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2007年01月14日カテゴリ:音楽
◆1月31日《ミルシテイン》
昨日CDショップに久しぶりに行った。レコード雑誌も買っていないので何が出ているか知らないので 、別にこれと言って欲しいモノもないと思っていたけどついつい足が向いてしまった。Euro高のせいか、輸入盤が以前に比べて高くなった気がするなぁ、なんて思いながら新譜コーナーを見てたらハイムバッハ音楽祭2005年のライヴCDが出てたので迷わず購入。これはピアニストのラルス・フォークトが主宰している音楽祭で、ヴァイオリンのテツラフが常連なので見つけては必ず買っている。以前はEMIから出てたのに、今回はよく知らないドイツのレーベルから出ている。日本に入ってきたのが不思議なくらいだ。内容は、シューベルトのピアノ・トリオ#2、ブラームスのピアノ五重奏曲と弦楽六重奏曲#2、モーツァルトの木管とのカルテットなどの3種類。それに前から探していたミルシテインのチャイコフスキーとグラズノフも見つけたのでついでに買った。
このチャイコフスキー盤はDVDとの2枚組で、DVDはシャコンヌなど映像付き。これがまた良いんだなぁ。軽く見るつもりが、ぐいぐい引き込まれあっという間に終わってしまった。巧いのはもちろん、どれも一気に聴いてしまう。なんでや?ミルシテインの演奏を聴くと「音楽って何?」っていつも考えてしまう。今日もそんなことを考えながら夜が更けていきました。
◆1月24日《デュトワのオルガンつき》
デュトワの定期、最後のプロは「オルガン付き」!
弾きたかったんだ〜、彼の棒で。
なんたって、デュトワ初体験(CD)が「オルガン付き」、
高校生の時に友人に教えてもらって、ハマって以来ず〜と思い続けていた。デュトワがN響で「オルガン付き」を振るのは確か3回目。1回目は初登場の時で、僕は高校生。件の友人が聴きに行って「音が違った!」と言ってたの覚えてる。前回振った時は、6年くらい前だろうか、自分の演奏会が重なっていて泣く泣く降り番。
今日、初日の練習。こういう曲をやらせたらピカイチだね。1楽章前半はアンサンブルが結構難しい。聴くと判らないけど楽譜を見ると16分音符一個ズレて、シンコペーションで書かれている。 大抵は「合っているけどつまらない」演奏になりがちなのに、 彼は合わせに徹しすぎずフレーズで作っていくので、流れが止まらない。
今回は本当に楽しみにしてます。
◆1月21日《本番で切れた!》
名古屋でデュトワの「悲愴」、1時前に名古屋に到着、ホール側のホテルにチェックインして歩いて会場に向かう。愛知県立芸術劇場のそばにはオアシス広場という地下のレストラン街があり、そこで昼食をとろうとしたのにどこも昼時で混んでて、入れない。しかたなくちょっと離れた喫茶店で済ましてから、会場入り。
今日はリハーサルもなくぶっつけ。4回目の本番だし、会場も毎年のように来るとこで様子は解っているので問題はない。
前半のラヴェルは特に「左手のための協奏曲」を演奏したコラールが素晴らしかった。サントリーではとても上品でいかにもフランス人って感じだったのが、足利、愛知とワイルドさが加わって日に日に熱気を帯びてきた感じ。コラール、この後シンガポール交響楽団のソリストとしてラフマニノフの1番を演奏するそうだ。
後半の「悲愴」、8年ぶりに弾くfirst Vn.は音が高いだけでなく、secondにはないメロディがいっぱいあって、やっと4回目にして慣れてきた感じ。全体のバランスも少し判るようになってきた。このプロ最後の演奏会だから「守りに入らず攻めの姿勢で…」と思ってたら第2楽章の途中で「ブチン!」と音を立ててE線が切れてしまった。スティール弦なのに、しかもPizzicatoで切るなんて、よっぽど古かったのかな。 客席で聴いていた降り番の和久井によると、凄い音がしたそうだ。こういう時って、N響ではスペア用楽器が後ろに用意されているので、バケツリレーのように廻してもらって受け取ればいいのだが、そんな練習はしないし(当たり前だ)まさか自分が切るなんて思っていないので、解っていても慌てる。またスペア楽器は1台しかないので、万が一もう1人弦が切れてしまった時は誰かが外に替えに出なければいけないのだ。そう考えると、「もう切ってはいけない…」、これってけっこうプレッシャー。かといって大人しく弾けばいいってもんでもないし…。まぁ、結局何事もなく演奏は終わったんだが、もう1本切れたほうが面白かったかな。
生の演奏はそういうハプニングがあり、そこでしか味わえない「何か」を楽しむ場所だと最近思うようになってきた。
◆1月20日《本番後は麻婆丼》
足利で演奏会、終演後宇都宮から聴きに来てくれた友人とお茶しながら、最近のオケ事情何ぞを語り合った。
いったん家に戻ってから近所の温泉に1時間浸かり、帰り道中華料理屋さんで麻婆丼を食べる。これ、大好きなんです。高校生の時に明治大学の学食で食べて以来、たまに無性に食べたくなる。今日は温泉にいる時から麻婆気分でした。
◆1月19日《デュトワの悲愴》
今週の定期+足利、名古屋の演奏会は名誉音楽監督デュトワの指揮で悲愴。いや〜、エンジン全開です。あまり深刻にはならないし、彼自身もそれを狙っているみたい。Scherzo楽章はかなり速くてあたふたしてます。
それとデュトワが珍しく暗譜で振っています。いつも譜面台を置いて指揮していた印象が強いので、「おっ!」と思いました。
◆1月14日《ベートーヴェンシリーズ第18回 》
Alberi String Quartetのベートーヴェンシリーズ(@古河文学館サロン)も今回で18回、年3回のペースで丸6年経ちました。この日は前半にチェロ・ソナタの4番やカカドゥ変奏曲などと、後半は弦楽四重奏曲第12番を演奏しました。残り3回、後期カルテットが目白押しです。次回は5月13日に第13番、9月ごろに14&15番、来年1月ごろに16番でファイナルを迎えます。
昨日CDショップに久しぶりに行った。レコード雑誌も買っていないので何が出ているか知らないので 、別にこれと言って欲しいモノもないと思っていたけどついつい足が向いてしまった。Euro高のせいか、輸入盤が以前に比べて高くなった気がするなぁ、なんて思いながら新譜コーナーを見てたらハイムバッハ音楽祭2005年のライヴCDが出てたので迷わず購入。これはピアニストのラルス・フォークトが主宰している音楽祭で、ヴァイオリンのテツラフが常連なので見つけては必ず買っている。以前はEMIから出てたのに、今回はよく知らないドイツのレーベルから出ている。日本に入ってきたのが不思議なくらいだ。内容は、シューベルトのピアノ・トリオ#2、ブラームスのピアノ五重奏曲と弦楽六重奏曲#2、モーツァルトの木管とのカルテットなどの3種類。それに前から探していたミルシテインのチャイコフスキーとグラズノフも見つけたのでついでに買った。
このチャイコフスキー盤はDVDとの2枚組で、DVDはシャコンヌなど映像付き。これがまた良いんだなぁ。軽く見るつもりが、ぐいぐい引き込まれあっという間に終わってしまった。巧いのはもちろん、どれも一気に聴いてしまう。なんでや?ミルシテインの演奏を聴くと「音楽って何?」っていつも考えてしまう。今日もそんなことを考えながら夜が更けていきました。
◆1月24日《デュトワのオルガンつき》
デュトワの定期、最後のプロは「オルガン付き」!
弾きたかったんだ〜、彼の棒で。
なんたって、デュトワ初体験(CD)が「オルガン付き」、
高校生の時に友人に教えてもらって、ハマって以来ず〜と思い続けていた。デュトワがN響で「オルガン付き」を振るのは確か3回目。1回目は初登場の時で、僕は高校生。件の友人が聴きに行って「音が違った!」と言ってたの覚えてる。前回振った時は、6年くらい前だろうか、自分の演奏会が重なっていて泣く泣く降り番。
今日、初日の練習。こういう曲をやらせたらピカイチだね。1楽章前半はアンサンブルが結構難しい。聴くと判らないけど楽譜を見ると16分音符一個ズレて、シンコペーションで書かれている。 大抵は「合っているけどつまらない」演奏になりがちなのに、 彼は合わせに徹しすぎずフレーズで作っていくので、流れが止まらない。
今回は本当に楽しみにしてます。
◆1月21日《本番で切れた!》
名古屋でデュトワの「悲愴」、1時前に名古屋に到着、ホール側のホテルにチェックインして歩いて会場に向かう。愛知県立芸術劇場のそばにはオアシス広場という地下のレストラン街があり、そこで昼食をとろうとしたのにどこも昼時で混んでて、入れない。しかたなくちょっと離れた喫茶店で済ましてから、会場入り。
今日はリハーサルもなくぶっつけ。4回目の本番だし、会場も毎年のように来るとこで様子は解っているので問題はない。
前半のラヴェルは特に「左手のための協奏曲」を演奏したコラールが素晴らしかった。サントリーではとても上品でいかにもフランス人って感じだったのが、足利、愛知とワイルドさが加わって日に日に熱気を帯びてきた感じ。コラール、この後シンガポール交響楽団のソリストとしてラフマニノフの1番を演奏するそうだ。
後半の「悲愴」、8年ぶりに弾くfirst Vn.は音が高いだけでなく、secondにはないメロディがいっぱいあって、やっと4回目にして慣れてきた感じ。全体のバランスも少し判るようになってきた。このプロ最後の演奏会だから「守りに入らず攻めの姿勢で…」と思ってたら第2楽章の途中で「ブチン!」と音を立ててE線が切れてしまった。スティール弦なのに、しかもPizzicatoで切るなんて、よっぽど古かったのかな。 客席で聴いていた降り番の和久井によると、凄い音がしたそうだ。こういう時って、N響ではスペア用楽器が後ろに用意されているので、バケツリレーのように廻してもらって受け取ればいいのだが、そんな練習はしないし(当たり前だ)まさか自分が切るなんて思っていないので、解っていても慌てる。またスペア楽器は1台しかないので、万が一もう1人弦が切れてしまった時は誰かが外に替えに出なければいけないのだ。そう考えると、「もう切ってはいけない…」、これってけっこうプレッシャー。かといって大人しく弾けばいいってもんでもないし…。まぁ、結局何事もなく演奏は終わったんだが、もう1本切れたほうが面白かったかな。
生の演奏はそういうハプニングがあり、そこでしか味わえない「何か」を楽しむ場所だと最近思うようになってきた。
◆1月20日《本番後は麻婆丼》
足利で演奏会、終演後宇都宮から聴きに来てくれた友人とお茶しながら、最近のオケ事情何ぞを語り合った。
いったん家に戻ってから近所の温泉に1時間浸かり、帰り道中華料理屋さんで麻婆丼を食べる。これ、大好きなんです。高校生の時に明治大学の学食で食べて以来、たまに無性に食べたくなる。今日は温泉にいる時から麻婆気分でした。
◆1月19日《デュトワの悲愴》
今週の定期+足利、名古屋の演奏会は名誉音楽監督デュトワの指揮で悲愴。いや〜、エンジン全開です。あまり深刻にはならないし、彼自身もそれを狙っているみたい。Scherzo楽章はかなり速くてあたふたしてます。
それとデュトワが珍しく暗譜で振っています。いつも譜面台を置いて指揮していた印象が強いので、「おっ!」と思いました。
◆1月14日《ベートーヴェンシリーズ第18回 》
Alberi String Quartetのベートーヴェンシリーズ(@古河文学館サロン)も今回で18回、年3回のペースで丸6年経ちました。この日は前半にチェロ・ソナタの4番やカカドゥ変奏曲などと、後半は弦楽四重奏曲第12番を演奏しました。残り3回、後期カルテットが目白押しです。次回は5月13日に第13番、9月ごろに14&15番、来年1月ごろに16番でファイナルを迎えます。