過去のBlog 2007年3月

◆3月26日《師匠そろい踏み》
25
日の佐賀交響楽団第30回記念定期演奏会は我がヴァイオリンの師匠、岡山潔先生と佐賀出身でN響の元首席奏者の川崎さん(うちの奥さんの師匠でもある)がモーツァルトの協奏交響曲で共演、しかも指揮がこれまた芸大時代にお世話になったG.Bosse先生となると、こんな機会は滅多にないし聞きに行かないわけにはいかない。夫婦で聞きに行くつもりが、「どうせ来るなら弾いてくれ」の川崎さんの一言で二人ともトラとして出ることになった。
24
日の N響静岡公演を終えたあと新幹線を乗り継いで最終の広島行きに乗った。 翌朝佐賀で10時のGPに間に合うには、その日のうちに九州に入るのは無理としてもなるべく西に行っておいたほうが良い。 寝るだけの宿泊をして、朝7時半過ぎの新幹線で佐賀に向かった。
10年ぶりにお会いしたBosse先生はお歳を召した感じはあるものの、指揮する時はイスを使わず立ったまんまだし、棒さばきも若々しい。オープニングは、ワーグナーを知っている人しか醸し出せないようなどっしりとした「マイスタージンガー」だった。2曲目はお目当てのモーツァルト。降り番の予定だったのがGP直前に人が足りないとかで弾くことになり、ゆっくりと楽しむことは出来なかったけど、モーツァルトの息遣いが聞こえてくるような演奏。この曲はそろそろ勉強したいと思っているだけに、たくさん参考になったし、ますますやりたくなった。
後半のメインはブラームスの1番。目で音楽を伝えてくるBosseの棒に感動。 血が騒ぐんだろうなぁ、あぁいう曲をやると。こっちもついつい暴れてしまった。それと ヴァイオリン・ソロがとても上手だった。

終演後、レセプションに参加し、Bosse先生と久しぶりにお話しした。何を話したかは内緒。とても貴重なお話しをしていただいた。
そしてレセプション後は(これが一番の楽しみか)、岡山、川崎両先生と元佐賀大教授の國府先生(ヴィオラ奏者)を交えて打ち上げ。國府先生は同級生國府華子ちゃんのお父様だけでなく、30数年前岡山先生とカルテットを一緒に組んでいたとか、Bosse先生とも協奏交響曲を共演したことがあるそうで、こんなところにも縁を感じる。↓の写真はその打ち上げの様子。(さすがにBosse先生はレセプションでお帰りになった。)
飲み会は岡山先生の突っ込みどころ満載のトークに笑いっぱなし。ただしダジャレの連射には、徐々に疲れが増幅していった。あれは、先に言ったもん勝ちだな。次回はこちらから攻めてみようと思う。
佐賀01


◆3月22日《財布を忘れた》
今日は式典での演奏。毎年この時期に行われる放送記念日のためで、いつも演奏している
NHKホールも式典らしく女性アナウンサーが司会進行をし、生け花が飾られ、巨大スクリーンからは映像も流れている。当然舞台袖でいつものように音を出すことも出来ないし、楽屋割りも違う。準備するタイミングが狂うわけで、 ちょっとしたことだけど、このズレが嫌だったりする。今朝はそのことで家を出る時からペース配分について考えていたら、財布をすっかり忘れて出かけてしまった。
最近は財布がなくてもSuicaPASMOで電車、バスが乗れるので、渋谷に着くまで全く気がつかなかった。お腹が減ったのでコンビニでおにぎりを買おうとして、初めて財布がないことに気付いた。しかもレジの前で。泣く泣くおにぎりを諦め、何も買わずにNHKホールに向かう。でも良かった、これが立ち食い蕎麦だったりMcDonaldだったりすると食べ終わってから、もしくは商品が来てから財布のないことに気がつくわけで、そうなると食い逃げか?
ともかく財布がないとわかった途端、不安になる。結局メンバーに2000円借りた。こういう時に限って、欲しい洋服を見つけたり、お菓子を買いたくなったり欲しいものがやたら目に付くが、我慢して直帰。財布は無事昨日使っていたかばんの中から出てきた。



◆3月18日《やっと休み》
今日は完全オフ日。やっと休みだ。2月の中旬からN響の出番が続いて、しかも腰痛発症(軽度のヘルニアでした)。一昨日の広上さん指揮でサントリーホール公演はどうにかこうにかたどり着いたような感じ。そういえば、その演奏会では終わった直後にハプニング発生!
サントリーホールではうちのオケの場合大抵、指揮者は舞台袖から指揮台までをfirst Vn.の間を通って行くので、1〜5プルトの裏の人は右へ、6〜8プルトの表の人は左へ寄って指揮者の通り道を造ります。 この日、僕はfirst Vn.の5プルト表、雛壇の上です。裏はM君でした。アンコールも終わりほっと一息している時、M君はすかさず指揮者の通り道を作るべく右へイスごと寄せます。ここまでは普通の、いつものこと。ただ今回はイスの脚が臨時に組んであった雛壇の隙間にすっぽりハマってしまった、たった数センチの隙間に。こんなに見事にハマるなんて滅多にないこと。しかも運の悪いことにM君はN響屈指の巨体の持ち主なので、バランスを崩して僕の方にもたれ掛かって来た時には僕は支えるので精いっぱい。そして慌てるM君がもがけばもがくほど雛壇が客席方向にズレて隙間が広がっていくのです。なんたって臨時のヤツだから、ただステージに置いてあるだけだし。すぐ気がついた周りの人たちに助けられて、ケガもしなかったし楽器も無事だったのは幸い。 いや〜、笑った笑った。お陰でアンコールの余韻もどっかに吹っ飛んでしまいました。 でも、もしあのまま雛壇が吹っ飛んで客席に落ちたらと思うとゾッとしました。

さて、今日は午前中に整骨院で腰の治療、土曜日ということもあって40分近く待ったかな。治療の後は、金魚の水槽の掃除。3匹いたはずの大和ヌマエビが1匹に減っている。金魚に食われたか?バケツに一時避難させられたり、水が替わってストレスがたまったのか、金魚達は綺麗になった水槽で放心状態。ジッとしてます。



◆3月8日《吉都肥薩線》
大分、宮崎と2公演を終え、今日は鹿児島に移動のみ。普通なら特急霧島で一本、だが長時間同じ列車に乗り続けるのが辛いのと、ちょっと旅行をしたくなったので吉都線と肥薩線経由で鹿児島入りすることにした。こんなこと移動日がなければ出来ないし。

宮崎から都城までまず1時間、都城駅約25分で吉都線吉松行きに接続。2両編成のワンマン列車は途中ほとんどが無人駅のため、後ろの車両はドアが開かない。前1両が乗降用となり、バスのように後ろのドアに整理券発券機があって、降りる時は運転席側のドアから運賃表を見て支払う。といってもほとんどが学生で通学定期券をぱっと見せるだけ。
単線だけど行き違う列車も少ないから、わりとノンビリとしたもの。あるお婆さんが列車とホームの隙間にお金を落としたとかで、いったん列車を30メートルほど進めてから運転手がホームに戻ってお金を拾ってあげる、なんて光景初めて見た。
約1時間半で吉松駅到着。ここで1時間の隼人行き待ち合わせ。駅前にはかつて鉄道の要所として栄えた頃の吉松の写真や鉄道関係の備品、SLも静態保存されていた。駅横にあった喫茶店で飲んだコーヒーは、水がいいのか変な苦味もなくスッキリ美味しかった。
吉松からキハ40一両編成で隼人行き、ガラガラかと思っていたら人吉方面からのイベント列車乗り換え客でそこそこ埋まってしまう。隼人まで1時間、うつらうつらしてたらあっという間。
山並や畑、川面を眺めているだけで気分がいやされるし、なにより静かで心地よい。たったこれだけでも十分リフレッシュできる小旅行だった。
kiha40



◆3月5日《別府の坊主地獄》
大分に移動だけの今日、別府で途中下車して温泉に浸かってきた。

大分は何度も来たことがあるけど、別府に来たのは初めてで、ほんとにたくさん温泉があるのね。街中いろんな名前の温泉看板があって、どこに行こうか迷ったけど、ちょっと山のほうに入った明礬温泉にした。平日の昼間ということもあって、ガラガラの貸し切り状態。硫黄泉にばんぺいゆが数個浮かべてあるのが九州らしい。小一時間入っただけでホカホカ、硫黄の匂いが体に染みついてちょっと臭い。
その後、地獄巡りの中から、坊主地獄と鬼山地獄の2つを見学。泥の中から温泉が湧き出しているので、なかなかリアル!
鬼山は鰐がたくさんいて、そっちのほうが興味深かった。
鰐地獄2

夜は言うまでもなく、大分の街に繰り出した。



◆3月3日《エクレアは》
街を歩いていたら、「芦屋生まれで芦屋育ちのシュークリーム
」とかいう洋菓子屋さん発見。覗いてみると、かなり美味そう。何たって芦屋という響きが、関西人にとっては=高級の代名詞。これは間違いないと、シュークリームを買おうとしたら、横に真っ黒にチョコレートでコーティングされたエクレアも発見。すかさず両方購入。

家に帰ってシュークリームは奥さんへ、一口食べた奥さんは身をよじって美味いを連発、そんなに美味いならエクレアは期待増大!


でエクレアを頬張った瞬間



……







なんでモカクリームなんじゃぁ


あり得ない

エクレアは大好きだけど、一つ許せないのがモカクリーム入り。
こんなに美味しいクリームなのに、なぜモカにしなきゃいけないのか、

凡人には分かりませんでした。

カスタードだと思ってモカクリーム。

麦茶だと思って麺つゆ飲むくらい、
かなりショックです。



◆3月1日《朝食》
3月になりました。

今日は午前中フリーだったので、朝食をゆっくり食べる時間がありました。冷蔵庫の余り物で、キノコのオムレツと先日「やや」でたまたま見つけたプンパニッケル!
ドイツのホテルで朝食ではかならずある、黒っぽい穀類を固めたやつ。別段美味いってわけじゃないけど、穀物の香りと湿らしたコルクのような口当たりが(コルクを湿らして食べたことはありませんが)、妙に癖になる食べ物です。密閉容器で売られててやたら日持ちがいいのも、忘れた頃にあると嬉しくなったりする。パッケージの写真にもあるように、バターやチーズを塗ったり、その上にソーセージやハム類、トマトなどを乗っけて食べるもよし、シンプルにバターとジャムだけでもよし。僕ははちみつだけってのが一番好きです。
こんな身近にドイツと同じものが手に入るとは、ちょっと感激。 メーカーはドイツのdelbaで、このパッケージは英語表記ですが中身は同じものでしょう、きっと。
オムレツプンパ