2002年4月〜6月の旧酔っ払いの戯言










6.26
今日からはワルベルク指揮でベートーヴェンの交響曲第1&3番の練習。本来なら去年亡くなられた朝比奈さんがやるはずだったプログラムだ。ここのところ ショスタコーヴィチだ、バルトークだ、マーラー、ブルックナー、ストラヴィンスキー・・・・と大編成の曲ばかりで、今回のように古典のカチッとした曲を ちゃんとやる機会が少なくなってる気がする。今日の練習でワルベルクは、過去にN響といつ「英雄」と第1番をやったか憶えていて、「もう十分皆知っている 曲なのでリハーサルはいらない」みたいなことを言っていた。そんなこと言いながら、こだわるところは何度も何度も練習した。
昨日のワールドカップ準決勝。今までサッカーはちゃんと観たことがなかったけど、こう毎日テレビで放送されるとついつい見てしまう。野 球と違って一気に逆転することがないのに結構面白い。韓国vs.ドイツ戦を見ているとやっぱり巧いチームが勝ち進んできているんだなと思う。韓国は動きが 速く瞬発力があるし、ドイツは韓国ほど速く見えないけど重心が低く安定しているように見える。まるでドイツのオケのようだ。韓国はやはりキムチパワーか? 結局1-0で韓国が負けてしまった、残念!!

6.20 昨日と今日のN響定期はデュトワ指揮コリリャーノ:交響曲第1番(別名エイズ交響曲ともいうらしい)とブラームス:ピアノ協奏曲第2番(独奏エマニュエ ル・アックス)の2曲。コリリャーノは、友人のチェロ奏者がエイズでなくなったことがきっかけでこの交響曲を書いたとかで、死の恐怖を表したマーラーに似 たような響きや、心臓の動悸、鼓動のような一定リズムをおどろおどろしく刻む打楽器が全曲に渡っていたるところに顔を出す。そして最後にはその友人を思い 出すかのように、延々とチェロの独奏が続く。ブラームスの第3楽章にもチェロの大ソロがあり藤森さん大活躍。あれだけの緊張感の中、どうしてああ平然と弾 けるのだろう。さすがというか恐れ入るというか・・・、お疲れさまでした。

6.17 15日は霧ケ峰高原にあるヒュッテ・ジャヴェル ピアノ・トリオの演奏会だった。去年の10月、ジャヴェルでの演奏会がきっかけで「Hoff Piano Trio」が誕生し、今回は2回目になる。ベートーヴェンとシューベルトの1番を今回は採り上げた。シューベルトはとにかく弾きにくい、そして長い、と 思っていたけど、いざやってみると結構良い曲で、はまってしまった。それに対して「やはり」と言うべきか、ベートーヴェンは作品1-1にもかかわらず密度 の濃い音楽だ。ベートーヴェンの自作公称第1曲目にかける意気込みが伝わってくる。こちらも素晴らしい曲だ。どちらもまた機会があったら是非もう一度演奏 したい。 ジャヴェルは先代のオーナー手づくりのヒュッテで、数年前にやっと電気が通ったとか。夜になると外は月明かり以外は何も照らすものがない、あれほどの暗や みはそう体験できない。お客さんはほとんどが泊まり込みでこの演奏会を聞きに来てくれて、終演後も小一時間、お茶をしながらいろいろお話させていただい た。とってもアットホームで音楽を楽しんでいる雰囲気が心地よい。来年は10月にメンデルスゾ-ンをやる約束をしてジャヴェルを後にした。

6.13 今週は降り番、その間何もないので毎日ノンビリと過ごしている。こうして朝にページを更新しているのも、休みの日ならでは。あまりにも暇なので、掃除をし たり料理をしたりして気分もリフレッシュしている。昨日は一日まじめにヴァイオリンを練習したら、楽器の鳴りがどんどん変わってきた。弾けていない時に小 さい音でチョコチョコ練習してばかりいると楽器もチョコチョコした音しか出なくなってしまうし、オケの中で周りの音に紛れて弾いていると自分の音がいった いどのように鳴っているか判らない。いつもは譜読みで追われていて、いかに音を聞かないで復習っているか反省させられた。今日も一日ゆっくり練習するつも り。

6.7 N響の演奏旅行で奈良、四日市を周り今日は金沢に来ている。昨日は名古屋に泊まり、今朝8時半過ぎの高山線経由富山行きの特急「ワイドビューひだ」で富山 に出てから、金沢行きの特急「はくたか」に乗り換え午後1時に金沢に着いた。高山線に乗るのは小学生の時以来、しかも今回は全線を乗るので初めて乗るとき の妙な嬉しさがあった。途中美濃太田辺りを過ぎた時、ふと窓を見たら小さな虫がガラス窓の外側に必死にしがみついている。ローカル線とはいえ一応特急なの で時速60~70キロは出ているはず。そのうち飛ばされるだろうとじっと見ていたら、飛ばされるどころか態勢を立て直し、風の方向に頭を向けてジッとして いる。そのうちこっちが眠くなって下呂駅付近で目を覚ましたら、まだジッとしていた。その間約30分。下呂駅を過ぎたらいなくなっていたので、きっとそこ で下車したのであろう。それにしてもあの虫は環境の変化に付いていけるのかな?

6.1 今回のギルバートの指揮による定期は、なんといってもソリストP.スコダの弾くモーツァルトの24番だろう。独奏はもちろんのこと、オケの譜面まで彼自身 の書き込みの入った持ち込み譜で、完全にオケ・パートを把握しているのも凄かったし、彼のオケ・イメージをピアノで伝えるときの見事さは脱帽物だった。本 番でもオケのみの所を一緒にベース・ラインを重ねて弾いていたり、たえずオケに目を向けてコンタクトを取りながら楽しそうに弾いているを見ると、こっちま で楽しくなってしまう。また「音がとってもきれい」と一言で片付けるのがもったいないくらいの音色。その音で、それぞれのパートが瞬時にどういう意味を もって弾いているのかが判るってのも凄い。「クリアー」でも「きれい」「美しい」でもないそれ以上の音は、ある意味長い人生を歩んできた人でないと出せな い音なのかも知れない。第2楽章を始めるときの、なんとも幸せそうな彼の表情が印象的だった。 明日は久しぶりに休みだ。ゆっくり寝よう。

5.29 今日はギルバートの定期練習の後、6月に行なわれるヒュッテ・ジャベルでのHoff Piano Trioの練習があった。といってもボウイング合わせ兼譜読みの弦だけの合わせだが・・・。今回はシューベルトといベートーヴェンのそれぞれ1番のトリオ をやる。ベートーヴェンは作品1-1で初期のかわいらしい作品、それに反してシューベルトはかなりの難曲。とにかく弾きにくい。左手にかなりの負担を強い る上にずーと弾きっぱなし、おまけに長い。何でもない伴奏のパッセージでも動きにくい音型が多いので、気の休まる時間がない。メロディを聴いているととて もそんな風には聞こえないのに・・・。あと2週間ちょっと、真面目にさらわなければヤバイ。 また、今日は先日売り払ってしまった車の替わりがついに来た。友人のお下がり、既に13万キロ以上走っているOPELのアストラ・ワゴンだ。ちょこっと 乗ってみたが、何も問題がない。初めて自分で買った車がOPELのアストラだったので、とっても懐かしい。もっともその車は買って半年ちょっとの間に2回 の事故に遭いあえなく廃車になってしまったので、ほとんど乗っていないのだけど。今回は事故に遭わないよう祈るのみだ。

5.26 昨日は古河文学館で行なわれたAlberi String Quartetベートーヴェン室内楽全曲演奏会シリーズ、第4回目も無事終りました。今回は弦楽四重奏曲の第4番と5番に、習作の3曲「メヌエット」、 「前奏曲とフーガ」、「ピアノ・トリオ」。それにヴァイオリン・ソナタ第2番の計6曲。いままでは弦楽四重奏曲は1曲だけだったのが、今回は2曲になった だけでかなりの負担。それに僕はソナタも出番だったので体力も集中力も最後までもつかどうかが心配だった。会場はいつも以上に満席。熱気も凄く、30 くいっていたのではないかな。湿度と熱気の中、集中力は途切れなかったけど終ったときはさすがにグッタリ。今回は個人的にいろいろミスをしてしまったので 反省点も多い。ソナタももっと掘り下げていかないと・・・。う~ん、難しい。 次回でop.18の初期四重奏も最後の6番になる。初期6曲がまとまっている楽譜も、気がついたら後ろから捲ったほうが早く探せるようになっているのがちょっと嬉しかった。

5.24 ギルバートのシューマン定期は予想した通りと、そうでない部分とが入り交じった演奏会だった。パワーはあるけどマッチョになりすぎず、バランス感覚はとて もよく細かい表情を大事にするので大味にもならない。とても充実した演奏だった。その反面、「どこがどうだった」と言うことができないので抽象的な表現に なってしまうが、練習で積み重ねて積み重ねて築いた物が高ければ高いほどちょっとした事でバランスが崩れてしまうと、「えっ?」と思ってしまったりして本 番での難しさを痛感した。
ツェートマイヤーは相変わらずの素晴らしさ。ついつい聞き惚れてしまうのをグッと押さえて、伴奏に徹する。ppの美しさ、緊張感はそうそう聴けるものではない。その分、こっちは心臓が凍えるほどドキドキしたが。

5.21 今月の定期はすべてアラン・ギルバートの指揮。明日はサントリーでシューマンの2番&「マンフレッド」序曲とバルトークのヴァイオリン協奏曲第2番。ギル バートはとてもいい指揮者だ。とても耳が良いし、よく楽譜も研究していて、2番のどっしりした安定感と繊細さをうまく表現している。しかも練習からパワー 全開だから、ついついこっちも弾いてしまい練習が終るとグッタリ。また、バルトークのソリスト、ツェートマイヤーがこれまた凄い!!!僕、大ファンなんで す。彼が以前ベルクを弾いたときは、あまりの素晴らしさに思わず本番中に涙が出てしまった。今回のバルトークもかなり個性的で、ある意味いっちゃって 感じが堪らない。先週も凄かったけど、本番で気合いが空回りさえしなければ今週はかなり楽しみだ。 また、ギルバートの練習の後に25日にやるAlberi String Quartetのベートーヴェン・ツィクルスの練習が連日入っているので、家に帰ると死んだように寝てしまい、朝になったらまた練習に出掛ける毎日。今度 は弦楽四重奏曲が2曲にソナタ他を弾くのでこちらもハード。これもあと数日の辛抱。

5.17 韓国から帰国したあたりから車の調子がイマイチだなと思っていたところに、友人が車を買い替えるとかで余った車を乗らないかとの誘いがあり乗り換えること にしたので、今まで乗っていた車を買い取りセンターに査定してもらった。まあ、12万キロ以上走っているし当然のことながら0に近い金額が出てきたが、廃 車手続とかを考えると面倒なのでそのままお願いすることにした。話が決まったら途端、事は進んでしまい、あっという間に愛車が連れていかれた。ドナド ナ・・。約5年で12万キロ、これまで故障らしい故障もなく元気に走っていただけに、最後にお別れの挨拶ぐらいしておけばよかった。
車が終ったらすぐにNHKホールへ直行、ギルバート指揮のショスタコ4番他のプログラムの定期。ギルバート、凄いです。中身の濃い音楽 を作ってます。凄い充実してました。それなのに、個人的に集中力が欠けていてずーと空回りしたまんま演奏会が終ってしまい反省。来週は体調万全で挑まね ば・・・。2週続けて不甲斐ないわけにはいきません。
それにしても今日は朝からなんか慌ただしい一日だった。

5.15 韓国から帰国した翌日は朝の新幹線で盛岡へ。岩手大学管弦楽団のトレーナーに行って来た。今度のサマーコンサートでは、とっても難しいドヴォルザークのス ラヴ舞曲をやるので教えるほうも大変。ドヴォルザークは自身がヴァイオリンやヴィオラの名手だったことから、指使いもかなり考えて作曲されている。当然ス ラヴ舞曲も一見「そんな無茶な・・・」と思いつつも、よーく考えると「これしかないっ!」っていう指使いが出てくる。それもかなりマニアックなものなの で、最初にちゃんと決めて練習しないといつまでたっても弾けるようにならない。しかも去年の4月に初めてヴァイオリンを持った学生が1年後にはスラヴ舞曲 を弾くんだから、まったく大変な曲を選んだものだ・・・、といっても僕が弾くわけじゃないからそんなこと言ってもしょうがない。でもこのあいだ見たときよ り随分上達していたので、この調子でいってくれればかなりいい線行きそうなんだが・・・。

5.10 今日は昼間、韓国のチェリスト、ヤン・サンウォンと約2年ぶりの再会。彼とは約9年前に京都で室内楽を一緒に演奏したのがきっかけで知りあい、最後に会っ たのは一昨年の夏に彼がソリストとして出演した京都での演奏会。今は韓国の芸術大学の教授だそうだ。とっても忙しい中を時間を作ってくれて、昼食に招待し てくれた。食べに行ったのは生のカニ料理。渡蟹を生きたまま秘伝のたれにつけ込んで数日経ったものをぶつ切りにしてご飯と一緒に食べるそれは、塩辛のよう な香りとカニの甘味が混ざり合って何とも言えない美味しさ。ご飯をお替わりまでして堪能した。 そして夜の芸術の殿堂での演奏会は昨日以上に大成功だった。始まる前から拍手がなかなか成り止まず、お客さんの期待度が高いのが伝わってくる。デュトワも あれでそうとう気合いが入ったのではないかな。昨日以上に集中していたようだ。終わってからの拍手と歓声がまたもの凄かった。ああいった歓声は聞いたこと が無い。一生懸命弾いたのが報われる以上の凄まじい歓声。本当にありがたかったし嬉しかった。自然とこちらも笑顔になっていた。 今回の韓国ツアー、明日無事に帰国できそうだ。こっちに来てから何となく体調がおかしいなと思っていたらどうやら風邪をひいていたみたい。微熱と頭痛、呼 吸器に違和感があるけどどうやら明日まで持ってくれそう。今晩は出歩かず部屋でビールを飲んで寝ることにした。

5.10 昨日はKBSホールで1回目の演奏会、本番前にホール側の食堂でビビンパを食べた。ビビンパを頼んだのに、キムチが4種(しかもお替わりし放題)、卵焼 き、韓国海苔、みそ汁、味噌仕立てのちょっと辛い鍋が出てきて、それにやっとビビンパがついてくる。キムチだけでお腹一杯になる程だが、どれも美味しくて 全部食べた。これだけ食べて¥400-!ますます安い。 そして本番、キムチパワーと相まってとっても気合いが入りまくり。モーツァルトの39番が最初にあり、あまりそこで張り切りすぎると第9が最後まで持たな くなるのでペース配分は難しい。でも本番が始まってしまえばあっという間に第9の第4楽章にきてた。チェロとコントラバスで始まる有名なメロディ、音階を 上がったり降りたりするだけの単純な作りなのに感動を誘うこの旋律をベートーヴェンはどんな気持で書いたんだろう(しかも耳はすでに聞こえなかった)。お そるべしベートーヴェン。曲が終わったときのお客さんの反応も凄かった。「ウォーー」っていうか普段あまり聞けない歓声があがってとても嬉しかった。デュ トワも同じ気持だったろう。今日は場所を移して「芸術の殿堂」で同じ演奏会。よい演奏会になりますように。

5.8 韓国ソウルよりアップデートです。ワールドカップ関連でN響と韓国のKBS交響楽団の交換演奏会のために、昨日からこちらに来ました。昨日は成田もこちら ソウルも雨模様だったのですが、今日はとっても気持ち良く晴れています。韓国の天候が一日遅れて日本に到着するそうなので、明日日本は良い天気でしょう。 昼間は個人的に練習をして鈍った体を起こしてから、こちらの合唱団とのプローベ。とってもパワー溢れる合唱団です。今日はソリスト無しの合唱部分だけをつ まみ食いの練習でしたが、明日は全曲を通すのでもっと素晴らしいものになるでしょう。 韓国は眼鏡が安く作れるので有名。練習後は、早速眼鏡屋さんに出掛けて怪しげなサングラスを注文。約1時間で出来上がるはずが向こうの手違いで間に合わな いとかで、出来上がりの品をホテルまで届けてくれるとのこと。もうお金は払ったし、引き換え証も向こうに預けたままだからこのまま眼鏡が来なかったら大変 だなと思いつつ、向こうを信用してホテルで待つことにしました。今回もかなり奇抜なものを選んでしまった。どんなものが出来上がるかお楽しみ。
その後、食事のためにミョンドンに行こうと地下鉄を探していたら親切な韓国人に、「食事ならミョンドンよりこの辺の方が美味しいところ がたくさんある」と教えてもらい、言われるままに入った焼き肉屋さんでたらふく食べて帰ってきました。日本円で約¥2,000-、安い!そしてホテルに 帰ってきたら部屋には注文した眼鏡がちゃんと置かれていました。 kankoku.JPGこれが韓国で買った眼鏡です。

5.5 昨日深夜のワールド・プロレスリング、待望の蝶野vs.三沢は30分があっという間に経ってしまうほどの密度の濃いものだった。三沢、威厳というか存在 感、凄みがとってもありました。それに三沢のエルボー、普段ノアの試合で見慣れているはずなのに、「こんなに凄いの!」と改めて感じたくらいとっても強烈 に見えました。 全体的にスローペースで試合が進行していくのはいかにも対抗戦らしく、お互いの間合いを探っているような感じが見ている緊張感を高めてゆく。基本的な腕の 取り合いから試合が動いたのが10分過ぎ、場外の花道での蝶野のPドライバーに対して三沢のEフロージョン、このあたりで蝶野は試合を決めにかかったので はないかな。でも三沢にとってはいつもやっている試合時間から考えると、まだまだ序盤戦のつもりだったんだろう。それからはずいぶん三沢が押していたと思 う。しかも普段はマイペースの三沢が観客を煽ったりするし、卍固めも出して、かなりサービス。その後のダメージの様子を見てると、三沢はまだまだ大丈夫に 見えたけど、蝶野はフラフラだったしなあ。あ、でもそう見せかけてるだけかも知れないから本当のところは知らないけど。両方とも蝶野のキックに三沢のエル ボー、STFにはフェイス・ロックなど、似たような決め技を持っているから、残り時間5分を過ぎてからの相手の技に対して同じような技で返す、両者の意地 の張り合いはこっちが熱くなってしまった。蝶野もよく粘ったというか、もう駄目かなと思ってもカウントぎりぎりで返していくのはさすが新日本のトップだ。 30分がほんと短くてもっと見たかったな。いや~、いい試合を見せてもらいました。

5.2 テレビ見ました。IWGP選手権の永田vs.高山はお互い凄く気持ちがでていて感動した。最初は寝そべって見てたのに、いつの間にか正座していたくらい こっちに伝わってきた。かなり高山が押していたような気がしたけど決定打がきまらなかったたし、それに対して永田の最後のハイキックなんかはバッチリ決 まっていたからしょうがないか。その後テレビでは放送されなかった蝶野vs.三沢のトップ対決は30分引き分けだったらしい。う~ん、引き分けか・・・。 新日本で30分の試合ってのもそうない事だ。60分だったらどうだったのかな?見てないからいろいろ妄想ばかり膨らんでしまう。テレビで放送されないと 思っていたら今日愛知の方からメールをいただいて明後日の深夜、テレビ朝日「ワールドプロレスリング」で放送されるという情報をいただいた。どうもありが とうございます。内容はテレビを見てからにしよう。今から明後日が待ち遠しい!!デュトワの『第9』が終った夜は蝶野vs.三沢で一杯やります。

4.30 今日は久しぶりの休日なので、庭の草むしりをした。毎年この時期にやっておかないと一月後には大変なことになってしまうので、面倒でもやらなくてはいけな い。今日は天気が怪しかったので急いで片付けることにした。草はまだそれほど伸びていなかったので、1時間ちょっとで終えることが出来た。これでしばらく は一安心。後は梅雨を過ぎたころにもう一度やれば大丈夫。
明後日の新日本プロレス東京ドーム大会、IWGP選手権の永田(新日本)vs.高山(フリー)も気になるけど、それ以上に気になるのが 蝶野(新日本)vs.三沢(NOAH)のトップ対決。今まで他団体同士のトップ対決は馬場vs.猪木、鶴田vs.藤波など実現できなかっただけに、今回の 対戦は非常に凄いことだ。ただ放送権の問題やら何やらでテレビでは見られないので、雑誌の発売を待つしかない。ヴィデオでは発売されないのかな?いったい どんな試合になるか想像できないので今から楽しみ。三沢が技を全部受けきって勝つことを望む。

4.26 先日(24日)サントリーホールでやったドヴォルザーク・プロ、「新世界」交響曲はよく演奏されるが、ヴァイオリン協奏曲と序曲「オセロ(オテロ)」の2 曲はそれに比べて演奏されることが少ない。特に「オセロ」は初めて弾いたけどとても良い曲だ。曲目解説によると、ドヴォルザークが「自然と人生と愛」を テーマに演奏会用序曲3部作「自然の中で」「謝肉祭」「オセロ」をそれぞれ共通のモティーフ(自然の主題)で作曲、愛をテーマとして書かれた「オセロ」に は純愛と嫉妬を表現しているとかで「嫉妬の主題」や「愛の主題」,「自然の主題」が絡み合って出来上がっている。途中半音階進行の部分ではワーグナーを思 わせるような響きがしたりして、とっても官能的な作品だった。 また、ヴァイオリン協奏曲も、もっと採り上げて演奏されてもいい佳作。この日独奏者のK.クルカは昔の巨匠タイプの演奏家で、ステージに登場してくる雰囲 気からして只者ではないと感じさせた。演奏も派手さはないものの味わい深く、心に静かに響いてくるようだった。 来月5月25日に古河で行なわれるAlberi String Quartetベートーヴェンシリーズの練習が始まった。今回は弦楽四重奏曲の第4番と5番でピアノ三重奏曲やヴァイオリン・ソナタ他を挟むプログラム。 メンバーの響きも馴染んできて、演奏会がますます楽しみになってきている。

4.20 盛岡でのシュエット室内合奏団第2回演奏会が終わりました。普段やることのないコンマスをさせていただいて、いろいろ勉強になりました。ドヴォルザークの 弦セレは久しぶりにやったけど、いい曲です。特に第4楽章はいろんな旋律、和声が折り重なってきてなんともいえない表情を造っているので、弾いていても毎 回新たな発見があって楽しかった。他にも、メンデルスゾーンの弦楽のための交響曲第10番、これも大好きな曲。メンデルスゾーンの後の作品に共通する作風 が未完成ながら顔をのぞかしている曲です。序奏での一歩一歩足を進めるごとに変化する和声と、Allegroでの流れるような旋律。これぞメンデルスゾー ンです。ほかの弦楽交響曲も聴いてみたいです。ま、とにかく演奏会が終わってホッとしています。

4.14 スクロバチェフスキとの定期、ブルックナーの4番はなんか欲求不満で終ってしまった。始めて4番を弾いた印象が良かったせいか、ついついそれ以上の感動を 求めてしまう。何がどうのって訳じゃないが、ジワジワ感が味わえなかったと言うのかな、なんかよくわからないまま終ってしまった印象だ。前プロのモーツァ ルト「ハフナー」交響曲は、そこまでしなくてもって思うくらいメロディを出して周りの伴奏を押さえるので、刻み担当のセカンド・ヴァイオリンとしてはひた すらppで弾いていた。 定期と名古屋公演が終って今日は一日ノンビリ過ごした。昼ごろまで寝たのは久しぶり。天気もいいので洗濯やら布団を干したりして気持ちのいい一日だった。

4.9 昨日はJTホール・アフィニスで演奏会。仙台、野木と既に2回演奏会をしているにもかかわらずかなり緊張していた。1曲目のシベリウス、あまり演奏されな いけど、フィンランドの暗い冬と家の中の暖かさを表しているように感じた。いい曲だ。また第2ヴァイオリンを独奏したバッハの「2つのヴァイオリンのため の協奏曲」は、今までとはちょっと違う表現を目指して演奏した。個人的にはかなりイケイケというか、テンションの高い演奏ができた気がする。これで Ensemble SUOMIの全3回の演奏会が無事終った。どっと疲れた1週間だった。 4月7日に行なわれたプロレスリング・NOAHは、GHCヘビー級選手権で秋山vs.小川は小川が新王者に、社長・三沢vs.冬木の試合では社長が、田上 vs.大森の時期GHCヘビー挑戦者決定戦では田上がそれぞれ勝った。次は小川vs.田上になるわけだし、小川の新チャンピオン、いろんなことをしてくれ そうで楽しみだ。また、今日のスポーツ紙には新日本5.2東京ドーム大会で、三沢vs.蝶野のシングル戦が決定。すごい!!こんなこと、一昔前には考えら れないこと。今からワクワクしている。

4.6 昨日はEnsemble SUOMIの仙台公演、よく知っている曲をちゃんと弾くっていうのは、とっても難しくて緊張する。チャイコフスキーもバッハも幾度となく演奏してきている ので、新鮮さを失わないように気を付けて練習したが効果は出てたかどうか心配。でも、暖かいお客様に来ていただき気持ち良く演奏できた。そして今朝、仙台 から新幹線で帰ってきた。本来なら直接野木に行く予定だったが、時間が余りそうなので、いったん帰ってから車で野木に向かう。もう少ししたら出発だ。

4.3 演奏旅行の3月から普段の生活に戻った。N響は降り番で、替わりにEnsemble SUOMIの練習が連日続いている。Ensemble SUOMIは今年で3年目、名前がついて2回目の演奏会で、今回はチャイコフスキーの弦楽セレナードがメインのプログラム。また、個人的にはバッハの2つ のヴァイオリンの為の協奏曲を弾かなければいけないので、かなり緊張した毎日を送っている。明後日仙台でまず1回演奏会。明日もう一日あるのでゆっくり練 習し直そうと思っている。 ここの所、テレビが番組改編期で特集やら、特別~やらで興味深い番組が多い。先日放送された「X-FILES」をビデオに録って見だしたらはまってしま い、一気に全部見てしまった。以前毎週放送されていた「X-FILES」も、最近はこのように特別版でしか見られなくなった。アメリカのFBIやら NASA,UFOやエイリアン物の映画で、始まった時に断片的なキーワードが、映画が終るころには一つの線に繋がっていく様は、終ったときに何とも言えな い充実感をもたらしてくれる。本当かどうかは置いておいても、長い時間をかけてストーリーを続けて行くのは大変なことだと思う。続編が早く見たい。