2015年10月blog
◆10月19日《愛媛の小学校で演奏会》
NHKが企画している「こどもクラブ」で、愛媛県の小学校２つで演奏してきました。
朝８時にホテルを出発、９時前に小学校に着いてリハーサル、１０時半から本番というタイトなスケジュール。
それなのに、ホテルを出発してほどなく、部屋に楽譜を忘れてきたことに気づき慌ててUターン。
１５分ほどロスしてしまい、バタバタの中、本番を迎えました。
でも、気づくのが遅かったら…考えただけでもゾッとする。
廻りのメンバーには「そうなったら１人でバッハの無伴奏で繋いで」と恐ろしいことを言われました。
◆10月18日《バッハの無伴奏》
毎年演奏会をさせていただいているお寺でのコンサート。
いつもフルートの萩原貴子さんとの室内楽を中心にプログラムを組んでいて、今年はモーツァルトのフルート四重奏曲 ハ長調と、ボルヌの「カルメン幻想曲」をフルートと共、また今回はちょっと頑張ってバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第１番を演奏しました。
無伴奏を人前で弾くのは何年ぶりだろう…。
しかもパルティータ第１番は初めて弾いた。今までレッスンでも弾いたことが無かった。
譜読みから始めて、全曲を通して演奏できるようになるまで、じっくり時間をかけて取り組んだ。
それでもなかなか満足できるようなものにはならんな。
ただ一つ、バッハの音楽は素晴らしく、その音楽に没頭できたことが気持ちよかった。
また機会があったら別の無伴奏を演奏したくなった。
◆10月17日《ヤルヴィ指揮R.シュトラウス・プロ》
今月のB定期はオール・リヒャルト・プログラム。
交響詩「ドン・キホーテ」
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
「バラの騎士」組曲
なんて素敵なプログラムなんでしょう！
なんて思っていたけど、実際やると相当大変でした。
しかも今回はライヴ・レコーディングもしているので、ステージ上はピリピリ・ムード。（ピリピリしてたのは僕だけかな？）
こんなムードの中、管楽器のソロ陣をはじめ、サンチョ・パンサの佐々木亮さんも超美音でびしびしソロを決めていく。
素晴らしい！
この録音は来年に発売予定だそうです。お楽しみに。
２月に録音した「英雄の生涯」＆「ドン・ファン」はＣＤ発売されました。
これも良かった。
終演後のサントリーホール、これから１０時半まで修正用のセッションをやりました。
◆10月9日《茂林寺》
久しぶりのオフ。
道路地図を眺めてたら目に入ってきた茂林寺、足利へ行く際に何度となく近くを通っていたけど一度も行ったことがないなと思い、分福茶釜で有名なお寺、茂林寺へ行ってきました。
境内はもちろんタヌキだらけ。
愛嬌のあるタヌキたち、可愛い。
逸話にでてくる茶釜も安置されてるそうですが、ちょうどお昼休みで拝観できず。
茂林寺から少し足を伸ばすと佐野になります。
佐野といえばラーメン。
やっぱりシンプルな醤油がお薦め、チャーシューがとろとろでした。オヤジの店３号店にて。
そして佐野といえばアウトレット。
とりたてて何か欲しかったわけでもないが、散歩がてら行ってきました。
◆10月８日《P.ヤルヴィ指揮NHK音楽祭》
定期の興奮も冷める間もなく今度はNHK音楽祭の公演、ベルリオーズの幻想交響曲他のプログラムでした。
デュトワが常任指揮者に就任したとき、就任披露演奏会のメインも幻想交響曲。その時の興奮は今でも覚えていますが、今回はまた違った「幻想」で大盛り上がりの演奏会になりました。ヤルヴィのアプローチは繊細な表情を大切にするもので、今まで大音量で聴き取れなかった裏旋律なども巧みに浮かび上がらせることで、何度となく弾いてきた「幻想」も余分な垢を落としたような新鮮な響きにビックリ。楽しい演奏会でした。
ドビュッシー：牧神の午後の前奏曲
ラヴェル：ピアノ協奏曲（ジャン・イヴ・ティボーデ独奏）
ベルリオーズ：幻想交響曲
◆10月４日《パーヴォ・ヤルヴィ首席指揮者就任コンサート 10月Ａ定期》
10月のＡ定期はマーラーの「復活」。先週ブロムシュテットでみっちりしごかれたかと思った矢先、今週は気合い満点のヤルヴィが違うアプローチでこれまたみっちりしごかれ、首席指揮者就任お披露目のコンサートは素晴らしいものになりました。今後の新たなＮ響をご期待下さい。
本番直前まで5楽章のコラールをチェックするトロンボーン・セクション。
写真は、初日の終演後に行われた就任記念レセプションより。
鏡開き、初めて見ました。美味しそう。
ツーショットも撮ってもらったのですが、ぼけとるやん。
10月３,４日 NHKホール
マーラー：交響曲第２番「復活」