2014年6月blog

◆6月23日《ダレル・アン指揮市川市文化会館公演》
毎年のようにお邪魔している市川市文化会館で公演でした。指揮はアンさんはシンガポール出身の若手指揮者ですが、才能を感じさせるしっかりした棒でした。すてきな笑顔で徐々に緊張感もほぐれ、距離が縮まった気がしました。これから楽しみな指揮者です。

GPと本番の間に、千葉のお土産を…。千葉産のピーナッツは久しぶりだな。
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ダレル・アン指揮N響
メンデルスゾーン:交響曲 第4番 「イタリア」
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番(河村尚子,Pf.)
ラヴェル:ボレロ


◆6月20日《エルガー1番@アシュケナージ指揮B定期》
今シーズン最後の定期はサントリーホールでエルガーの1番他のプログラム。
まず1曲目はシベリウスの組曲「恋人」。初めてやりました。リハーサルでは何が良いのかよくわからないで弾いてましたが、本番で「なんてすてきな曲なんだ…」と、じんわり感情が押し寄せてきました。さすがシベリウス。侮れません。この曲は弦楽器主体でティンパニとトライアングルがこっそりと加わっています。トライアングルは6発、わりと判りやすい登場の仕方ですが、ティンパニは弾いていると「ウォーリーを探せ」状態。シベリウスは弦楽器とティンパニを合わせるのがお好きなようです。
2曲目は名曲、グリークのピアノ協奏曲。独奏はまだ30歳の中野翔太さん。落ち着いたテンポ運びはもしかしたらアシュケナージの好みだったかもしれませんが、堂々と安定したテクニックでじっくりグリークを堪能させてくれました。また細身の体なのに分厚くて濁りのない低音を響かせてました。
そしてメインはエルガーの大作、交響曲第1番。こちらもわりとテンポは遅めだったかな。エルガーは音が多い曲なので、いままで弾ききれないところが多数あったのが、今回はかなり余裕を持って弾けました。
これで今シーズンの定期演奏会はすべて終了。2014〜15年シーズンは9月、ブロムシュテットでチャイコフスキーのモーツァルトの3大交響曲の組み合わせで開幕。それまで7月8月は演奏旅行シーズンです。


◆6月7日《コパチンスカヤ登場!(アシュケナージ指揮A定期)》
コパチンスカヤさん、10年ほど前にベートーヴェンの協奏曲を弾きに来てくれて以来の登場!今回はプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番をいとも鮮やかに、そしてアイディア満載で弾ききってくれました。ブラーヴァ!凄いなぁ。しかもアンコールがこれまたブッたまげました。曲はわかりません。歌いながら超絶曲を演奏してました。これは明日も楽しみです。


◆6月3日《N響こどもクラブ in 紀伊勝浦》
休み明け一発目のお仕事は、カルテットで紀伊勝浦に行ってきました。
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前日早めに着いて、熊野古道を歩き、那智大社や飛瀧神社を参拝。
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歩いて廻ったので汗びっしょりになりました。

そして今日は、熊野古道にほど近い市野々小学校の体育館での演奏会です。N響は年に10回ほどこのような活動もしています。この小学校は3年前の豪雨災害で被害に遭いずっと使えなかったそうですが、やっと最近になって再開されたとか。聞くところによるとこの体育館の天井まで土砂に浸かってしまったそうです。
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ヴァイオリン木全さんの楽しいトークに、子供達も積極的に聴いてくれたように思いました。最後に校歌をみんなで歌ってお別れです。生徒さん達が教室から声を一杯にしてお見送りしてくれました。

終演後、帰りの特急まで、駅前の大和さんでビールを飲みながら時間潰し。
日の明るいうちから飲むビールは格別。
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