2014年7月blog

◆7月31日《パソコンラック》
合わせだビータだと、連日何かしら仕事が入っていた7月も気が付いたら今日が晦日。久しぶりに完オフの一日でした。溜まっていた段ボールやら古紙の整理、ベランダの掃除&ベランダにある不用品の廃棄、コピー譜の整理、散髪など雑用を黙々とこなす。さらにリビングのテーブルにはパソコンは置かないようにと家人から通達があったので、専用のパソコンデスクを購入。夕方、宅配便で届いたので組立開始。天板が折り畳み式になっていて、広げると90センチの広さになるのですが、拡げると場所をとるので折りたたんだ状態で使用することになりました。下段にはA4プリンタが丁度入るし、簡単な引き出しにも筆記用具、ダイレクトメール類が纏めて収納できる、なかなかの優れもの。キャスター付きなので、邪魔なときはどこかへ移動すればいいし、ダイニングテーブルと同じ高さなので、カウンターテーブルとしても使えそうです。とりあえず、ざっくりと収納してみました。
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あとはこれが専用の食卓にならないことを祈るのみです…。




◆7月29日《広島にて》
引き続き演奏旅行中、29日は福山のリーデンローズで演奏会。福山まで行くなら広島で広響の潮田と飲もう!ということで、広島に連泊。津の本番後に近鉄、新幹線と乗り継ぎ、広島入り。この日は、ファゴットの徳久君もわざわざ来てくれました。
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翌29日は新幹線で福山を往復。のぞみだと30分弱で着いてしまう距離。16時からの演奏会は小中学生中心の演奏会でした。「じゃじゃじゃじゃ〜ん!」は聴いたことあるだろうけど、おそらくベートーヴェンの5番を全曲生オケで聴くのは初めてではなかろうか…、それなら目一杯ビックリして欲しいし、怒濤の勝利宣言のような4楽章まで楽しんでもらいたい、そんな気持ちで演奏してたら、終楽章のコーダの前で図らずもウルッときてしまいました。止めようのないエネルギーにのまれながらも、一瞬「素」に戻るコーダ前、「ホントにこれで良いのだろうか?良いんだよね」と自問自答しているように感じます。それでも溢れ出る生へのエネルギーに身を委ねるベートーヴェン、そのままコーダへ。こんなヘビーなプログラムを聴いて飽きないわけがないと思いますが、中には緩徐楽章でもジッとステージを見つめながら聴いている生徒さんもいて、嬉しくなりました。学生さん向けのプログラムで楽しんでもらう方法もありますが、いきなり直球勝負でも伝わるときは伝わるのかも知れません。とても有意義な演奏会でした。

そして福山から再び新幹線で広島へ戻り、またまた潮田と合流。今日はカンマーひろしまのヴィオラまさえちゃんも参加。
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広島は美味しいお店が沢山あっていいな。



◆7月27日《ブルニエ指揮で演奏旅行中》
26日三河安城、今日27日は津の三重県総合文化センターでシュテファン・ブルニエの指揮の下、ベートーヴェン:交響曲第5番とブラームスのヴァイオリン協奏曲(独奏=木嶋真優)のプログラムで廻っています。ブルニエはN響初登場ですが、陽気で明るい。リハーサルも要領良くまとめるし、本番でも変に押さえつけたりもせずガンガン鳴らすので、こちらも遠慮なく弾かせてもらってます。今月だけで初共演の指揮者は3人目ですが、その中でも只者ではないなと感じさせる素晴らしい指揮者です。
昨日は名古屋に出て、駅前の「かぶらや総本家」というレトロなお店でガッツリ飲みました。
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飲み終えてホテルに戻ったら『オードリーさん、是非あって欲しい人がいるんです』をテレビでやってました。リアルタイムで見られてちょっと嬉しい。
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そして今日は津駅前の鰻屋さんで暑気払い。
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三重県総合文化センター、なかなかの響きです。
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◆7月14日《追悼マエストロ・マゼール》
朝起きてネットでニュースを見ていたら、マゼールが亡くなったという記事に目が留まりました。N響では一昨年の10月かな、3プログラムを振ってくれました。特に印象に残っているのが、ワーグナーの「言葉のないリング」と「ボレロ」。マゼールというと強烈なアゴーギグが鼻についてそれまではあまり好きではなかったのですが、実際演奏してみるとそれが絶対必要なんだ、と思わされてしまう説得力。エグいんだけど、それがないと物足りない。ワーグナーもラヴェルもマゼール節全開を心から楽しみました。そして、年末のベートーヴェン:交響曲全曲マラソン演奏会でも一度だけ彼が振ったときの「英雄」。あれほど心に刺さった「英雄」は初めてでした。心よりご冥福をお祈りいたします。



◆7月13日《ドヴォジンスキ指揮オーチャード定期》
初登場のドヴォジンスキ、ポーランド出身の若手指揮者です。絶えず前向きのテンポ感がらしいといえばらしいのですが、ヴェルディの序曲の終結部は最速のテンポでした。終わりの方で出てくるPrestissimoのことですが、それまでの4分の4拍子からPrestissimoでテンポが速くなって普通は2分の2拍子(二つ振り)でどうにか弾けるところを、彼は一つ振り!普段の倍。かろうじてフリーズは免れましたが、CPUの処理能力を超えてしまいました。ふう。

ソプラノの森麻季さん、ステージに上がった途端、空気が一変する彼女のオーラ、そして歌い出したらこれまたぐっと引き込まれる歌声。さすがです。普段あまりやらないオペラ・アリアでしたが、とても楽しく、あっという間の一時でした。

ミハウ・ドヴォジンスキ指揮 森 麻季,sop.
ヴェルディ:歌劇「シチリア島の夕べの祈り」序曲
ヴェルディ:「椿姫」より「ああ、そはかの人か〜花から花へ」
プッチーニ:菊の花(弦楽合奏版)
プッチーニ:歌劇「つばめ」から「ドレッタの夢」
プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」から第3幕への間奏曲
プッチーニ:「トゥーランドット」より「氷のような姫君の心も」
プッチーニ:「ラ・ボエーム」よりムゼッタのワルツ
ムソルグスキー=ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」



◆7月8日《楽器の調整》
梅雨時の湿度の多い気候、楽器の調子もいまいちなので調整に行ってきました。E線を裸ガットにしているので、ちょっとした湿度の変化に敏感のようで、これだけ多湿な毎日が続くとコンディションも悪くなります。まず楽器を磨いてもらい、魂柱をちょこっといじってもらい、今まで出にくかった高音域の雑音もとれ、さっぱりして戻ってきました。
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気分も良くなったので、その足で祖母のお墓参りに行ってきました。さらに気分up。


◆7月5日《山形》
7月1日、桐蔭学園での演奏会を終えた足で、山形入り。プライベートの旅行です。ここのところ仕事が立て込んでたので、体がバリバリに。普通に弾いていても背中が攣ってしまうこともあるので、温泉でほぐしたいというのも一つの目的でした。
車で東北道、山形道と乗り継ぎ、深夜1時過ぎに山形に到着。飲みに行くのもしんどいので、缶ビールを飲んでおしまい。

翌朝は早速温泉へ。百の目の鬼とと書いて、百目鬼(どめき)温泉。山形から10キロほど。入浴料300円。安い。
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泉質はナトリウム泉、茶色いお湯でトロトロとした感じ。濃いです。
効き目が強いので、「温泉成分が濃い為三分以上の入浴はご遠慮ください」と注意書きがありました。
それをぼーっと見てたら(成田為三…って読めるな)なんて考えながら三分経ったら外に出て、また汗が引いたら入浴…の繰り返しを3回、か〜、かなりの効き目!トータル30分程度で、もう十分温まりました。これ以上入ると午後の活動に差し支え出そう。

火照った体を山形の蕎麦で冷やし、
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午後は寒河江の澤井酒造へ酒蔵見学。ざっと見て、金賞を受賞したという「重兵衛」をお土産で買ってきました。
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足を伸ばしたついでに、慈恩寺へ。なんと今世紀初の秘仏御開帳をやっていました。ラッキー!
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静かな心で参拝してきました。

ホテルに戻って、練習。今回は楽器持参なので、しずくいし夏の音楽祭でやる曲目の譜読みをチビチビやりました。

夜は鉄道模型が頭上を走るお店で飲み会。ポチくんありがとう。

翌3日も朝から温泉へ。この日は山辺温泉。山形から6キロほど。
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こちらも昨日と同じ感じですが、もう少しゆるく優しいお湯。こちらも入浴料は300円です。昨日のお湯の効果が出てるらしく、あっという間に体が火照ってきます。毎日入れば効果は絶大でしょう。この日は20分ほどでギブアップ。もう十分。
お風呂を出た休憩所でフランスベッド製の寝たまま施術してもらえるマッサージ器の体験コーナーがあったので、お願いしてやってみました。あれ、効きますねぇ。背骨を伸ばしながらマッサージしてくれるベッド。家にスペース(とお金)があれば欲しい。

ランチは肉屋さん直営の食堂でステーキ丼(肉ダブル)。まいう〜。
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上質の山形牛がドッサリ(冗談抜きでドッサリ)。肉ダブルはかなりのボリュームでした。普通サイズで十分かも。

午後はホテルで練習してから、夕方、霞城公園を散策。夕方のお散歩にワンちゃんがたくさん来てました。気持ちよさそう。街中にすぐ、このようなすてきな公園がある山形、素晴らしいです。

この日の夜は友人と和食のお店へ。海のものも山のものもどちらも美味しい。そしてお酒も。
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翌日、今が季節のさくらんぼをお土産に帰宅しました。
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