過去のBlog 2010年11月
◆11月30日 《ブラームス月間ほぼ終了》
気が付いたらもう11月も終わってしまいました。
忙しいのが嫌いなのに、今月はほんとに忙しかった。一つはウララちゃんの世話が増えたため。毎朝6時半頃起こされ(早い時は5時半)、朝の運動とご飯、そしてすぐさまウンチ。トイレの掃除をして、それから出勤の毎日。仕事が休みでも仔犬は休まず早起きなので、規則正しい生活になりました。夜12時を過ぎると、眠くなります。
28日は雫石のラ・ラ・ガーデンホールで、ブラームス&シューマンのソナタを演奏してきました。シューマンは1番、ブラームスは1番と3番です。ブラームスの1番は40歳の時の作品ですが、明るく瑞々しさが彼の純粋さを感じさせるし、3番になるとぐっと重く寂しくなる感じがします。何かを振り払うような、そして別離をイメージします。やっと第2楽章が心から喜びを持って演奏できるようになりました。
そしてアンコールはもちろん、スケルツォです。20歳のブラームスがシューマンと知りあい、すぐさまシューマン、ディートリヒと合作で作曲したFAEソナタのスケルツォ楽章ですが、先輩作曲家達に気後れしない、いやそれ以上に先輩を「喰ってしまえ」的な情熱に溢れた作品。ブラームスは当時から気に入らない作品をどんどん破棄してしまっていたそうで、相当な数の作品が日の目を見ずに捨てられていますが、あのエネルギー溢れる作品群がもし他にも残っていたなら…と思うと、ゾクゾクします。
今月は終わりますが、ブラームス月間はもう少し続きます。
12月3日、かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホールでアルベリ弦楽四重奏団の演奏会を行います。ブラームスの弦楽四重奏曲第2番がメインです。たまたまなんですが、ほんとにブラームスが続きます。
◆11月18日 《ブラームスの3番》
21日のLibera! Chamber Music Series演奏会に向けて、連日リハーサルしてます。今回はシューマンの1番とブラームスの3番のソナタ、他にシューマンの「おとぎ話」。ちょっとハードな選曲でヒーヒー言ってます。
シューマンはテンポ設定が難しい。散文のような第2楽章、Lebhaft(活き活きと)と書かれた第3楽章のメトロノーム表示は8分音譜=96、意外と遅い。遅いとLebhaftに聴こえないし、逆に速すぎると自滅する。
ブラームスはやっぱりブラームスだねぇ。過去を振り返りつつ進むような第3番、 緻密に絡みあっている。まだまだ難所が山積み状態。
それでも今年の目標、30代最後の年でブラームス全曲、頑張ります。
◆11月10日 《彩弦楽四重奏団第9回》
埼玉県在住の演奏家で始めた彩弦楽四重奏団も第9回目演奏会、会場はいつものプラザノース多目的ルーム。
このホール(ルーム)、コンサートから会議、演劇など広範囲の使用目的なので、音響は悪くかなりデッド。今回はご覧のように屏風を借りてみました。
いつも借りてたパーテーションより、安定感あります。高さも少し高い。ただ、素手で触っては行けない、動かす際は係員に頼まなければいけないので、位置や角度はある程度お任せになってしまいます。楽器などもふれないように気をつけて、椅子のセッティング。音響はこちらの方が良かったかも。屏風、使えました。
プログラム
モーツァルト:弦楽四重奏曲第6番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ヒンデミット:ミニマックス
◆11月8日 《プレヴィン大阪公演を終えて》
7日はプレヴィン指揮でブラームスの交響曲第3番、第4番をNHK大阪ホールで演奏会。前日の東京公演(NHKホール)は初日ということもあって、どうしても硬くなる。また会場が広いというのも、いくら慣れているからといっても反響が届かず他のホールに比べて弾きにくいのは確か。
NHK大阪ホールは大ホールの割りには客席数1500人弱のこじんまりしたホールなので、反響、残響も聴きやすく演奏しやすかった。前日と比べてもその差は大きい。
聴こえるって、本当にありがたい。それは周りの演奏者の息遣いであったり、客席の反応も同様で、明らかに耳に入ってくる音以外にも、無意識の部分に届く音もある。
これだから生演奏は面白い。
◆11月7日 《ブラームス月間》
10月は気が付いたら終わっていた。そして11月も気が付いたらもう1週間が経っていた。早い、早すぎる。
ウララちゃんが来てから10日ほど経つ。食欲旺盛、決められたドッグフードの量を1分もかからずに食べきってしまうので、量が少なすぎるのではないかと心配になる。ドッグフードに見向きもしないゴマちゃんに見慣れたせいか、正しい犬の姿を見た。
そんな感じで始まった今月は、ブラームス月間となります(個人的に)。
昨日、今日とN響はプレヴィン指揮で交響曲第3番、第4番で本番です。
また21日はアリイガーデンホールで今年の目標であるブラームスのソナタ3曲のシリーズ第3回目、ソナタ第3番にシューマンの1番と「おとぎ話」。
その後、N響定期24,25日でブラームスのヴァイオリン協奏曲(独奏=ヴェロニカ・エーベルレ)とシューマンの交響曲第2番、指揮はマルクス・シュテンツ。
28日は毎年お世話になっている雫石のラ・ラ・ガーデンホールで、ブラームスの1番、3番シューマンの1番のソナタを三宅麻美さんと演奏します。
最後に12月3日、久しぶりにアルベリ弦楽四重奏団の演奏会がかつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホールで行います。まだチラシを見てないので詳細は解りませんが、ブラームスの弦楽四重奏曲第2番とシューベルトの「断章」他を演奏します。
秋にブラームス、体が温まりそうです。
気が付いたらもう11月も終わってしまいました。
忙しいのが嫌いなのに、今月はほんとに忙しかった。一つはウララちゃんの世話が増えたため。毎朝6時半頃起こされ(早い時は5時半)、朝の運動とご飯、そしてすぐさまウンチ。トイレの掃除をして、それから出勤の毎日。仕事が休みでも仔犬は休まず早起きなので、規則正しい生活になりました。夜12時を過ぎると、眠くなります。
28日は雫石のラ・ラ・ガーデンホールで、ブラームス&シューマンのソナタを演奏してきました。シューマンは1番、ブラームスは1番と3番です。ブラームスの1番は40歳の時の作品ですが、明るく瑞々しさが彼の純粋さを感じさせるし、3番になるとぐっと重く寂しくなる感じがします。何かを振り払うような、そして別離をイメージします。やっと第2楽章が心から喜びを持って演奏できるようになりました。
そしてアンコールはもちろん、スケルツォです。20歳のブラームスがシューマンと知りあい、すぐさまシューマン、ディートリヒと合作で作曲したFAEソナタのスケルツォ楽章ですが、先輩作曲家達に気後れしない、いやそれ以上に先輩を「喰ってしまえ」的な情熱に溢れた作品。ブラームスは当時から気に入らない作品をどんどん破棄してしまっていたそうで、相当な数の作品が日の目を見ずに捨てられていますが、あのエネルギー溢れる作品群がもし他にも残っていたなら…と思うと、ゾクゾクします。
今月は終わりますが、ブラームス月間はもう少し続きます。
12月3日、かつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホールでアルベリ弦楽四重奏団の演奏会を行います。ブラームスの弦楽四重奏曲第2番がメインです。たまたまなんですが、ほんとにブラームスが続きます。
◆11月18日 《ブラームスの3番》
21日のLibera! Chamber Music Series演奏会に向けて、連日リハーサルしてます。今回はシューマンの1番とブラームスの3番のソナタ、他にシューマンの「おとぎ話」。ちょっとハードな選曲でヒーヒー言ってます。
シューマンはテンポ設定が難しい。散文のような第2楽章、Lebhaft(活き活きと)と書かれた第3楽章のメトロノーム表示は8分音譜=96、意外と遅い。遅いとLebhaftに聴こえないし、逆に速すぎると自滅する。
ブラームスはやっぱりブラームスだねぇ。過去を振り返りつつ進むような第3番、 緻密に絡みあっている。まだまだ難所が山積み状態。
それでも今年の目標、30代最後の年でブラームス全曲、頑張ります。
◆11月10日 《彩弦楽四重奏団第9回》
埼玉県在住の演奏家で始めた彩弦楽四重奏団も第9回目演奏会、会場はいつものプラザノース多目的ルーム。
このホール(ルーム)、コンサートから会議、演劇など広範囲の使用目的なので、音響は悪くかなりデッド。今回はご覧のように屏風を借りてみました。
いつも借りてたパーテーションより、安定感あります。高さも少し高い。ただ、素手で触っては行けない、動かす際は係員に頼まなければいけないので、位置や角度はある程度お任せになってしまいます。楽器などもふれないように気をつけて、椅子のセッティング。音響はこちらの方が良かったかも。屏風、使えました。
プログラム
モーツァルト:弦楽四重奏曲第6番
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲第11番「セリオーソ」
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
ヒンデミット:ミニマックス
◆11月8日 《プレヴィン大阪公演を終えて》
7日はプレヴィン指揮でブラームスの交響曲第3番、第4番をNHK大阪ホールで演奏会。前日の東京公演(NHKホール)は初日ということもあって、どうしても硬くなる。また会場が広いというのも、いくら慣れているからといっても反響が届かず他のホールに比べて弾きにくいのは確か。
NHK大阪ホールは大ホールの割りには客席数1500人弱のこじんまりしたホールなので、反響、残響も聴きやすく演奏しやすかった。前日と比べてもその差は大きい。
聴こえるって、本当にありがたい。それは周りの演奏者の息遣いであったり、客席の反応も同様で、明らかに耳に入ってくる音以外にも、無意識の部分に届く音もある。
これだから生演奏は面白い。
◆11月7日 《ブラームス月間》
10月は気が付いたら終わっていた。そして11月も気が付いたらもう1週間が経っていた。早い、早すぎる。
ウララちゃんが来てから10日ほど経つ。食欲旺盛、決められたドッグフードの量を1分もかからずに食べきってしまうので、量が少なすぎるのではないかと心配になる。ドッグフードに見向きもしないゴマちゃんに見慣れたせいか、正しい犬の姿を見た。
そんな感じで始まった今月は、ブラームス月間となります(個人的に)。
昨日、今日とN響はプレヴィン指揮で交響曲第3番、第4番で本番です。
また21日はアリイガーデンホールで今年の目標であるブラームスのソナタ3曲のシリーズ第3回目、ソナタ第3番にシューマンの1番と「おとぎ話」。
その後、N響定期24,25日でブラームスのヴァイオリン協奏曲(独奏=ヴェロニカ・エーベルレ)とシューマンの交響曲第2番、指揮はマルクス・シュテンツ。
28日は毎年お世話になっている雫石のラ・ラ・ガーデンホールで、ブラームスの1番、3番シューマンの1番のソナタを三宅麻美さんと演奏します。
最後に12月3日、久しぶりにアルベリ弦楽四重奏団の演奏会がかつしかシンフォニーヒルズ・アイリスホールで行います。まだチラシを見てないので詳細は解りませんが、ブラームスの弦楽四重奏曲第2番とシューベルトの「断章」他を演奏します。
秋にブラームス、体が温まりそうです。