増す。2回弾いても満足できなかった。この曲はもっと弾きこなしていきたい。 終演後は共演した與口と華ちゃん、同級生で聴きに来てくれたK野とS木らとともに打ち上げ。高校からの同級生が集まったことで、好き勝手に言いたいことを 言って盛り上がった。途中「ピアノの横山に電話してみよ~!」と、電話をかけたらたまたま繋がり、みんなで廻しtelをして旧交を温めた。明日からはしば らくオフ。じっくりリサイタルに向けて練習します。

5.8 今日はサラステ指揮でブルックナー5番の定期演奏会だった。サラステは練習中もあまり無駄口をたたかない。最低限の要求だけで進めていくのは、ある意味職 人って感じがする。でも本当はすごく音楽性が豊かで、熱いものを持っているのじゃないかと感じさせる。こちらの出方次第によってはいくらでも受け止めてく れそうな大きさも感じるし、弾いててとても楽しい。ただ、指揮者にしては珍しいシャイな性格のようで、ニコニコしていない。その分、たまに笑顔が見えると ホッとするのだが・・・。彼はGPの時に全く余分な動きをしない。シーンと静まり返る。その静けさにフィンランドの空気をちょっと感じたのは俺だけか。今 回、ブルックナーの5番という難解な曲で、我々の演奏がどうこうと個人的には評価できないが、サラステはとても素晴らしい指揮者だと思った。
ホントに壊れたマックを直すために、連日深夜まで格闘中。昨夜は3回もHDを初期化した。とりあえず 最低限のインターネット、メール、プリントができるようになり、一安心。まだサイトのアップロードはいまいちうまくいかない。ファイルを転送するたびに、 サーバとの接続が切断されてしまうので不便この上ない。この解決法、ご存知の方がいらしたら是非教えて下さい。

5.3 先月末、突然コンピュータが壊れてしまい、ここ数日HDを初期化したり新たにソフトをインストールし直したりしているうちに更新が途絶えてしまった。コンピュータはなんとか現状維持で使えるが、そろそろOSMac OS9.2を使用中)を 新しくしようかと、噂のOS.Xを買いに行った。家に帰って早速インストールしようとしたら、全く動かない。サポートセンターに問い合わせたら、ソフト自 体が壊れてる可能性もあるので交換してくれるとのこと。ただGW真っ最中ということもあり、1~2週間待たねばならないそうだが、別に急ぎはしないので交 換してもらうことにした。 1日は今月9日に行うLibera! Chamber Music Series2004「たっぷりドイツ!」の合わせ。その日はシューマン:「おとぎ話」中心のリハーサルだった。共演ピアニストは国府華子ちゃん。彼女と は高校からの同級生で、この曲も以前一緒に弾いたことがある。久しぶりに合わせをしたけど、長年の付き合いというのは何事にも勝る。お互いなにをしたいか も良く解るし、打ち合わせも一言二言で次にはほぼクリアーできてしまうのだ。予定よりもアッサリとリハーサルが終ってしまい、みんなで食事をしてから帰っ た。行ったお店は与野駅前のレストラン「ロンド」。リーズナブルで美味しい洋食が食べられるので贔屓にしている。










2004年1月〜4月の旧酔っ払いの戯言


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2003年9月〜12月の旧酔っ払いの戯言









12.29 昨日の発表会は来年Libera! Chamber Music Seriesの新春コンサートをやる予定のアリイ・ガーデンホールで行われた。60人も入れば一杯になる小さなサロンだが、とても雰囲気が良いので気に 入っている。未だ小学校にも入っていない小さな子でも、それぞれ個性があっておもしろい。また、弾き終ってホッとした顔を見ていると、一仕事終えた後の 我々と同じ表情だったりする。1年半振りに聴いた生徒さんがとても上達していたりしてビックリもし、子供の可能性を強く感じた1日だった。終った後は、お 手伝いして下さったピアニストの方々らとおそば屋さんで打ち上げ。そば屋で飲めるのは無上の喜びで、しこたま日本酒を飲んだ。
おいおい、気がついたらもう年末か。今年はやけに早く感じる。

12.27 25日は上野にある芸大の旧奏楽堂でブランデンブルク協奏曲全曲の本番だった。これは毎年N響メンバーで年末に行われている「ブランデン」全曲の催しだ。 僕は数日前に急に頼まれた仕事だったが、ソロを弾くわけでもないので慌てることはない。ブランデンはヴァイオリン・ソロはもちろん、フルートやチェンバ ロ、トランペット、ホルンなどなど多種多様の独奏楽器があり僕の大好きな曲集なのだが、なにしろ弾く機会がほとんどない。特に全曲演奏となると、1曲しか 出番のない楽器も集めなければいけないしその分経費もかかってくる。なので、今回のように毎年恒例の行事になっているようなところに『お邪魔させていただ く』のが一番ありがたく楽しめる。折角バロック・ボウを持っているので使おうかとも思ったが、なにしろモダンの合奏団に一人バロックは合わないので止め た。久しぶりのブランデンはやはり楽しい。『第9』にドップリ浸かっている頭にはとても刺激的だった。家に帰ってからも、CDを引っ張り出し繰り返し聴き 漁っている。 今日は『第9』最後の演奏会。さすがに4回目にもなるとテンポが随分変わってくる。全体でも3分くらいは長くなったんじゃなかろうか。特に感じたのが第1 楽章。冒頭の6連符を刻んでても、楽器が増えるに従ってテンポが落ちてくるので刻んでるほうとしてはその辺を考えて行かないと大変だ。個人的には練習初日 の、かなり流し気味の速いテンポが心地よく感じだしていただけにあのまんま行ってみたかったが、オケも指揮者も生きもンだからそう簡単には事は運ばない。 今日は今年の仕事納め。本当に年末か?正月を迎える準備が何も出来ていない。明日は生徒の発表会だし、のんびりできるのは年が明けてからだろう・・・。

12.23 今日は今年最後の仕事、N響第9の初日だった。今年の指揮はバーメルト。去年は留学していたので弾いていない第9。久しぶりだけど、体が覚えているとはこ のことだ。個人的には不安なく弾くことが出来た。この作品、ベートーヴェンの作品番号では125で、これは弦楽四重奏第12番の二つ前の番号になる。後期 の作品群の中でもとりわけ神々しい光を放つ後期弦楽四重奏よりちょっと前に書かれたこの第9、我々は毎年のように弾いているのである意味慣れているが、や はり凄い力を秘めた曲だと思う。僕が好きなのは第3楽章で、第2ヴァイオリンに出てくるPizzicatoでヴァリエーションを伴奏していると無上の喜び だ。あれほど単純な音なのに全てが含まれているような音をはじくときは、どうにかしてこの音を客席に伝えたいと思う。また、第4楽章のマーチが終った後の フーガの部分は後の大フーガを思い出させるし、fの連続を見るとベートヴェンの押さえようのない感情を感じる。でも、それ以上に感動するのはやはり有名な メロディだ。第4楽章が始まってチェロ・バスのレシタティーボの後に出てくる有名なメロディが出てくるたびに、『ベートーヴェンはどんな気持ちでこのメロ ディを書いたんだろう』と思ってしまう。音階で上がったり下ったりするだけの単純なメロディだけど、これだけ感動する。やはり、ベートーヴェンは凄いと、 弾くたびに心に刻まれる思いだ。僕は個人的にこのメロディがチェロからヴィオラと受け継がれてヴァイオリンに来るときに、アウフタクトで弾く第2ヴァイオ リンの『シラソ』をいかに上手く弾くかにこだわっている(もちろんこれだけじゃないけど)。年末になると。ここが上手く行くか行かないかで一喜一憂をする 毎日だ。
今日は、本番後知り合いのレストランのパーティに出席。このレストランは我々の結婚の時に食事会を開いた場所でもある。いろんな職種の人が集まり、貴重な話をきけて楽しかった。

12.16 昨日で一連のクリスマス・キャロルは終った。最後は下関で地元合唱団と高校の吹奏楽部、それにハンドベルとの共演もあった。吹奏楽部の演奏がとても上手で ビックリ。我々との合わせは当日のリハーサルのみなので高校生達にとっては大変だったと思うけど、みんな素晴らしい出来だった。昨日の演奏会が一番クリス マスっぽいというか、暖かい空気にこちらも楽しみながら演奏した。終演後は、下関といえばフグということで、フグづくし。美味かった。 今朝は7時過ぎにホテルを出発し、寝不足のまま空港へ。ところが、山口宇部空港から飛ぶ予定の東京行きに不具合が発生して出発が3時間ほど遅れることになって暇ヒマ。こんなことならゆっくりホテルに寝ていればよかった。
約3時間遅れて羽田に着いた。同じ飛行機に修学旅行に行く高校生の集団が乗っていて、今日は風も強く多少飛行機が揺れたが、その度に後部方向から悲鳴が聞こえてきた。が、こっちはほとんど爆睡状態だったので、あまり気にならなかった。 さいたまに戻りその足で、先週作った眼鏡を受け取りに眼鏡屋さんに向かう。僕が通う眼鏡屋さんは大宮駅そばにある「ヨコタ・メガネ」。ここは外から見ると とてもメガネを売っているとは思えない店構え。寿司屋か、ちょっと高級そうなそば屋に見える。またそこの在庫がそこいらにある店とは一線を画している。個 性的なフレームが数多く、店長の趣味がこれまた独創的だ。数年前ここで初めて作ったときからメガネの良さを再認識し、それまで使っていたコンタクトを止め て今じゃメガネ一筋。今回、2年ぶりに新しく作ったそれは、レンズは割と大きめで、フレームはドイツ製の左右非対称。店長も『これをかける人はそういない でしょうね~』と、ほくそ笑んでいた。ひと足早い、個人的クリスマス・プレゼントだ。

12.14 昨日から室内合奏団(まろさんのバンド)で九州に来ている。昨日は小倉、今日は直方で演奏会だった。メインは地元合唱団とのクリスマス・キャロルだが、前 半は合奏団のみのプログラムでヘンデルの2台チェロのためのソナタ、サラサーテのナヴァラ、アンダーソンの小品数曲があった。ソリストがそれぞれ日替わり で、今日は僕がナヴァラ担当の日。うまれて初めてサラサーテを弾いた。とりあえず終わったことが嬉しい。この手のヴィルトゥオーゾ・ピースを俺が弾くって いうだけで、実はうちじゃ大変な騒ぎだったのだ。終演後は、一人で小倉の寿司屋で打ち上げた後、メンバーのみんなと合流。これで今年の仕事が終わった感じだ。ホッとして、小倉の夜景を眺めながらこれを書いている。

12.11 今日は定期、ザネッティ指揮のマーラー:5番など。今月はロビー室内楽(ダンツィ:ファゴット四重奏曲)にも出演しているので、ペース配分が難しい。いつ もより1時間前には緊張しだし、短いといっても本番をしてからみんなと合流してオケを弾く。前半は、いつもより調子がいい。それは当然、さっきまで本番 やってたんだから。だけど、後半になるとぼーっとしてくる。昨日も、集中力が低下してきたのがわかった。気持ちはあるんだけど、体がついていかないという 状態。明日はそれを克服しないといけない。 ザネッティはアバドの弟子だそうで、それは振り方一つとっても一目瞭然。それだけでなく、ステージに登場してからの立ち振る舞いや、袖口から指揮棒を出す ところまでそっくりだ。違うところは本番でも譜面を見ながら振ったことくらい。本番になるとその人の『素』が出てくるものだが、いくら師匠の影響が強いか らと言っても、それを貫き通すのはある意味すごい。もちろん、いい部分も受け継いでいるので、マーラーの複雑なテンポの変わりも「さすがっ!」と思わせる ところも沢山あった。が、どうしても?と思わせるところがあるのだ。多分、アバドそっくりな棒を見ていると、「もし、これが本物だったら・・・・」とつい ついアバド・ファンである僕は無い物ねだりをしてしまうのである。ザネッティが「アバドの弟子」から、「本物のザネッティ」となったときは、また違った印 象になるんだろうなと弾きながら感じた。

12.7 昼ご飯を食べようと近所のマク●ナルドに行った。駐車場が満杯だったのでドライブ・スルーに並ぶ。こちらも長蛇の列で約15分程待ってようやく注文をすま せ、会計をしようと財布をのぞいたら25円しかなかった。今更キャンセルも出来ないけど、どう考えても現金は持ち合わせていないので、「クレジットカード で支払い出来ますか?」ときいてみたけどやはり駄目。しかたなくそのまま出てきた。無駄な時間を過ごしたのが悲しかった。

12.6 とうとう12月、今日で帰国してまる3ヶ月が経った。今日は、N響C定期二日目。今回はシュテファン・ザンデルリンク指揮でショスタコーヴィチの5番と ウート・ウーギ独奏のブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番の2曲。僕は協奏曲が降り番だったので、客席の後ろでこっそり立って聴いた。ウーギ氏の名前はも ちろん知っているが、実演を聴くのは初めて。その演奏は、とても熱く情熱的だ。僕はああいった演奏は大好き。古きよき時代の巨匠といった感じのそれは、年 齢に見あわず絶えず前に行こうとする推進力と、若々しい歌心に溢れていた。音がこれまた凄くて、オケに全然負けていない。逆にオケの方が負けていたくら い、凄い音だった。久しぶりにいい演奏を聴いた気がする。昨日のGP時に「こんな素敵なブルッフ、聴いたことない」と若手メンバーが言っていたが、本当に そう思った。 後半の交響曲、ザンデルリンク(有名なクルト・ザンデルリンクの息子さん)は、いい人だし、いい指揮者だと思う。無駄な練習をしないのは、お父さんから教 わったのかな?彼はオケが嫌がることはしないし、オケを信頼してくれる(ように感じる)。やりたい表現をとてもわかりやすくストレートに伝えてくれるのが 好感もてる。まだ若いからこれからいろんな修羅場を経験するだろうし、その後がとても楽しみな指揮者だと思った。

11.29 今日は練習所のそばにある高輪学園で父母会主催のN響メンバーによる室内楽演奏会だった。N響チェロ奏者だった故三谷さんの息子さんがこの高校に通ってい たことから始まった演奏会は、毎年この時期に行われる催しで今年で5回目だ。第1回目と2回目は三谷さんが演奏されたが、残念なことに3回目はそれは叶わ なかった。でも、こうして続けて演奏会が開催されるのには、学園側の理解と協力がないと出来ない。今回は、ハイドンとシューマンの弦楽四重奏を2曲に、 モーツァルトのVnVaDuo、ベートーヴェンのVnVcDuoを演奏した。シューマンは前からやってみたかった曲で、今回むりやりプログラムに 入れてみたが、かなりハードなプログラムになり最後はへばってしまった。でも、演奏できただけで満足。第3楽章は三谷さんに捧げるつもりで弾いたので、 きっと届いたと思う。終演後は校長先生をはじめ、お世話になった父母会の方々を交えていろんな話をしながら楽しい一時を過ごして、お土産まで頂いて帰って きた。

11.28 今朝、銀行のATMに行った。機械の開店時刻午前8時に行って預金しようとしたら、「ただいまの時間は時間外手数料105円を頂きます」とメッセージがで た。ちょっと待て、何故時間外手数料がかかるのだ。引き出しじゃなく、こっちは入金しようとしているのに。郵便局に預金をしに行ったら、ティッシュとかく れるところもあるのに。営業時間外というのはある程度納得しているが、今の世の中24時間営業のATMも数多くあるし、そこの機械は銀行直営のATM だった。これがもし、コンビニなどの ATM機を使っているのなら未だ解るけど、銀行直営の機械でたった開店時刻の1時間前に利用するだけで手数料をとるとはとても納得できない。
タ日、クリスティアン先生の宴は、妙な緊張感の中、僕にとっては至福の一時だった。先生にはいろいろ助けられ、まろさんや清水大貴くんからは熱いパッショ ンをもらい、こんなところで弾いているの夢嘘のようたった一つのアプローチがどんどん輪をかけて広がっていくのだ。音楽は基本はここにあるのだ!と改めて 実感した。(なんのことだか解らない?ま、そういうことです)

11.23 Libera! Chamber Music Series in 雫石は22日無事終った。その日の雫石は、朝から雪が降っていて、おまけに風も強くとても寒かった。ラ・ラ・ガーデンホールというサロンでアットホームな 雰囲気のなか、とても気持ち良く演奏できた。当初は「50人も集まれば良しとしよう」と思っていたのに、フタを開けてみたら100人の大入り満員。地元紙 の岩手日報や盛岡タイムズにデカデカと写真入りの記事が載ったも、宣伝効果ばっちりでありがたかった。ホールに入りきらなくて廊下にも椅子を並べてのコン サート、お客さんはとても熱心に聴いていて、こっちも集中して弾いた。このコンサートを主催されている岩崎さんご夫妻はとても親しみを感じる方で、まだお 会いして間もないのに古くから知り合いだったような気にさせてくれる。「また来年も是非演奏させて下さい」とお願いしてきた。今度は何をやろうかな? 終演後は地元の方々とお茶を飲みながらいろいろ話をし、ヘンデルの『メサイア』から合唱曲を数曲一緒に演奏して雫石をあとにした。
盛岡から帰京した足で、そのままリハーサルに向かう。ウィーンでお世話になっていたクリスティアン先 生が来日、明日パーティで一緒に弾くことになっているのだ。メンバーは他にまろさん、清水大貴くんの計4人でヘルメスベルガーの4つのヴァイオリンのため の小品を2曲やる。まろさんが第1,クリスティアン先生が第4ヴァイオリンを担当しているので、間に挟まれる僕はなんとも妙な心地だったが、音を出してみ ると凄いパワーだねえ。オジオジしていると置いてけボリをくらってしまう。なんだか良くわからないが、とってもゴージャスな空間にいる自分が嬉しかった。

11.18 ガーン!ショックである。何がショックかというと、健康診断の結果だ。今日久しぶりに練習場にいったら、先月の健康診断の結果が届いていた。今回ほど結果 が楽しみだったことはないくらい、体重も減りほぼベストの状態だと思っていたのだが。結果はやはり肝機能に問題があるらしい。といっても、今まで高かった 肝機能を測定する数値は下っていたのに、何故べつの数値が上がるのだ。あまりのショックに、家に帰ってから一人、ウニの貝焼をつまみに酒を飲んでしまっ た。再検査をするようにとの通知だったが、実はこの一月で体重も着々と戻っており、とても前回のような好結果(実際はさほどでもないが)が得られるとは思 えないのだ。やはり、しばらく酒を控えるか・・・どうかは難しい。 22日の雫石での本番に向けて、合わせも始まり徐々にテンションも盛り上がってきている。ラ・ラ・ガーデンホールは一度お邪魔したことがあり、100人程 度の規模のサロンだ。ウィーンに留学していた時、ハウス・コンサートやサロンでの演奏会を幾つも聴きそういった演奏会を僕も続けていきたいと強く思ったの が、こうして一つづつ実現していくのはとても有難いことだ。確かに大きなホールでの演奏会も魅力だが、自主公演でそれをやるにはチケットを捌くのに相当な 労力がいるし、一度やると次回は早くても1年後、もしくは数年経ってからしか出来ないのが現実だ、俺の場合。それなら、『小さくても良いから数十人の聴衆 を相手に年に数回の演奏会を継続していきたい』、もっと欲を言えば『毎年決まった時期に演奏する場所がある』、これが理想。10月31日にやった古河文学 館でのリサイタルも40人弱の入りだったけど、俺にとっては一つの演奏会には変わりないし、とても良い勉強になった。来年の年明け早々、埼玉のサロンでや ることも決まっている。継続することはとても大変なことだと十分承知しているけど、気持ちも新たにいろいろ挑戦していこうと思っている今日この頃である。 (手ごろなサロン、ホール等をご存知の方、またはコンサートを企画している方、もし興味がありましたらご一報下さい。)

11.13 10日は名古屋で11日は岡山でそれぞれN響定期公演、広上さん指揮の「大地の歌」はNHKホールと違って適度な音響空間のなか素晴らしい出来だったと思 う。4回ともテンションの下らない演奏だったし、名古屋は客入りが良くなかったが「今日来なかった人は惜しいことしたなあ・・」なんて思ってしまった。
12日は再び名古屋でモーツァルト協会の演奏会。いや~、これは疲れた。シューベルトはただでさえ長 い曲。こういう場合、前半は軽めに押さえて後半に余力を残しておくのがベストだが、何も考えずにやりたい曲を並べてしまったために後半はバテバテ。前半の モーツァルトのB-Durも素晴らしい名曲だし、内容も濃い。大好きなこの曲だけでも十分な充実感があるのに、シューベルトが長い曲だしねえ。とにかく集 中力だけは切らさないようにと注意していても、もう体が言う事をきかない。シューベルトの最後の方で一瞬崩壊してしまったのも、その時は何がどうなったか わからなかったが、後で録音をきいてみたらどうも俺が1小節間違えたらしい。相当しっかり勘定していたにも関わらずである。体が反応してくれないのだか ら、こればかりはどうしようもないのだ。それでもどうにかこうにか最後までたどり着いたときは、おもわず「あ~終った」と全身から力が抜けた。それでも、 とても暖かいお客さんに囲まれて気持ち良く演奏を終えることが出来た。 終演後は名古屋モーツァルト協会の方々と宴会。皆さんお酒がお好きなようで、僕もたんまりビールをいただきました。やはり演奏会の後のビールは最高だ。おかげでまたまた太ってしまった。

11.7 今日は広上さん指揮の「大地の歌」他の定期演奏会。広上さんは大好きな指揮者の一人。練習中も飽きさせることなくイメージを伝えるし、一度植え付けられた イメージは本番まで色褪せることなく記憶に留まっている。それが本番になると更に表現の幅が広くなるので、今日も最後まで楽しく弾くことができて幸せだっ た。見た目はトリッキーな動きだけど、出てくる音はとっても真当な響きだし、何しろプレイヤーにプレッシャーを与えないところが弾いていて安心できる。 たった1回の定期だけじゃ勿体ない、もっと来て欲しい指揮者だ。ここのところ、マーラーの1番、「大地の歌」と広上さんとN響は演奏しているし、その前も 4番をテレビで観たことがある(かつて僕は日本フィル定期デビューの6番も客席で聴いた)。是非他の交響曲、3,5,7番辺りをやってみたい。是非お願い します。

11.6 4日、ムジカーザでのリサイタル「ミューゼシード in ムジカーザ」はほぼ満員の客席のなか、無事終りました。自分の演奏を冷静に判断しながら演奏するなんてできないし、ましてやお客さんにどのように聞こえて いるだろうかなんて考えられない。古河での失敗を再びしないように心がけて・・・と、その箇所はうまくいっても今度は別の箇所で失敗したりと、タンスの引 き出しを閉めたら別の引き出しが飛び出してくるまるでドリフのような・・・・、いろいろ難しいです。終演後は、ミューゼシードの音楽監督飛鷹さんやスタッ フさん達と代々木上原で打ち上げ。本番後にビール、しかも空きっ腹と最高の条件の中、心地よい酔いも手伝っていろんな話で盛り上がった。話題は尽きなかっ たけど、小田急線の終電で新宿経由、山手線内回りの最終に乗り五反田まで。この日はきっと帰れなくなるだろうと前もって五反田駅前にホテルを予約しておい たのだ。翌日は朝10時からN響の練習。この日も練習後の本番だったこともあり、ホテルの部屋に入ってあっという間に寝てしまったらしい。朝6時に目を覚 ましたら、電気、テレビつけっぱなしで布団にも入らずベッドの上で寝ていた。 それから2時間ほど布団に入り、這うようにして練習に向かった。その日は、全身の筋肉のすき間までビールがしみ込んでいるような感じだった。

11.2 日帰りで富士のロゼ・シアターに行った。新幹線こだまに乗って1時間ちょっと。家から約2時間でホールに着いた。車で練習場に行くときひどい渋滞だと2 間を越えることもあるので、それと比べると随分と近く感じる。今日の富士地方は湿度も高めで暖かかった。製紙工場からでる匂いに最初は戸惑ったけど、慣れ るとなんてことない。演奏の方は、さすがに4回目とあって落ち着いてできた。R.シュトラウスなど大編成の曲を何度も演奏することはプレイヤーにとっては 手の内に入りやすくなるし、また地方公演のプログラムに入れることはお客さんにとっても新鮮さがあって良いのではないだろうか。大編成になるとそれだけ弾 く人数も増えるので、移動や人件費など経費は余計にかかるのだが、だからといっていつも同じようなプログラムで廻るのもなんだし・・・。主催者側の要望曲 と実際聴きに来るお客さんの聴きたい曲が必ずしも一致しないので、なかなか思い通りにはならないのは仕方ない。マイナーな曲を入れたがために集客力が落ち るのは困るけど、少しは新しい時代の曲も入れて見るのも面白いのではないかと思った。何故こんな事を感じたかというと、先日サントリーホールで配られてい たチラシの束、ヨーロッパのオケが沢山来るけどどれもベートーヴェン、ブラームスばかりだったので、それもいいけど他の曲も聴きたいなあと思った事から、 こんな事を考えてしまいました。

11.1 昨日は、古河文学館で“Libera! Chamber Music Series2003 Duo Abend”、僕にとって初のリサイタルでもある。リサイタルは未知の世界だし、当然全部弾いていなければいけないのでペース配分が難しい。今回は、折角 やるんだから弾きたい曲を・・・と並べてみたら、フタを開けてみるとかなりキツイプログラムになってしまった。一番心配だったのは、最後のミヨー「屋根 牛」まで体力が持つかどうか。あれは、左手に負担がかなりある曲だし、レッスンで1回弾くだけでもヘバッテしまうときもある。余分な力を抜いて弾けば良い んだけど、いざ本番になって体をコントロールできるほど器用にできないし。結果は、思った以上に持ってくれたので、その点は満足している。それ以外は、ま あ、4日に同じプログラムがあるので、その時に改善できるようあと3日間、じっくり練習してみる予定。 定期と地方公演の合間のリサイタル、5連続演奏会になった。今朝起きて、全身に疲労感が漂っている。オケの本番とはまるで違う疲労感。ゆっくり温泉に浸か りたい気分だ。今日は、これから浦和の埼玉会館で同じR.シュトラウス・プログラム。終ったあとは、健康ランドでも行こうかな。
予定通り、埼玉会館での本番を終えたあと、東鷲宮にある百観音温泉に行った。ここは埼玉県内で唯一の 自噴温泉だそうでうすく茶色に濁ったお湯は若干ぬめりがある。サウナ、露天風呂も有りゆったりと温泉を楽しめる。僕は、サウナと水風呂のセットを一回やっ ただけで立ちくらみをしてしまい、あまり急激なことは避けようと半身浴を主に、小一時間楽しんで帰ってきた。浴後は、お肌すべすべになっていた。家に帰っ てからビールを2本のみ、ワインを軽く飲んで酔っぱらいになってます。

10.28 今週はまたもやメルクル指揮で定期の練習だった。明日から2回サントリーホール、そして埼玉会館、富士ロゼシアターと計4回の本番がある。今回のプログラ ムは、R.シュトラウスがメイン。ブルレスケ、『ティル』、『薔薇の騎士』組曲にグラネルトのブルレスケと、統一感のある選曲だ。それぞれの曲には思い入 れもあるし、今回も楽しく弾いている。『薔薇の騎士』は今年2月かな?、バイエルン放送響(マゼール指揮)とその3日後かなんかに国立歌劇場で全曲を聴い たのを思い出す。バイエルンのだんだん凄みを増していく演奏も凄かったが、オーパーで聴いたあの何とも言えない柔らかさと適度にいい加減な感じが忘れられ ない。ウィンナ・ワルツの例のリズムも必死に刻むのではなく、適当にアバウトに、でもワルツで・・・とやろうとした結果があの独特のリズム感を生み出した のではないか。あれは真似しても出来るものではなく、聴衆にとっても演奏者にとっても自然に刻まなければ居心地が悪いんだろうなあと、ふと思った。 それ以外にはまあ、定期に連続して出ていると当然疲れもたまってくるわけで、なるべく寝るように心がけている。それでも、今朝なんかは雨も降っていたせいかたっぷり寝た割には目覚めが悪かった。また、徐々に寒くなってくると布団がとっても気持ちいいので、ますます起きにくい。かつて仕事を遅刻したのはどれも11月だったので、これからしばらくは要注意だ。

10.23 今日はメルクル指揮で『復活』の本番。GP後、本番までの空き時間に、駒の交換、楽器の調整等をお願いしていたものを受け取りに行く。楽器はリフレッシュ してなかなか快調。思い切って弾いても潰れないし、以前より鳴りが良くなった。気分も良くなり、その調子で本番に挑んだ。 さて今日の本番、色々楽しかった。メルクルは、本番が楽しい。練習はいろいろ細かいけど本番で解放してくれるし、彼の表情を見ているとついつい彼のために 弾いてしまう。ただ一つ残念に感じたのは、第5楽章で出てくるバンダの箇所をホールのスピーカーから流したこと。メルクルの希望らしいが、とっても安っぽ く聞こえてしまったし、オケとのバランスもとりにくい。あれはやっぱり生音を流すほうが、しっくりくると思った。 明日も同じ本番、明日は今日は途中でバテてしまった最後のトレモロをもう少し長持ちするようにしたい。

10.21 ただいまメルクル指揮でマーラー『復活』練習中。今回は対向配置で行われている。この対向配置、僕は結構好きだ。上手サイドで弾くのは普段と違って新鮮。 景色も違うし、聞こえ方も全く違う。やりにくいのは嫌なんだが、それでも何となくワクワクしてしまうのは何故だろう。いつも頼りにしているチェロ・バス・ セクションが聞き取りにくく、頼りになるのはヴィオラのみってのも、内声同士が結束しやすいし、そうなったときの効果は大きい。溺れそうになったとき、船 で助けに来てくれるのがチェロ・バスだとすれば、冷静に溺れないように泳ぎ方を教えてくれるのがヴィオラだろうか。『あんこの美味いどらやきは美味しい、 ゆえに内声の上手いカルテットは良い』と安田謙一郎氏がかつて言っていたのを思い出す。
先週とうって変わって練習場ギチギチのセッティング、響きに余裕のない状態の中で練習をしている。明 日にはこれに合唱も加わるというのだが、酸欠になるのではないか。ただでさえ歌の連中は空気を沢山吸いそうだし。それはともかく、大音量の中で弾いている と当然自分の音はほとんど判断出来ない。それに加えてマーラー(ワーグナーやR.シュトラウス等もそうだが)だと、気持ちもついつい盛り上がってしまうの でますます冷静に音を聴くことが出来なくなってしまう。そうすると音が荒れてくるので、練習のあとに音を戻しておかなければいけない。いつも弾き慣れてい て、良い状態の音が体にしみ込んでいる曲を使って、徐々に楽器の鳴り方を整えていく。音が戻るころには、体も十分な温まり、全身が解れている状態。結局は 体全体を使って音を出していかないと良い鳴り方はしないのだ。それともう一つ大事な条件、それは十分な空間と適度な響き、気兼ねせずに大きい音を出せる場 所が必要なのだが、これが実は1番難しい。

10.17 今日はNHKホールで定期演奏会。11時からのゲネ・プロのあと、健康診断を受けに行く。今回ほど健康診断が楽しみだったことはない。というのも、1年間 の留学生活で体重が10キロも減ったからだ。帰国してから約1月で4キロほど戻ってしまったが、それでもおつりがくるこの成果、果たして今日の検診でも体 重は前回より8キロほど減っていた。問診でも、担当医が「体重減ってますね~、見て下さい。入団当時よりも更に減っていますよ。」とまるで自分の事のよう に喜んでいた。「心電図、尿検査とも問題ありませんので、この調子で頑張って下さい」と激励され、気分よく病院をあとにした。あ、そうそう、一つ気になっ たこと、尿検査である。トイレで紙コップ片手に採尿するのだが、あれ、隣に人が立たれるとなんとも気まずい雰囲気になる。隣の人はスーツ姿の普通のビジネ スマン。向こうは気にしないようなそぶりだが、こちらはそんな気配すら逆に気になってしまうものだ。これだけは、ちょっとブルーな気分になってしまった。 さてその定期演奏会、曲はシェーンベルク:浄夜とブラームスのピアノ協奏曲第1番だった。指揮はメルクル、ソリストはピーター・ゼルキン。何しろ定期に出 るのは1年1カ月ぶりなので、その雰囲気を味わっただけで満足だったが、それに加えてゼルキンのピアノが素晴らしくて弾いててとても楽しかった。内声や低 音域の充実した響きが心地よい。演奏会をただ聴くだけなら体の芯まで味わえるが、弾きながらとなるとそうもいかない。しかし今日の協奏曲はオケの休みの箇 所がかなりあるので、その間はたっぷりと彼のピアノを堪能させてもらった。

10.15 先週はN響の演奏旅行で金沢と奈良で演奏会のあと、12,13日は軽井沢で室内楽。N響 クラリネット奏者の横川さんが企画された『軽井沢&Music』で、N響メンバーがいろんな室内楽を2日間で4回の演奏会をした。そのうち、僕の出番は モーツァルト:『不協和音』とブラームス:ピアノ五重奏曲、メンデルスゾーン:八重奏曲の3曲。N響メンバーといえども、初めて共演する人達もいて僕に とってはかなり新鮮だった。みんな忙しい合間を縫ってのリハーサルの中、普段から同じオケで弾いているのはかなり有利。勘所を押さえることでそれほど混乱 することはなかった。なんか慌ただしい一週間が過ぎていった。
今月買った中古車が、早くもトラブルに。2年落ちの走行距離8000キロのその車は、見た目にはほと んど新車。何も問題なく走っていたのだが、昨日買い物に行った帰りに突然エンスト。国道を走っていてもエンストするので、エンジンを途中かけながらどうに かこうにか帰宅し、さっそくメーカーに電話をしてレッカーで持っていって貰った。原因は未だハッキリしていないそうだが、買ってすぐのトラブルだけにメー カーの方もすぐ手続きをしてくれ、代車も同じモデルのものを用意してくれた。乗り潰すつもりで車を買ったので、きっちり修理して戻ってきて欲しい。

10.6 5,6日と岩手大学管弦楽団のトレーナーに行ってきた。こちらも去年5月以来の盛岡だったが、メンバーの顔触れを見てすぐに思い出した。今年の定期演奏会 はチャイコフスキーの5番をやるので、初日はそれを中心に練習した。毎回思うことだが、練習をして折角弾けるようになったのに、次に同じ箇所がきたときに 出来たことを忘れてしまうのは勿体ない。もう一度注意すればすぐ出来るのだから、もう少し前もって準備するよう心がければいいのにと思う。音を出す前に、 ちょっと意識するだけでがらっと変わることは良くあることで、オケに限らず上手くいく時は弾きだす前に決まっているものである。来月もう1回盛岡に行くの で、その時までにどう変わっているか楽しみだ。 今日は昼間の空いた時間を利用して、来月雫石のララガーデンホールでのLibera! Chamber Music Series演奏会の打ち合わせに行ってきた。そのコンサートを主催して下さる岩崎さんご夫妻はとても素敵なお二人で、いろんな話をしているうちにあっと いう間に時間が経ってしまった。アットホームな演奏会は、ウィーンに留学中から実現したかったものだし、きっと素敵な演奏会になるだろう。来月22日土曜 日午後3時からの演奏会、ヴァイオリン、ヴィオラとピアノの変則トリオとデュオやソロもある。岩手県にお住まいの方、是非聴きにいらして下さい。

10.4 3日は約1年ぶりに復帰となったAlberi String Quartetの第8回演奏会。今回のプログラムは、本来メインであるべきQuartettは最初に演奏した前奏曲の終結部のみでほんの数分で終ってしま い、あとは"vn.&Vc.のための6つのメヌエット、ピアノ四重奏曲とヴァイオリン・ソナタ第4番、弦楽トリオ2曲という変則的なものだった。 僕はソナタと2つのヴァイオリンとヴィオラのためのトリオop.87,それに6つのメヌエットを担当した。ソナタは曲がりなりにも多少は練習してあったの でいつもより落ち着いて本番に挑むことが出来たが、それでも久しぶりの本番は新鮮であった。終ったあとはいつも行くレストランでお客さん数名と楽しい一時 を過ごした。演奏会のあとにこうして語り合えるのも、小さなサロンでの演奏会ならではである。
4日は1年半ぶりの霧ケ峰高原、ヒュッテ・ジャヴェルでの演奏会。こちらはピアノ・トリオだ。ベー トーヴェン:「街の歌」、モーツァルト:B-Dur、メンデルスゾーンの1番というプログラム。前半は心地よい緊張感の中、気持ち良く弾けたのでとても満 足している。特にモーツァルトは弾いてて楽しかった。後半になると、慣れと疲れが混じって集中力が欠けてしまったし、そんな中で中途半端に緊張していたの が不本意。これも次回からの課題だ。来年も10月に霧ケ峰で演奏会、次回はベートーヴェンの七重奏曲のトリオ版をリクエストされている。

9.27 23日からオーチャードホール、魚津、三好町と演奏会をしてきた。当初、無事復帰できるかどうか心配だったが、いざ弾いてしまうと懐かしい雰囲気にすぐ慣 れていた。やはりオケはいいもんだ。こればかりは一人では出来ない。それに今回の指揮者、ワルベルクはとても音楽的でいい。いつも呼吸がしやすく弾きやす い。彼のおかげで自然と音楽に入れるのだ。今年で80歳だそうだが、同じことを毎回3,4回言うのは閉口するけど、とても元気だしいい味だしてる。来年2 月の定期にも登場するので、こちらも楽しみだ。
今日は381系振り子電車のスーパーやくもで松江まで来た。相変わらずよく揺れる列車だ。カーブでも スピードを緩めず突っ込んでいくのは気持ちいいけど、本を読んでいると気持ち悪くなる。ちょうど目の前の座席に小さな女の子が立ったり座ったりしてお母さ んに注意されている。イスをガタガタさせると『後ろにおじさんが座っているでしょ!』。ちょっと待て、俺はおじさんじゃない。どう見てもあなたよりは年下 だろう。お兄さんらしく優しく微笑んで見ようかとも思ったが、ますます怪しい人に見られるのは嫌なので、そのままにしておいた。それにしてもかなりショッ クな出来事だった。
今回のツアーは、北陸、名古屋、山陰と日本の食文化を堪能する最高の環境だ。毎晩、美味を求めて徘徊 しているが、どうもここ1年で胃が小さくなったらしい。以前食べられていた量が、今では苦しい。昨晩もかなりの量を食べたら、夜中胃が苦しくて何度も目を 覚ました。健康診断も控えていることだし、折角痩せた身体を維持するためにも暴飲暴食は控えめに・・・。

9.21 とうとう明日からN響に復帰だ。この1年間、ほとんどオケを弾いていないので、正直言って不安である。体力は持つか、集中力はあるか、耳は良く聞こえる か、等実際いってみないとわからない。群れからはぐれた渡り鳥が翌年、再び群れに戻るときも同じ心境なんだろう。でも、どんなことがあってもやるしかない のだ。今までやってきたわけだし、出来ない訳ない。しかも演奏旅行なので本番がいくつも有り、実践での感も取り戻しやすい。とにかく、今の自分をぶつける のみだ。

9.20 連日、雑用に忙殺されている。いろいろある中で、楽しみでもあった車のショールーム見学もその一つだ。いくつか通って一瞬かなり心惹かれたものもあった が、昨日夜たまたま寄ったところでどうやら決めることになりそうだ。車種は伏せるが、この車、先日ドイツ在住の友人が乗っていたもので乗り心地にかなり好 感触だったので、ウィーンからインターネットで情報を入手していたもの。この仕事をしていると地方に車で行くこともかなり多いので、乗り心地は当然大事だ し、安全面でも重要な要素だ。初めて買った車は半年で2回の事故に遭ったので、今回はそのような事がないことを祈っている。

9.15 6日に無事、予定通り帰国した。帰国してからいろいろ溜まっていた雑用に加えて、新たな用事も増えて毎日慌ただしい日々を送っている。というわけで、この ページの更新も途絶えていた。日本に帰っての感想は、とにかく食事が美味い!刺し身、寿司、ソバ、ウナギ、ラーメン・・・と貪るように毎日堪能している。 それにテレビ!さんまちゃんやプロレス中継など、1年間テレビのない生活だったのでこれまた新鮮だ。気候が蒸し暑いのは、いかにもアジアに帰ってきた感じ がしてまだ我慢できるし、みんな日本語を話しているのは意志の疎通をとるうえで安心して生活できる。なんと素晴らしいところだ!と、改めて実感する毎日 だ。 今日は実は結婚記念日だった。去年からこの日は近所で一番と言われているお寿司屋さんに行って祝うつもりだったのだが、そこは月曜日が定休日。この寿司を 楽しみにしていただけにショックは大きかったが、スーパーの寿司を買ってささやかに祝った。スーパーの寿司と言えども、ウィーンの寿司屋に比べたら格段に 美味い。今は何でも美味いのだ。










2002年7月〜9月の旧酔っ払いの戯言










9.15
昨日は古河文学館で恒例のAlberi String Quartetのベートーヴェン・ツィクルス。今回は弦楽四重奏曲第6番とピアノ・ソナタからの編曲の弦楽四重奏曲op.14、ヴァイオリン・ソナタ第3 番、弦楽五重奏曲op.4だった。僕はソナタも弾いたので全曲出番。今回はいつもに増してきつい本番だった。ソナタは今までの1,2番より技巧的にも音楽 的にも格段にグレードアップしている(同じop.12の連作にも関わらず)し、第6番のカルテットは訳の解らない第3楽章や後期の作品を思わせる和声の第 4楽章で、こっちをパニックにおとしめる。弦楽五重奏にたどり着くころには、精根尽き果ててほとんど出がらし状態だった。今回で取りあえず初期四重奏が全 曲演奏されたことになる。ヘンレ版の楽譜のどこを開いても書き込みがあるってのは、感慨深い。これで次回からは中期にいくかとそうではなく、まだ初期のソ ナタやら、ピアノトリオ等が数々残っている。「ラズモフスキー」弦楽四重奏曲には、うまくいけば4回後から再開になる予定だ。
終演後打ち上げの席で、文学館の方と今後の事について色々お話する事ができた。どんな話しをしたかは未だ内緒だが、いくつかの楽しい企画を今後出していきたいので詳細が決まったら発表します。
今夜は近所の美味しいお寿司屋さんに行く日。今から楽しみ。


9.13 13日の金曜日、今日はデュトワでフランス物の定期。昨日より今日の方が落ち着いていて良かった思う。神田氏の「牧神」、素晴らしい!!デュトワが彼を一 人立たせて拍手喝采を浴びていたあとも、管楽器セクションの方から、「・・・シィ、・・・シィ、・・・シィ・・・」と聞こえてくる。客席には聞こえない が、小声で「素晴らシィ、素晴らシィ・・」とみんなが褒めているのだ。 ルーセルは弾いてて楽しかった。和声やら旋律やら馴染みの薄い響きがするので、パッと聞いた感じよく判りにくい曲だと思うけど、パワー全開、色彩感豊富で オケの醍醐味が味わえる曲だと思う。こういう曲をもっと採り上げてもいいのではないか。でもあそこまでまとめるデュトワも大したものだ。 来週は降り番、明日のAlberi String Quartet・ベートーヴェン室内楽全曲シリーズの演奏会が終ると一段落する。明日は難曲第6番、これがくせ者。第3楽章はリズムが判らなくなるし、4 楽章の序奏部は後期の作品を思わせる和声と緊張感が漂っていて、緊張しまくり。それにソナタの3番も超絶技巧だ。明日無事に弾けますように・・・。


9.11 デュトワ指揮での明日からの定期、ベルリオーズ「海賊」、ドビュッシー「牧神」、ルーセル「バッカス・・」はとても期待できそうだ。デュトワ自身、音楽が 湧き出してくるのを押さえきれないというか、全てがツボにハマッている感じがする。最初は訳の判らなかった「バッカス」も、今では場面場面での情景が目に 浮かぶようになったし、ベルリオーズは練習でもこれだけのハイ・テンションなんだから本番になったらどうなるのかと嬉しい心配をしてしまう。今日の練習 で、「海賊は、モントリオール響の有名なアンコールだ」とデュトワが言っていたくらいだから自然と体が動いてしまうのだろう。10数年前の来日公演でのア ンコールを思い出した。そういえば練習中、デュトワの棒が飛んできて俺の足に当たったな。一瞬、何が起こったのか判らなかったが、転がっていく指揮棒を見 て納得した。うーん、明日はなんか良いことが起こりそうだ。


9.8 一昨日、昨日のN響定期、デュトワ指揮でシマノフスキー:「スターバト・マーテル」と歌劇「ロジェ王」はどちらも日本初演だったそうだ。シマノフスキーの サウンド3日間の練習で最初は心配だったが、不思議なもんでちゃんと間に合ってしまう。GPまでには全体の見通しが見えるようになって、本番後は自然とメ ロディーを口ずさんで居たりする自分に驚いた。ただ、演奏会の所要時間が2時間20分、長すぎると思う。「ロジェ王」だけでも1時間半ちょっとは掛かるの で「スターバト・マーテル」は無理にやらなくても良かったのではないか。聴くほうも「ロジェ王」一曲に絞ったほうか聴きやすいのではないかと感じた。
明日からはデュトワお得意のフランス物中心のプログラム。僕の大好きなベルリオーズ「海賊」序曲が入っている。昔モントリオール響との来日公演で聴いた演奏が昨日のように蘇ってくる。これまた楽しみだ。

9.4 とうとう9月になってしまった。ということは2002/3年の新シーズンが開幕したわけだ。今年のN響オープニングはデュトワ指揮でシマノフスキー:「ス ターバト・マーテル」と歌劇「ロジェ王」だ。デュトワとシマノフスキー、ちょっと不思議なカップリングだがシマノフスキーの色彩的な響きを聴くと納得。練 習中も「ラヴェル・サウンド!」とか、「ショパンの様にもっと色彩感を出して」とか言っている。こっちはあまり馴染みの無い曲だけに全体がどうなっている のか未だわからないが、ハマッたら面白そう。

8.31 29日は、元BPOコンサートマスターのレオン・シュピーラー氏と弦楽合奏の演奏会だった。いつもテレビで見ていた人と、しかも憧れのBPOのコンサート マスターと一緒に演奏すると考えるだけで最初は緊張したが、練習が始まってしまうと彼の音楽と人柄に乗せられてしまい、楽しく演奏してしまった。彼は75 歳くらいだそうだが、とっても元気、現役のバリバリ奏者。奏法やニュアンスは細かいところまでこだわっているのだが、神経質にならない。曲目はモーツァル トのK.136とブリテン:「シンプル・シンフォニー」、メンデルスゾーンの第10番、ロッシーニの弦楽のためのソナタ第3番など。それぞれの作られた時 代に沿った奏法を大事にするようにと、よく言っていた。僕の大好きなメンデルスゾーンは、強弱やテンポを工夫していた。普段とどう違うのか良く解らない が、なんかとっても気持ち良い演奏会だった。
30
日は新潟でN響の演奏会。プログラムは盛岡と同じのチャイコフスキー第5番がメインで、シモノフ指揮。彼は練習中からしきりに in tempoで」と言うが、その割には棒のテンポがよく変わる。ワザとしているのか無意識でそうなってしまっているのか解りかねるが、それが盛岡では良いほ うに作用していたし、昨日は逆に混乱してしまった。今日は長野でもう一度演奏会。雪辱戦となるか。
あ~終わった、長野の演奏会。今は帰りの車中。初めて長野(行き)新幹線に乗る。シモノフは、昨日とまるで別人のようだった。チャイコ フスキーの第2楽章あたりからジワジワ~っと只ならぬ空気が立ちこめてくる。冒頭のホルン・ソロ(樋口さん)の淡くてどこか物寂しげな表情に対する弦の ハーモニーの色付けなんか、弾いててたまらないものがあった。昨日は空回りしてた歯車が今日はピタッとはまった感じ。大げさなアクション連発のシモノフ・ オン・ステージだったけど、今日は満足。良かった。上手く演奏会が終わると、ついつい呑んで帰りたくなる。ホールから駅までの道すがら、気になるお店に後 ろ髪を引かれながら泣く泣く新幹線に乗った。

8.26 昨日は福井で演奏会、前日から金沢に入り、福井公演後もレンタカーを飛ばして金沢に戻った。お目当てはいつもの寿司屋。大将に「久しぶりヤネ」と声をかけてもらい、一通り食べて満足。 そして今日は岐阜、国際会議場という新しい建物での演奏会だった。最近、音響の良いホールが全国各地にできて、弾くのが楽しみなホールが増えてきた。昨日 の福井も素晴らしいホールだった。岐阜のホールは響き過ぎって感じがあるが、あと数年すると落ち着いてくるんではないだろうか。今日は反対側の音がワンワ ン響いて聴き取りにくかった。 本番が終わったら当然呑みに出る。ホテルで一人でも飲みに行けそうなとこを聞いたが、結局パッと見て良さそうなところに勝手に足が向いてしまう。家庭的な お店で、明朗会計も嬉しい。隣で呑んでいた御老人が「演奏会の帰りだ」と、店の大将と話していた。見るとNHKのパンフレットを持っている。もしやN響を 聴きに来てたのでは・・・?と思ったが、何も聞かないうちに帰ってしまった。地方で演奏会後に一人で呑みに行くと、N響を聴きに来て下さったお客さんと出 くわすことが多い。その時いろいろ話が盛り上がると、次回も同じお店で再会することを約束したりして楽しみが増える。青森の「五事」さんもそのうちの一 つ。今日はあいにくそういうことはなかったが、これだから演奏会後の一人呑みは楽しいのだ。


8.24 昨日は夏休み明けのN響演奏会が盛岡であった。盛岡といえば毎年数回、トレーナーをしにお世話になっている岩大があるところ。普段エラそうなことを言って いる手前、聴きに来た学生の前ではちゃんとしなければいけない。休み明けでペースがいまいちつかめない上に、変なプレッシャーを自分でかけてしまったため 前半は緊張感たっぷりだった。後半のチャイコフスキー:5番になってやっと落ち着いた感じ。そうなると、シモノフの指揮ぶりが俄然楽しくなってくる。徹底 して、体全体、顔全体で表現を求めてくる。見ててついつい吹き出してしまうけど、本人はいたって大真面目。やっててとても楽しかった。休み明けのリハビリ にちょうどいいかも。なんか、強引に揺すられ起こされた感じだ。 本番後は行く前から決めてた「網玄」へ。総勢7名の大人数で飲み食い。あそこは一人前でも量が多めなので、大人数で行ったほうがいろいろ楽しめて良い。大 将にいろいろサービスしてもらい気持ち良く呑んだ。お陰で、布団に入らず、顔も洗わず、洋服を着たままで寝てしまい、朝6時になってやっとベッドに潜り込 んだ。

8.19 昨日は高校時代からの同級生と久しぶりの飲み会。昔はしょっちゅう繰り出していた上野の仲町通りに向かう。お盆でしかも明日から仕事が始まるためか、仲町 は客引きのほうが通行人より多い閑散としたもの。お目当てのお店が閉まっていたため、ありきたりのチープなお店で鱈腹食べた。その後、上野駅構内のドトー ル・コーヒーでお茶をした。昔は毎日のように飲んでいたコーヒー、ある時から飲むと心臓がバクバクするようになりそれ以来なるべく飲まないようにしていた のだが、昨日はなんとなくアイス・コーヒーを飲んだら、家に帰るころ気持ち悪くなってしまった。どうやら未だに体が受けつけないらしい。帰ってから麦茶、 水、麦茶、水とガブ飲みしても、気持ち悪いのと頭が痛いのが治らなかった。夜もなかなか寝つけなかったし、朝になってもちょっと違和感がある。けっして酒 を飲みすぎた訳ではない。普段よりは控え目にしていたし。困ったもんだ。
明日からはN響が始まる。ロシアの楽しい指揮者、シモノフの登場。休み明けは、どうしても感覚が戻らなくていろいろ戸惑ってしまう。そ ういえば、ドイツのオケも休暇明けはグシャグシャで酷いという話しを聞いたことがある。休み中、まったく楽器に触らない人もいるとか。日本はそんな事はま ずないけど、どのくらいグシャグシャかちょっと興味ある。今日はゆっくり基礎練習でもしよう・・・。

8.16 北見で演奏会が終って、しばし夏休み。毎日楽器も持たずゴロゴロしたり、雑用に追われたりの毎日だ。免許証の更新に出掛けたら、あまりの人の多さにウンザ リした。お盆になって急に人が増えたって係の人も言っていたし。諸手続をすませるだけで約1時間、それから違反講習を2時間受けた。前回更新手続きをして から無違反なのになんで2時間も講習を受けなきゃならないのかよくわからん。規定だからしょうがないんだろうけど、前回は30分程度の講習だったのが2時 間かい!って感じだ。道路交通法の改正で飲酒運転の罰則が強化されたとか携帯電話は運転中使用禁止(ハンズフリーは除く)などなどの話しを聞いてきた。新 しい免許証を受け取り、駐車場からでるのも長蛇の列。早速携帯片手に運転してる人がいて、この人は何話を聞いていたんだろうと思う。ついさっきまで交通事 故の映像をたっぷり見せられたせいか、帰路は事故をしないようかなり気にしながら運転、家をでてから7時間後の帰宅だった。 最近は風が、心地よく吹いてちょっとホッとする。特に今日は昨晩に降った雨のせいか、冷房なしの生活ができる。立秋を過ぎたら本当に秋に近づいてきた。

8.11 今日、北見芸術文化ホールでの「N響メンバーによる弦楽四重奏」が終わった。今回は本チャンの演奏会の前にいろいろとミニ・コンサートがあったが、それぞ れの会場でのお客さんの反応がダイレクトでとても勉強になった。ミニ・コンサートではポピュラーな誰でも耳にしたことのある曲を選んで、その中に本チャン のプログラムをチョビッと混ぜながらやってみた。で、本チャンの演奏会だが、やはり古典の作品は難しい!!ハイドン、モーツァルトと好きな作品を並べたの に、いざ弾くとなると神経の消耗度が後半のプロコフィエフと段違い。前半が終わった時点で、もう全てやり終えたような気になってしまった。後半のプロコ は、良い意味でハチャメチャで楽しかった。いろいろ冒険もしたけど、やってみてとても楽しい演奏会に出来たと思う。それに、お客さんのとても暖かい拍手に とても気持ち良く演奏出来た。アンコール、3曲もやっちゃったし。ほんと、いろいろ楽しかった。今回の演奏会を成功するためにいろいろお手伝いして下さっ た方々に感謝したい。

8.10 北見に来た。明日は北見の芸術文化ホールで弦楽四重奏の演奏会があるためだ。その宣伝も兼ねて今朝から駅前の東急デパートや商店街でミニ・コンサートを やっている。夜のディナー・ニミ・コンサートもあるので、どこも見物に行くことは出来ない。天気は時折雨がパラつく曇り空。気温18。東京のうだるよう な暑さからは想像できないほど快適な気温だ。真冬に来たらそんなこと言ってられないんだろうけど。先日の佐賀といい今回の北見と、普段東京での時間に追わ れる生活から開放されて気持ち良く過ごしている。いつかこんな街でのんびり過ごせるようになりたい。

8.6 かささぎ室内合奏団とのブラームスはなんとか終わった。本番数日前からずーと緊張していたので、本番当日は逆に淡々とした気分で迎えられた。GPでは初め てみんなの前でカデンツァを弾いたとき周りの視線を感じてしまい汗だくになるほど緊張したので、本番までの時間にもう一度カデンツァをさらい直し。お陰で 本番の方が落ち着いて弾くことができた。去年1月にJR東日本交響楽団と同じ曲を演奏したときより少しはマシに弾けたと思う。前回は体力不足、集中力不足 で最後失速してたので、それに比べれば・・・の話だが。それにしても今回オケ伴でコンチェルトをやってみて、一流のソリストは凄いことを毎日のようにやっ ているんだなと改めて感心した。自分が経験した以上の緊張感、大勢の聴衆、オケマンに囲まれて最高の演奏を提供し続ける毎日・・・、想像しただけでも恐ろ しい世界だ。それを何事もない顔でサラッと弾いてのけるソリスト達に改めて敬意を感じた。

8.2 一昨日、初めてのオケ合わせをした。合わせは夜からなので昼間は暇。ゆっくりホテルで昼食をとってから、佐賀城址公園でアヒルや鴨をぼーと眺める。風が あって心地よい。じーとしていると、鳩が不思議そうな顔をして近寄ってきた。エサを持ってくればよかった。セミが鈴なりになって鳴いている。久しぶりにマ ジマジとセミを見た。近寄っても全然逃げない。九州の人は大らかだというが、セミも大らかだ。それからゆっくり街中を散歩して、軽く練習してからオケ合わ せに行った。 合わせに行くと、昔佐賀大学管弦楽団でお世話になった懐かしい面々に会う。全然変わらない人や貫録のついた人、パッと見て解らない人など様々。初めて佐賀 に来たのはもう12年以上前になる。それぞれ変化があって当然か。芋焼酎を覚えたのもここだった。あの頃は明け方近くまで呑んでもちゃんと朝起きて遊びに 行ったのに・・・と若かりし頃を思い出す。合わせ自体はまだメンバーが全員揃っていないし、お互い探り合いの感じなので軽く通して終わりにした。今日も夜 から2回目の合わせ。そろそろメンバーが揃わないとやばいけどどうだろう。気分がなんとなく落ち着かない。緊張してるみたい。

7.30 昨日は下関での公演を終えたあと、小倉に宿泊。ヴィオラの小野富士さんと去年12月13日に行ったお店に呑みに行った。今回は食べたものを全部書き留めて 来なかったけど、いや~~~~凄かった。鱈腹、至福、満腹、ブクブク・・・。怒られそうなので全部書かないけど、こんな時期にま○×△の土瓶蒸しを食べた のは初めて。毎年食べ損なうのに、もう初物を堪能した。 そして今日は小倉から快速電車で鳥栖まで、そこから各駅停車に乗り換えて佐賀に入った。明日からかささぎ室内合奏団とのリハーサルが始まるからだ。ちょう どホテルのチェックイン時刻に到着し、3時過ぎから3時間ほど練習。今さら足掻いてもどうしようもないのだが、細かい音程をチェックしながら落ち着いて練 習するよう心掛ける。徐々に楽器が鳴ってきて嬉しくなる。明日のリハーサルが楽しみだ。 練習を終えてホテルに戻り、さっとシャワーを浴びてマッサージを頼んだ。身体がほぐれたところでこれから夜の街に繰り出すところ。何と贅沢な一日だ。やっぱり締めはラーメンかな。

7.28 昨日は「N響夏」大阪公演がシンフォニーホールであった。指揮者は先日と同じアルブレヒト。この人、練習中によく喋る。練習時間の3分の1くらいは彼が話 しているんじゃないかと思うほどだ。おまけに、「じゃ、練習番号××から」と言ってこっちが楽器を構えて準備しているにもかかわらずまた別のことを話しだ すもんだから、精神的によくない。意図するところはとてもよく解るし、シューベルトも新全集からいろいろ新しい解釈を出して個人的には興味深い。話さなけ ればよい指揮者だと思うのだが・・・。 終演後、同級生たちと飲むために京都に向かった。途中電車をいくつか乗って感じたこと。それはたくさんの人が電車から降りようとしているのに、そのすき間 を縫って乗り込もうとしてくる大人が多い。子供がやるならまだしも、いい歳した大人が空いた席に座るために必死になって乗り込んでくる様は飽きれるのを通 り越して滑稽だ。だって目が血走ってるんだもん。 怒りついでに先日とある宿泊施設に泊まったときのこと。そこは厚生年金の施設(以下P)で一般のホテルより格安で宿泊できるし、できてすぐのきれいな宿。 市街地から地下鉄に乗って15分くらいなので、便はよくないけどまあたいしたことではない。そのPに泊まったとき、当日になって「門限がある」だと。こっ ちはそんなこと予約時には何も聞いていないしすでに予定も入っている。その門限に間に合わないことを伝えると、受付の方々も「予約時にお話しなかったのは こちらのミスですから、それなら仕方ないですね」と皆丁寧に応対してくれて、円く話が収まりかけたとき、そこの管理人のような人が出てきて「それじゃ困 る、こっちは朝5時に起きて仕事をしなければいけないのに遅く帰ってこられたら寝る時間が減る、門限に間に合わないならいっそのこと別のホテルに移ったほ うがいい、ウチも格安でやっている以上我慢しろ・・・」などの酷い言い方。あまりの言い方にこっちもつい頭に血が上ってしまった。公共の施設だろうと、 そっちが設定した料金を払って宿泊するんだから「格安だから」は理由にならない。夜間時間受付の入り口もちゃんとあり、インターホンには「ご用の場合はこ ちらにどうぞ」とも書いてあるのに使わない。せっかく他の方々が親切に応対しているのに、その人1人いるだけで感じは最悪になるし、もう二度と泊まらない だろう。一生懸命働いている周りのスタッフが気の毒だ。 そんなことを書いているうちに今日の公演地、呉に着いてしまった。


7.23 昨日はサントリーホールでマーラーの6番1曲の演奏会、指揮はマルク・アルブレヒト。この人、お父さんがつい最近来日していたG.アレクサンダー・アルブ レヒトで、かつてN響を振ったのをテレビで観たことがある。彼の棒は見た目、アバドを意識しているのかなと思っていたらやはり、グスタフ・マーラー・ユー ゲント・オーケストラでアバドのアシスタントからキャリアを始めたとか。なるほど、と納得。音楽作りはそれほど判りにくいわけじゃなく、共感を覚える所も 沢山あった。多少、テンポの変わり目などが判りにくいのが困ったけど、大きな流れに身を任せてしまえば、割とすんなりハマっていった。マーラーは何度も やっているとはいえ慣れた曲とは言えないから、その辺がクリアされればもっと面白さがわかってくるのかも知れない。 最近はヤンソンスや、ヤルヴィ、ザンデルリンクなど優秀な指揮者二世がどんどん増えてきた。指揮者になるのは簡単だけど、ちゃんとした活躍のできる指揮者になるには並大抵のことではない。やはり音楽的な下地があるからこそ二世指揮者として大成できるのだろう。

7.17 13日の「イケるジャン・クラシック」の本番後、かなりの雨のなか車を飛ばして仙台へ。まず親友の佐々木(仙台フィル首席ヴィオラ)と飲み会。彼と会うの は4月のEnsemble SUOMI以来だ。学生時分はいろいろバカなことをやったが、今は楽しく地鶏の美味しいお店で大人な飲み会。 そして翌日からドイツに住んでいる妹が一時帰国したのを期に、二泊三日の家族旅行。接近してきた台風7号の影響から雨が降ったり止んだりのあいにくの天気 だが、まず塩竈で寿司を食べて、市場でカツオとイカ、キンキの干物、アサリ位の大きさのシジミなどを注文して、松島見物に。初めてゆっくり見たけど、キレ イなとこだ。水があまりキレイでなかったのが惜しまれる。これも台風の影響かな。ついでなので奥松島まで足を延ばし、海岸を歩く。入り江の奥ではかなりの 波が打ち寄せてきて、岸壁の侵食が激しい。護岸のテトラポットに打ち付ける波の音が低く響き、威力を感じる。空が曇ってきたので車に戻った途端、大粒の雨 が降りだしあっという間に道が川のようになってしまった。仙台に戻ったら、当然お楽しみの夕食、仙台といえば牛タン!佐々木に教えてもらったお店に行っ て、嫌というほど牛の舌と戯れた。 翌日はまず平泉の中尊寺に向かう。やはり天気は雨模様。足を踏み入れると参道の両わきに杉が立ち、重々しい雰囲気が気持ちを引き締める。一つ一つゆっくり と見て、お目当ての金色堂。現在は新しい建物の中にガラス張りで保存され、あまりのピカピカ具合にオモチャのように見える。中に奉ってある仏像群が唯一時 代を感じさせていた。隣にある宝物殿に入ると巨大な仏像が三体並び圧倒されるが、後から来た団体客のあまりのうるささにゲンナリしてしまう。飾ってある曼 荼羅のコピーをバシバシ叩くわ、仏像の前で茶化すし、おまけに酒臭い。旅行会社はいくら有名な観光地だからといって、最低限のマナーを守れないようなら連 れて来ないで欲しい。 その後厳美渓を廻って、一ノ関の「白糸納豆」を購入(とても美味しかった)、夜は例に漏れず三陸の魚を堪能した。

7.11 凄い台風でしたね。昨日はPMFから無事帰ってきました。今回は青森から始まった飛行機トラブルに見舞われてたため帰京も心配だったけど、朝9時半発の ANAでほぼ定刻に羽田に着き一安心。それにしても凄い湿度に嫌気が差して、クーラーをずーとかけて一日を過ごした。札幌もあまり天気は良くなかったけ ど、これほどではない。亜熱帯地方というかアジアというのを実感してしまった。 札幌の演奏会後、学生時代に古楽バンドをやっていた知人にばったり会い、そのまま一緒に飲みに行き、学生時代の懐かしい話や、誰それが今ドコにいる・・など楽しい一時を過ごした。また札幌に行った際には是非呑もうという約束をして別れた。

7.7 昨日はウチの奥さんが弘前で仕事があるというので、遊びに行こうと朝の飛行機で青森へ飛んだ。ところが折からの悪天候で着陸できず、45分程上空を旋回し てから終いにゃ函館空港に連れていかれてしまった。ここから弘前まではどうやっても4時間近くかかってしまう。明日中に札幌に入らなければいけないので いっそのことこのまま札幌に向かおうかとも思ったが、楽器も預けていてすることもないので弘前に向かうことにした。空港でいろいろ手続きに手間取り、無料 代行バス乗り場に行ったらすでに発車した後。近くにいた函館駅行きのバスに飛び乗ったら、市内をぐるぐる回っていくやつで駅まで1時間近くもかかってし まった。乗ろうと思っていた快速「海峡」号で弘前まで行くには青森で40分ほど接続待ちして、しかもその後は各駅停車で16時6分着。約1時間半後に出る 特急「はつかり」と「かもしか」に乗り継いで向かうのも16時11分着で時間はほとんど変わらない。となるとお腹も減ったし、さっそく駅前の朝市に向か う。いろいろ海の匂いが食欲をそそる。近くにあった回転寿司に入って、いか・イカげそ・イカみみ・イカそうめんを立て続けに食べ(イカが大好物なんで す)、その後もニシンやさんま、ヒラメなどを食べて短く函館を満喫し、弘前に向かった。満腹になると当然睡魔が襲ってきて、ウトウトしてたら青函トンネル を抜けていた。青森で特急「かもしか」に乗り換え当初の予定より6時間遅れて弘前着。夜は地元のオケの演奏会を聴いて打ち上げにも参加し痛飲した(演奏も してないのになんでやねん)。 そして今日はオケのメンバーの方の案内で十和田湖を観光してから、夜7時55分千歳行きの飛行機で札幌に入る予定だったが、昨日のこともあるし17時15 分発の特急列車で札幌に向かうよう変更。ところが、一日のんびりと過ごし特急に乗るべく青森駅に向かったら、途中観光バスがノロノロと走っていたためか、 それとも十和田湖で怪しげな宗教団体の儀式に見とれてしまったためか、タッチの差で特急に乗り遅れ(約3分)。ちょっと時間の感覚が鈍っていのも事実か。 仕方なく再び飛行機に切り替え、青森空港へ。空席もあり列車で6時間架けるより空路で45分、ササッと飛べばいい。昨日は雲でびっしり覆われていた空も、 今日は時折晴れ間もあり「今日は飛行機、大丈夫だね」と話しをしていたのだが、なんと、今度は千歳上空が濃い霧のため天候調査中だぁ~。着陸不可の場合は 青森に引き返すだと。ヤバイ、明日のリハに間に合わなくなる。青森に引き返した場合、夜10時までに戻らないと11時8分発の夜行急行「はまなす」に乗れ ないし、明日の札幌行き第1便は午後発。函館空港に降りられないのかと係の人に聞いたら、空港の営業時間外になりそれも無理だそうだ。朝の特急に乗っても 札幌には午後1時3分着でこれも駄目。最悪の時はいったん羽田に飛んでから札幌に入るしかない。これでもリハにはギリギリ間に合うかどうか。もうすでに荷 物を預けてしまった以上、諦めるしかなく後は運を天に任せて搭乗。約30分で千歳への着陸態勢に入ったのに、なかなか降りる気配を見せず10分経過、そし て意を決したように急降下を始め雲のじゅうたんの中に突っ込んでいった。何かに纏わり付かれるように飛ぶ飛行機を、心の中で「突っ込め~、突っ込 め~・・・」と密かに応援。すると突然カラフルな照明が見えてきて無事着陸。こりゃ確かに濃い霧だ。よくぞやった、と機長その他スタッフにまたもや心の中 で激励。いや~、今日一日で本番3回分くらいのヒヤヒヤ・モードを味わった。今は札幌に行く快速「エアポート」でこれを書いている。地上は安心できて心地 よい。やっぱり鉄道は偉大だ。それにしても青森と北海道、近いようでまだまだ遠いんだなと改めて実感した。

7.3 今日のオーチャード定期では、ソリストが急病で曲順が変更になるハプニングがあった。いつも通りステージに上がり「ナブッコ」序曲を弾き終え、次のバンド ネオン協奏曲のセッティングも終ったのになかなかソリストが現れないのでどうしたのかな?と思ってたら、ステマネからの指示でステージからハケることに なった。しばらく様子を見てたけどすぐには無理のようなので、急遽メインのブラームスを先に演奏することになった。普段よくやる曲でも、こうしたことがあ ると初っぱなからエンジン全開とはナカナカいかない。個人的に2楽章あたりまで落ち着かなくて、ドキドキしてた。多分指揮者も同じ気持ちだったんじゃない かな?それでもだんだんエンジンがかかってきて、最後にはかなり盛り上がってきた。ルイージはとてもきっちり練習するけど、本番ではあまり細かいことにこ だわらず開放させてくれる。弾いていてとても熱いもの感じた。やっぱりいい指揮者だ。 ブラームスが終ったときにはソリストも体調が多少良くなったようで、その後無事協奏曲を演奏し終えた。明日と明後日、市川と秦野の演奏会も同じプロである。

7.2 今日はファビオ・ルイージ登場、明日からのオーチャード定期他でブラームスの交響曲第1番ほかの練習をした。去年のブルックナー第7番の印象がとても強 く、とても楽しみにしていた。とても要領がいい中で、彼のやりたいことは十分に伝わってくる。印象に残っているのは、冒頭の弾き方。ここは個人的にいつも 居心地が悪かったのだが、今日の練習でなるほどと納得させられた。やっぱりそうか・・・、って感じ。いったい何を言ったかは秘密だけど。他にも第4楽章の pizz.を4ツ振りでいったり、最後のテンポ設定とか、しょっちゅうやる曲だからこっちもついついやり慣れている演奏になりがちだが、少ない練習で彼の 世界に持っていってしまった。予想通りというか、やはり只者ではない感じがした。本番になると、もっと盛り上がるんだろうな。明日からが楽しみだ。 今日はその後、つくば学園都市オケの弦トレに行ってきた。曲はブルックナーの8番。朝比奈さんでやって以来なのですっかり忘れていたけど、いい曲だ。オケもなんかいい感じになってる。みんな好きなんだろうな、あの曲。

7.1 ワルベルクのベートーヴェン、何とも言えない良い雰囲気があった。彼が振ると無理のないというか、響きが柔らかいというか、とっても良い音がする。弾いて いても変な緊張感がないし、無理やりゴシゴシ弾かされることもない。テンポは総じて遅めだけど、飽きたりダレたりしないのが不思議。あるがままのベートー ヴェンというのかな、年輪を感じさせる棒だった。久しぶりにゆったりとした気分になったベートーヴェンだった。 今年も気がついたら半分が過ぎている。今年はQuintetto AlberiLibera! Chamber Music Seriesも予定がないので、ホームページの更新も去年のままでほったらかしにしていた。これからちょっとづつもう少し見やすいページにしたいけど、い つになることやら・・・。






2002年4月〜6月の旧酔っ払いの戯言










6.26
今日からはワルベルク指揮でベートーヴェンの交響曲第1&3番の練習。本来なら去年亡くなられた朝比奈さんがやるはずだったプログラムだ。ここのところ ショスタコーヴィチだ、バルトークだ、マーラー、ブルックナー、ストラヴィンスキー・・・・と大編成の曲ばかりで、今回のように古典のカチッとした曲を ちゃんとやる機会が少なくなってる気がする。今日の練習でワルベルクは、過去にN響といつ「英雄」と第1番をやったか憶えていて、「もう十分皆知っている 曲なのでリハーサルはいらない」みたいなことを言っていた。そんなこと言いながら、こだわるところは何度も何度も練習した。
昨日のワールドカップ準決勝。今までサッカーはちゃんと観たことがなかったけど、こう毎日テレビで放送されるとついつい見てしまう。野 球と違って一気に逆転することがないのに結構面白い。韓国vs.ドイツ戦を見ているとやっぱり巧いチームが勝ち進んできているんだなと思う。韓国は動きが 速く瞬発力があるし、ドイツは韓国ほど速く見えないけど重心が低く安定しているように見える。まるでドイツのオケのようだ。韓国はやはりキムチパワーか? 結局1-0で韓国が負けてしまった、残念!!

6.20 昨日と今日のN響定期はデュトワ指揮コリリャーノ:交響曲第1番(別名エイズ交響曲ともいうらしい)とブラームス:ピアノ協奏曲第2番(独奏エマニュエ ル・アックス)の2曲。コリリャーノは、友人のチェロ奏者がエイズでなくなったことがきっかけでこの交響曲を書いたとかで、死の恐怖を表したマーラーに似 たような響きや、心臓の動悸、鼓動のような一定リズムをおどろおどろしく刻む打楽器が全曲に渡っていたるところに顔を出す。そして最後にはその友人を思い 出すかのように、延々とチェロの独奏が続く。ブラームスの第3楽章にもチェロの大ソロがあり藤森さん大活躍。あれだけの緊張感の中、どうしてああ平然と弾 けるのだろう。さすがというか恐れ入るというか・・・、お疲れさまでした。

6.17 15日は霧ケ峰高原にあるヒュッテ・ジャヴェル ピアノ・トリオの演奏会だった。去年の10月、ジャヴェルでの演奏会がきっかけで「Hoff Piano Trio」が誕生し、今回は2回目になる。ベートーヴェンとシューベルトの1番を今回は採り上げた。シューベルトはとにかく弾きにくい、そして長い、と 思っていたけど、いざやってみると結構良い曲で、はまってしまった。それに対して「やはり」と言うべきか、ベートーヴェンは作品1-1にもかかわらず密度 の濃い音楽だ。ベートーヴェンの自作公称第1曲目にかける意気込みが伝わってくる。こちらも素晴らしい曲だ。どちらもまた機会があったら是非もう一度演奏 したい。 ジャヴェルは先代のオーナー手づくりのヒュッテで、数年前にやっと電気が通ったとか。夜になると外は月明かり以外は何も照らすものがない、あれほどの暗や みはそう体験できない。お客さんはほとんどが泊まり込みでこの演奏会を聞きに来てくれて、終演後も小一時間、お茶をしながらいろいろお話させていただい た。とってもアットホームで音楽を楽しんでいる雰囲気が心地よい。来年は10月にメンデルスゾ-ンをやる約束をしてジャヴェルを後にした。

6.13 今週は降り番、その間何もないので毎日ノンビリと過ごしている。こうして朝にページを更新しているのも、休みの日ならでは。あまりにも暇なので、掃除をし たり料理をしたりして気分もリフレッシュしている。昨日は一日まじめにヴァイオリンを練習したら、楽器の鳴りがどんどん変わってきた。弾けていない時に小 さい音でチョコチョコ練習してばかりいると楽器もチョコチョコした音しか出なくなってしまうし、オケの中で周りの音に紛れて弾いていると自分の音がいった いどのように鳴っているか判らない。いつもは譜読みで追われていて、いかに音を聞かないで復習っているか反省させられた。今日も一日ゆっくり練習するつも り。

6.7 N響の演奏旅行で奈良、四日市を周り今日は金沢に来ている。昨日は名古屋に泊まり、今朝8時半過ぎの高山線経由富山行きの特急「ワイドビューひだ」で富山 に出てから、金沢行きの特急「はくたか」に乗り換え午後1時に金沢に着いた。高山線に乗るのは小学生の時以来、しかも今回は全線を乗るので初めて乗るとき の妙な嬉しさがあった。途中美濃太田辺りを過ぎた時、ふと窓を見たら小さな虫がガラス窓の外側に必死にしがみついている。ローカル線とはいえ一応特急なの で時速60~70キロは出ているはず。そのうち飛ばされるだろうとじっと見ていたら、飛ばされるどころか態勢を立て直し、風の方向に頭を向けてジッとして いる。そのうちこっちが眠くなって下呂駅付近で目を覚ましたら、まだジッとしていた。その間約30分。下呂駅を過ぎたらいなくなっていたので、きっとそこ で下車したのであろう。それにしてもあの虫は環境の変化に付いていけるのかな?

6.1 今回のギルバートの指揮による定期は、なんといってもソリストP.スコダの弾くモーツァルトの24番だろう。独奏はもちろんのこと、オケの譜面まで彼自身 の書き込みの入った持ち込み譜で、完全にオケ・パートを把握しているのも凄かったし、彼のオケ・イメージをピアノで伝えるときの見事さは脱帽物だった。本 番でもオケのみの所を一緒にベース・ラインを重ねて弾いていたり、たえずオケに目を向けてコンタクトを取りながら楽しそうに弾いているを見ると、こっちま で楽しくなってしまう。また「音がとってもきれい」と一言で片付けるのがもったいないくらいの音色。その音で、それぞれのパートが瞬時にどういう意味を もって弾いているのかが判るってのも凄い。「クリアー」でも「きれい」「美しい」でもないそれ以上の音は、ある意味長い人生を歩んできた人でないと出せな い音なのかも知れない。第2楽章を始めるときの、なんとも幸せそうな彼の表情が印象的だった。 明日は久しぶりに休みだ。ゆっくり寝よう。

5.29 今日はギルバートの定期練習の後、6月に行なわれるヒュッテ・ジャベルでのHoff Piano Trioの練習があった。といってもボウイング合わせ兼譜読みの弦だけの合わせだが・・・。今回はシューベルトといベートーヴェンのそれぞれ1番のトリオ をやる。ベートーヴェンは作品1-1で初期のかわいらしい作品、それに反してシューベルトはかなりの難曲。とにかく弾きにくい。左手にかなりの負担を強い る上にずーと弾きっぱなし、おまけに長い。何でもない伴奏のパッセージでも動きにくい音型が多いので、気の休まる時間がない。メロディを聴いているととて もそんな風には聞こえないのに・・・。あと2週間ちょっと、真面目にさらわなければヤバイ。 また、今日は先日売り払ってしまった車の替わりがついに来た。友人のお下がり、既に13万キロ以上走っているOPELのアストラ・ワゴンだ。ちょこっと 乗ってみたが、何も問題がない。初めて自分で買った車がOPELのアストラだったので、とっても懐かしい。もっともその車は買って半年ちょっとの間に2回 の事故に遭いあえなく廃車になってしまったので、ほとんど乗っていないのだけど。今回は事故に遭わないよう祈るのみだ。

5.26 昨日は古河文学館で行なわれたAlberi String Quartetベートーヴェン室内楽全曲演奏会シリーズ、第4回目も無事終りました。今回は弦楽四重奏曲の第4番と5番に、習作の3曲「メヌエット」、 「前奏曲とフーガ」、「ピアノ・トリオ」。それにヴァイオリン・ソナタ第2番の計6曲。いままでは弦楽四重奏曲は1曲だけだったのが、今回は2曲になった だけでかなりの負担。それに僕はソナタも出番だったので体力も集中力も最後までもつかどうかが心配だった。会場はいつも以上に満席。熱気も凄く、30 くいっていたのではないかな。湿度と熱気の中、集中力は途切れなかったけど終ったときはさすがにグッタリ。今回は個人的にいろいろミスをしてしまったので 反省点も多い。ソナタももっと掘り下げていかないと・・・。う~ん、難しい。 次回でop.18の初期四重奏も最後の6番になる。初期6曲がまとまっている楽譜も、気がついたら後ろから捲ったほうが早く探せるようになっているのがちょっと嬉しかった。

5.24 ギルバートのシューマン定期は予想した通りと、そうでない部分とが入り交じった演奏会だった。パワーはあるけどマッチョになりすぎず、バランス感覚はとて もよく細かい表情を大事にするので大味にもならない。とても充実した演奏だった。その反面、「どこがどうだった」と言うことができないので抽象的な表現に なってしまうが、練習で積み重ねて積み重ねて築いた物が高ければ高いほどちょっとした事でバランスが崩れてしまうと、「えっ?」と思ってしまったりして本 番での難しさを痛感した。
ツェートマイヤーは相変わらずの素晴らしさ。ついつい聞き惚れてしまうのをグッと押さえて、伴奏に徹する。ppの美しさ、緊張感はそうそう聴けるものではない。その分、こっちは心臓が凍えるほどドキドキしたが。

5.21 今月の定期はすべてアラン・ギルバートの指揮。明日はサントリーでシューマンの2番&「マンフレッド」序曲とバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番。ギル バートはとてもいい指揮者だ。とても耳が良いし、よく楽譜も研究していて、2番のどっしりした安定感と繊細さをうまく表現している。しかも練習からパワー 全開だから、ついついこっちも弾いてしまい練習が終るとグッタリ。また、バルトークのソリスト、ツェートマイヤーがこれまた凄い!!!僕、大ファンなんで す。彼が以前ベルクを弾いたときは、あまりの素晴らしさに思わず本番中に涙が出てしまった。今回のバルトークもかなり個性的で、ある意味いっちゃって 感じが堪らない。先週も凄かったけど、本番で気合いが空回りさえしなければ今週はかなり楽しみだ。 また、ギルバートの練習の後に25日にやるAlberi String Quartetのベートーヴェン・ツィクルスの練習が連日入っているので、家に帰ると死んだように寝てしまい、朝になったらまた練習に出掛ける毎日。今度 は弦楽四重奏曲が2曲にソナタ他を弾くのでこちらもハード。これもあと数日の辛抱。

5.17 韓国から帰国したあたりから車の調子がイマイチだなと思っていたところに、友人が車を買い替えるとかで余った車を乗らないかとの誘いがあり乗り換えること にしたので、今まで乗っていた車を買い取りセンターに査定してもらった。まあ、12万キロ以上走っているし当然のことながら0に近い金額が出てきたが、廃 車手続とかを考えると面倒なのでそのままお願いすることにした。話が決まったら途端、事は進んでしまい、あっという間に愛車が連れていかれた。ドナド ナ・・。約5年で12万キロ、これまで故障らしい故障もなく元気に走っていただけに、最後にお別れの挨拶ぐらいしておけばよかった。
車が終ったらすぐにNHKホールへ直行、ギルバート指揮のショスタコ4番他のプログラムの定期。ギルバート、凄いです。中身の濃い音楽 を作ってます。凄い充実してました。それなのに、個人的に集中力が欠けていてずーと空回りしたまんま演奏会が終ってしまい反省。来週は体調万全で挑まね ば・・・。2週続けて不甲斐ないわけにはいきません。
それにしても今日は朝からなんか慌ただしい一日だった。

5.15 韓国から帰国した翌日は朝の新幹線で盛岡へ。岩手大学管弦楽団のトレーナーに行って来た。今度のサマーコンサートでは、とっても難しいドヴォルザークのス ラヴ舞曲をやるので教えるほうも大変。ドヴォルザークは自身がヴァイオリンやヴィオラの名手だったことから、指使いもかなり考えて作曲されている。当然ス ラヴ舞曲も一見「そんな無茶な・・・」と思いつつも、よーく考えると「これしかないっ!」っていう指使いが出てくる。それもかなりマニアックなものなの で、最初にちゃんと決めて練習しないといつまでたっても弾けるようにならない。しかも去年の4月に初めてヴァイオリンを持った学生が1年後にはスラヴ舞曲 を弾くんだから、まったく大変な曲を選んだものだ・・・、といっても僕が弾くわけじゃないからそんなこと言ってもしょうがない。でもこのあいだ見たときよ り随分上達していたので、この調子でいってくれればかなりいい線行きそうなんだが・・・。

5.10 今日は昼間、韓国のチェリスト、ヤン・サンウォンと約2年ぶりの再会。彼とは約9年前に京都で室内楽を一緒に演奏したのがきっかけで知りあい、最後に会っ たのは一昨年の夏に彼がソリストとして出演した京都での演奏会。今は韓国の芸術大学の教授だそうだ。とっても忙しい中を時間を作ってくれて、昼食に招待し てくれた。食べに行ったのは生のカニ料理。渡蟹を生きたまま秘伝のたれにつけ込んで数日経ったものをぶつ切りにしてご飯と一緒に食べるそれは、塩辛のよう な香りとカニの甘味が混ざり合って何とも言えない美味しさ。ご飯をお替わりまでして堪能した。 そして夜の芸術の殿堂での演奏会は昨日以上に大成功だった。始まる前から拍手がなかなか成り止まず、お客さんの期待度が高いのが伝わってくる。デュトワも あれでそうとう気合いが入ったのではないかな。昨日以上に集中していたようだ。終わってからの拍手と歓声がまたもの凄かった。ああいった歓声は聞いたこと が無い。一生懸命弾いたのが報われる以上の凄まじい歓声。本当にありがたかったし嬉しかった。自然とこちらも笑顔になっていた。 今回の韓国ツアー、明日無事に帰国できそうだ。こっちに来てから何となく体調がおかしいなと思っていたらどうやら風邪をひいていたみたい。微熱と頭痛、呼 吸器に違和感があるけどどうやら明日まで持ってくれそう。今晩は出歩かず部屋でビールを飲んで寝ることにした。

5.10 昨日はKBSホールで1回目の演奏会、本番前にホール側の食堂でビビンパを食べた。ビビンパを頼んだのに、キムチが4種(しかもお替わりし放題)、卵焼 き、韓国海苔、みそ汁、味噌仕立てのちょっと辛い鍋が出てきて、それにやっとビビンパがついてくる。キムチだけでお腹一杯になる程だが、どれも美味しくて 全部食べた。これだけ食べて¥400-!ますます安い。 そして本番、キムチパワーと相まってとっても気合いが入りまくり。モーツァルトの39番が最初にあり、あまりそこで張り切りすぎると第9が最後まで持たな くなるのでペース配分は難しい。でも本番が始まってしまえばあっという間に第9の第4楽章にきてた。チェロとコントラバスで始まる有名なメロディ、音階を 上がったり降りたりするだけの単純な作りなのに感動を誘うこの旋律をベートーヴェンはどんな気持で書いたんだろう(しかも耳はすでに聞こえなかった)。お そるべしベートーヴェン。曲が終わったときのお客さんの反応も凄かった。「ウォーー」っていうか普段あまり聞けない歓声があがってとても嬉しかった。デュ トワも同じ気持だったろう。今日は場所を移して「芸術の殿堂」で同じ演奏会。よい演奏会になりますように。

5.8 韓国ソウルよりアップデートです。ワールドカップ関連でN響と韓国のKBS交響楽団の交換演奏会のために、昨日からこちらに来ました。昨日は成田もこちら ソウルも雨模様だったのですが、今日はとっても気持ち良く晴れています。韓国の天候が一日遅れて日本に到着するそうなので、明日日本は良い天気でしょう。 昼間は個人的に練習をして鈍った体を起こしてから、こちらの合唱団とのプローベ。とってもパワー溢れる合唱団です。今日はソリスト無しの合唱部分だけをつ まみ食いの練習でしたが、明日は全曲を通すのでもっと素晴らしいものになるでしょう。 韓国は眼鏡が安く作れるので有名。練習後は、早速眼鏡屋さんに出掛けて怪しげなサングラスを注文。約1時間で出来上がるはずが向こうの手違いで間に合わな いとかで、出来上がりの品をホテルまで届けてくれるとのこと。もうお金は払ったし、引き換え証も向こうに預けたままだからこのまま眼鏡が来なかったら大変 だなと思いつつ、向こうを信用してホテルで待つことにしました。今回もかなり奇抜なものを選んでしまった。どんなものが出来上がるかお楽しみ。
その後、食事のためにミョンドンに行こうと地下鉄を探していたら親切な韓国人に、「食事ならミョンドンよりこの辺の方が美味しいところ がたくさんある」と教えてもらい、言われるままに入った焼き肉屋さんでたらふく食べて帰ってきました。日本円で約¥2,000-、安い!そしてホテルに 帰ってきたら部屋には注文した眼鏡がちゃんと置かれていました。 kankoku.JPGこれが韓国で買った眼鏡です。

5.5 昨日深夜のワールド・プロレスリング、待望の蝶野vs.三沢は30分があっという間に経ってしまうほどの密度の濃いものだった。三沢、威厳というか存在 感、凄みがとってもありました。それに三沢のエルボー、普段ノアの試合で見慣れているはずなのに、「こんなに凄いの!」と改めて感じたくらいとっても強烈 に見えました。 全体的にスローペースで試合が進行していくのはいかにも対抗戦らしく、お互いの間合いを探っているような感じが見ている緊張感を高めてゆく。基本的な腕の 取り合いから試合が動いたのが10分過ぎ、場外の花道での蝶野のPドライバーに対して三沢のEフロージョン、このあたりで蝶野は試合を決めにかかったので はないかな。でも三沢にとってはいつもやっている試合時間から考えると、まだまだ序盤戦のつもりだったんだろう。それからはずいぶん三沢が押していたと思 う。しかも普段はマイペースの三沢が観客を煽ったりするし、卍固めも出して、かなりサービス。その後のダメージの様子を見てると、三沢はまだまだ大丈夫に 見えたけど、蝶野はフラフラだったしなあ。あ、でもそう見せかけてるだけかも知れないから本当のところは知らないけど。両方とも蝶野のキックに三沢のエル ボー、STFにはフェイス・ロックなど、似たような決め技を持っているから、残り時間5分を過ぎてからの相手の技に対して同じような技で返す、両者の意地 の張り合いはこっちが熱くなってしまった。蝶野もよく粘ったというか、もう駄目かなと思ってもカウントぎりぎりで返していくのはさすが新日本のトップだ。 30分がほんと短くてもっと見たかったな。いや~、いい試合を見せてもらいました。

5.2 テレビ見ました。IWGP選手権の永田vs.高山はお互い凄く気持ちがでていて感動した。最初は寝そべって見てたのに、いつの間にか正座していたくらい こっちに伝わってきた。かなり高山が押していたような気がしたけど決定打がきまらなかったたし、それに対して永田の最後のハイキックなんかはバッチリ決 まっていたからしょうがないか。その後テレビでは放送されなかった蝶野vs.三沢のトップ対決は30分引き分けだったらしい。う~ん、引き分けか・・・。 新日本で30分の試合ってのもそうない事だ。60分だったらどうだったのかな?見てないからいろいろ妄想ばかり膨らんでしまう。テレビで放送されないと 思っていたら今日愛知の方からメールをいただいて明後日の深夜、テレビ朝日「ワールドプロレスリング」で放送されるという情報をいただいた。どうもありが とうございます。内容はテレビを見てからにしよう。今から明後日が待ち遠しい!!デュトワの『第9』が終った夜は蝶野vs.三沢で一杯やります。

4.30 今日は久しぶりの休日なので、庭の草むしりをした。毎年この時期にやっておかないと一月後には大変なことになってしまうので、面倒でもやらなくてはいけな い。今日は天気が怪しかったので急いで片付けることにした。草はまだそれほど伸びていなかったので、1時間ちょっとで終えることが出来た。これでしばらく は一安心。後は梅雨を過ぎたころにもう一度やれば大丈夫。
明後日の新日本プロレス東京ドーム大会、IWGP選手権の永田(新日本)vs.高山(フリー)も気になるけど、それ以上に気になるのが 蝶野(新日本)vs.三沢(NOAH)のトップ対決。今まで他団体同士のトップ対決は馬場vs.猪木、鶴田vs.藤波など実現できなかっただけに、今回の 対戦は非常に凄いことだ。ただ放送権の問題やら何やらでテレビでは見られないので、雑誌の発売を待つしかない。ヴィデオでは発売されないのかな?いったい どんな試合になるか想像できないので今から楽しみ。三沢が技を全部受けきって勝つことを望む。

4.26 先日(24日)サントリーホールでやったドヴォルザーク・プロ、「新世界」交響曲はよく演奏されるが、ヴァイオリン協奏曲と序曲「オセロ(オテロ)」の2 曲はそれに比べて演奏されることが少ない。特に「オセロ」は初めて弾いたけどとても良い曲だ。曲目解説によると、ドヴォルザークが「自然と人生と愛」を テーマに演奏会用序曲3部作「自然の中で」「謝肉祭」「オセロ」をそれぞれ共通のモティーフ(自然の主題)で作曲、愛をテーマとして書かれた「オセロ」に は純愛と嫉妬を表現しているとかで「嫉妬の主題」や「愛の主題」,「自然の主題」が絡み合って出来上がっている。途中半音階進行の部分ではワーグナーを思 わせるような響きがしたりして、とっても官能的な作品だった。 また、ヴァイオリン協奏曲も、もっと採り上げて演奏されてもいい佳作。この日独奏者のK.クルカは昔の巨匠タイプの演奏家で、ステージに登場してくる雰囲 気からして只者ではないと感じさせた。演奏も派手さはないものの味わい深く、心に静かに響いてくるようだった。 来月5月25日に古河で行なわれるAlberi String Quartetベートーヴェンシリーズの練習が始まった。今回は弦楽四重奏曲の第4番と5番でピアノ三重奏曲やヴァイオリン・ソナタ他を挟むプログラム。 メンバーの響きも馴染んできて、演奏会がますます楽しみになってきている。

4.20 盛岡でのシュエット室内合奏団第2回演奏会が終わりました。普段やることのないコンマスをさせていただいて、いろいろ勉強になりました。ドヴォルザークの 弦セレは久しぶりにやったけど、いい曲です。特に第4楽章はいろんな旋律、和声が折り重なってきてなんともいえない表情を造っているので、弾いていても毎 回新たな発見があって楽しかった。他にも、メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲第10番、これも大好きな曲。メンデルスゾーンの後の作品に共通する作風 が未完成ながら顔をのぞかしている曲です。序奏での一歩一歩足を進めるごとに変化する和声と、Allegroでの流れるような旋律。これぞメンデルスゾー ンです。ほかの弦楽交響曲も聴いてみたいです。ま、とにかく演奏会が終わってホッとしています。

4.14 スクロバチェフスキとの定期、ブルックナーの4番はなんか欲求不満で終ってしまった。始めて4番を弾いた印象が良かったせいか、ついついそれ以上の感動を 求めてしまう。何がどうのって訳じゃないが、ジワジワ感が味わえなかったと言うのかな、なんかよくわからないまま終ってしまった印象だ。前プロのモーツァ ルト「ハフナー」交響曲は、そこまでしなくてもって思うくらいメロディを出して周りの伴奏を押さえるので、刻み担当のセカンド・ヴァイオリンとしてはひた すらppで弾いていた。 定期と名古屋公演が終って今日は一日ノンビリ過ごした。昼ごろまで寝たのは久しぶり。天気もいいので洗濯やら布団を干したりして気持ちのいい一日だった。

4.9 昨日はJTホール・アフィニスで演奏会。仙台、野木と既に2回演奏会をしているにもかかわらずかなり緊張していた。1曲目のシベリウス、あまり演奏されな いけど、フィンランドの暗い冬と家の中の暖かさを表しているように感じた。いい曲だ。また第2ヴァイオリンを独奏したバッハの「2つのヴァイオリンのため の協奏曲」は、今までとはちょっと違う表現を目指して演奏した。個人的にはかなりイケイケというか、テンションの高い演奏ができた気がする。これで Ensemble SUOMIの全3回の演奏会が無事終った。どっと疲れた1週間だった。 4月7日に行なわれたプロレスリング・NOAHは、GHCヘビー級選手権で秋山vs.小川は小川が新王者に、社長・三沢vs.冬木の試合では社長が、田上 vs.大森の時期GHCヘビー挑戦者決定戦では田上がそれぞれ勝った。次は小川vs.田上になるわけだし、小川の新チャンピオン、いろんなことをしてくれ そうで楽しみだ。また、今日のスポーツ紙には新日本5.2東京ドーム大会で、三沢vs.蝶野のシングル戦が決定。すごい!!こんなこと、一昔前には考えら れないこと。今からワクワクしている。

4.6 昨日はEnsemble SUOMIの仙台公演、よく知っている曲をちゃんと弾くっていうのは、とっても難しくて緊張する。チャイコフスキーもバッハも幾度となく演奏してきている ので、新鮮さを失わないように気を付けて練習したが効果は出てたかどうか心配。でも、暖かいお客様に来ていただき気持ち良く演奏できた。そして今朝、仙台 から新幹線で帰ってきた。本来なら直接野木に行く予定だったが、時間が余りそうなので、いったん帰ってから車で野木に向かう。もう少ししたら出発だ。

4.3 演奏旅行の3月から普段の生活に戻った。N響は降り番で、替わりにEnsemble SUOMIの練習が連日続いている。Ensemble SUOMIは今年で3年目、名前がついて2回目の演奏会で、今回はチャイコフスキーの弦楽セレナードがメインのプログラム。また、個人的にはバッハの2つ のヴァイオリンの為の協奏曲を弾かなければいけないので、かなり緊張した毎日を送っている。明後日仙台でまず1回演奏会。明日もう一日あるのでゆっくり練 習し直そうと思っている。 ここの所、テレビが番組改編期で特集やら、特別~やらで興味深い番組が多い。先日放送された「X-FILES」をビデオに録って見だしたらはまってしま い、一気に全部見てしまった。以前毎週放送されていた「X-FILES」も、最近はこのように特別版でしか見られなくなった。アメリカのFBIやら NASA,UFOやエイリアン物の映画で、始まった時に断片的なキーワードが、映画が終るころには一つの線に繋がっていく様は、終ったときに何とも言えな い充実感をもたらしてくれる。本当かどうかは置いておいても、長い時間をかけてストーリーを続けて行くのは大変なことだと思う。続編が早く見たい。









2002年1月〜3月の旧酔っ払いの戯言










3.30 今朝松山から飛行機で帰京。アジアツアーから始まった今月は約1週間の中国、山陰、四国ツアーでやっと終った。それぞれの街を徘徊しては、酔っぱらって部 屋に戻り布団に入らずベッドの上で明け方まで寝てしまう毎日だった。特に印象深いのが松江公演の後、一人でぶらり入った「三つ櫻」というお店で女将さんと 地元のお客さんと話が弾み、日本酒やら焼酎やらを御馳走になったこと。仲間内で飲みに行くとこういうことがないので、たまに一人で出掛けると楽しい出会い があったりする。他にも安来のすし屋さんや、松山の以前チェロの三谷さんに連れていってもらったお店など、いろいろ思い出深い飲み会、いや、コンサート・ ツアーだった。

3.25 昨日の羽田発広島行きの全日空機で広島入り、夜は当然お好み焼き、最初に入ったお店がいまいちだったのでお好み焼きのハシゴをした。当然といえば当然だが、店によて味が全然違うのね。個人的には2件目に入った店が良かった。 そして今日は松江への移動日。一番簡単なのは直通バスもしくはレンタカー。そうでなくても新幹線で岡山に行き、特急「やくも」で松江に入るのが時間も早く て楽な方法。しかしそれではつまらないのでローカル線で行くことにした。まず芸備線で広島から三次へ、そこで同じ芸備線の備後落合行きに接続乗り換える。 広島駅でお弁当を買わなかったので備後落合で昼飯かと思っていたら何にもない!芸備線、木次線の乗換駅なのに無人駅なのである。しかたなく約1時間をそこ で過ごし、今度は木次線でまず出雲横田へ。途中の出雲坂根駅では3段スイッチバックを見てちょっと感激。出雲横田でまた30分ちょっと乗り換え時間があっ たので街に出てみた。駅前にある「手打ちそば」のお店には無情にも本日定休日の看板。しばらく行くと「サンモール商店街」の文字を見つけ心躍ったが商店街 らしきものは発見できず、かわりに「猪捕獲用罠、注文受け付けます」の看板とともに実物の展示品を見つける。結局そのそばのJA生協でスナック菓子とサン ガリアの「みっくちゅじゅーちゅ」を買って腹の足しにした。出雲横田駅に戻り、木次線宍道行きに乗り換える、といっても先程備後落合から乗ってきた同じ車 両が宍道行きに化けているので再び乗り込む。備後落合~出雲横田間は時速30~40キロでノロノロ走っていたのに、横田~宍道間は意外とサクサク走って気 持ち良い。午後5時半過ぎ、予定通り宍道について今日一日の長い旅が終わった。夜は寿司屋でしこたま飲んだ。

3.22 この冬はほとんど雪が降らず無駄になってしまったスタットレスタイヤからノーマルタイヤへ履き替えて、その後「北馬」にちょっと寄ってみた。親方が亡く なって、いつからお店を再開するのか気になっていたからだ。店が開いていたので入ってみると、その日が北馬最後の、常連さん限定お別れ宴会だった。僕はそ んな飲み会があるとも知らずたまたま寄っただけなのに、女将さんの「今日で最後だから是非呑んでいって」の言葉に甘えることにした。きっと親方が呼んでく れたのだろう。店にはいつもの常連さん達が集まって、親方の前で思い出話に花を咲かせながら思う存分酒を飲んだ。この店がなかったら知りあわなかった常連 さん達、もう二度と会えないかも知れない。一つお店がなくなるって事は、素晴らしい料理や酒はもちろん、大切な人達とも別れることになる。夕方6時頃から 呑みだして、10時頃にはいつもの指定席、カウンターへ移動。いつも目の前に立っていた親方がいない、この席で二度と酒が飲めないと思ったら涙が止まらな かった。僕の隣で呑んでた兄ちゃんも泣いていた。結局12時前まで思い残すことなくベロベロになるまで呑んだ。 たった5年間の短い間に、それ以上のいろんな思い出を残してくれた「北馬」。この次は、親方の弟子達がそれを越えるお店を開いてくれることを期待する。

3.20 今日は俺の誕生日だ~!!一人で盛り上がっているってほどの歳でもないが。 さて今回の演奏会を指揮するツァグロゼクは棒がとっても上手って訳じゃないのでいろいろ面食らう時もあるけど、アプローチはなかなか面白い。楽譜の読み方 にかなりこだわりがあるようだ。主に古典的なアプローチで、速めのテンポ、アーティキュレーションを明確にする、その中で劇的な表現を求めているようだ。 面白かったのが第3楽章から第4楽章に移行するときのテンポ。普段弾き慣れているのはそのままのテンポで行くことが多いが、ツァグロゼクは微妙にテンポが 落ちる。このことを家に帰ってきてからベーレンライター版のスコアを見てみたら、第3楽章の1小節=96、4楽章の2分音符=84となっていて、実際演奏 するときは第3楽章の1小節が第4楽章の2分音符分でカウントするので、彼はそれを忠実に再現したいのだろう。もしかしたらいろいろ他にも新たな発見があ るかも知れない。明日からが楽しみだ。

3.19 行き付けの呑屋「北馬」の親方が16日に亡くなった。昨年春ごろから具合が悪いのを無理して店に出てきているのでみんなで心配していたのに、それでも死ぬ 間際までお店に出てきていたらしい。N響アジア・ツアーの間、店に行けなかったので帰国した日に行こうかと思ったらその日は定休日。翌日から盛岡に行って しまったのでそのままになっていたら、悲しい知らせが届いてしまった。毎晩のように飲みに行ってはいろいろサービスしてくれて、こっちのわがままも聞いて くれて、本当に我が家の台所のように使っていたので、覚悟していたとはいえなんともやり切れない。沢山思い出はあるが、中でも冬の寒い日に店に行ったら常 連のIさんと僕、親方と弟子の4人だけだったので親方が、「女将さんも飲みに行っちゃったから、みんなで鍋にしよう」と店を閉めて、ある材料を根こそぎ全 部鍋の具に入れて、ビールは勝手に注ぎ放題、みんなでその贅沢な鍋(丸ごとサザエやイシモチぶつ切り、牡蛎・・・)をつつきながら夜中の2時過ぎまで呑ん だことや、去年9月の貸し切り大宴会、また開店3周年記念で弦楽四重奏を演奏したことなどが忘れられない。最後は全く呑めなかった大好きな酒も、今ごろあ の世で好きなだけ呑んでいることだろう。御冥福をお祈りします。

3.16 一昨日夜遅くにN響東南アジア・ツアーより帰国した。クアラルンプールでは買い物買い物・・・。物価は日本の3分の1くらいなので、演奏会で着る用の白い シャツをまとめて買った。4枚で約1万円。イトーヨーカドーのような安さだ。演奏会の方は「幻想」のプロでも、客席の反応がいまいちで最終日をすっきりし た気持で終われなかったのが残念。今後の課題になるだろう。 帰国日は朝7時半頃にホテルを出発してまず空路香港へ。香港でトランジット、再度空路で成田へと、合計8時間近く飛行機に乗っていたことになる。もう機内 食はしばらくいらない。出発するときは逆風で500km/hちょっとしか出ていなかった対地スピードも、かえりは追い風、1000km/hを超えた時もあ り気持ち良かった。 日本についたら早速食べたかった「天下一品」に行った。関東ではあまり見ないけど、京都に行くと結構目に付く京都発祥のラーメン・チェーン店。京都のラー メンは観光客相手の京風あっさりラーメンと地元民が好むこってりラーメンの二つがあり、天下一品は後者のほう。薄く切ったチャーシューと小口切りの青ネギ がこってりスープとシットリした麺によく合って、ふとしたときに無性に食べたくなる。また、食べ終わるころにドンブリの縁に書いてある「また明日もお待ち しております」の文字が浮かび上がるのも、なんとなく気持いい。天下一品のホームページには全国のお店が出ているので興味のある人は覗いてみて下さい。店によってかなり味の違うこともあるみたい。

3.12 今日はクアラルンプールで「春の祭典」他のプログラム。客席数は少ないけれどなかなか素敵なホールだった。ただ、お客さんの反応がいまいち。疲れが演奏に 出てしまったのか、それとも乗りが悪いのか。明日は「幻想」なので、一発ドカンと盛り上がっておかないと、気持ち良く帰れない。 昼間はさすがに疲れが出てきたので、食事と軽く散歩した以外は、ゴロゴロして過ごした。宿泊しているホテルはクアラルンプール・カルチャー・センター KLCC)という大きなショッピング・モールの隣にあり、伊勢丹もあるし、ブランド品もたくさんお店があるので、明日は買い物をして帰ろう。ちょうど只 今セール中!!

3.11 昨日はシンガポールで本番、「幻想」がメインのプロで、ソリストだけが現地のVn.リー・ヒュイ・ミンに変わった。まだ10代だそうできっちり演奏していた。シンガポールには専門の音楽学校は無いそうなので、それなのにあれだけ弾けるのは凄いことだ。 あとはクアラルンプールで2回演奏会をすれば帰国。今回は連日移動とか乗り打ち(移動した日にすぐ演奏会)が無いので比較的楽。今日も出発が午後2時半な ので、午前中からホテルの周りのショッピング・アーケードで買い物。普段使っているキャリー・バッグがボロボロになってきているので、新しいものを買っ た。日本円で約¥3500-。安い!それ以外にも、靴やらベルトやらを買い込んだ。かばんが一つ増えたことによって、お土産を買おうという気になった。 クアラルンプールには何があるのかな?

3.9 香港の二日目の演奏会、「幻想交響曲」もデュトワならではの演奏で良かった。2月の同じプロでの定期には僕は降り番だったので、周りはもう完ぺきに出来上がっている中で、邪魔しないように弾かなければいけないから本番はドキドキし通しでした。 そして今日はシンガポールへ移動。凄い都会でビックリしてます。気温は到着した夕方時点で約30。Tシャツだけで十分、できればサンダルも欲しい感じ。 さすがに中華料理に飽きたので、イタリアンで夕食。でも全体的になんか臭い。飛行機の機内食も同じ臭いがしてたし、地域特有のものなのかもしれません。 やっぱり日本での食事は安心して食べられる。」

3.7 無事初日の香港公演が終わったところです。デュトワの「春祭」はやっぱりいい!!昔よりある意味余裕があるというか、今のデュトワは「春祭」を完全に手の 内に入れているようです。もちろん、リズムにはとっても厳しいのですが、曲全体を見通して振っているように感じました。今日弾いていてもあっという間に終 わり。弾いていて楽しかったです。 終演後ホール近くの中華料理店で夕食を食べて、そこからホテルまで香港の夜景を見ながら歩いて帰ってきました。本当に素晴らしい景色です。カップルで見に 来る気持が良く解ります。邪魔にならないように歩いてきました。今は、ホテルの部屋でビールを飲みながらこれを書いてます。

3.5 無事香港に着きました。今朝6時過ぎに家を出て、のんびり向かったせいか成田空港に着いたのは集合時間ギリギリの8時53分でした。成田ではヨーロッパ・ ツアーに向かう日フィル・メンバーとたまたま一緒になり、知りあい数人と談笑。そうこうしているうちにあっという間に搭乗時刻となり、約5時間半で香港 へ。ジェット気流の逆風を受けながら飛ぶ飛行機は、いつもに比べて対地スピードがとても遅い。離陸して2時間以上経ってもまだ鹿児島辺りを飛んでました。 香港の演奏会場である文化センターには、デュトワの写真がデカデカと載った垂れ幕が壁一面に飾られていて期待の高さを感じます。明日はまず1つ目のプロ、 ドビュッシーの『イベリア』、サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番(独奏=児玉桃)、ストラヴィンスキーの『春の祭典』です。気合いを入れてかからね ば・・・。

3.1 しばらくぶりの更新。24日からデュトワのブラームスを練習して25日は東京芸術劇場、27日熊本県立劇場、28日大分グランシアタと廻って今朝東京に 戻ってきました。デュトワでブラームスをやること自体大変珍しいことなのに、今回は協奏曲ではなく交響曲。何時だったかな?僕がまだ高校生の頃デュトワが ハンブルク北ドイツ放送響と来日した際のプログラムにブラームスの第1番がありました。その時僕はもう一つ別のプログラム(R.シュトラウス:ツァラトゥ ストラ&ドヴォルザーク:新世界)を聞きに行ったので、体験出来ずじまい。それが今回彼の棒で弾けるので、いろんな意味で非常に興味がありました。果たし てその演奏は彼の特徴でもある、棒が停まらず先へ先へと振っていくことによって、絶えず音楽が前に前進していって良い場合と、逆に普段我々が慣れ親しんで いる重厚な拍感やタメがなくて物足りない感じがするときもありました。個人的には、デュトワの色彩感やリズムがブラームスでは発揮できないのではないかな と思います。その点、ベルリオーズの序曲「ベアトリスとベネディクト」はらしい演奏で良かった。たまにはこういった普段あまりやらない曲を地方公演に入れてみるのも、いいですね。 児玉桃さんソロのベートーヴェンはとっても美しい!!この曲、つまんない演奏だと長く感じるんですが、今回はちっとも退屈せず、眠くもならず、毎日が楽し かったです。何しろ音が奇麗でクリアーだし、表情もとても上品。特に第1楽章のベートーヴェン自作による長大なカデンツァの終わりのppで弾く仕草がとっ ても素敵でした。あ~、完全に素人状態・・・。 熊本公演終了後、掲示板に書き込みして下さってるナカシマさん達と呑みにいきました。ナカシマさん、どうもありがとうございました。

2.23 昨日は古河文学館で、Alberi String Quartetのベートーヴェン室内楽作品全曲演奏会シリーズ第3回目。お陰様で満員の入りとなりました。今回は弦楽四重奏曲第2番をメインに、あまり演 奏されない弦楽四重奏のための小さなフーガを2曲と、ピアノ・トリオ第3番、ヴァイオリン・ソナタ第1番他のプログラム。僕は弦楽四重奏の作品3曲とソナ タと6つの舞曲を演奏。普段ソロを弾く機会がないため、今回ソナタではいつもとは違う積極的な弾き方をしなければいけないことを痛感。また、ソナタでテン ションが揚がった状態の後に弦楽四重奏曲の2nd.Vn.を弾くと、ついつい暴走してしまい自分をコントロールするのが難しかった。これで7分の1が消 化。次回は5月で弦楽四重奏曲第4番と5番の2曲にソナタなどが入る予定です。 17日のプロレスリングNOAH・小橋の復帰戦をテレビで観た。体は以前とほとんど同じように筋肉の塊だったけど、試合感というか間の取り方がまだ本調子 ではないみたい。でもパワフルなレスリングを観られてとっても満足して、おもわず涙してしまった。これが小橋!!これがNOAHのプロレス!!今後が楽し み・・・と思っていたら、なんとその結果全治4ヶ月の重傷を負ってしまったというではないか!!折角1年ぶりに復帰できたというのに、本人の気持ちを考え るとなんともやり切れない。無理をしないでしっかり治してまたリングに戻ってきて欲しい。

2.21 昨日今日とデュトワ指揮で「アルプス交響曲」他の定期演奏会。彼がこの作品を取り上げるのはとても珍しい。果たして客席には一体どのように聞こえていたの か想像できないのですが、R.シュトラウスが田舎風景とアルプスの山々を想像して書いたというより、「惑星」や「スター・ウォーズ」といった宇宙的、近代 的超ゴージャス・オーケストラ・サウンドに聞こえる部分が多々あったのはデュトワならではの音作りだからでしょう。ステージにびっしり並んだオケ、さらに 舞台袖に金管のバンダが十人以上と、とってもよく響くサントリーホールで音の洪水を楽しみながら炸裂弾きしてしまいました。

2.17 昨日は上野の旧芸大奏楽堂でクラリネット五重奏の演奏会。モーツァルトもブラームスも弾きっぱなしのうえに、緊張してたせいもあって体がとても痛くなっ た。もっと弾き方を考えないとこの先、故障が増えるのではないかと心配。演奏会自体は本番ならではの表情がいろいろあって、楽しめました。お客さんも満員 御礼で嬉しいかぎりです。 また、今日はデュトワ指揮で「アルプス交響曲」他の練習。今まで「アルペン」は超大作かと思っていたけど、思ったほど凄い曲ではない。気がついたら嵐の シーン(1番難しい)になっていて、それが終ればほとんどエピローグなので、あっという間です。それでも約50分はかかっているけど。デュトワも今日は あっさり切り上げてました。その代わり、N響委嘱作品の細川俊夫作曲「海からの声」をみっちりやりました。この手の邦人作品、どの曲も同じに聞こえるのは 僕のせい?停まりそうなテンポに、無意味な特殊奏法、全曲を通してひたすら暗い響き、etc.もう少しなんとかならないのかなと思ってしまいます。音楽の 三要素は「リズム」「メロディ」「ハーモニー」なのに・・・。それとも演奏してて楽しい曲って駄目なんでしょか?

2.14 今日は16日に上野の奏楽堂で行なわれるクラリネット五重奏演奏会の練習。モーツァルト1曲でもハードなのにさらにブラームスがついてくるので、かなり重 量感あるプログラムです。ブラームスは晩年の作品とあってイマイチ馴染めない部分が当初あったのですが、ここにきてやっと雰囲気がつかめてきた感じ。でも 枯れた中にも情熱感を表現するのって難しいです。また、モーツァルトも最晩年の傑作の一つ。つい先日N響定期でやったクラリネット協奏曲と双子のようなこ の作品を、以前は「絶対弾けっこない!!」と決めつけて敬遠していたのですが、最近になって良さが感じられるようになってきました。しっとりと聴かせられ ればいいなと思ってます。

2.10 今日はAlberi String Quartetの合わせ、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第2番を練習しました。午前中に弦を全部張り替えてしまったので、合わせの最中、調弦はドンドン 下ってくるし、弦自体が未だ馴染んでいないので弓との引っ掛かりも最悪のコンディション。周りに迷惑をかけっぱなしの練習になってしまいました。あと10 日ちょっとで本番。もっと真面目にさらわないと。反省と自己嫌悪の一日でした。

2.9 昨日、今日とセヴァスティアン・ヴァイグレの指揮で定期演奏会。曲はベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第2番、モーツァルト:クラリネット協奏曲、ブ ラームス:交響曲第4番。ドイツ正統派でがっちり固めたプログラムの中で、「レオノーレ」の2番を持ってくるあたりはちょっといい感じ。この曲、後の3番 に比べて雑然としていて一生懸命無駄なことをやるって感じが感じが個人的には好きな曲。三連符のキザミとかかなりの速さで弾き飛ばしていかなきゃいけな い。コーダも突然盛り上がったかと思うとあまり持続せずあっさり終ってしまう。やっぱり3番のほうが落ち着きと風格が感じられるか・・・。ヴァイグレは 元々はベルリンの歌劇場の首席ホルン奏者で、その後バレンボイムらのアシスタントを経て指揮者に転向したそうだ。まだ若いし、これからどんどん成長してい く指揮者だろう。本番は練習中の様子と違ってオーソドックスな曲作りになっていたかな。 余談だがGPの時客席を見たら、どっかで見たことのあるような顔がいて、よく見るとなんとバレンボイム。彼はちょうど今ベルリン・シュターツ・カペレと来 日公演中なので、弟子が振る様子を見にきたのだろう。バレンボイムは見た目不器用そうに振るけど、サウンドはとってもゴージャス。もし彼がN響を振った ら・・・なんて弾きながら考えてたら、それだけで良い音になった気がした。

2.3 昨日のN響福井公演のため、一昨日は金沢に一泊していつものお寿司屋さん、「あかめ寿司」に行ってきました。最初につまみで適当にお刺し身を食べてから、 越前カニを・・・。身がぎっしり詰っていて、でも身離れの良いカニでした。普段カニはあまり食べないけど、せっかく本場に行ったら少々無理をしても食べる べきです。そしてカニの後はブリの塩焼き。ちょうどその前日に「どっちの料理ショー」でキンキの煮付けvs.寒ブリの照焼きを見てたので、頭のなかは完全 に鰤モード。脂が乗ってて美味い。照焼きと違って塩焼きなので日本酒ともピッタリ。そして仕上げはやはりお寿司。塩辛巻きも美味しかったけど、バイ貝と牡 蛎の握りも絶品!!また、初めて「あかめ寿司」に行った際に感動したトロも久しぶりに食べて再び感動。僕は断然赤身の方が好きだけど、トロも美味いんです ね。久しぶりに美味しい寿司を食べました。金沢はまた行く予定があるので、是非とももう一度行きたいです。 今日は節分、イワシを食べました。丸々と太っていて脂の乗っているやつ。大変美味かったです。

1.30 今年に入ってから肩凝りがひどいので、最近ついに、とうとう、肩当てを使うようになってしまいました。といってもオケで弾くときだけですが。約10年前に 肩当てを止めてから、途中何度か新しい肩当てを買ってみたりしたものの、結局何も付けないほうが楽器の音が良いという結論に達していたのにやむを得ない理 由で再び使うことになるとはとっても複雑な気持ちです。ただ現在オケで使っている楽器はイマイチ鳴りが良くなく、「楽器本来の音」というより「まず普通に 音が出てくれる」ことが大前提の状態なので、肩当てを換えることで音色がどのように変わるか実験するのにちょうどよい。肩当てでも随分音が変わります。現 在持っているのは、メニューイン・タイプ、WOLFタイプ(最近流行り)、VOIGTタイプ(木の土台に布が張ってある)、アルカトゥア・タイプ(クロ ワッサンみたいな形のもの)の4種類。音色ではアルカトゥアだけど響きが止まってしまうし、後の3つはどれも似たり寄ったり。となると結局無しが1番良く なってしまう・・・。練習の時だけ使って本番はなしって訳にもいかないし・・・、あ~複雑。楽器自身も肩当ての音色に慣れるまでに時間がかかるので、しば らく我慢して使ってみるしかないのかな?。

1.27 今日は三鷹で茂木さんの指揮するオール・モーツァルト演奏会でした。昨晩の雪が積もるんじゃないかと楽しみにしていたのですが、雨ですっかり溶けてしまい つまらなかったです。昨年の同じ日は大雪だったのに・・・。今日のコンサートはアリアとオーボエ協奏曲、ハフナー交響曲やパリの抜粋その他の盛りだくさん のプロ。それに茂木さんの解説とナレーターの読むモーツァルトの手紙を挟みながら、モーツァルトの生涯を簡単に追ってゆくという企画。その当時の演奏会形 式をそのまま模倣していることもあり、当時の音楽事情や楽しみ方が味わえるのでとても興味深かったです。ただ時間がとても長い!!茂木さんに言わせると当 時の演奏会はもっともっと長かったそうで今日のはまだ短い方だそうですが、それにしても前半が終った時点で1時間半が経っていたのにはビックリしました。 3時から始まってすべてが終ったのが5時45分。車に乗ってテレビをつけたら笑点の大喜利が終る寸前、あぁ笑点が終ってしまう・・・。でもちびまるこちゃ んが見られて満足。 昨日は鎌倉芸術館で先日の定期と同じプロの本番でした。大船まで電車で行くことにしたので、昨年12月のJRダイヤ改正で誕生した新宿湘南ラインを早速利 用。新宿~恵比寿間は埼京線の路線をそのまま利用して、恵比寿の先は大崎まで山手線の脇を走り、大崎から西大井のほうへそのまま貨物線で分岐していきまし た。大崎では4面ホームの建設工事をしていたので将来、埼京線も新宿湘南ラインも大崎に停車するようになるのでしょう。そうなると埼京線もかなり利用価値 が上がってきます。僕がまだ中学生のころ、鉄道ファン(?だったと思う)という鉄道雑誌に、現在の埼京線や新宿・池袋始発~山手貨物線利用~赤羽経由の宇 都宮・高崎線とまったく同じ路線プランが載っていたのを思い出します。その時、その大胆な発想にビックリして毎日毎日その記事を眺めては、「こんな夢のよ うなことを・・・、でも出来たら便利だろうな」と思っていたのですが、15年も経つとできてしまってました。今度は東北・高崎線と東海道線の東京経由で直 通運転を期待します。

1.23 定期初日が終った。緊張した。でも良い汗かいた(^.^Winking。今回、協奏曲が降り番だったのでGPの時に客席で聴いてみた。N響を真面目に聞くことってそ う無かったもんで・・・、特に今年に入ってからヴァイオリンが対向配置になったこともあって、客席ではどのように聞こえるのか興味もあったので、とっても 勉強になった。やっぱりもう少し楽器を客席に向けるほうが音が届くような気がする。といっても今までの弾き方とまるっきり逆の方向に楽器を向けることにな り体への負担が相当なものになるし(現に今年に入ってから体はボロボロ状態であるし)、楽譜や指揮者を見る角度もかなり違うのでそう簡単にできるってもん でもないんだけど。 個人的なこととしては、緊張していた中でもいろいろ実験ができて少し収穫があった。また、ヤルヴィのシューマンは、弾いていてとっても楽しかった。

1.20 今日から仕事復帰、P.ヤルヴィの指揮でシューマン&ペルト:交響曲第1番を練習した。シューマンの1番は実は初めて弾く。入団して以来、1番は少なくと も2~3回はプログラムにのっているのに、たまたま降り番になっていて一度も弾く機会がなかった。このまま一生弾かないのも面白いかな・・・と思っていた けど、ちょっと無理だったようだ。そんな私が言うのもなんだけど、ヤルヴィのシューマンはちょっと凝りすぎのような気がする。もっとストレートでも良いん じゃない?一方ペルトの方は初めて聴いた人でも十分楽しめる曲だし、面白い演奏になりそう。 最近のひどい肩凝りのため、近所の整骨院に通うようになった。地元では評判のところらしく、常連さん?で賑わっていたが、それほど待たされることもなく治 療を受けられた。まず最初にいくつかの機械で背筋を伸ばしたり、体をほぐしたり、電気を通したりした後、先生の治療を受ける。「左首から肩、腕にかけて辛 い」と話しをしたら、それらに関係するツボ・関節など、先生に揉まれるところ総てがとても痛い。でもその痛みを我慢していると、次第にほぐれてゆき、気が ついたら先程の痛みが嘘のように軽くなっている。ものの10分足らずだと思うが、終ったときには目の前にかかっていたモヤモヤしたものが晴れた感じがし て、頭がスッキリとしていた。さすが評判の医者である。しばらく時間を見つけて通うようにしてみよう。

1.15 昨日、駅で電車を待っていたら着物を着た人がとても目に付いた。そうか、成人式か。なんとなく15日でないと落ち着かないけど、個人的にはなんの影響もな い。それよりも可笑しかったのが、駅の喫煙所で数人の着物を着た女性が話ながらタバコを吸っているのを見て、とってもミスマッチに思えたこと。今どき成人 前の喫煙は珍しくないけど、これから成人式に向かうというのにあまりにも慣れた感じでタバコをふかすってのがとっても妙に思えた。どうせなら煙管かなんか で雰囲気出してくれると良かったのに。 僕の成人の日には式典には行かず、小さなサロン(良縁成就で有名なところらしい)でヴァイオリンを弾いていた。僕の演奏を、成人式帰りのカップルが聴いてくれていた。
1.13 相変わらず肩凝りがひどく、楽器を構えると左腕に鈍い痛みが走る。そんな中、11日&12日に今年最初のN響定期公演でP・ヤルヴィ指揮プロコフィエフ: 交響曲第5番他を演奏した。冒頭にまずコダーイのガランタ舞曲。この曲、年末のベルリン・フィル恒例、ジルヴェスター・コンツェルトでバレンボイムの演奏 を聴いたばかり(衛星生中継です)。ベルリン・フィルの有無を言わせぬ凄まじい弾きっぷりに感嘆、それに負けないよう気合いを入れて取り組んだが難しい じゃないか、コダーイ!!ただでさえ後半は速いテンポなのに、気持ちが先走ると自殺行為。とにかくテンポに遅れないよう焦るもんだから、弾けるものも弾け なくなってしまうので、本番はかなり冷静に、でも心は熱くで挑んだ。結果はまずまず。 2曲目はバルトーク:ヴァイオリン協奏曲第1番、独奏=D.シトコヴェツキーだ。この曲をあれだけ聴かせるのは相当難しいのに、遊びを交えつつ楽々と弾い てしまうのはさすが。ただ、個人的には数年前にG.パウクが演奏した印象があまりにも強いため、今回は印象が薄い。それよりも高校生の時によく聴いてい た、B.ダヴィドヴィチ&N.ヤルヴィ,アムステルダム・コンセルトヘボウ管のサン=サーンス:ピアノ協奏曲他を思い出し、「今回は両方とも息子だなぁ、 時代は変わっていくのね。」と一人感慨深いものがあった。 後半のプロコフィエフは、ヤルヴィの本領発揮って感じ。なかなかスケールの大きい指揮ぶりで、彼の音楽にかなり引き込まれてしまった。彼としてはもっと表 情とかを強烈に演奏して欲しそうだったけど、まだ何となくお互い遠慮しつつって感じで今後どういうふうに展開していくかが楽しみ。若くても良い指揮者って いるもんです。 本番が終ったらぐったり。左手は楽器を持つのも辛いくらいヘロヘロになってしまった。来週は休みなのでゆっくり休養しようっと。

1.10 ここ数日、左肩から首にかけての痛みで楽器を構えるのも辛いので、今日の練習後マッサージに行ってきた。約1時間、ほぐれそうもないカチカチに固まった体 を少しほぐしてもらいちょっと楽にはなったけど、まだ十分ではない。そういえばここ数日、集中力がなく練習中もボケまくっていたのでどうしたものかと思っ ていたのだが、「内臓や体全体に相当疲れがたまってますよ」と言われて納得、集中できないわけだ。だけど正月休みが明けてまだそれほど日が経ってないし、 疲れるほど働いてもいないのになぜ?正月で疲れたのかな?それとも対向配置のせいか。
1.8 今月からオケの配置が試験的に対向配置になっている。デュトワはこの配置が嫌いなので、彼の時は今まで通りの配置に戻るが、それ以外は編成、曲に関係なく 対向配置でいくそうだ。先日の熊谷での本番、ドヴォルザークも当然これ。アーノンクールとコンセルトヘボウでレコーディングされた対向配置のドヴォルザー クは、思わぬところからセカンド・ヴァイオリンが聞こえてきて興味深かったので、きっとお客さんにはあんな感じに聞こえるんだろうなと思いながら弾いてい た。弾くほうからすると、今までの方がやりやすい・慣れている・楽から、ファースト・ヴァイオリンが聞こえにくい・メロディがハモっているか判断しかね る・客席から離れて演奏できる・・・等対向配置のデメリットがクローズアップされてくるが、逆にメリットを考えてみると、客席で聴いたときのメロディのか け合いや分離が心地よい、セカンドとヴィオラで一緒にリズムを刻み易い、ファースト・ヴァイオリンのメロディが聞こえてから弾いたのではタイムラグも生じ 遅れてしまうので今までより積極的に弾いていかないと乗り遅れてしまう(セカンド・ヴァイオリンとしての独立?積極性という意味ではメリットかな)、お客 様に近いところで演奏できる・・・・などが挙げられる。個人的には、「何が何でも対向配置は嫌だ」って訳じゃないが、ずーとこのままってのも考えもの。 ま、セカンド・ヴァイオリンの定位置が必ずしもファーストの隣じゃなきゃいけないって発想を拭い去るまではいろんな位置で弾いて、修業するのも良いか も・・・。

1.5 あっという間に正月休みも終わり、今日から仕事。明日、熊谷の文化創造館での演奏会、「マイスタージンガー」、ドヴォルザーク:交響曲第8番他の練習で す。僕は年末の「第9」を降りたので久しぶりのN響。今日はオケ全体がなんとなく正月モードで、いつもなら難なく決まるところとかも妙な感じで通過して いったりで可笑しかった。これも本番が始まるとすぐに修正されていくでしょう。個人的には、昼食後の練習中、とても眠くて困った。弓を落としそうになるく らい。休み中、好きな時間に好きなだけ寝ていた報いが出てしまった。因果応報・・・。

1.3 明けましておめでとうございます。早いものでもう3日が過ぎてしまいました。年末から京都に行って、元旦の恒例「ウィーン・フィル・ニューイヤーコンサー ト」を見終わってから車で京都を出発、明け方近くに東京に戻ってきました。今日のニュースを見てたら名古屋が大雪だとかで、帰省ラッシュもと重なって高速 道路が大渋滞になっているのを見て、無理して元旦に向こうを出て正解だったとほくそ笑んでしまいました。明日までゴロゴロして5日から仕事始めです。あ、 そうそう今年のニューイヤーは、途中に出てきたスペイン乗馬学校の馬が可愛かった。例年になくバレエが面白かったです。









2001年11月〜12月の旧酔っ払いの戯言










12.29 盛岡から帰ってきた翌日の25日、今度は札幌に遊びに行ってきました。ツアーで札幌2日間2万円、延泊しても5000円/1泊というこの安さに惹かれ、2 泊3日の完全な遊び。いつも飛行機や鉄道に乗るときは必ず楽器持ちか仕事の場合なので、今回手ぶらで移動するのに妙な違和感を感じるけど、それもすぐ忘れ て「楽器がないのはなんて楽なんだ」と感動。着いた日は、札幌の夜をブラブラ歩いてイルミネーションを見て、ラーメン食べて、寿司食って・・・。翌日は、 定山渓の手前にある温泉『まつのゆ』で一日ノンビリと。札幌からレンタカーをして約一時間、なかなか風情のある場所&雪で心も体もリフレッシュ。夜はまた もや、大通り公園のイルミネーションを見に街を散歩。3日目、今度は鉄道で余市に向かいニッカの工場見学を、と思ったら見学は25日までで終わっていたの で仕方なく工場内を散歩、ニッカの創設者竹鶴氏がウィスキー留学をしたスコットランド地方に気候が似ているということで余市にニッカの工場を建てた、とい うそこは雪で真っ白、去年の夏に来たときとはまるっきり印象が変わっていてビックリ。でもこれがスコットランド地方の雰囲気なのかも、と一人納得してきま した。その後、小樽を散策、お決りの運河、そして寿司と短いけど初めての冬の北海道を満喫してJALの最終便で札幌を後にしました。最後、乗った飛行機が 離陸滑走を始めて間もなく急ブレーキ、ブレーキ系のトラブルとかで出発が1時間遅れたというアクシデントのおまけ付きでした。 写真を撮ってきたので、いくつか写真館に載せます。

12.22 今朝見た夢、なんとH.シュタインが出てきた。場面はどこか外国の田舎街(たぶんドイツだろう)、我々が宿泊している小高い丘の上にあるホテルにシュタイ ンが迎えに来てくれて、これから街に飲みに行こうと小畠(N響ヴィオラ奏者)と3人で歩いて出かけた。シュタインは年の頃50歳前後、今よりもうちょっと 痩せていて体の動きも俊敏、石でできた小道を小走りで通り抜け、途中にすれ違う街の人たちと冗談を交わしながら行き付けの飲み屋に連れていってくれた。 とっても庶民感あふれるこじんまりしたそのお店で、シュタインはシュナップスをクイクイ飲んでいた。今までN響での雰囲気と違って、とっても茶目っ気たっ ぷり、気さくなシュタインに最初は戸惑い気味だった僕もだんだん慣れてきて、とっても楽しく酒を飲んだ。彼に勧められて彼のグラスでシュナップスを飲ませ てもらったが、僕には強くてすぐ回ってしまった・・・・、あたりで目が覚めた。会話は英語だったと思う。夢の中で、一生懸命英語を話そうとしていたから。 でも何を話したかは全然覚えていない。なんでこんな夢見たんだろう。多分、先日発売された『N響75周年記念 伝説のN響ライヴ』でシュタインの演奏を毎 日聴いているからだろう。シュタインのワーグナー、良いです。これがN響本来の音なんだなと納得させられました。とっても良い音しています。是非聴いてみ て下さい。 ここ数日、体調を崩していたので酒を控えめにしていたのだけど、今日は夜もゆっくりできたので家に貯まっていた日本酒をちょっと飲んでみたらすぐ回ってしまった。もう寝よう。

12.22 昨日は都内某スタジオにて「NHKスペシャル」の音録り。作曲は坂本龍一さんでした。これがあの『スネークマン・ショー』を作っていた坂本龍一か~、と一 人感慨深いものがありました。何度かリハを繰り返しているうちにすっかり彼の世界になってしまう、でも何一つ強引さは感じられない。音造りもニュアンスを とても大事にします。さすが世界の坂本と言われるだけある!!凄い指揮者が来たときと同じ懐の深さを感じました。 今日はひさし振りのオフ。天気が良いので布団を干して・・・と思ったらあまりの強風で干しても風で飛ばされてしまい5分で終了、しかたないので洗濯も部屋の中に干してます。最近、とっても空気が乾燥しているのでちょうどいいかも。 明日はフィリア・ホールでクリスマス・コンサート。その後新幹線で盛岡に移動して、24日朝から現地での練習に参加。それで今年の仕事納めとなります。

12.17 昨日昼間に自宅にかかってきた電話のこと。それは芸大の後輩を名乗る女性からでした。思わず「やっと来たか!!」と心の中で叫んでしまったその訳は、数年前に同じ人物(以下Mさん)から周りの同級生達に電話がかかっては、 「一度お会いしてお話ししたい。電話では言えないとても大事なことです。お時間はございませんか・・・。」 といった内容を繰り返すばかりで内容を全く教えようとしないので、非常に迷惑したという話しをいろんな人から聞いたからです。中には実際直接会いに行った男性もいて、彼の話によると 「待ち合わせた喫茶店に座るやいなや、両サイドを屈強な男に囲まれて逃げられないようにされた上で、怪しげな宗教に勧誘された、直接事務所に連れてかれそうになったところを無理やり逃げてきた・・・。」 とか。僕もその当時、Mさんから電話がかかってくるかと手ぐすね引いて待っていたのに結局かかってこなかったのでちょっと残念だったのが、やっと昨日か かってきたので喜んでしまったわけです。ただタイミングの悪いことに、暇が無かった(一度相手をし出すと小一時間は取られるとのこと)ので、 「今は地方に出ていて忙しいので・・・」 という言い訳をして電話を切りました。世の中、怪しい宗教が蔓延ってますね。宗教に嵌まっちゃった人から我々を見ると、 「私達の手で助けてあげたい」というちょっとひねくれたボランティア精神でやってくれるんだろうけど、こっちから見てると 「自分の為べきことも見つけられず社会に適応できないような人から心配されたくはない」 と思います。 それにしても、自宅に直接電話してきているにもかかわらず、「今は地方に出ていて・・・」の返事に納得して「じゃ、またかけます」と言って電話を切ってしまうあたり、もしかしてアタマまでイカレていないか心配ですけど・・・。

12.16 昨日までマロさん(N響コンマスの篠崎さんのことを皆こう呼んでます)の弦楽アンサンブルで、久留米、下関、北九州、徳山の4カ所で演奏会でした。それぞ れ前半で弦セレや『四季』を演奏した後、後半は地元合唱団や児童合唱、ハンドベルと一緒にクリスマス・キャロルを演奏するプログラム。クリスマス・キャロ ルは普段演奏する機会がないのでとても新鮮に感じました。また地元の合唱団、児童合唱、ハンドベルの子供たちが一生懸命でやってて楽しかったです。子供の 時にオーケストラと一緒に歌ったことがきっかけで、音楽に興味をもってその道に進むって人が出てきたらなあと思いました。
昨日の徳山終演後、他のメンバーは広島に宿泊したのですが、僕はそのまま駅に向かって夜行寝台列車『富士』に乗りました。最近は安く飛 行機に乗れるようになったし、新幹線もスピードアップして夜行列車に乗る機会がめっきり減ってしまいました。列車自体、運転本数減らされているしねえ。 昔、東京や上野から何往復も夜行列車が発車していたなんて、夢のような話です。『富士』のB個室はそこそこの広さがあるので、窮屈さはあまり感じませんで した。買い込んだビールと弁当を食べ終えると、することもなくなり早々に寝て、朝起きたのは浜松に着く直前。このまま『富士』に乗り続けると東京駅に9時 58分着、でも浜松で新幹線に乗り換えると7時ちょうど発の『ひかり』があるので東京には8時24分着で、1時間半も早く着くので慌てて浜松で飛び降りま した。やっぱり新幹線は速い。30分も遅く浜松を出たのに静岡には『富士』より早く着くし、『富士』だと静岡から2時間半もかかるのに、新幹線だと静岡~ 東京は約1時間。やっぱり新幹線ですね。

12.13 今、門司に来ています。今日下関で演奏会。昨日はここで夕方までリハーサルをして、夜は小倉まで呑みに出掛けました。いや~、そうとう呑んだ。5人(女性 一人含む)で日本酒2升は空いている計算。7時に飲み始めて11時過ぎまで店にいたから、約4時間かけてじっくり呑んだことになります。程よい酔い加減で ホテルに戻ってすぐ寝てしまいました。でも二日酔いにならず気分爽快の目覚め。ゆっくり呑むと体にも良いのでしょうか。あ、料理も美味しかった。食べたも のをメモしてきたのでここに書いておきます。『平目にこごり、タイラギ貝ヒモの酢の物、フグ刺し、鰈肝あえ、たこ、あおりいか海苔添え、あぶりたいらぎ 貝、サワラたたき、平目こぶ、たち魚たたき、アボカド数の子海苔巻き、よこわづけ、本マグロ、フグ白子と焼きフグあんかけ、牛テイルとスープ雑炊、たたき ワカメと松葉かにのかに味噌合え、ホタテとほうれん草のスープ仕立て、あん肝の竜田揚げとくじゅう大根の粥煮、フグあらと松茸の土瓶仕立て、天然鯛と松茸 の焼おにぎりお椀仕立て、プリン・・』
先日行われたプロレス-NOAHの三沢組vsノー・フィアーのGHCタッグ・タイトルマッチは、残念なことにノー・フィアーが勝った。なんで・・・・。悔しいです。

12.8 最近、急に寒くなってきました。昨日、風呂上がりにパジャマでゴロゴロしていたらすっかり体が冷えてしまい寒くて寝つけなかったので、今日は冬用のパジャマと袢纏を買いに行きました。早速着て、今これを書いています。袢纏、温かい。受験生になった気分です。 また、最近の不摂生が祟ったのか、お腹周りが苦しい今日この頃です。夏のヨーロッパ・ツアーから帰ってきたころは3キロも痩せていたのに・・・。今は人生のなかでマックス体重です。 明日はプロレス-NOAHの三沢組vsノー・フィアーのGHCタッグ・タイトルマッチだ。どっちが勝つかな。やっぱり三沢組に勝って欲しいな。

12.6 スウェーデン放送合唱団、素晴らしい!!今回の定期、ベルリオーズ:「キリストの幼時」は、この合唱団で成り立っていたように思えます。もちろん、ソリス ト陣(特にJ-M.エインズレイ)も素晴らしかったのですが、エピローグに現れるア・カペラの合唱とテノールの語りで総てを回想して「アーメン」で全曲を 閉じるまでが今回の白眉でしょう。これを聴いただけでもお金を払う価値は十分にあるのを、二日続けて、しかもステージ上の特等席で聴けたなんてなんて幸せ なことなんでしょう。終わった後は動くのが嫌になるくらい、ドップリと音楽に浸っていました。また、合唱のみで歌ったアンコールがとても素敵で、ひと足早 いクリスマス・プレゼントのように聞こえました。
デュトワの指揮を見ていると、どうやら歌物は苦手に感じます。特にレシタティーヴォは、先月のサンティ、先々月のサヴァリッシュとレシ タティーヴォでの完ぺきな棒捌きを見てしまったためか、デュトワがアタフタしているように見えました。デュトワはリズムをあまりにも正確に刻めてしまうか ら、もしかしたら歌手に自由に歌われるのが嫌なのかなとも思いました。テキストが先か、それともメロディが先か・・・・、難しい問題です。

12.3 先日の盛岡は寒かった。それでも現地人に言わせるとまだ温かいほうだとか。本当の寒さはこれからなんだろうなあ。今月下旬にもう一度岩手に行く予定なのでその頃には完全に冬になっているだろう。もしかしたら雪を拝めるかも・・・。 今日はデュトワでベルリオーズ:「キリストの幼時」の練習でした。合唱はあのスウェーデン放送合唱団!少人数であの声量、純度の高い響き、表現の幅も広い し、さすが上手いです。デュトワのベルリオーズは以前やった幻想交響曲や「ロメ・ジュリ」、「ローマの謝肉祭」序曲などから判るように、非常にシンプルに 楽譜に書いてある通りの演奏を求めます。楽しみにしていたのですが、ゆったりとした曲調が全曲を支配しているせいか、今回はよく判らない感じ。また、速い 場所は楽譜の指定より数段速くて歌の言葉も喋りきれないほどだし、オケもちょっと限界を超えています。明日になったら少しは理解できるようになるかな。

11.30 今日は岩手大学管弦楽団とシュエット室内合奏団のトレーナーとして盛岡に来ています。朝6時過ぎの新幹線に乗って10時からまずシュエット室内合奏団の練 習。この合奏団とは今年の7月にN響で東北ツアーに来ていた際に練習にお邪魔してからの付き合いで、来年4月のコンサートに一緒に参加することになり、そ の下準備のために今回練習に参加しました。午後2時頃まで練習して、いったんホテルに入ってから今度は5時から岩手大オケの練習。こっちは今年ブルック ナーの6番をプログラムに載せています。プロ・オケでもあまりやらないこの曲をアマチュア・オケが採り上げるのですから、教えるほうとしても大変です。最 初はどうなるかと思ったけど、やっているうちにいい曲だと思うようになりました。ブルックナーって、弦楽器は弾きにくいしオクターヴや5度の音程が多くて 左手にすごく負担がかかります。けっして弾きやすくはないし。しかも管楽器だけとかヴァイオリンだけとか、丸裸になるカ所もたくさん、ってことは音程を外 しただけでもモロバレになってしまうんですね。でも、敢えてその難しい曲に挑戦するからには、いい音楽を目指して頑張って欲しいものです。

11.29 Quintetto Alberi、第5回演奏会は無事終了しました。御来場下さった方々、どうもありがとうございました。かつしかのホールは響きが気持ちいいので、大変弾き やすかったです。梅雨時だと換気が巧くいかなくてジメ~として最悪になるんですけど、今回は天気も良く空気が乾燥していたので問題なしでした。個人的なこ とを書くと、今までは室内楽の本番が終わると肩はバリバリ、背中は痛い、ボーッとしてダラーッとしてしまうのが常だったのが、昨日はそんなことにならず体 がとても楽な状態でした。いつも一緒にアンサンブルをやってきたメンバーなので、無理をしないで演奏できたのが良かったのでしょう。 演奏のことを書くと、アルブレヒツベルガーは、凄い緊張してたけど落ち着いたテンポで弾けたし、フーガの部分で落ちなかったので良しとしよう。フーガで落ちると復活できないまま終わってしまうので、みんなピリピリしながら演奏してました。 ベートーヴェンは、やっぱり難しい。中でも第1楽章と第4楽章の「Allegro moderato」のテンポ作りが難しい。単なる「Allegro」じゃなくて「Allegro moderato」だもんねー。その中で、曲の始めから徐々に積み上げていって最後まで一貫した大きな流れを作るのは、やっぱり難しかったです。第3楽章 は、あの単純なメロディだけにさらに難しい。昔、学校の和声の先生が、 「ベートーヴェンは、メロディは2流、和声も初心者程度の技術しかない、けれども心をつかむのは超一流」 と言っていたのを思い出します。第9の有名なメロディもそうだし、今回の第3楽章もそう。音階に毛の生えた程度の、簡単な旋律だけであれだけ凄いテーマにしてしまうところにベートーヴェンの凄さがあるのでしょう。 フンメルは、ピアノの演奏技術を格段に進歩させた人だけあって、かなりソリスティックなピアノに弦が付いている感じ、小型ピアノ協奏曲のようでした。とて も短い第3楽章は、後のショパンの協奏曲の緩徐楽章を思い出させる雰囲気、ショパンがパクったのかな。変ホ短調という調性は、弦楽器にとって響きにくくて ちょっと苦労しました。ま、なにはともあれ無事終わってよかったです。ボロボロにもならなかったし・・。 次回は?そろそろネタ切れか・・・?

11.25 今日とてもショックな出来事がありました。それは、昼食の最中の出来事でした。仕事先でのリハーサルまでまだ時間があったので、食料を買ってきて楽屋で食 べようと思い買ってきたのは○ーソンの特大のおにぎりです。そのおにぎりは鶏そぼろ、シャケ、高菜の3つの具が入っています。僕はその中でもとくにシャケ がお気に入り。普通のおにぎりよりも二回りほど大きく、しっかりと海苔で巻かれているそのおにぎりからちょこっと顔を出すシャケを見ると、他のお弁当のこ となんかどっかに行ってしまうほどとても魅力的に感じるのです。しかもそのシャケは、脂ののった腹側の部分。ご飯とシャケの脂が混じった味を想像するとい てもたってもいられなくなるのをグッと抑え、急いで楽屋に戻りまずは鶏そぼろのコーナーから口をつけました。僕には、美味しいもの、大好物は最後に食べる という癖があります。今日もその習わしをいつもの通り遂行した、そこまではよかった。鶏そぼろを食べ終えちょっとよそ見をした瞬間、軽い手ごたえとともに シャケが落ちてしまいました。幸い楽屋には誰もいません。3秒以内に拾ったものの、流石に「落ちたものを喰う」のに抵抗を感じ泣く泣くシャケを諦めること に・・・。なんのためにあのおにぎりを買ったのかよく判らないまま、悲しく昼食を終えました。

11.22 Quintetto Alberiの演奏会、もうじきです。今回は当初予定していたヒンデミット:「8つの小品」が楽譜を購入したところ、ヴァイオリンが2本必要だということ に気がつき、慌てて選曲をし直したのです。その代わりにプログラムに入ったのは、アルブレヒツベルガー:「アダージオとフーガ」。このアルブレヒツベル ガー、あまり馴染みのない作曲家ですが実はベートーヴェンの和声の先生でもあり、その当時はかなり有名な作曲家でした。また対位法の大家としても知られて います。そしてフンメルはアルブレヒツベルガーとサリエリに作曲法、ハイドンにオルガンを学び、ベートーヴェンと親交を持っていた、やはり当時有名だった 作曲家。今回のメインはベートーヴェンの「大公」トリオということで、図らずもベートーヴェンにゆかりのある作曲家シリーズになってしまいました。題して 「アルブレヒツベルガーはお好き?」 なんて地味なタイトルなんだ・・・。ま、皆さん良かったら聴きに来て下さい。
明日は祝日だったとは知らなかった。休日だと道が空いていて、いつもより楽にホールに行くことがなによりも嬉しい。

11.18 昨日と今日は大阪のNHK新ホールでの演奏会。昨日は京都の実家に泊まるので、6時過ぎに終わって京阪電車に乗って京都に向かいました。といっても今回は 誰もいないので、近所の呑屋に一人でいってみたら大当たり!まず刺し身の3種盛りを注文、中身はタコ、カンパチ、よこわ。よこわは適度に脂がのっている し、カンパチも美味い。脂でもたれた口をさっぱりさせてくれるタコも甘味があって美味しい。それに飾りも紅葉があしらってあって季節感出しているし、大根 もちゃんと手で剣にしてあり、細かいところにいろいろ気を配っている様子。次は串カツを注文。それぞれ中身の違う串が5本入って600円はお得、その後も 霧島(芋焼酎)と一緒にスジと大根の煮物、牡蠣のおろしポン酢あえなどを食べて、久しぶりに気持ち良く呑みすぎてしまいました。帰りに巻き鮨をお持ち帰 り。家に帰ってそれを摘んでから寝ました。 今日はまた同じホールで演奏会、東京の公演を加えると全部で4回弾いたことになります。これだけワーグナーを続けて演奏したのは初めてかも。さすがに疲れ ますね。たった2時間程度でこれなので、再来年の『ジークフリート』をやるときは一体どうなるのでしょうか?ボロボロになっていたりして。適度に手を抜 くって訳にも行かないしね~。今日は終演後、すぐに地下鉄に乗って新大阪に向かい、新幹線で東京に帰りました。今、上野駅で出発待ちの車内です。なにやら 日暮里駅で線路に人が立ち入ったとかで遅れています。まったく迷惑な・・・。

11.15 ネルロ・サンティ指揮のオール・ワーグナー・プロの初日が終わった。ワーグナーは弾くだけでも大変な上に、アンサンブルや細かいニュアンスを要求されるの で弾き終わるとどっと疲れる、ハズなのに昨日の演奏会では、「もっと弾いていたい」という気持ちになった。凄い指揮者だ。とっても緊張したけど楽しかっ た。今日もサントリーで本番。 終演後、久しぶりに「北馬」へ飲みに行った。飲んだ、久しぶりに飲んだ。「イカごろ炒め」が美味しかった。

11.10 今日は土曜日でただせさえ普段運転しないドライバーが行楽地へ向かう上に雨が降っていたからでしょうか、首都高の情報を見たらいたるところで事故渋滞。そ んな中、高輪学園高校での室内楽演奏会に向かいました。この演奏会には去年もピアノ・トリオで出演し、その時のチェロは今年7月に亡くなられた三谷さんで した。生前三谷さんがプログラムやメンバーのことなど演奏会のことを大変気にしていたので、今日の本番はある意味三谷さんの追悼コンサートでもあります。 プログラムは、6月に三谷さんが入院されていた病院で行ったサロン・コンサートで演奏したモーツァルトの第3番とドヴォルザークの「アメリカ」と、きっと 演奏したかったであろうブラームスのピアノ五重奏曲でした。 ブラームスを今回初めて第1ヴァイオリンを弾いて見て、つくづく体力の無さを感じました。第3楽章でこれ以上ないくらい盛り上がった後に、第4楽章そして 追い撃ちをかけるようなコーダまで集中力と体力が持たなくてちょっと悔しい。美しい第2楽章(三谷さんに捧げるつもりで弾きました)で後のことを考えずに ガンガン弾いてしまったのがいけなかったのだろうか・・・。今度やるときはペース配分を考えて演奏しようと思います。 演奏会の後、Quintetto Alberiのリハーサルをしたのですが、ヘロヘロ状態でほとんど練習にならず早々に切り上げてしまいました。家に帰っても疲れて練習できなかった し・・・。明日からのオール・ワーグナー・プロは、まだ見ていません。ヤバイ・・・。

11.5 今日は久しぶりにオフ。ゆっくり寝ました。昼前に、郵便局やスーパーに買い物へ。近所にある西友に行ったら、今日はセゾンカード会員5%オフの日、しかも 冷凍食品が40%割引とあっていろいろ買い込んでしまいました。最近の冷凍食品は味も良くなってバカにはできません。下手したらそこいらのラーメン屋より ずっと美味しいものがあったりするし。今日食べたニチレイの「本格炒め炒飯」もパラパラ炒飯になっていて美味しかったです。
みどりブタさんの掲示板書き込みで気付きましたが、今日でホームページ開始からちょうど一年です。あっという間でしたね、1年。最初の 頃はこまめにネタを探してはアップしていましたが、最近は怠慢気味で目新しい情報を収集していなかったので、これを機にまた新鮮なページ作りをしていこう と思います。

11.4 今日は、群馬県の太田市に「国民文化祭 音楽の祭典」を聴きに行ってきました。日本全国からアマチュアの音楽愛好家が集まって「オルフ:カルミナ・ブラー ナ」と、ジュニアの部として「アイーダの凱旋行進曲」や「フィンランディア」他を演奏するお祭りです。会場となった太田市体育館に特設のステージが設けら れオーケストラと合唱合わせて約1000人、お客さんもぎっしりの大盛況でした。全国から集まって「カルミナ」を一緒に演奏するといろんな人たちと交流で きて良いし、特にジュニアの部で小学生から今回のようなオーケストラに参加することは、将来いろんな意味で有意義なことだと思います。今回の演奏会を企画 から終演までやり遂げたことはとても大変だったと思いますが、是非このような企画を続けていって欲しいものです。出演者とスタッフの皆さん、お疲れさまで した。

11.2 今日は古河文学館でAlberi String Quartettのベートーヴェン・ツィクルス第2回目でした。ここはキャパシティが80人弱ほどのサロンで、お客さんが真近で聴いているので変に力むこ ともなく弾けるます。逆に、近いと嫌な緊張もしますが・・・。アットホームな雰囲気で個人的に好きな会場です。カルテットの第1番は今回初めて全曲を弾き ました。練習中は個人的になじめない部分があって迷いがあったのですが、本番ではそんなことを考えずに思い切って弾くことができて満足です。細かい部分は いろいろミスもあったけど、まあ、良しとしています。次回は来年2月22日、今度はカルテットの第2番とヴァイオリン・ソナタ第1番、ピアノトリオ第3番 に小品3曲という盛りだくさんのプログラムです。

11.1 昨日、今日はサントリーホールで定期演奏会、サヴァリッシュの指揮でドヴォルザーク:交響曲8番、リヒャルト・シュトラウス:「ティル」とツィンマーマン のソロでヒンデミットのヴァイオリン協奏曲。サヴァリッシュについては今更もう何も言うことはありません。「世の中、凄い指揮者がいるもんだ、参りまし た」の境地です。でもさらに凄かったのがツィンマーマン!僕、大ファンなんです、この人の演奏。初めてツィンマーマンの演奏を聴いたのは13年ほど前にグ ラズノフの協奏曲をFM放送で演奏しているときで、あまりの見事さにすぐさま大ファンになり、多分発売されているCDはすべて買いあさっているはず。来日 公演もその頃は全部聞きに行ったし、サインも部屋に飾ってあります。その頃も凄かったけど、今回はさらに磨きがかかって惚れ惚れするばかり。どの音をとっ ても艶やかな音色でムラが無いし、音程も完ぺき、何であんなに楽々と弾けるのか不思議です。いい音楽に触れることができて、心洗われるような気がしまし た。明日からも頑張ろうっと。 あ、明日はAlberi String Quartettのベートーヴェン・ツィクルス第2回目だ。今回は弦楽四重奏曲第1番がメインで、ピアノ・トリオとチェロ・ソナタそれぞれ2番とロンド1 曲が入ったプログラムです。僕はロンドとカルテットが出番。ロンドはのちにクライスラーが「ベートーヴェンの主題によるロンディーノ」を作曲するきっかけ になった作品で、短くてかわいらしい曲です。たまに室内楽をやると、普段の癖をいろいろ発見できて勉強になる。明日も演奏会が楽しみです。










2001年8月〜10月の酔っ払いの戯言











10.28 昨日、一昨日のサヴァリッシュの定期はやはり凄かった!!何がどう凄いのか説明できないのが悔しいが、すべてが納得できる演奏(指揮ぶり)というのだろう か、無駄なことが一つもなく楽譜に書いてあることをちゃんと演奏して、「これがすべてだ!!」と示しているような感じ、なかなか味わえません。ベートー ヴェンでのテンポ感やバランス、表情・・・、これがベートーヴェンなんだ、う~ん、凄い。また「ドン・ファン」の演奏中、サヴァリッシュが一瞬シュトラウ スの音楽にもたれ掛かるような表情をしながら振っているのを見てなんかとても嬉しくなった。だって、なんでもかんでもコントロールしてしまうあのサヴァ リッシュが、そんなぁことするとは思えなかったものだから・・・。 N響の音も、中で弾いていて「きっとこれがN響伝統の音なんだろうな」と思うくらいいつもと違う音になってたし。いつもと違うといえば、お客さんの拍手の音も今日はすごく厚い音がしていた。サヴァリッシュ、恐るべしです。

10.25 明日のN響定期公演は、サヴァリッシュ指揮で「ドン・ファン」、ベートーヴェンの第7番にシューマンのピアノ協奏曲です。このプログラムは37年前にサ ヴァリッシュが初めてN響を振ったときと同じプロだそうで、さぞかしサヴァリッシュにとって感慨深いのではないでしょうか。当然、僕はまだ産まれていませ ん。またその当時のソリストが今回と同じ園田高弘さんだというのも、尚更です。サヴァリッシュは現在78歳、園田さんがその5つ下ですが、二人とも若 い!!背筋はピンとしているし、音楽が生き生きとしていて、その辺の70歳とは訳が違います。あの若さの秘訣はなんなのか訊いてみたい。

10.22 旅行から帰ってきました。今回は 1日目 竜泉洞、岩泉線に乗って、夜は新鮮な魚で酒を飲む。 2日目 浄土ヶ浜を見て観光船に乗り、魚菜市場で魚を購入、宮古のラーメン屋「ピカ一」に寄ってから三陸海岸沿いを南下、釜石、大船渡、碁石海岸、陸前高田を回って一関温泉郷。 3日目 厳美渓を見て、一ノ関で酒蔵の見学、松島経由で塩釜に行って寿司、地酒の購入。仙台に戻ってヴィオラの佐々木と飲み会。 以上のような旅行でした。ちょうど紅葉のシーズンで、景色を楽しみながらゆっくり出来て良かったです。盛岡から岩泉に向かう途中が一番紅葉がキレイだった。そこから南下するにしたがって、気温も上がるし緑も増えてきました。 景色は何と言っても浄土ヶ浜でしょう。松島もきれいだけど、人が多いのと観光地化していて興ざめ。水のキレイさでも浄土ヶ浜のほうが上でした。食べ物も宮 古で入った「はまゆう」は、素晴らしいお店でした。特にドンコのたたき。ドンコという見た目グロテスクな魚だけど、身は白身であっさりしているところに肝 をいっしょに和えて食べるこのたたきは、コクがあるけど上品な味わいで美味しかった。ラーメン屋「ピカ一」もアッサリしたスープと自家製の細麺がマッチし て、いくらでも食べられそうな感じでした。それに比べて一関温泉郷で泊まった老舗の温泉宿はイマイチ。山ノ中の宿で、マグロやイカの刺し身が出てくるし、 カニの甲羅のグラタンも冷凍物みたいでいただけない。しかも予定した時間より遅いしどれも冷めていて、期待しただけに残念でした。やっぱり真面目に商売し ているお店で食べるほうが、変なものは出てきませんね。

10.18 怒濤の10月も一段落し5日間休みになったので、東北に車で旅行に出掛けました。今日は宮古に来ています。主な目的は、岩泉線に乗ること。また、宮古には 今年の8月にN響公演で来ているのですが、その時は全身蕁麻疹になってしまい魚も酒も味わうことなく帰ってしまったので今回はその雪辱戦も兼ねての旅行。 まず竜泉洞を見てから岩泉駅に行き、1720発の岩泉線へ。岩泉線は朝1本、夕方2本の一日3往復しか走らないローカル線で、岩泉と茂市の間を約50分 で結んでいます。これに乗るためには宮古からでも一日がかりになってしまうので、よっぽど時間に余裕がない限り乗ることが出来ません。今回、なんとしてで もこれに乗るべく、朝から車を飛ばして岩泉にむかったのです。午後5時頃でもうすでにあたりが薄暗くなって来て、発車したときには真っ暗で景色を楽しむこ とは出来ませんでした。おまけに朝からずーと車を運転していた疲れからか、ぐっすり寝込んでしまい気がついたら茂市に着いていました。なんのために乗りに 来たのかよく判らない・・・・・・。

10.16 昨日、今日と17日に三鷹でやる中川順子 ソプラノ・リサイタルの練習でした。指揮は、イタリア人のパオロ・フィアミンゴ。とても気さくな人です。英 語で喋っているはずがいつの間にかイタリア語になっているのに、こっちは英語だと思い込んで聞いているので会話が最初のうちは噛み合わなくて困りました。 でも今日は、随分コミュニケーションもとれるようになってきました。 今回のオーケストラは、このために集めた特別編成の弦楽合奏。みんな仲間内で、和気あいあいと練習しています。チェンバロには、芸大時代、僕にバロックを 仕込んだ上尾さん。オランダに9年間留学して今年帰ってきたばかりの人です。素晴らしいチェンバロです。また別の演奏会でも企画して、是非一緒に何かやり たいですね。

10.14(さらに夜) 今日もサヴァリッシュの「エリア」でした。いやー、凄かったです、感動しました。全部で42番まである小曲を息もつかせず、一気に聴かせてくれました。今 回は両日とも弾いてて涙が出てきました。特に35番の揺るぎないC-DurChoralから36番の男声合唱に移ったところなんか、聴きにいらした方も 同じだったのではないでしょうか。メンデルスゾーンが大好きな僕としてはその他にも、19番 Andante sostenutoのヴィオラとチェロで始まるメロディや、その先の「干ばつから恵みの雨が降り、神に感謝」して第1部の終わりまでたたみかけていく盛り 上がりなど、どこをとっても飽きることなく演奏できて幸せでした。サヴァリッシュのバトン・テクニックも凄すぎる!!現在、あれほどすべての要求を棒で示 して楽員に理解させる能力を持った指揮者は、彼以外にいないのではないと思います。これはいわゆる評論家が「誰それのバトン・テクニックが素晴らし い・・・」と言っているのと、次元が違う種類のものです。実際にサヴァリッシュの前で練習から演奏してみないと絶対わからないでしょう。 終演後の楽屋では、「今後これほどのエリアをやることなんて無いんじゃないか。」、「もう2度と出来ない」と、言っている人がいましたが同感です。でも、また是非とも演奏したい。

10.14 昨日は霧ケ峰のヒュッテ・ジャヴェルでピアノ・トリオの演奏会。「エリア」の本番の間にある1日の休みに霧ケ峰を往復しなければならないので、一昨日サン トリーホールの終演後、車で諏訪まで移動しました。12時半ごろホテルについて飲み物確保のためにコンビニに行って戻ってきたら、体のデカイ外人が廊下を 大声で話しているので「うるさいなあ」とちょっとムッとしたけど、部屋に戻ったら溶けるようにすぐ寝てしまいました。翌朝、チェックアウトをしていたら昨 晩の外人がまだウロウロしているので、よーく見たらどっかで見たことのある顔。「スティーヴ・ウィリアムスだ!!」。どうやら10月12日に全日本プロレ スが諏訪で試合をした後、外人チームが同じホテルに宿泊していたのです。思わず写真・・・って思ったけど、カメラ無かったし、週間プロレスも部屋に置いて きてしまったし話すきっかけすら見つからない。しかも、かれらの会話は聞き取りにくいブロークン・イングリッシュのうえにだみ声で、何を話しているか全く わからなかった。彼らが消えた数分後、ホテルの前をジャイアント馬場の写真がデカデカと載っているバスが走り去っていきました。 霧ケ峰での演奏会は、とても暖かいオーナーとお客さんに囲まれてリラックスして演奏できました。標高1700メートルにあるヒュッテ・ジャヴェルは、先代 のオーナーが一人で建てたそうで、いろんな雑誌でも紹介されています。空気はとてもキレイだし、水も美味しいし素晴らしいところでした。演奏会が終わっ て、真っ暗な道を懐中電灯で駐車場まで送って頂いたときに見上げた満点の星空は、感動モノでした。 怒濤の10月も今日の「エリア」の本番と17日のイタリアン・バロックの演奏会が終われば一段落。温泉にでも行こうかな。

10.10 朝起きて、「お~、今日は体育の日か」と思っていたら、今年の体育の日はもう過ぎていました。体育の日って今まで天気が良かった記憶があるけど、今年(といっても日にちだけ)は土砂降りでしたね。 さてサヴァリッシュ、凄い。先週のデュトワと比べて、練習の密度が濃い濃い。一コマ(1時間)練習するとどっと疲れます。チェロのTさんは「サヴァリッ シュの一コマはデュトワの1日分の練習くらいある。」と言っていましたが、まさにその通り。普通、良い指揮者で充実した練習をしたときは時間が経つのが早 くてあっという間に一コマが終わるものですが、練習が充実しすぎると神経の方が先にヘバッて来るのでたまりません。もう既にボロボロです。 「エリア」については、初めてやる曲なので難しくて大変ですが、とっても素晴らしい曲です。メンデルスゾーン独特の溢れ出てくるようなメロディが次から次へと出てきて、鳥肌が立つほど感動しながら練習してます。本番でもこの調子で弾きたいものです。

10.5 今日はN響創立75周年記念特別演奏会でオルフ:「カルミナ・ブラーナ」の演奏会。「カルミナ」をちゃんとやるのは初めて。約1時間かかるこの曲は長いか ら飽きるかと思ったけど、思った以上に楽しめました。ただ全体的に速めのテンポでかっ飛ばすデュトワの棒は、歌の人には可哀想かも。早口言葉選手権のよう になっていました。しかも練習と本番とテンポが違ったりするのでさらに混乱を招く原因にも・・・。明日はすこし落ち着いて弾きたいです。 9月からの新シーズン、そして今回と来週の特別演奏会(メンデルスゾーン:「エリア」)、さらに10月定期、11月定期と、大曲が連日押し寄せてくるの で、少々お疲れモードです。特に今月は実質5回の定期演奏会のようになるのでかなりキツイ。僕はブラームス:第1番他のプロが降り番なので、あと一週間、 「エリア」をやれば一段落です。おっと、その前に盛岡に行ってくるんだった。もう寒くなっていることだろう。

10.4 引っ越しをしてやっと荷物が片づきました。今は、新しいオーディオ・セットを徐々に増やしているところ。先日はDATデッキとスピーカーを買いました。最 DATって随分安くなっていますね。以前使っていたビクター製のデッキは定価で¥200,000-もしていたのに、今回買ったパイオニア製のは値引きさ れて約4万円。当初10万円くらいはかかるかなと思っていたので、余ったお金でタンノイの小さなスピーカーを買いました。あこがれのタンノイがこんな値段 で買えてしまう(もっとも昔からあるタンノイではないけど)なんて夢のようですが、ノーブルな音に自己満足。ちゃんとしたタンノイは高くて買えません。 明日はデュトワの指揮、NHK交響楽団創立75周年記念特別演奏会、オルフ;「カルミナ・ブラーナ」の演奏会です。今日もみっちり練習。特に前プロにある リーバーマン:「モーツァルトの主題による変奏曲」のデュトワに献呈された曲だからか、デュトワの入れ込みようは凄い。かなり細かく練習しました。全体の 感じとしては、聞きやすい曲で散文形式のような感じです。

9.28 今日は、市川でN響の本番、ヨーロッパ・ツアーから約一ヶ月ぶりにデュトワが帰ってきて、ラヴェル:「マ・メール・ロア」、ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 (堀さん独奏)、「シェーラザード」(まろさん独奏)でした。目玉はなんといっても、二人のコンサートマスターがそれぞれ協奏曲と「シェーラザード」のソ ロを弾くなんとも豪華なプログラムでそれぞれの個性がハッキリでていて楽しい演奏でしたが、それ以外に前プロとして演奏したラヴェルについても、デュトワ の特徴が表れていて素晴らしいと思いました。デュトワは、彼がもっとも得意とするラヴェル、ドビュッシーなどになると、途端にすべての歯車が噛みあうとい うか、何をやっても彼の音楽、音色、表情になってしまうし、とても説得力のある演奏になります。今日も弾いていて、「マ・メール・ロアってこんな素晴らし い曲だったんだ・・・」としみじみ思いました。今まで同じ曲を何度か演奏していてもいまいちシックリこない場所、どう演奏してよいのか解らないまま通り過 ぎていたところが、まるでパズルがピタッとはまっていくように解決していくので、とってもすっきりした気分です。デュトワ、恐るべし!! また、今日本番前には市川のホールのご近所にお住まいのN響根津さんのご自宅にお邪魔して、大変豪華な食事をご馳走になってしまいました。広いお家で(しかも、オーディオ設備も充実していて)、とても居心地がよかったです。

9.23 昨日今日と、広上さんで明日オーチャードでやる演奏会の練習があった。広上さん、素晴らしいです。あれだけ個性的にハッキリやりたいことを要求をしていな がら嫌みっぽくならないし、やってみると納得させられることばかりで本当に感心します。動きや表情はとっても可笑しいのだけど、出てくる音はキレイで正統 的な響き。演奏していてとても楽しいです。きっと明日はもっといい演奏が出来るんじゃないかと、期待しています。 それはそうと掲示板に書き込みしてくれた「お嬢」ことしまちゃん。お夏歌手、お懐かしゅうございます。彼女とは芸高時代からの同級生で、大学入学後にアメ リカに留学してからは音信不通だったのだが、こんなところで再会するとは・・・。ホームページ、見に行ったけど難しくてよく判らんかったぞ。 と、こんなことを書いていたところ、あの横山から人づてでtelが。横山ってピアニストの横山です。 今九州で飲んでたら、そこにいた人がたまたま俺の知り合いで、その人が代わりに電話をかけてくれて、晴れて10年ぶりくらいに会話をしてしまった。 今日は、シマといい、横山といい、なんかとっても懐かしい一日であった。

9.19 今週の定期は降り番。昨日は北馬貸し切り大宴会!約20人程が集まり、夕方6時過ぎから12時まで飲んで喰っての楽しい宴でした。え?何故そんな宴会をし たかって?一度北馬を貸し切ってみたかったってのが最大の理由、その次にどうせやるなら味覚の秋・・・・・ま、一身上の都合によりって事にしておきましょ う。思い出すままに食べたものを書き出してみると、柿をくりぬいた器に白あえ、身欠きニシンの和え物、焼き銀杏、栗、イナゴ、茶わん蒸し(湯葉入り)、特 大マツタケ土瓶蒸し、お造り盛り合わせ(ヒラメ、カンパチ、サザエ、平貝、甘エビ、たこ、アオリイカ?・・・)、霜降り馬刺し、半生状態の焼きタラバ(ミ ソが絶品)、マツタケと栗の炊き込みご飯etc・・・・、ざっと思い出してもこれだけのものを大変美味しくいただきました。もうお腹一杯なのに、まだ食べ られてしまうところが美味しい料理の凄いところです。6時間もよく食べたものだと我ながら感心。その後も数人が自宅に寄ってくれて、3時頃まで飲んでまし た。昨日来てくれた皆さん、どうもありがとうございました。 今日は、二日酔いもあまりたいしたことが無かったので用事を早々に済ませ、夕方から東京ディズニー SEAに行ってきました。平日なのにかなりの人出にちょっとビックリ。まず最初に「セイル・アウェイ」ショーを見て感激。ドナルドやミッキーが踊るのも凄 いが、周りのダンサーの踊りに見とれていました。ああいうのは、何回も見てみたい。その後船に乗ってぐるっと一周して、ブラブラ歩いてはあまり待たなくて も乗れそうなアトラクションにちょこっと乗って、最後にディズニー・シンフォニーを見て帰ってきました。ディズニー・シンフォニーは凄い人でミッキーは全 く見えず残念。でも花火と音楽の芸術には圧倒されました。全体的にはディズニーランドの方がゆったりとしていて気持ちいい。ミッキーもいたるところに出没 するし、それに比べてSEAはなんとなくせせこましい感じがする。もっとミッキーマウス要員を増やして欲しい、なんて書くと夢が無い?

9.14 今日はメルクルの定期、イタリアン・プロでした。全体的にはいろんな部分でどうこう注文をつけたくなるところも有るのですが、それ以上にやっぱり音楽は素 晴らしいと一人感慨深く思ってしまいました。今回は、メンデルスゾーンの「イタリア」以外小編成(8型)中心だったので、僕自身が特別緊張していたっての も大きな要因ですけど、先日のアメリカでの事件やらで何となく気持ちが殺伐としていたところに素晴らしい作品が目の前にあって、「これら作品はいつの時 代、どんな状況でも不変なんだなあ・・・。」と思ったら、なんか今起こっているいろんな出来事がとっても小さい事のように思えてきて演奏に集中することが 出来ました。
台風のその後、昨日車を修理工場に持っていきました。エンジンをかけてみたところ、未だにうまくかからず3回目にしてやっとかかり、そ の後も恐る恐る運転しながら約10キロ離れた工場に行きました。見てもらったところ、エンジン内部やコンピュータ系のトラブルはなかったようで、電気系の プラグやらそれに関連する部品の交換だけで済みそうです。しかも幸いなことに、車の保険に台風や水害での被害の補償がついていたので問い合わせてみたとこ ろ、全額保険で賄ってもらえるようなのでとってもラッキー。車は来週には無事戻ってくる予定です。

9.11 台風、凄かったです。皆さん、被害も無く無事に過ごされたでしょうか?今日はN響の練習があるので、車で出かけました。いつもより交通量も少なく、また朝 のうちは雨も小降りで無事に練習場に着きました。練習場ではテレビのニュースをみんな食い入るように見ては、窓から見える外の様子と見比べてあ~だこ~だ と話していました。 3時過ぎまで練習をし、台風も通り過ぎた都内をいつもの道で帰宅。もうすぐ家に着く直前で、いつも通る利根川河川敷の農道が冠水していました。前の車はそ のまま進んでいくのでついていくと、「この先通行止めなのでUターンして下さい」と警告を発しながら走ってくる道路公団の車があり、仕方なくUターンする ことに。いつもなら道の両わきが田んぼのところを、あふれ出た泥水が川のように流れていて一体何処が道なのか全く判らない中、前の車について行くと突然エ ンスト!その後、いくらエンジンをかけてもかからず、後ろから来る車はドンドン追い抜いてゆき、気がついたら一人あふれた水の中に取り残されてしまいまし た。JAFに電話をかけたら救助に約1時間半ほど掛かると言われ、仕方なく自力で車を押して出ることに。しばらくすると、先程の公団の人が助けに来てくれ 取りあえず水の無いところまで車を押してくれました。話を聞くと、利根川の水が一杯になると排水路に流すため、これからドンドン水は増えるから早くここか ら非難したほうがいいって。そんなこと言われても、車はエンジン掛からないし、楽器はあるし、途方に暮れていたら、思った以上に早くJAFが助けに来てく れ、エンジンルームを見て応急処置をしてもらい、なんとかエンジンがかかるようになって帰宅することが出来ました。 その時の説明だと乾けば大丈夫だろうということだったので、夜、試しに車を走らせてみたところ、エンジンは掛かるけど、なんか音が変。途中3回ほどエンス トしました。ヤバイかも。折角先月車検通してこれからガンガン乗ろうと思っていたのに・・・。取りあえず明日は様子を見て、明後日ディーラーに持って行こ うと思っています。いやー、とんだ災難でした。面白がって水があるところなんか行かないほうがいいですよ。
そして一段落してテレビをつけた時に衝撃的な映像が飛び込んできました。

9.9 今日は先日の定期と同じプログラムで、足利市民会館での演奏会でした。台風が近づいているとかで雨模様の天気のなか、沢山のお客さんに来ていただきとても 嬉しく思いました。今日の演奏も全体の印象はあまり変わりません。個人的に思ったことで、「なんかもう少しピタッとくる瞬間があるんじゃないかな・・・と 思いながら結局終わってしまった感じ」です。例えばテンポ設定ですが、「理想通りにもしいけたならどれだけ素晴らしいんだろう、でも、現実は難しいよ ね」って感じかな。それでも終楽章の盛り上がりはさすがだと思いました。来週はイタリアン・プログラムです。5曲もあるので譜読みが大変。

9.7 メルクル指揮のブラームス、如何だったでしょうか?そうねえ、ハンガリー舞曲はいくつか疑問が残るテンポ設定だったかな。交響曲に関して、1楽章と2楽章 のユッタリ目のテンポは僕は好きです。そのまんま行っちゃうと間が持たなくなってしまうので、その辺が難しいけれど。不思議だったのが、第1楽章最後の管 楽器を、1拍目にある弦楽器のpizz.が終わった後もかなり長めに吹かせていたところ。ほとんどその小節一杯まで伸びてました。楽譜では1拍までで、 2,3拍は休みなんだけど、新しい解釈なのか彼の好みなのか、今度機会があったら訊いてみようと思っています。 あ、ところで最近プロレスどうなってんのかな?秋山のGHCベルトに本田多聞が挑戦するらしいまでは判っているのだが、もしかしてもう結果出ているのかな?ヨーロッパに行っている間に浦島太郎状態です。

9.5 昨日からメルクルが来て練習、今シーズンがとうとう開幕します。曲はオール・ブラームス。昨日はオケがなんとなく時差ボケだったのが、今日になると昨日と はずいぶん違う音になってきました。明日の演奏会はどのようになるか・・・、弾き手としては楽しみ。交響曲第2番は僕の大好きな曲。お気に入りの演奏は、 FM解説者も興奮して何を喋りたいのかよく判らなかったクライバーとウィーン・フィルのライヴと、CDとはまるっきり違った演奏になっていたアバド&ベル リン・フィルの来日公演、あ、ムーティ&ウィーン・フィルのドスの利いた筋肉質な演奏も良かったなあ。それにミュンシュ&フランス国立管の熱狂的な盛り上 がりも捨てがたい。最近発売されたベルグルンド&ヨーロッパ室内管のシェイプアップされた響きはなかなか興味深かったです。

9.3 なんと明日から仕事が始まる。ヨーロッパ・ツアーが終わって、5日間のお休みもあっという間だ。ツアー中、衣装も楽器も団のトラックで運んでもらうために 預けっぱなしになっていたのを昨日やっと引き取りに行った。久しぶりに楽器を持つとなんか変な感じ。よく考えてみると、ロンドン公演が終わってから数えて 6日間も楽器に触っていなかったので、まあ当たり前か。怒濤のツアーが終わってもう一週間にもなるのに、いまだにショスタコやプロコフィエフのメロディが 頭の中で鳴っている。気がついたら口ずさんでいたりする。恐るべし、ヨーロッパ・ツアー! 休みの間に、ある程度部屋の掃除を済ましておこうとその後も連日掃除、片付け。お陰で一段落付いた。 ヨーロッパでの写真、ほんのちょっとですがアップしました。

8.31 ヨーロッパツアーから無事29日に帰ってきました。今回はたった10日間ほどだったのにとても長く感じました。それでも最初の演奏会が終わり、ルツェルン からドイツ、アムステルダムと移動し始めたらあっという間だったかな。アムステルダムでは同級生の久美ちゃん、ロンドンでは相曽さんと楽しい一時を過ごし ました。相曽さんとはルツェルンでも偶然お会いしています。というのも、彼がJ.E.ガーディナー指揮するORR(オルケストル・レボリューショナル・ エ・ロマンティーク)のメンバーとしてルツェルン音楽祭に出演、その演奏会が何とN響の前日だったのです。ORRの演奏会は残念ながら聴けなかったのです が、終演後一緒に食事に行きました。 今回のツアーで特に感じたことは、お客さんの乗りの良さ。すごく感情をストレートに表現してくれ、会場中とても励ましてくれるような空気にしてくれる。特 にプロムスでは独特の手拍子、足拍子で本当に盛り上げてもらいました。我々プロの演奏家ですから、当然のことながら毎回全力投球で演奏しています。それで もその時は、「一生懸命弾いてて良かった・・・・」しみじみと思いました。 帰国してから荷物の片付け、部屋の掃除やらなにやら忙しくて、更新が今日になってしまいました。昨日も明け方5時過ぎまで掃除・・・。お陰で時差ボケは全く治っていません。 ヨーロッパでの写真もいくつか撮ったので、後日編集してアップしたいと思います。

8.25 アムステルダムより ルツェルン2回、昨日のヴィスバーデン公演と3回連続の演奏会を終えて、只今アムステルダムに着きました。 アムステルダムに着いてからはハプニングの連続。空港で預けた荷物が1時間以上も出てこなくて、手ぶらでいったんホテルに向かおうということになり、税関を通りすぎたところで 「荷物が出てきました!」との連絡が。でも税関を出てしまった以上引き返せるはずはなく、 まだ中に残っている人達にまとめて荷物を持って出てきてもらうことになりました。 やっとバスに乗って走り出して間もなく、前を走っていたバスが急停車。今度は、積み込んだはずの荷物がトランクスペースから落ちて路上に散乱。 慌てて荷物を積み直し、走ってくる他の車を整理してやっとホテルに着きました。 アルゲリッチは、今のところちゃんと演奏会に来ています(^_^)。聞いた話だと機嫌がとても良いとのことですが、ただ喋っているだけでも怒っているように 聞こえてしまうので、僕としては「触らぬ神に祟りナシ」状態です。また、プロコフィエフって難しいはずなのに彼女は楽々と弾いてしまうので、 もしかしたら簡単な曲なのかなと思えてしまいます。 明日ここで演奏会。あのコンセルトヘボウです。

8.19 昨晩午後7時前に無事ルツェルンに着きました。今は19日午前11時過ぎです。12時間以上のフライトはさすがに退屈。僕は3人掛けの真ん中の席で、左が スイス人のお姉ちゃん、右が日本人の若いお姉ちゃんでした。飛行機の中ではスイス人のお姉ちゃんと片言の英語で話しをして、彼女は日本に観光で5週間滞 在、東京、京都、奈良、広島、佐久と廻ったそうです。日本語は難しいと言ってました。 ルツェルンにはチューリヒ空港からバスで約1時間。なかなか景色の素晴らしいところです。またルツェルン湖の水のキレイなこと!!今日はオフなので、散歩をしながら街並みを見て回ろうと思っています。

8.17 明日からヨーロッパ・ツアーです。明日は車で成田に直行。家からは1時間ほどで成田に行けます。行き先は、ルツェルン、ヴィスバーデン、アムステルダム、 ロンドン。アムステルダムでは同級生の久美ちゃん、ロンドンでは相曽さんに会う予定。全部で10日間ほどの短いものなので、スーツケースもガラガラです。 もちろん向こうでもインターネットをするつもりで、iBookは持っていきます。あとは海外のアクセス・ポイントに接続できるかどうか。モデムセーバーと かモデムダブラーも準備しました。デジカメも・・・。今回N響事務所から写真係に任命されたので、何でも沢山撮ればよいのでしょう。無事、接続できたらい くつかをアップロードしようと思います。 ここんところ、蕁麻疹やら腸炎やら体調があまり良くないので、無事に帰国できることだけを祈っています。もし向こうで病院に行ったら「海外傷害保険」でかなり裕福な生活(入院生活)ができると聞いたけど、ホントかな。試してみる価値有り?

8.11 家で使っているデスクトップのマックG3 DT266の内蔵電池が消耗していたのでソフマップに買いに行った。ついでに海外でモデムが使えるようにするためのアダプタや、最近気になっていた DT266のパワーアップのためにプロセッサ・アップグレードカード『ENCORE G3』を購入した。家に帰って早速インストールしようと中見を取り出す。立派な箱からは想像できないほど小さい基盤が袋に入っていて、拍子抜け。「こんな んが5万円もするのか・・・」と変に感心してしまう。本体を開けてまず内蔵電池を取り換え、その後プロセッサ・カードに取りかかる。基盤にはなるべく触ら ないように注意しながら元々付いているカードを取りだし、新しいのもと交換。取り付け説明書は写真入りでとても丁寧に解説されているので、初心者の僕でも 簡単に取り付けることが出来た。本体を元に戻して早速起動してみる。が、ウンともスンともいわない。「あれ?おかしいな?電池逆に入れたかな?それとも静 電気でイカレちゃったのか・・・」、もう一度本体を開けて中を確認したけど問題ないようだ。となると、ますます静電気でイカレてしまったかも・・・、ヤバ イ・・・。その時ふと本体の後ろを見ると、電源ケーブルが抜けているではないか。そうだ、マックを開けるときにケーブルを抜いたんだった。差し直して起動 ボタンを押すと今度は無事立ち上がった。確かにスピードは速くなったみたい。OEやイラストレーターの起動がいつもより短く感じられる。この後はハード ディスクを初期化して中身を掃除したいと計画中。

8.8 あ~、二日酔い、二日酔い。こんな酷いのは久しぶりだ~。昨日は北馬に集まって7人で宴会。コハダ、さんま、赤イカの刺し身やノドグロのしゃぶ、ハモのて んぷらなどの食べ物で、ついつい日本酒をガンガン行ってしまい、その後焼酎に行って・・・・いつごろお店を出たのか覚えていない。家に帰ってから「ベイ ブ」のビデオを見だして、気がついたらビデオは最初まで巻き戻った状態でした。這うようにしてベッドに入って、朝起きたら酷い二日酔い。夜なのにまだ気持 悪い。さすがに今日は一滴も飲んでません(飲めません)。酒のビンを見るのも辛いです。

8.6 先月27日に行われたNOAHGHCヘビー級選手権は、三沢が秋山に負けてしまった!悔しい、三沢が負けてしまうなんて。最近の秋山の充実ぶりは目を見 張るものがあるので、この結果はまあ納得出来る部分もあるけど、でもでも、三沢が負けるなんて信じたくない。その試合模様が掲載されている雑誌をま